2019 新潟のおすすめ桜スポット8選。これぞ、日本の春の絶景!

2019.03.19 更新

長い冬が終わりを告げ、春の訪れを感じる4月。新潟県でも、いよいよお花見シーズンが始まります。南北に長く、多様な地形をもつ新潟県は、各地で開花時期が異なることが特徴。標高の高い山々では、残雪と桜のコントラストを楽しむことができる場所もあります。定番から穴場まで、8つのおすすめスポットをご紹介します。

1.一度は見たい!日本三大夜桜「高田公園」

新潟県南西部に位置する上越地方は、県内でもっとも早く桜が開花する場所のひとつ。中でも「高田公園」は、夜桜の美しさから東京の「上野恩賜公園」、青森県の「弘前公園」とともに「日本三大夜桜」に数えられる、県内屈指の花見スポットです。
▲徳川家康公の六男・松平忠輝公の居城として築造された「高田城」。写真はシンボルとなっている三重櫓

高田公園は、江戸幕府直接の指示で築城された高田城の跡地を整備した広大な公園で、全体が新潟県の史跡に指定されています。桜の名所として知られるようになったのは、1909(明治42)年に旧陸軍第13師団の入城を記念して、在郷軍人会により2,200本の桜が植えられたのがはじまり。

現在では、春の訪れとともに、公園とその周辺に約4,000本ものソメイヨシノが咲き誇り、毎年「高田城百万人観桜会」が開催されています。
▲満開時は桜のトンネルとなる並木道「さくらロード」

近年は「百万人観桜会」という名称をはるかに上回る130万人以上が集まる高田公園。観桜会期間中(2019年は4月1日~4月15日)は、三重櫓やさくらロードがライトアップされ、園内には約300もの露店が立ち並ぶなど、公園全体が華やかな雰囲気に。雪国の春の訪れを喜ぶ多くの人でにぎわいます。
お堀の水面に、三重櫓と桜、ぼんぼりのやさしい灯りが映る光景は思わず息を呑むほどの美しさ!夜桜に囲まれた幻想的な世界に時が経つことを忘れてしまいます。

えちごトキめき鉄道高田駅から徒歩約15分とアクセスも良好。海外からの評価も高く、2012年には世界のニュースチャンネル・CNNの観光サイトで「世界五大花見イベント」として紹介された、日本を代表するお花見スポットです。

【例年の見頃時期】4月上旬~中旬

2.妙高山の残雪と桜が見事!「松ヶ峯」

高原のすがすがしい景色が広がる中で桜を楽しめるのが、妙高市の「松ヶ峯」です。北陸自動車道上越ICから車で約40分のこのスポットは、「にいがた景勝百選」にも選ばれており、その美しさは折り紙つき。
遠くに見える妙高山は、桜の時期には山頂付近にまだ雪を残しており、桜と残雪の組み合わせも楽しめます。
農業用の溜め池として松ヶ峯池を作った際に、周辺に桜を植えたのがはじまり。その後、徐々に追加され、今では1,500本ものソメイヨシノが松ヶ峯を彩ります。開花期間中には桜並木のライトアップも行われ、夜桜を楽しむこともできます。
見どころはやはり、雄大にそびえる雪化粧をした妙高山をバックに桜が広がる景色。そして、それらが松ヶ峯池の水面に映える様子にうっとりすること間違いなし。ぜひ、絶好のアングルを探してみてください。

【例年の見頃時期】4月中旬~下旬

3.鮮やかな菜の花との共演が楽しめる「上堰潟公園」

上堰潟(うわせきがた)公園は、新潟市西蒲区のシンボル「角田山(かくだやま)」をバックに、一面に広がる菜の花畑と桜の共演を楽しめる人気の花見スポット。新潟市中心部からは車で約30分と、市街地からのアクセスも良好です。
潟を囲むように整備された約2kmもの遊歩道には、春になると鮮やかな菜の花の黄色と、それに重なるようにして咲く桜並木の淡いピンクに包まれる場所が多数。カメラを抱えてフォトジェニックなポイントを探して歩き回る人や写生を楽しむ人など、春の訪れを喜ぶ人たちで賑わいます。
BBQ施設や子供が楽しめる遊具もたくさんあるので、「花より団子」「花より遊び」の子ども連れでもゆっくりとお花見を楽しめるスポットです。

【例年の見頃時期】4月中旬~下旬

4.浮かび上がる桜が幻想的!「中子の桜」

新潟県南部に位置する日本有数の豪雪地帯・津南町。ここの中子(なかご)地区では、雪深い土地ならではの景色を楽しむことができます。それが「中子の桜」と呼ばれる穴場スポット。

1958(昭和33)年に農業用水確保のために溜め池が作られた際、記念として40本の桜が植樹されました。多くの花見客が集まるような場所ではありませんでしたが、近年、あるカメラマンが雑誌に写真を投稿したことから注目を集めることになりました。
ソメイヨシノやカスミザクラを中心に約15本(2019年現在)。決して数は多くないのですが、山深い土地でひっそりと咲く桜の姿はどこか神秘的。杉林を背景に陽に照らされてぼんやりと浮かび上がる桜、そしてそれらが水面に映りこむ様はまるで絵画のようです。
風が弱く、冷え込んだ早朝には朝霧が発生し、より一層幻想的な景色に。条件さえ整えば、息を呑む美しい瞬間に出合えるかもしれません。

【例年の見頃時期】4月下旬~

5.残雪の山々を背景にお花見できる「湯沢中央公園」

冬には多くのスキー客で賑わう湯沢町にも、桜の名所があります。越後湯沢駅から車で約5分と、関東圏からのアクセスも良好な「湯沢中央公園」は、陸上競技場をはじめとするスポーツ施設が充実していることでも有名ですが、園内にはソメイヨシノ約90本、しだれ桜約30本、紅山桜約280本が植栽されており、花見スポットとしても人気です。
広い園内の中でも名所となっているのが、赤い太鼓橋のかかった池の周りを囲む山桜。その濃いピンク色は、ソメイヨシノとは違った力強さを感じさせます。
毎年多くの人が訪れますが、騒がしさはなく、静かに楽しむにはもってこいの、少し大人な花見スポットです。夜にはライトアップ(18:00~21:00)も行われますよ。

【例年の見頃時期】4月中旬~5月初旬

6.日本100名城と桜のコラボレーション!「新発田城址公園」

日本の春らしいお城と桜のコラボレーションを楽しむなら、おすすめは「新発田(しばた)城址公園」。新潟市中心部からは車で40分。「日本100名城」に認定され、国の重要文化財にも指定されている「新発田城」に隣接し、お城と桜を同時に楽しめる花見スポットです。
園内には、ソメイヨシノ約260本、ヤエザクラ約30本が咲き誇ります。緻密に積み上げられた石垣、櫓の白と桜の淡いピンクがお互いに美しさを引き立て合うよう!
また、全国的にも例がない3匹の鯱鉾が乗った三層櫓は、新発田城の最大の特徴。桜と一緒に写真に納めたいフォトポイントです。
桜の開花時期にあわせて毎年開催される「新発田城跡公園桜まつり」では、ぼんぼりの点灯とライトアップが行われ、夜桜も楽しめます。
お堀に散る花びらも美しい、桜に彩られた名城の姿を見に来てはいかがでしょうか?

【例年の見頃時期】4月中旬

7.満開の山桜が水鏡に映り込む「儀明の棚田」

新潟県上越市と南魚沼市を結ぶ国道253号線沿いは、絶景スポットの棚田が所々に見られます。四季折々でまったく異なる顔を見せてくれる棚田。田んぼに水を張る春は、とくに贅沢な体験をさせてくれます。中でも、十日町市の儀明(ぎみょう)の棚田は格別。
▲水を張った田んぼに、まるで鏡のように景色が映り込む「水鏡」と呼ばれる現象。春には桜を映し出す

鮮やかな山桜が棚田の水鏡に映り込み、春だけの景色を堪能できます。「桜の棚田」と呼ばれ、古くから親しまれてきた景色は、日本の原風景を感じさせてくれますよ。
▲年によっては、残雪との組み合わせが見られることも

「儀明の棚田」に咲くのは、たった数本のヤマザクラ。一面に咲き誇る桜も壮観ですが、棚田の傍らで控えめに佇む姿というのもまた見事です。

【例年の見頃時期】4月末~5月上旬

8.県花・チューリップとの共演が美しい「信濃川やすらぎ堤」

▲八重桜と新潟県の花・チューリップ

新潟県の県庁所在地であり、中心都市である新潟市。幕末の開港五港のひとつである新潟港と日本一の長さを誇る信濃川を中心に発展し、「水の都」とも呼ばれています。
そのど真ん中にも絶好の花見スポットがあります。
新潟駅から徒歩約10分、市内を流れる信濃川に沿って続く「信濃川やすらぎ堤」は、季節を問わず多くの人が行き交う、新潟市民憩いの場。沿道を彩る桜は、ソメイヨシノのほか、ヤエザクラやサトザクラなど約1,000本。それに加え、春の時期はチューリップやユキヤナギが咲き誇ります。
▲遊歩道はこの時期ならではの特別な景色

長く、厳しい冬を過ごす新潟の人たちにとって、春の訪れを告げる花々は喜びの象徴。県の花であるチューリップと桜の共演を楽しもうと特に多くの人で賑わいます。水上バス「信濃川ウォーターシャトル」では、お花見弁当を食べながら川岸の千本桜を楽しめるお花見クルーズも実施されますよ。
▲旧新潟税関庁舎

また、信濃川やすらぎ堤周辺は、新潟市の象徴的存在「萬代橋(ばんだいばし)」をはじめ、少し足を伸ばせば旧税関庁舎など、港町の歴史を感じさせる建造物が立ちならびます。それぞれ敷地内に桜が植えられているので、港町・新潟の日常を味わいながらのんびりお花見することも。手軽に新潟市の春を感じるのにもってこいの場所です。

【例年の見頃時期】4月上旬
新潟県の海岸線の長さは300km以上。鹿児島市から北九州市までの距離に匹敵する長さです!そんな縦に長い新潟県では、うまくいけば県内を北上する桜前線を追いかけて毎週のように満開の花見に出かけるという贅沢なこともできます。美しい景色を探しに出かけてみてはいかがでしょうか。

※花の開花状況により、催事期間・内容が変更となる場合があります。詳しくは公式ホームページをご確認ください。
※本記事は2018年公開記事を一部更新したものです。
竹谷純平

竹谷純平

フリーライター。新潟をもっと楽しくするWEBマガジン「にいがたレポ」参加ライター。新潟県出身。SNS運営会社、WEB制作会社等に勤務後、独立。企業でWEBライティングに長年携わった経験とを活かし活動中。東京、アメリカなどを経て新潟へ帰郷した経験と、趣味の旅行での経験とを活かし、「新潟の魅力を内外へ楽しく発信する」をモットーに活動している。フィールドはインタビュー、グルメ、最新ITテクノロジーまでと幅広い。

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