ウワサの「変なホテル」に潜入。長崎・ハウステンボスに誕生したその正体は…!?

2015.10.21 更新

「え?ロボットがホテルマン!?」と気になるウワサを聞きつけて訪れたのがこちら。変わり続けることをテーマに掲げている「変なホテル」です。2015年7月にオープンして以来、話題でもちきりのホテルをご紹介します。

長崎・ハウステンボスに、まさに「変なホテル」が誕生!

▲こちらがウワサの「変なホテル」です。どんな風に変なのかというと…
2015年7月17日、長崎県佐世保市のハウステンボス町にオープンした「変なホテル~変わり続けることを約束するホテル~」にやってきました。そもそも、「変なホテル」なんて名前からもう変わっていますよね。

宿泊料金が高騰するホテル業界で、もっと手ごろな価格で快適に泊まれるローコストホテルをつくろうとプロジェクトを組み、約3年掛けて完成したのがこちらのホテルです。ローコストを実現するために導入されたのは、さまざまな役割を果たすロボットたち。また、太陽光発電やオールシーズン快適に過ごせる空調設備を導入するなど、快適性と生産性の向上をめざした世界で類を見ない最新型のホテルなのです。
ホテルに入ると、さっそくロボットが働いていました。こちらは「クロークロボット」です。チェックイン前の荷物を1日500円(税込)で預かってくれます。(機内持ち込みサイズの手荷物約1個分、幅50センチ、奥行75センチ、高さ38.5センチまで)
チェックインのためにカウンターへ。待っているのは3体の「フロントロボット」です。ロボットらしいロボットや表情豊かな女性のロボット、ちょっと怖い感じの恐竜のロボットと、それぞれタイプが異なるのも楽しいですね。「いらっしゃいませ、チェックインのお客様は1を押してください」と誘導してくれます。
「名前を言ってください」と恐竜のロボット。名前を伝えると、データベースと照合します。次に、宿泊申込書に記入し、タッチパネルで名前を入力して宿泊料金を精算すれば、領収書とカードキーが発行されます。

続いて、顔認証システムに登録します。顔認証システムを利用するとカードキーなしで部屋を出入りできるので、カードキーを持ち運ぶわずらわしさや、失くしてしまうのではという不安もありません。
今度は、「ポーターロボット」の登場です。荷物をのせて客室番号を入力すると、客室の前まで運んでくれます。曲がり角や坂道もスーイスイ。前方に人がいれば停まりますし、後ろを歩いている宿泊客がいなくなると自動で停まります。お利口さんですね。
客室の前でスキャンボタンに触れ、顔が認証されると鍵が開きます。最先端テクノロジーを使いこなしている気分です!
▲デラックスタイプの部屋は広々33.75平方メートル。全部で12室
気になる客室は、一般的なローコストホテルの部屋よりもゆとりある広さがあり、必要最低限の設備が整っています。

ベッドサイドテーブルには、フロントに電話したり、テレビを視聴したりできるタブレットと、「コンシェルジュロボット」が置かれています。こちらの“ちゅーりーロボ”は、照明のオンオフや話しかけて起こしてくれるアラームを設定できたり、天気を教えてくれたりするそうですよ。
▲スーペリアタイプの部屋は全40室で広さは28.27平方メートル
ホテルでは、すべての客室に最新技術の空調システム「輻射(ふくしゃ)パネル」を導入しています。夏であれば冷水を、冬には温水をパネル内に通すことで床や壁、天井の温度がほぼ均一となり、暑い時には涼しさを感じさせ、寒い時には暖かさを感じさせるというから不思議。オールシーズンいつでも快適に過ごせます。
フロントの奥には、自然光に包まれる明るい雰囲気のカフェコーナーもあります。近くにあるスマートキオスクでは、自動販売機でパンやお菓子、ドリンクを販売。ちょっとひと休みしたい時にぴったりですね。

朝食はホテルの裏側にある健康レストラン「オーラ」へ

翌朝、朝食をいただきに訪れたのは、ホテルの裏側に佇む健康レストラン「オーラ」です。こちらは、食がカラダをつくるという医食同源の考えのもとに誕生したレストラン。野菜工場「とれたてファーム」で無農薬栽培された野菜を中心に、ヘルシーな料理を揃えています。
こちらが、施設内で無農薬栽培している野菜工場「とれたてファーム」です。いろいろな種類の野菜が元気に育っています。
バイキングスタイルで食べ放題。野菜工場「とれたてファーム」の野菜の他にも、地元で採れた食材を多く使っていて、朝からビタミンたっぷり。栄養満点のメニューをいただくことができます。
▲「変なホテル」はハウステンボスに隣接。夜はイルミネーションも綺麗です
時刻は午前11時。チェックアウトの時間です。フロントの自動精算機でチェックアウトを済ませます。チェックアウトの操作が終わると顔認証時に登録されたデータは破棄されます。

「変なホテル」は、これからも変わり続けることを約束していて、2016年3月頃に2期棟(72室)が新設され、さらにパワーアップする予定です。メインスタッフがロボットという、最新技術を駆使したホテルは世界でも初の試み。日進月歩のテクノロジーを取り入れることで、驚きや楽しみが増えていくホテルから目が離せません!
隠岐ゆう子

隠岐ゆう子

大学でデザインを学んだ後、大手印刷会社に入社。制作ディレクターとして5年勤めた後、フランス・パリに語学留学へ。現在は、九州・山口を中心に編集・ライターとして活動している。無類の旅好きで、暇とお金さえあればヨーロッパを中心に旅する行動派。旅、温泉、スイーツのキーワードに目がない。

※本記事の情報は取材時点のものであり、情報の正確性を保証するものではございません。最新の情報は直接取材先へお問い合わせください。
また、本記事に記載されている写真や本文の無断転載・無断使用を禁止いたします。
PAGE TOP