湯郷温泉街は“おもちゃの街”!?おすすめスポットからグルメまで、とことん満喫

2018.05.27 更新

岡山県の北東部・美作(みまさか)市の静かな山あいにある「湯郷(ゆのごう)温泉」。その温泉街は実は“おもちゃの街”として知られ、木製のおもちゃやオルゴールを展示した博物館、鉄道模型などが楽しめる施設、からくり時計など、童心に帰って楽しめる魅力的なスポットがいっぱい。街めぐりのおすすめの楽しみ方をグルメ情報とともにご紹介します。

大人もおもちゃに夢中!昔のオルゴールにうっとり【現代玩具博物館・オルゴール夢館】

1200年という古い歴史のある湯郷温泉。湯郷温泉街では2005年の市町村合併で美作市が誕生したことを機に、家族で楽しめる温泉街にしようと“おもちゃの街”としての街づくりが進められました。

そのひとつとして欠かせないスポットが、湯郷温泉街の東部にある市営観光施設「現代玩具博物館・オルゴール夢館」です。もともとは自然やモノづくり、音色をテーマにアンティークオルゴール演奏会の開催に力を入れていた旧東粟倉(ひがしあわくら)村、現在の美作市北東部に1995(平成7)年に開館。2010年3月、湯郷温泉街の東部に移転しました。
▲湯郷温泉観光案内所の横にある「現代玩具博物館・オルゴール夢館」(入館料/中学生以上税込700円、4歳以上税込300円)

こちらには世界のおもちゃと、オルゴールなどが収蔵されており、それぞれの展示室で貴重な作品の数々を見ることができます。

まずはおもちゃの展示室へ。ここでは大量生産・大量消費されたおもちゃではなく、使い手である子どもたちの側に立ってデザインされたおもちゃを収集・展示しています。
▲スイス・ネフ社の積み木やドイツ・ザイフェン村の人形など、海外の木製玩具を中心に約600点が展示

おもちゃの展示室では毎日、無料の「おもちゃツアー」(約25分間)が開かれ、スタッフがヨーロッパのおもちゃなどを実演しながら紹介してくれます(1日4回、予約不要)。
▲ドイツ・ザイフェン村の伝統的な「ピコピコ人形」の魅力を紹介するスタッフ

ツアー参加者たちで、実際におもちゃで遊ぶこともできます。
▲ドイツ・ハバ社のバランスゲーム「スティッキー」に挑戦!
▲19世紀に発行された「のぞきからくり」の復刻絵本なども!

続いてオルゴールの展示室。こちらではスイス製やドイツ製のオルゴール、ストリートオルガン、さまざまな楽器を組み込んだ自由演奏ピアノなどが展示されています。
▲まるでオーケストラのような音色を奏でるスイス製「オーケストラBox」

スイスで1890年ごろに作られたシリンダーオルゴール「オーケストラBox」は、カスタネットやベル、ドラムの伴奏付きで、当時でも珍しい逸品。100年以上も前にこんな素敵なオルゴールがあったなんて、とても感慨深いですよね。
▲19世紀に考案された作品の複製品「ピエロエクリバン」

からくり人形とオルゴールを合わせた「オートマタ」も複数展示。伝統的オートマタの最後の巨匠といわれるスイス人のミッシェル・ベルトラン氏が手掛けた「ピエロエクリバン」は、恋人に手紙を書くピエロが居眠りを始め、はっと目を覚まし再び手紙を書きだします。そのリアルで細かいしぐさはゼンマイ、歯車、ワイヤだけで動いているとは思えないほど。日本には10~15体しかなく、こんなに近くで見ることができるのはここだけだとか。
▲オルゴールコンサートが開かれるホール

オルゴールの展示室内にあるホールでは毎日、無料のオルゴールコンサート(約40分間)も開かれます(1日5回、予約不要)。シリンダー式やディスク式、スイス製やドイツ製、製造年代の異なるものなど、それぞれのオルゴールを作動。職人たちの優れた技術と美しい音色にかけた情熱、何世代にもわたり受け継がれてきた豊かな音色が響き渡ります。ぜひ堪能してみてください。
▲おすすめの商品が並ぶミュージアムショップ

ミュージアムショップもぜひチェックを。スタッフおすすめのおもちゃやオルゴール、オリジナル商品も取り揃えられており、おしゃれなインテリアになりそうなアイテムもありますよ。
▲手のひらサイズのかわいい「ペーパーオルゴール」1個税込864円

思わず時計を見てびっくり!あっという間に2時間も経っていました。時の流れを忘れるくらい遊び心をくすぐられ、夢中になり、大人も童心にかえって楽しめますよ。

伝説の巨人に出会える!?海外からの観光客も大喜び【湯郷温泉からくり時計】

▲湯郷温泉からくり時計

続いては驚くこと間違いなし!と噂の場所へ移動。温泉街北部の入り口でひときわ目を引くのが、高さ7.9m、幅4.3mの大きなからくり時計です。美作地方の伝説の巨人「さんぶ太郎」のモニュメントとして2010年3月に誕生したそう。午前8時から午後9時までの間、正時(毎時00分)を迎えるごとに時計の上部が約4分間開き、巨大なさんぶ太郎が登場します。
▲さんぶ太郎の登場を待ちわびる観光客の姿

午後1時ちょうど、急に音楽が鳴り出し、まずは時計下の小さな扉の中から湯郷温泉を発見したと言われる円仁(えんにん)法師をイメージした人形が登場。1200年ほど前、湯郷の温泉で足の傷を癒す白鷺を見つけたという湯郷温泉の由来を語りだします。

さらに、京都と美作の間を三歩で行ったことから「三歩(さんぶ)太郎」の名が付いたという、さんぶ太郎伝説や、那岐(なぎ)山に腰掛けたさんぶ太郎が箸でつまんだ石を投げ捨てたところ湯郷まで飛来し、それが今でも「かさね岩」として残っていることなどを教えてくれました。
▲屋根を持ち上げながらゆっくりと現れるさんぶ太郎

さんぶ太郎、想像以上にイケメンではありませんか!?アメリカから観光で訪れたという一家も「Wow!」と興奮しながら鑑賞していました。大掛かりなからくり時計なので一見の価値ありですよ。

鉄道模型で本格的なジオラマを再現!【湯郷温泉てつどう模型館&レトロおもちゃ館】

▲湯郷温泉てつどう模型館&レトロおもちゃ館

続いては、湯郷温泉からくり時計から現代玩具博物館・オルゴール夢館方向に歩いて数分の場所にある「湯郷温泉てつどう模型館&レトロおもちゃ館」へ。
館内には鉄道模型(Nゲージ)のジオラマをはじめ、レトロなおもちゃや「機動戦士ガンダム」などのフィギュアがあふれています。
▲鉄道模型の巨大ジオラマ

16両編成の新幹線が入る長大なホームはマニアもうならせるほどで、レンタルレール・車両による走行も楽しめます。ミニカーやフィギュア、プラモデルなど、特に男性には昔懐かしいおもちゃにも出合えますよ。
▲湯郷温泉街を再現したジオラマ

ジオラマの温泉街を見ながら、「さっき通った場所だね」「後でここに行ってみたい」などと会話も弾みそうですね。

美作のご当地グルメ「みまさかホル鍋」に舌鼓!【西の屋 湯郷店】

「ご当地グルメを昼食にしたい!」ということで、湯郷温泉てつどう模型館&レトロおもちゃ館から車で国道374号を南下すること約10分。“旅のレストラン”と銘打つ「西の屋 湯郷店」へ。こちらのお店で美作のご当地グルメ「みまさかホル鍋」をいただきます。
▲合掌造りの古民家風な建物が趣深い「西の屋 湯郷店」

岡山県北部では、津山市の「津山ホルモンうどん」や真庭市蒜山(ひるぜん)地方の「ひるぜん焼きそば」などのB級グルメが全国的に人気。
そんな中、美作市でも地域を盛り上げようと、みまさか商工会が中心となり、地域の特産物を使った「自慢の一品レシピコンテスト」を2010年に開催。
優秀賞のひとつに選ばれた、県北特産のブランド牛「作州牛(さくしゅうぎゅう)」のホルモンと地元産の旬の野菜をふんだんに使ったもつ鍋「みまさかホル鍋」がご当地グルメとして岡山に根付きました。
▲「みまさかホル鍋」870円。ご飯・お吸い物・小鉢・お漬物付きはプラス270円、うどんはプラス150円 ※すべて税込

作州牛のホルモンはぷるぷるで、脂の甘みや旨みは絶品!たっぷり入った旬の野菜もじっくり煮込まれているので、口に入れるとすぐにとろけていく感覚です。
▲ぷるぷるのホルモン。コラーゲンもたっぷり

ホルモンは県北特産だけあってとても新鮮で、臭みもなく、しょうゆベースのあっさりとしたスープとの相性も抜群です。
▲半分くらい食べたら、うどんを投入!

ホルモンや野菜の旨みが溶け込んだスープがうどんと絡まり、箸が止まりません!ぜひ味わってみてください。

こちらでは、祭り寿司などの郷土料理も味わえ、地どりの鍋や天ぷらも人気だそうですよ。まだまだ食べられるようであれば、そちらもぜひ頼んでみてください。
▲広々と、落ち着いた雰囲気のレストラン

お腹が満たされたら、併設する日帰り温泉「西の湯温泉」へ。入浴料は中学生以上550円、3歳以上250円で、足湯(予約制)は200円(いずれも税込)。旅途中の憩いの場になっているそうですよ。
▲岡山銘菓などを扱う売店もある

ぜひ味わいたい!湯郷スイーツ「いちごぷりん」【農園カフェ湯郷 by美作農園】

お腹がいっぱいでも欠かせないのがデザート!ということで、湯郷で人気のカフェへ。
2017年7月に現代玩具博物館&オルゴール夢館の斜め向かいにオープンしたのが「農園カフェ湯郷 by美作農園」。イチゴとブドウの観光農園・美作農園が直営するカフェで、そこで収穫されたフルーツを使ったオリジナルスイーツが味わえます。
▲温泉街で目を引く、かわいい外観の農園カフェ湯郷 by美作農園

中でも大人気なのが、湯郷温泉旅館協同組合と協力して開発し、「美人の湯」といわれる湯郷温泉にちなんで名付けられた「湯郷美人 いちごぷりん」です。
▲「湯郷美人 いちごぷりん」1個税込475円

カップ下部にはこだわりのイチゴゼリーを、上部には地元産の新鮮卵や蒜山高原のジャージー牛の牛乳と生クリームで仕上げたプリンを配置した二層式。
▲プリンだけ、ゼリーだけ、そして一緒に!3つの味を楽しんで

濃厚で滑らかなプリンと、ほのかな甘みと適度な酸味が味わえるゼリーの組み合わせが絶妙で、ちょっとしたご当地グルメに!「いちごぷりん」はこちらのお店の他、温泉街の各旅館・ホテルなどでも購入できますよ。

プリンは他にも、県内有数の茶どころ・同市海田地区の茶葉を使用した「ほうじ茶ぷりん」「ぶどうぷりん」があり、観光客らから人気を集めています。
▲右から「湯郷美人 いちごぷりん」「湯郷美人 ぶどうぷりん」「湯郷美人 ほうじ茶ぷりん」各税込475円。食べ比べも楽しそう!

プリン以外にも、朝収穫したばかりのフルーツをトッピングしたワッフルやパフェ、ソフトクリーム、スムージーなどもおすすめ。
▲期間限定の「生いちごワッフル」税込864円

店内に面白いものを発見!スイーツのガチャガチャ「スイガチャ」です。1回税込400円ですが、それ以上の金額のスイーツが必ず当たるとあって好評だそうで、通常税込1,058円のチョコフォンデュや生いちごワッフル、通常税込540円の生いちごデコレーションソフトクリームを狙えるチャンスです。
▲何が出るかお楽しみのスイガチャは大人にも大人気!

またカフェから車で15分ほどの美作農園では6月上旬までイチゴ狩り(40分食べ放題)を開催中。8月下旬から10月上旬にかけてはブドウ狩りも楽しめますよ。足を延ばしてみるのもおすすめです。
▲店長の笠原真由子さん

さんぶ太郎の足形の足湯でリフレッシュ!【ポケットパーク ふれあいの湯】

温泉街散策の際にぜひ利用したいのが、温泉街中心部にある無料の足湯・休憩施設「ポケットパーク ふれあいの湯」です。
▲ユニークな足形の足湯

ユニークな浴槽の形を見て「足湯だけに足形に!?」と思ったのですが、それが理由ではなく、美作地方の伝説の巨人「さんぶ太郎」の足形をモチーフにしているとのこと。

湯郷温泉の泉質は肌に優しい弱アルカリ性のナトリウム・カルシウム塩化物泉で、無色透明です。湯温はちょうど心地よい38度。足先の開放感、温もりで気分もリフレッシュできますよ。
▲足の疲れが吹き飛びます
いかがでしたか?大人も興奮したり、懐かしい思い出に浸ったりできる湯郷温泉街めぐり。ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。
▲白鷺が足の傷を癒していたことから発見された湯郷温泉の伝説にちなんで、白鷺の絵があしらわれたマンホール
ココホレジャパン

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