千葉・房総を楽しむならコレ!勝浦湾で操縦体験もできる気分爽快クルージング

2018.06.09 更新

千葉県の房総半島に位置する勝浦は、日本三大朝市のひとつ勝浦朝市が行われることで有名。さらに鴨川温泉にも近く、新鮮な魚やご当地グルメの勝浦タンタンメンも味わえるとあって週末には多くの観光客で賑わいます。そんな勝浦は、1年を通して気候が穏やかなこともあり、マリンレジャーも盛ん。なかでも、外房の美しい海でクルーザーの操縦体験ができ、観光スポットを海側から見られる周遊クルージングが人気と聞いて、素敵なひとときを楽しんできました。

勝浦の海を楽しむならクルージングがおすすめ

東京から車で約2時間、千葉県房総半島にある勝浦湾は、水質が綺麗で波が穏やかなこともあり海水浴場が多い関東でも人気の海です。

そんな海を体いっぱい感じられるクルージングを提供している「With-Ocean」では、ワンドリンクと史跡ガイドが付き、さらに操縦体験(普通自動車免許の取得者のみ対象)もできる豪華な勝浦湾内クルージングプランがあります(大人2,160円、小学生以下1,080円※要事前予約)!さっそくクルーズ船に乗って約45分の航海を楽しみたいと思います。
出航場所は「勝浦マリンハーバー」。JR勝浦駅から車で10分弱、看板が見えたら右折して狭い道を抜けると、クルーザーが何隻も停泊しているマリンハーバーに到着です。
▲大きな看板が目印。ここを曲がれば車で約30秒

集合場所は、勝浦マリンハーバー内の「乗船場」。船がたくさん停泊していてわからない場合は、電話をかければ、船の場所を教えてくれます。
▲マリンハーバーにはたくさんの船が停泊していました

イギリス製のおしゃれなクルーザーに「With-Ocean」の文字。「これだ~!」とはやる気持ちを抑えながら小走りで駆け寄り、出航準備中のスタッフの方々に挨拶をして、船に乗り込みます。
▲マリーナ内一番海側にクルーザーが泊まっていました
▲船を岸に寄せてもらって、素早く乗り込みます

船室のソファーに座って乗船名簿に名前や住所など必要事項を記入。その後、用意されていた救命胴衣を装着。
出航するまでは「どこで過ごしてもいいですよ」と言われたので、天気も良いしデッキに出てテキパキと動くスタッフを眺めて待ちました。乗ってすぐは船体がちょっと揺れ、足元がふらつきましたが、マリーナ内は波がないので、慣れたら余裕でウロウロ歩き回れました。

目の前に広がる大海原にドキドキ!周遊クルーズへ出航

クルージングは10時から偶数時に出航。出航準備が整うと、周囲にエンジン音が響き渡り、ドッドッドッドッという一定のリズムが体にも響いてきました。いよいよ出航です。ジェットスキーを楽しむ人のそばを抜け、スムーズにマリーナを出ると目の前には勝浦の海とその奥に街が一望できます!
▲海から見えた勝浦市街地!

操行が安定してきたら、出航前に用意されていたウェルカムドリンクのアイスコーヒーを手に乾杯!海を見ながら飲むドリンクは、海に出る非日常感からくる緊張や高揚感も和らげてくれます。※コーヒーが飲めない方はお茶に変更可
▲大海原に出て操行が安定したら笑顔で乾杯♪

取材当日は、普段、風が穏やかな勝浦湾にしては珍しく少し風が強かったので、波を切るように沖に向かって進んでいきました。波を乗り越えるたびに前方から波しぶきが飛んできて、海を渡っていると実感。思わず「キャー!」と声が出て、テンションも上がります。
▲湾内の観光地を目指して進んでいきます

史跡ガイドを聞きながら、勝浦の街を海から観光!

クルージングのルートはこちら。
勝浦マリンハーバーを出て沖へ→勝浦湾の西岸にある洞「めがね岩」→「かつうら海中公園」→勝浦湾を出て太平洋へ→「勝浦灯台」→「八幡岬公園」→勝浦マリンハーバー

船上では、スタッフが勝浦の歴史や見どころをガイドしてくれます。航行中におすすめの観光地や目に入るものについて質問すると、なんでも答えてくれますよ。取材日のガイドはオーナーの田中明さんでした。
▲勝浦出身の田中さんの丁寧なガイドは、訪れる人に勝浦を好きになってもらいたいという気持ちが伝わってきます

最初の目的地「尾名浦(おなうら)」に着くまで、海上を行き交うたくさんの漁船を目にします。漁港に上がる魚がどこで獲れたものなのか、どこから来た船なのか、今は何が獲れるか、など勝浦の海を知り尽くしているからこそ聞けるお話もありました。
▲荒々しく波によって浸食された岸壁

ガイドを聞いている間に、勝浦湾の西側にある「尾名浦」に着きました。ここには、勝浦観光で外せない名所「めがね岩」があります。波による浸食と風化によってできた自然の洞で、見応えのある景色が楽しめます。

大漁の神様「稲荷神」が祀られているので、ここで大漁を祈願する風習があるそうです。そんな勝浦の観光名所を陸の上からではなく、海側から見られるのもクルージングならでは。貴重な体験です。
▲正面に見えるのが「めがね岩」。おいしいヒジキも採れるそうです

また、尾名浦の海はここに行き着くまでの海と異なり、透明度も高く綺麗なエメラルドグリーンをしています。ここは夏になると多くの人で賑わう海水浴場もあり、この岩礁周辺で行うシュノーケリングも人気なんだとか。
▲尾名浦は水が綺麗で水深5m下の岩も見えるほど
▲質問をすると身を乗り出して丁寧に教えてくれます

気付けばだいぶ沖まで船が進んでいました。千葉の外房の海は見渡す限り紺碧の海!あまりの綺麗さに忙しい日々を忘れて無心になり、リラックスできました。

沖の方へ目線を移すと海の中になにやら白い塔が立っていました。
筆者「あの白い塔はなんですか~?」
田中さん「あそこは『かつうら海中公園』。海に出ている海中展望塔から、水中の魚が見えるんだよ」
▲青い海を眺めながら、風を切って進んでいくのは気分爽快!左端に白い塔が見えます
▲かつうら海中公園にある白い塔が海中展望塔。海に潜らなくても海中の魚が見られるとあって人気の観光地
▲振り返ると勝浦の街が遠くに見えました

ここから勝浦湾を出て、太平洋へ向かいます。海抜70mの「ひらめヶ丘」に立つ「勝浦灯台」が見えます。このひらめヶ丘から見る景色も格別なんだそうですよ!
▲外房で最も東に突き出た勝浦灯台

目指せ目標地点!波と風に負けずに快走できた操縦体験

観光地をグルッと回って勝浦湾の真ん中あたりまで戻ってくると、いよいよ操縦体験の時間です。「そろそろ運転してみる?」と聞かれて、ドキドキしながら操舵席に座りました。With-Oceanでは、船の免許がなくても普通自動車免許を取得している人ならば体験可能とのことなので、希望者はチャレンジしてみてくださいね。

実は筆者、二級小型船舶操縦免許証を取得していますが、船を操縦するのは2003年に免許を取得するための実技試験用に数回のみ…。免許更新はしていたものの、操縦方法はまったく覚えていないという海のペーパードライバーなんです。
▲ひさしぶりの操縦にドキドキ!

進む先の海上に障害物はないとはいえ、緊張マックス。「勝浦城址がある八幡岬の先端を目指そう!」と目標地を指示され、そこに向かって車でハンドルにあたる舵輪(だりん)をまわします。
▲「いいね!そのまままっすぐ!」とか「ちょっと右に戻って~」とアドバイスをもらいながら進みます

波やうねり、風の様子を見ながら目標地を目指して舵輪を操作します。最初はまっすぐ進むのも難しいけど、コツをつかむとスイスイ進んでいきます!まっすぐ進み始めたところで「私、操縦上手じゃないですか?」と自画自賛しながら、クルクル舵輪を操作しました。

目標地の八幡岬は三方が海で囲まれ、安土桃山時代には勝浦城があった場所だそうです。「ここには勝浦城が攻められ落城する際に、後に徳川家康の側室となるお万の方が八幡岬の40mの高さの断崖に白い布を垂らし、伝い降りて命拾いしたという伝説があるんだよ」と操縦中もいろいろ教えてくれます。徳川家康といったよく知る歴史上の人物が、勝浦と縁が深いとは知らなかったので、驚きつつ舵輪を回して操縦します。
▲無事、目標地である八幡岬の近くに到着。今は城址周辺は公園になっています

目標地まで進行方向をキープするのに細かく舵輪を調整する必要があって、緊張しながら手に汗握りつつ操縦しました。そのかいあって、風や波に負けずになんとかまっすぐ進むことができて、ひと安心。車と違って沖では道路もなくて自由に進むことができる爽快感に「また操縦したい!」という思いに♪自分の操縦でこの青い海を突っ切る清々しさは格別です!

日常を離れてのんびり♪海の上でリラックスタイムを満喫

操縦した後は、緊張から解き放たれて、時間内をデッキでゆっくり過ごしました。景色を見ながら勝浦の海を満喫。
▲勝浦の総鎮守「遠見岬神社」の社殿がかつてあったと言い伝えられている岩礁にたつ鳥居も間近で見られます

船長の佐藤丈一(じょういち)さんの操縦で湾内をのんびりクルーズしていると「そろそろ戻るよー」と田中さんの声が聞こえて船はUターン。「さっき出たばっかりなのに早いな~」と思ってしまうくらいあっという間の45分でした。

クルージングが楽しかったので、動画も撮影しました!

▲風を切って海を渡ります
▲名残惜しい気持ちでマリーナへ戻っていきます

マリーナ内では揺れもなくスーッと岸に着き、これで終了。楽しかった~!

With-Oceanでは、2018年のオンシーズンに向けて船を3隻に増やしてお客様に対応する予定なんだそう。「より多くの方に、勝浦の海を安心して楽しんでもらいたいですね。サンセットクルーズもおすすめですよ」と、佐藤さん。びっくりすることに、季節やタイミングが合うと、クジラやイルカに出合えることもあるそうですよ!
▲「船のメンテナンスも念入りに行い、安全航行を心掛けています」と佐藤さん

周遊クルーズ以外にも船上BBQができるクルーザー貸切プランなど様々なプランがあります。その中でも小学生から体験できる船釣り体験(1名/8,640円~)は人気のプランです。
自然豊かな千葉県勝浦の海は、たくさんの魚がいるので、クルーザーで魚が釣れるポイントまで行き、アジやヒラメなど様々な魚を釣ることができます。レンタル道具(648円)や餌(216~648円)も用意されているので手ぶらでOK!乗合いの場合は、午前便は日の出、午後便は12時の出航となり、予約必須です。
▲釣り船初心者の方も、スタッフが丁寧に指導してくれるので安心

With-Oceanのクルージングなら、勝浦湾の景色を見られる上に、史跡ガイドもあるので、みんなで楽しめ、さらにクルーザー操縦も体験できて、おもしろさ倍増!オーナーの田中さんによると、おすすめシーズンは気温が暖かい5~10月。この時期は人気なので早めの予約が必要です。特に秋の空は高いので、爽快感が抜群なんだそうですよ。

また、素敵なガイドと勝浦の海の虜になるリピーターも多く、1年後の予約をして帰る方もいるんだとか。鴨川観光や温泉旅行に行った際には、勝浦に寄ってぜひクルージング体験をしてみてください。

※記事内の価格はすべて税込です。
岸 久美子

岸 久美子

東京在住フリーライター。好きなことは海・山・ビールにワイン、たまにスポーツ観戦。気になる場所には行ってみないと気がすまない性分で、ちょっと暇ができると旅に出るフットワークの軽さがウリ。知らない文化に触れ刺激を受け、一緒に暮らすウサギに癒される日々。(制作会社CLINK:クリンク)

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