道後「圓満寺」は恋のパワースポット!可愛いお結び玉で恋愛成就

2018.04.20 更新

女子旅でも人気の「道後温泉」。実はこの地は、たくさんのパワースポットがあることでも知られています。中でも注目は、恋愛にご利益があると言われている「圓満寺(えんまんじ)」。小さなお寺なのですが魅力がいっぱいです。フォトジェニックなスポットでもあるので、ぜひ立ち寄っておきたい名所のひとつ。今回はこの圓満寺をたっぷりご紹介しましょう。

カラフルな大地蔵は恋愛にご利益!

「圓満寺」は道後温泉本館の東側から南東方向へ抜ける通りを100mほど進んだ左手にあります。
▲道後温泉本館から東へ徒歩3分ほどのところにある「圓満寺」

812(弘仁3)年に建立されたと伝わるお寺で、奥に見えるのが本堂、手前右手に仏堂があり、この仏堂に「湯の大地蔵尊」と呼ばれるお地蔵様が鎮座しています。
▲大きさは3.67mもあり、とにかく強烈なインパクトの「湯の大地蔵尊」

巨大な上に白塗りで、真っ赤な唇。衣も赤と青という鮮やかさです。このひと目見たら忘れられないお地蔵様は、奈良時代の僧・行基(ぎょうき)が道後温泉を訪れた際、クスノキの大木に彫ったと言われています。

道後温泉とも縁が深く、1855(安政2)年に道後温泉のお湯が止まってしまった時、このお地蔵様に祈願すると再びお湯が湧き出たのだそう。そのことから「湯の大地蔵」と呼ばれるようになったそうです。
▲お地蔵様の足元にある長さ1.5m・重さ60kg超の特大寒坼(かんたく)。「火除け」にちなんで2013年に奉納されました

また、「火除け地蔵」ともいわれていて、道後が長い歴史の中で大きな火災に遭わずに歩んでこられたのも、このお地蔵様のおかげとされています。

その足元には、大きなお地蔵様にふさわしい、大きな寒坼が置かれています。寒坼とは、「火の用心」の夜回りの時にカチカチと打ち鳴らす拍子木のこと。消防署の出初式などでも使われる、火除けや災害除けのシンボルです。火除けが転じて浮気防止のご利益もあるといわれているそうですよ。

お参りの際には、手前にある小さな寒坼をカチカチと打ち鳴らしましょう。
▲火除け祈願を始め、さまざまなご利益が

「火除け地蔵」として霊験あらたかなお地蔵様は、そこから転じて、浮気封じ、夫婦円満、さらに恋愛成就や良縁祈願、ほかにも延命長寿や病気平癒など、たくさんのご利益があるとされています。

恋の開運アイテムその1「お結び玉」

さてこの圓満寺には、乙女心をくすぐる恋の開運アイテムがいくつもあります。
まずは仏堂の周りにたくさん結びつけられている、カラフルな「お結び玉」。
▲可愛い布で作られたお手玉のようなお結び玉

このお結び玉は、お地蔵様が左手に持っている湯玉をモチーフにしているのだそうです。
▲湯玉は道後温泉のシンボルで、湯が落ちる雫や湧き上がる湯の泡を表していると言われ、道後界隈のあちこちで見られます
▲お地蔵様の前に積まれているお結び玉(1個300円)を買うことができます。たくさんの色や柄があって迷ってしまいますね
▲お結び玉祈願の方法が書かれていて、その下にはお札も置かれています

お結び玉祈願の手順は次の通りです。

1. 堂内に置かれている赤い箱に300円を入れて、お地蔵様の前に置かれているお結び玉をひとつ手に取ります。
2. お地蔵様と同じようにお結び玉を左手の上に乗せて、願いごとをします。
3. お結び玉を境内に結びます。持ち帰ってもOK。
4. お札を一枚取って持ち帰り、願いが叶ったらお礼参りの際にお札を返納します。
▲丸くてカラフルなお結び玉は、まさにインスタ映えのアイテム!

色とりどりのお結び玉は、地元の人たちがちりめんなどの和服地で手作りしています。好きな色や柄のものを選んで、持ち歩きたくなるような可愛らしさですね。

恋の開運アイテムその2「えまたま」

次のアイテムは「えまたま」という俳句絵馬。松山出身の俳人・神野紗希(こうのさき)さんが発案したものです。
▲湯玉の形をした「えまたま」。こちらは500円を赤い箱へ

「えまたま」には松山の市花である「椿」をお題にした4種類の俳句があらかじめ書かれていて、名前を書き込んで、俳句祈願ができるようになっています。

「これからも ○○と一緒 紅椿」の句の“紅椿”は、愛の円熟を表現。

「白椿 ○○と結ばれますように」の句の“白椿”は、純粋な恋心の清らかさを託しています。

「椿山 ○○家ずっと 幸せに」の句の“椿山”は、椿で真っ赤に染まる山になぞらえて家の繁栄を願うもの。

「落椿 ○○の恋の火 ひとつだけ」の句の“落椿”は、ポトリと落ちた悲しい椿のようにならないように、との願いが込められています。
▲もう1種類、「えまたま」の文字がデザインされたものは裏の無地の面に自由に願いごとを書けます

願い事を自分で五・七・五の俳句にして、したためるのもいいですね。願いごとが叶うように、良い句を考えてみては?
▲境内にはたくさんの願いごとが結びつけられています

恋の開運アイテムその3「俳句恋みくじ」

▲ハートが描かれた可愛いおみくじ。これも 神野紗希さんがつくったもの

3つ目のアイテム「俳句恋みくじ」。神野紗希さんが恋の俳句60句を集めてつくったおみくじで、中には松山市出身の俳人・正岡子規や種田山頭火の句や、夏目漱石の俳句も入っているそうです。
何を引き当てるかは「湯の大地蔵尊のおぼしめし」だとか。ひとつひいてみることに。さあ運命やいかに!?
▲「吉」でした。「雪はげし 抱かれて息の つまりしこと(橋本多佳子)」

なかなか情熱的なシチュエーションの句をひき当てました。ハッと息の詰まる恋愛の瞬間を描いた句で、白い雪の中の光景が思い浮かびます。神野紗希さんの俳句解説がついており、「雪で家の中に閉じ込められると、人はおのずと過去に思いが向くのかも」とも。俳句に表現された恋に思いを巡らせるのも、素敵な楽しみ方ですね。

「お結び玉」や「えまたま」と一緒に結びつけられている恋みくじもたくさんありました。
▲お結び玉と一緒に結ばれた恋みくじ

松山市は正岡子規を始め多くの俳人を輩出しており、俳句が盛んな街。この地ならではの、俳句を使った情緒豊かな恋占いをぜひ楽しんでみてください。

恋の開運アイテム、いかがでしたか?3つともとても可愛くて、他ではあまり見られない、俳句の街らしさも盛り込まれたアイテムですよね。ぜひこれで恋を叶えましょう!

穴場のおすすめスポット「水琴窟」もぜひ!

お地蔵様にしっかり恋愛祈願をしたら、本堂へも忘れずにお参りをしましょう。
▲圓満寺のご本尊は阿弥陀如来
▲俳人・臥牛洞狂平(がぎゅうどうきょうへい)の仮名詩碑

堂前にある石碑は、江戸時代に松山を中心に活動した俳人・臥牛洞狂平が建てた仮名詩碑(漢詩に倣った仮名交じりの俳諧体の詩を記した碑)で、全国に3基しかない珍しいものなのだそう。

そして、境内にはもう一つ、おすすめしたいスポットがあります。本堂の手前、仏堂の左手にある水琴窟(すいきんくつ)です。
▲子ども達のためのお地蔵様「わらべ地蔵尊」

子どもが元気に育つように、そして親より先に旅立った子どもを弔うために、という願いを託した「わらべ地蔵尊」が水琴窟になっています。
▲お地蔵様に水をかけると、美しい音色が聞こえます

お地蔵様の頭に水をかけて手前にある竹筒に耳を当てると、水が水琴窟に落ちて涼やかな音色を奏でます。観光にきていた女性たちも、試してみて「わぁ、きれいな音!」「トライアングルみたい」と感激の声をあげていました。
いかがでしたか?ご利益をいただけて、おまけに素敵な写真が撮れて、ここにしかない恋愛祈願もできる、贅沢なパワースポット「圓満寺」。道後温泉のほど近くなので、肌に優しく「美人の湯」とも言われる道後温泉に浸かった後は、ぜひ圓満寺を訪れて、キレイとご利益を同時に手にしましょう!
矢野智子

矢野智子

愛媛県在住。愛媛県出身ながら高校卒業後ほとんどの時間を県外で過ごした後、生活の拠点を愛媛に定めた現在、改めて気付く地元の魅力に感動しきり。 人生を豊かにするものは「食」と「読」と信じ、そこに情熱を傾ける日々。

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