憧れの花魁に大変身!浅草「スタジオ七色」でプロのヘアメイクと写真撮影

2018.07.25 更新

映画や漫画の中でしか知り得ない、絢爛たる花魁(おいらん)の世界。印象に残るのは、華やかな着物をまとう花魁の姿。女性なら誰もが1度は「私もきらびやかな衣装を着てみたい!」なんて花魁の装いに憧れた経験があるのではないでしょうか?今回はそんな願望を叶えられる、浅草の「スタジオ七色」にお邪魔してきました!

浅草から徒歩約3分!東京最大規模の和装専門「スタジオ七色」

東京メトロ浅草駅2番出口から徒歩3分ほどの場所にある「スタジオ七色」。雷門の目の前にあるこちらは、和装に特化した写真スタジオです。4階建てのビルを1棟丸ごと使ったスタジオは東京でも最大規模なんだとか。
▲赤い縁取りの外観が周辺の店舗の中でもひときわ目立つ「スタジオ七色」

今回花魁に変身するのは現役女子大生の翠(すい)ちゃん。着物を着るのは成人式以来とのこと!
店内には障子の屏風や、赤い毛氈(もうせん)が敷かれた長椅子が置かれ、和の要素が感じられます。最近では、飛び入りの外国人のお客さんも多いのだとか。
「スタジオ七色」では、着物や浴衣のレンタルからスタジオ撮影までバラエティ豊かなを提供しています。今回はその中から、花魁衣装1種と1つのスタジオセットで撮影できるプレミアムプラン「撫子」を体験!
花魁プランにはこの他に、衣装を2種類選べるハイプレミアムプラン「紫蘭」や、2つのスタジオセットで撮影できるラグジュアリープラン「牡丹」が用意されています。どれもなかなかのお値段ですが、本格的なヘアメイクとスタジオ撮影で花魁に変身できるなら安いものかも!?

100種類以上もの中から自由に選べる振袖と髪飾り

受付を済ませたら、まずは3階のメイクルームで振袖を選んでいきます。振袖はオーソドックスなものからモダンなデザインのものまで常時約100着が取り揃えられています。
翠ちゃん「うーん、これだけ種類が豊富だと悩むなあ…。あっ!」
翠ちゃん「珍しい柄がかわいい、この振袖にします!」

数ある振袖の中から翠ちゃんが選んだのは、水色のアクセントが効いているモダンな振袖。中には持ち込みの振袖(持ち込み料無料)を着るリピーターの方もいるのだとか。
次は、全部で100種類を超える髪飾りの中から好みのものを選びます。かんざしや花飾り、櫛など平均して一度のヘアセットに20種類以上もの髪飾りを使用するそう。ヘアメイクさんにどんな印象で撮影したいのかを相談した上で、髪飾りの色や数のアドバイスをもらい、選んでいきます。
ヘアセットは地毛をアレンジすることもできますが、地毛に花魁髷(おいらんまげ)や付け毛を取り付けたり、カツラを装着したりなど、要望に合わせて対応してもらうこともできます。ショートカットの翠ちゃんは、カツラを装着することにしました。

翠ちゃん「いよいよ花魁風にヘアメイク!どんな風に変身するんだろう…楽しみ!」

自分のなりたい花魁像に近づけるヘアメイク!まるっとお任せすることも◎

振袖やカツラを選んだら、同じフロアにある女性専用のメイクルームに移動していきましょう。
清潔で広々としたメイクルームは、ひとつひとつの席に照明が取り付けられ、さまざまな化粧道具が置かれています。

翠ちゃん「女優さんがメイクをしてもらう場所みたい!」

早速メイクに突入。担当してくれるのは店長でもある市川さん。メイクのテイストは「かわいい甘めの雰囲気で」や「クールビューティに仕上げて欲しい」などリクエストを聞いてもらうこともできます。
ベースメイクとアイメイクを終えたら、つけまつ毛を付けていきます。なんでも、華やかな花魁の衣装や撮影スタジオの背景に顔の印象が負けないよう、つけまつげは必須アイテムなんだとか。
口紅は翠ちゃんに似合う真っ赤な色を選んでもらいました。
メイクを終えたら、アイシャドウや口紅と同じ色の真紅のネイルチップを自爪に貼り付けていきます。「普段はネイルもしないのでなんだか新鮮。こんなに長いネイルチップを付けるのは初めてです!」と翠ちゃん。
メイクをしている間に、先ほど選んだ髪飾りをカツラにつけてもらいます。この特注品のカツラは、大きな蝶の羽のような髷(まげ)が後ろにあしらわれた「横兵庫(よこひょうご)」という髪型。
おでこの上の前髷(まえまげ)に黄色いかんざしをさし、20種類以上もの髪飾りを全体のバランスを見ながら付けていくヘアメイクさん。ヘアメイク段階なら途中で髪飾りを変更することもできますよ。

ヘアメイクさん「カツラを被った直後はズシッとした重みを感じますが、すぐ慣れると思います」
最後に、顔の両脇に垂れ下がる暖簾のような作りの「笄(こうがい)」という髪飾りを付けて出来上がり。何種類もの髪飾りが付いているのにもかかわらず、キレイにまとまって見えるのは流石プロのワザといったところ!
完成したカツラを頭にかぶせてもらいます。このカツラは、現代人に合わせてあえて完全な黒髪でなく、ほのかに茶色がかった髪の毛で作られているのだとか。
翠ちゃん「すごい…鏡に映ってる自分が別人みたいに見える!」

プロの手によるヘアメイクで麗しく変貌を遂げた翠ちゃん。ちなみに、メイク時ヘアメイクさんに「フェイスラインが気になるんです」など自分のコンプレックスを伝えると、カメラマンにその旨が伝わり、気になる部分をカバーした撮影を心がけてくれます。

これぞ別世界!花魁ならではの艶やかな着付けに感動!

ヘアメイクが終わったら、4階の着付けスペースで着付け。まず、肌襦袢、振袖の順に着付けていきます。後ろ襟を大きく開け、うなじを見せる「抜き襟」が花魁風に着付けるポイントのひとつ。こちらも「後ろを見せすぎないように」など要望に合わせて着付けを変えることもできます。
次に、振袖に合わせる帯を選んでいきます。約100種類もの振袖に対応できるようバラエティ豊かな帯が揃えられているのも特徴。

市川さん「金の帯も似合いますよ」

翠ちゃん「華やかな印象になって良いかも!」
市川さん「この振袖なら黒の帯も合いますね」

翠ちゃん「黒の帯はぐっと引き締まって見えますね…これにしようかな!」

悩んだ結果、翠ちゃんは鶴の刺繍がほどこされた黒い帯をチョイス。
ここでも花魁風に着こなすため、帯は前で結びます。ベーシックな文庫結びを変形させた「スタジオ七色」オリジナルの結び方で着付けていきます。
帯の柄が前に出ることで、一般の着付けよりも全体の印象が豪華に。普段できない着付けが体験できるのは花魁プランならではですね!
市川さん「着付けの最後は、結んだ帯の脇に差し色として帯揚げをはさみます。紫なんていかがでしょう」

翠ちゃん「紫が足されるだけでさらに締まって見えますね!」
着付けを済ませたら、振袖の上に羽織る打掛(うちかけ)を選びます。打掛を着るなんて、人生のうちで自分の結婚式のときくらい。翠ちゃんにとってはもちろん初めての打掛です。

翠ちゃん「帯とお揃いの、この打掛にします!」

迷いながらも、帯と同じ鶴の模様が施された黒い打掛を選んだ翠ちゃん。これでヘアメイク&着付けは全て完了。それでは同じフロアの撮影ブースに移動していきましょう!
▲季節によって様々な打掛を用意している。こちらは織姫をイメージした夏限定の打掛

花魁になり切れる!細部まで工夫、計算され尽くした専用スタジオ

花魁用のスタジオは全部で2種類あり、今回のプランで使用するのはこちらの1種類。金屏風やぼんぼり、和傘など豪華な大道具が所狭しと置かれています。どんな着物にも合うように、装飾品の配色や配置が細部まで考え抜かれているのだそう。
注目したいのがこの赤い屏風に飾られた造花。取材時は藤の花が飾られていましたが、春は桜、冬は椿など、季節ごとに花の種類が変わる小粋な趣向です。
手に持つ小道具は、狐のお面やキセル、和柄の扇子や手鏡などバラエティ豊か。これらの小道具を持つことで、花魁の世界観がグッとリアルになりそうですね。
そして、いよいよ待ちに待った撮影が始まりました!撮影では座り方や手の動き、表情や目線に到るまでカメラマンに指示を出してもらえます。写真に撮られ慣れていない人でも安心ですね。
まずは、打掛を羽織って撮影。

カメラマン「まずは、肘掛に肘をついてください。体の軸は左に乗せすぎず真っすぐに保ちましょう。そうそう!右手は打掛の袖を持ってみましょうか」

翠ちゃん「わかりました…!」
お次は花魁の必須アイテム、キセルを持って撮影!

カメラマン「人差し指を添えるように右手でキセルを持ってみてください。そうです、そのまま!」

まだ少し緊張しているのか、ぎこちなくポーズを取る翠ちゃん。
カメラマン「次は立ち上がってみましょう。左手を肩に添えて、右手で袖を掴みます。そのまま身体をこちらに少しひねれますか?そう、そのままカメラを見て微笑んでみましょう」

優しく指示を出してくれるカメラマンのおかげで、翠ちゃんの緊張も徐々に緩んできました。
今度は、打掛を脱いで振袖に。振袖1枚になると印象がガラッと変わります。屏風に飾られた花を活かした写真を撮影していきます。
カメラマン「右手で扇子を持ったら、左手を扇子の下の部分に添えます。そうそう、目線は扇子の方へ向けてみてください」

撮影が進むにつれてスムーズにポーズをとることができた翠ちゃん。少し前までは想像もできなかった色気のある表情をカメラマンが引き出してくれました。5パターンほどのポーズをとり、40~50ショットの撮影が無事終了!
撮影されたデータはリアルタイムでPCに反映されていきます。2L判サイズにプリント現像することができるのは3枚。カメラマンが12枚まで厳選したあと、1階で3枚プリントするものを選びます。吟味に吟味を重ね画像をセレクトしました。
市川さん「お疲れさまでした!撮影が終わったら皆さんご自身のスマホでも自撮りされていますよ」

翠ちゃん「そうなんですか?じゃあせっかくだから…」

市川さんの声を受け、翠ちゃんも例に漏れずパシャリ。記念となる写真が1枚増えてご満悦。ここまで2時間半ほどで全工程は終了です。あとは着替えてメイクを落とし、現像写真が出来上がるのを待つのみ!

渡された写真を見て驚愕「まるで私じゃないみたい!」

メイクを落とし着替えを済ませ、受付で写真を選ぶと、10分ほどで現像されたものが手渡されました。

市川さん「お待たせしました!こちらです」

翠ちゃん「うわあ!」
出来上がった写真を見た翠ちゃんはびっくり。そこには、貫禄を漂わせる艶やかな花魁の姿が。

翠ちゃん「これ、自分じゃないみたい!それに改めて見るとどの写真も表情が絶妙に違う…」
市川さん「撮影中に笑顔が多いお客さまには最後に澄ました表情を作っていただき、クールな表情の多いお客さまには最後に笑顔を作っていただくようにしているんです。すべてのお客さまにバリエーションに富んだ表情をしていただけるように意識して撮影しているんですよ」
画角や背景、小道具や仕草、表情の全てが完璧なバランスで相まった写真は作品とも呼べる出来!女子大生の翠ちゃんはプロの手を借りて、遊郭に佇む気品のある花魁に見事変身を遂げることができました!
撮影プランに15,000円(税別)を追加すれば、全ての撮影データ入りUSBを購入することもできます。「どの画像も素敵で決めきれない!」という人はこちらを利用するのもおすすめですよ。

今まで見たことにのない自分に出合える「スタジオ七色」

今回体験した花魁プランには、特別プラン「花魁&侍カップルプラン」や、ロケ撮影ができる「花魁ロケーション撮影プラン」なども用意されています。
プロがヘアメイクを施してくれ、華やかな衣装に身を包み、新しい自分の表情を引き出してくれた今回の体験。「スタッフの皆さんがいろいろ提案をしてくれたので楽しみにながら撮影できました」と翠ちゃんもご満悦です。

ぜひ「スタジオ七色」で非日常な世界観を味わいながら、ここでしか出合えない自分と対面してみませんか?

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いちじく舞

いちじく舞

1990年生まれのフリーライター。地下アイドル・銀座のホステス・丸の内OLなど散らかった経歴を経て、現在はライターとして雑誌やWEB上で執筆を行う。

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