秋葉原の高架下がおもしろい!「2k540」はものづくりの東京発ブランドが集まるおしゃれスポットだった

2018.06.12 更新

秋葉原といえば、電気街やアニメ・ゲームなどのオタクの聖地というイメージをお持ちの方も多いのでは。でも実は、大人に人気のおしゃれスポットがあるんです。その名も「2k540 AKI-OKA ARTISAN」。ものづくりの東京発ブランドショップが多く集まり、職人やデザイナーの技が詰まった商品に出合える注目のスポットです。多彩なお店の中から、友達やパートナーと一度は行ってみたいお店をご紹介します!

ショップ、工房、カフェなどが集まったおしゃれな「ものづくりの街」

「2k540 AKI-OKA ARTISAN(ニーケーゴーヨンマル アキオカ アルチザン)」(以下、2k540)は、2010年にJR秋葉原駅からJR御徒町駅間の高架下を有効利用した商業施設としてオープン。
▲JR秋葉原駅の電気街口を出て、高架下沿いに御徒町駅方面に向かって6分ほど歩いた場所にあります

ものづくりをテーマにしたショップや工房、カフェなどが集まり、職人やデザイナーによる個性的でおしゃれな商品が販売されています。
東京発ブランドのショップも多くあり、ものづくりを体験できるワークショップも開催されていることから、ほかとは違うモノを求める人たちやものづくりに興味のある人たちが多く訪れます。
▲2k540という不思議な名前は、鉄道用語が由来。東京駅から2.540kmの距離に位置することから名付けられたのだそう

蔵前橋通り沿いの入口から入ると、施設内は白の円柱がそびえ、高架下とは思えない不思議な空間が広がります。
▲金・土・日曜には、ものづくり作家が自ら販売する「クリエイターズマーケット」など、様々な企画をイベントスペースで開催

約5,000平方メートルの敷地内には50のショップが立ち並び、どのお店もおしゃれな店構え。外から見るだけでもワクワクします。さっそく気になるお店をまわってみました。

目移りするほど品数豊富!伝統工芸品などストーリーがある商品満載な「日本百貨店おかちまち」

蔵前通り沿いの入口そばにある「日本百貨店」は、日本全国の職人の技が光る多種多様な商品を扱っています。

文具や置物、袋物などの和雑貨のほか、江戸切子や寄木細工、南部鉄器などの伝統工芸品も積極的にラインナップ。その地域で古くから受け継がれてきた技や作り手の思いなど、背景にストーリーのある商品をセレクトしているそうです。
▲「これって、なんだろう?」と思わず手に取りたくなる、普段使いできる伝統工芸品や和雑貨などの商品がたくさん!

数ある商品の中からおすすめなのが、群馬県・桐生市の畳の素材「イ草」を使用したブックカバー。日本百貨店のオリジナル商品です。手に取ってみると、イ草ならではの手触りと香りの良さにびっくり!表紙には、富士山、千鳥、東京タワー、パンダなどの柄がワンポイントでレーザー加工されていて、東京土産に喜ばれそう。

また、つまみ細工で作られたピアスは女性に人気の商品です。つまみかんざし作家が手掛けた、普段使いできるデザインでとってもキュート。
▲「畳のブックカバー」(左:新書版1,620円、右:文庫版1,296円)と、「つまみ細工ピアス 千里花」(各3,240円)

ほかにも、昔からある技を活かしながら、現代の暮らしに合うようアレンジされた商品が多くありました。どこか懐かしい温もりがあり、どれも素敵で一つひとつに見入ってしまいました。

店内では、西陣織の生地と水引を使ったアクセサリー作りや製本専門店による和綴じ本作りなど、伝統工芸を身近に体験できるワークショップも開催されています。
▲店内のワークショップスペース。作家との距離が近いので、楽しく取り組めそう

ここでは、懐かしさと新しさを感じながら、「欲しいな」「誰かにあげたい」と思えるモノに出合えますよ!

組み合わせは無限!自分だけの1本が作れる傘の専門店「Tokyo noble」

東京発ブランドの「Tokyo noble(東京ノーブル)」は、傘を自分好みにカスタマイズできる専門店。店内にある傘のパーツを組み合わせて、約30分で自分だけの1本に仕上げてくれます。店内に入ると、無数にある傘の品揃えに目を奪われます。
▲色とりどりの傘がずらり!壁面には約400本の傘が並んでいるのだとか。上段:長傘ロング、中段:折りたたみ傘、下段:長傘ショート(6,480円~)

傘の形は、骨組みが約60cmのロングタイプの長傘と約50cmのショートタイプの長傘、折りたたみ傘の3タイプ。形を決めたら、77色ある生地、50種類以上の持ち手、25色からタッセルの色を選びます。生地の柄は無地はもちろん、ドット、ストライプなど柄入りも約60種類ラインナップ!

バリエーション豊富なので、ぴったりの傘がきっと見つけられるはず!男女問わず使えるのも注目です。
▲持ち手の色も様々。合皮、アクリル、竹などの素材も選べて、持ち手一つで印象が変わります

万が一、強風などで傘の骨が壊れても、ご安心を。お店では修理の対応をしてくれます。また、生地や持ち手の交換にも応えてくれるそうなので、長く愛用できますよ。
▲多様なカスタマイズに対応できるのは、職人が丁寧に手作業しているからこそ

お店は2k540にしかないので、ぜひ訪れてみてください!友達や彼と色違いにしたり、パーツをお揃いにするのもおすすめです。

職人が丹念に仕上げた靴下が多彩!「GLEN CLYDE SOCK CLUB TOKYO」

「GLEN CLYDE SOCK CLUB TOKYO(グレン・クライド ソック クラブ トウキョウ)」は靴下の専門店。こちらも素材を活かした東京発ブランドで、直営店は2k540のみです。

靴下に穴が空いたら、何度でも新品と交換してくれる、永久交換保証ソックス「LIFE LONG(ライフ ロング)」を取り扱っています。こちらの商品のサイズ展開は男性用のみなので、彼へのプレゼントにおすすめです。また、店内には素材、デザイン、履き心地にこだわった数々の靴下が揃っています。
▲店内にある商品はサイズ展開も豊富でスモールサイズ(22.5cm~)も充実しています!

ほかに注目したいのが、複雑な色柄を表現した「CHUP(チュプ)」。海外のセレクトショップにも卸している商品だそう。世界の先住民族からインスパイアされたカラフルな柄が足元をおしゃれに着飾ってくれます。
▲いろいろな色柄パターンが揃う「CHUP」。クルー、ショートソックス、スニーカー丈、カバーソックスの4種があります(1,944円~)。こちらの靴下を目あてに外国人観光客も訪れるのだとか

また、履き口の締めつけが少なく、優しいフィット感が特徴のソックス「SLUCKS(スルックス)」もあります。触ってみると、とても柔らか!よく伸びるので、重ね履きにも最適なんだそう。足元の冷えを解消したり、室内履きにも役立ちそうです。
▲柔らかさと履き心地のよさから、根強いファンが多いという「SLUCKS」(1,512円~)

ほかにも、素材や編み方にこだわった日本製の靴下がたくさんあるので、ぜひチェックしてみてください!

スタイリッシュな金属空間で鋳造を体感!ギャラリー併設カフェ「IRONCAFe」

2k540には個性的なカフェも充実しています。
「IRONCAFe(アイアンカフェ)」は鋳造を体感できるカフェ。鋳造とは、溶かした金属を型に流し込んで作る工法で、鋳造によってできた物が鋳物(いもの)になります。

店内には、そこかしこにオブジェやアクセサリーなどの鋳物が展示されており、ドリンクやフードを金属製の食器で味わう、まさに金属カフェです。
▲美しく飾られた食器類はすべて金属製。コーヒーはステンレス製のカップで淹れたてを味わえます!
▲ステンレス製のストローに驚き!鉄分豊富な野菜や果物をミックスした「鉄分スムージー・緑(ほうれん草)」(左:650円)。金属の特徴をイメージしてブレンドされたコーヒー「鉄(ブラジル)」(右:500円)

フードメニューで一番押しは、ワッフル。作り方が「金属を溶かし、型に流し込む」鋳造の工程を連想させることから、メニューに取り入れたのだとか。
▲外はサクサク、中はしっとり!「メープルワッフル」(左:600円)。カフェ自慢のエスプレッソをかけていただく「アフォガート」(右:600円)。カトラリーもステンレス製

食事だけでなくテーブルの天板の中も注目を!無数のバネがいくつも散りばめられています。バネ製造会社とのコラボイベントによるディスプレイだそう。このようにひと息つきながら、金属を身近に感じることができます。
▲店内の一角には、精密な鋳物作品が展示・販売されているギャラリースペースも。鋳造のオーダーメイドも可能だそう
▲このビーンズの正体は、鋳造されたコーヒー豆!(1個500円)

また、本物の野菜やお菓子を型取りして金属化する「野菜鋳造コース」「お菓子鋳造コース」や、「粘土で自由制作鋳造コース」など鋳造の一連の流れを体験し、好きな形状の金属が作れる「鋳造ワークショップ」も店内で開催されています。

モノトーン調の落ち着いた空間が印象的な「IRONCAFe」は居心地もよく、思いのほか長居してしまう人も多いのだとか。金属の魅力に触れながら、リラックスした時間を過ごせますよ!

ひと味違った小物など目を引く革製品が多数!職人が手掛ける革工房「ボルサ」

▲可愛いらしい動物のシルエットが描かれた看板

元々革製品の街だった御徒町周辺エリア。2k540にも革製品を取り扱うショップが複数あります。

革工房「ボルサ」は、ショップと工房が一体となったレザーグッズ専門店。東京発ブランド「Jp veil’s(ジェーピーヴェイルズ)」を展開しています。店内に入ると、革の良い香りが広がります。右手奥には工房があり、製作風景を間近に見ることができます。シンプルなデザインで機能性にこだわった革製品が特徴。男女問わず使えるので、カップルで買い物が楽しめますよ。
▲革の特性を活かし、丁寧に仕上げられたバッグや財布。名入れの無料サービスも!

また、オーダーメイドも可能。お気に入りの財布が廃番になったとしても、お店に相談すれば、同じような形で作ってくれるのだそう。
▲手さばきに惚れ惚れ。商品を選ぶときには職人ならではのアドバイスをしてもらえるかも!?

バッグや財布以外に、小物も充実。珍しいものでは、手袋ホルダー、ペットボトルホルダー、目薬ケースなどがありました。お客さんと直に話をするからこそ、いろいろな要望を商品に反映できるのだとか。使い勝手がよく、アイデアに富んだ数々の革製品を実際に確かめてみてくださいね!
▲小銭を分けて入れられる「Classicコインケース」(9,500円。ブラウン、ワイン、グレーの3色)。右上は、右下の商品を使い込んだもの。このように使う程に艶が増し、手に馴染むのだそう

見た瞬間に釘づけ!心ときめくバッグや財布に出合える「@griffe東京」

▲“想い出をかたちに”をコンセプトに、様々なシリーズを展開

一点物のバッグや財布を探したいなら、東京発ブランドの「@griffe東京(アグリトーキョー)」へ。デザイン性の高いバッグや小物の専門店です。

注目はオリジナルの「世界に一つだけシリーズ」。ヴィンテージの紙を使用した一点物のバッグなどを展開しています。ヴィンテージの紙は、なんとフランスの新聞や1950~1960年代の雑誌、本物の地図を使用しているんです!一つとして同じものはないデザインなので、ひとめぼれしてしまったら迷わずゲットしてくださいね。
▲「世界に一つだけシリーズ」の素材は新聞、雑誌のほか、アメコミなどからも厳選しているのだそう。写真は「牛革ジップ2折財布」(18,360円)

さらに驚くのは、使っているうちに色合いに深みが増すということ。これは、特殊なプラスティックコーティングを施しているため、水に強く、革のようにしっとり馴染んでいくのだとか。
▲経年変化したボストンバッグ。色艶が増し、味が出るので、愛着が一層湧きますね

この手法を活かして、オーダーメイドにも対応。愛犬や愛猫の写真、幼少期に弾いたピアノの楽譜、お孫さんが描いたクレヨン画なども、可愛くコラージュしてバッグや財布に仕上げてくれるそうですよ。

店内にはほかにも、いろいろなオリジナル商品のシリーズがあるので、ぜひチェックしてください!
▲吉祥文様の組亀甲(くみきっこう)柄と、ロンドンストライプをあしらった「牛革彫刻シリーズ」。日本とイギリスの伝統的な柄を組み合わせたデザインは、おしゃれな男性にぴったり!写真は「小銭入れ」(8,964円)

ガラスと思いきやアクリル!透明感ある樹脂製品を集めた「トウメイ」

可愛い小物を購入したいなら「トウメイ」へ。樹脂製品を扱うユニークなセレクトショップで、その名が示すとおり、透明感のある様々なものが集まっています。
▲アクリル製の箸置き、コースター、オブジェ、文具などが、センスよく並んでいます

中でも、アクリル樹脂をベースに、自然素材や異素材、グラフィックなどを組み合わせたオリジナル商品は、とても綺麗で惹きつけられました。

スタッフの方にお話を伺ったところ、本社の樹脂加工会社を母体に、若手デザイナーと職人の技術で、新しい感覚のプロダクトを生み出しているのだそうです。
▲オリジナル商品の「あわいろシリーズ」。水彩特有のカスミやボヤケ、色の重なりなど、偶然できた色が閉じ込められています。コースター(1枚864円)

ここでは暮らしに彩りを添えるアイテムが豊富なので、自分用はもちろん、気の利いたプレゼントを選ぶのにもおすすめですよ!
▲お店の隣にはこんなカプセルトイが。アクリルでできた動物や海の生き物は、可愛くておしゃれ!「EARTH PIECEシリーズ」(1個500円)
2k540を訪れて、ものづくりの世界はとても奥が深いと実感!細部にまで職人やデザイナーのこだわりが詰まっており、ここでしか買えないモノに多く出合えました。高架下にあるスポットなので、雨や強い日差しを気にせずに、買い物や散策を楽しめますよ。

食品・食材のお土産を買うなら、日本のいいもの逸品市場「CHABARA」へ

2k540とあわせて訪れたいのが、「CHABARA AKI-OKA MARCHE(チャバラ アキオカ マルシェ)」。JR秋葉原駅の電気街口から徒歩約1分の高架下に、2013年にオープンした日本の食がテーマの施設です。

ここはかつて神田青果市場があった場所で、食にゆかりが深いエリア。そんな場所にバイヤーが厳選した全国各地の食の逸品を集結させています。ラインナップの充実ぶりと駅近であることから、多くの人が訪れます。
▲CHABARAは、「やっちゃ場」と「秋葉原」を組み合わせた造語。「やっちゃ」とは市場の競りの掛け声で、「やっちゃ場」は東京の方言で青果市場のことを言うのだそう

施設内には、食の優れものを集めた「日本百貨店しょくひんかん」、コーヒーを生豆から焙煎してくれるコーヒー豆専門店「やなか珈琲店」、精進料理を味わえる「こまきしょくどう 鎌倉不識庵(かまくらふしきあん)」の3店舗が入っています。
▲「日本百貨店しょくひんかん」では、お菓子、おつまみ、乾物、調味料、お酒など、全国の特産品が手に入ります。商品数は、常時4,000以上に及ぶのだとか

美味しいものが買えて、味わえるだけでなく、試食会や地方の特産品フェアなどのイベントも開催されており、「生産者と消費者が直に繋がる場」としても賑わっています。

圧倒されるほどの品揃えは、まさに食の市場!生産者との交流を通して、普段接することのない特産品を知ることができ、日本の食の奥深さを感じることができます。全国各地の逸品を見ているだけで旅行気分に!美味しい食品・食材探しや、お土産選びにも最適ですよ。
今回、秋葉原の高架下を訪れてみて、こんなにおしゃれで魅力的な場所だとは正直思っていなかったので驚きました。職人やデザイナーの高い技術に裏打ちされた、新しいデザイン・アイデアの商品にあふれていて、買い物心だけでなく、感性も刺激されました。

今回紹介した以外にも素敵なショップがたくさんあります。「可愛い!」「こんな商品があるの?」といった驚きと発見があるので、ぜひ一度訪れてみてくださいね!

※記事内の料金・価格はすべて税込です
福島寿恵

福島寿恵

東京都葛飾生まれ。某美術大学洋画科卒。台東区在住の地の利を活かし、風情ある街並み散歩が目下の趣味。進学、結婚、旅行関連記事のディレクター&ライターとして活動中。(制作会社CLINK:クリンク)

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