お楽しみ盛りだくさんの「東九州伊勢えび海道」が2015年も開催中!

2015.11.02

「東九州伊勢えび海道」は2015年で12年目を迎える食のお祭り。大分県佐伯市と宮崎県延岡市の海岸沿いを中心に、その界隈の食事処計32店舗が、伊勢えび漁の解禁となる9月からの3ヶ月間、伊勢えび料理を提供するイベントです。

旬を迎えた伊勢えびの旨さに惚れ惚れ!

▲「東九州伊勢えび海道」参加店はこの赤いのぼりが目印

「東九州伊勢えび海道」の参加店は32店舗ありますが、「伊勢えび料理」と言ってもその内容は多種多彩です。大きく2つに分けると、日帰りでも楽しめるお昼の食事、そしてもう一つが宿泊して楽しむ夕食です。

お宿での宿泊&夕食は当然、予約が必須。また、お昼の料理は予約なしでOKなお店もありますが、基本的には仕入れの具合で当日用意できない場合があるので事前に予約をしておきましょう。

「東九州伊勢えび海道」は大分県佐伯市から宮崎県延岡市までと開催エリアが広く、旅のプランに合わせてどこで食べるのかを検討できるのも特徴の一つです。

今回の旅は、せっかく出掛けるのですから、伊勢えび以外の土地の魅力にも触れて帰りたい。いろいろと考えた結果、現地に到着したらまず、伊勢えびを味わい、その後、観光して帰る日帰りプランに決定しました。
▲「魚料理○海 MARUKAI」は海のすぐそばにあります

福岡市内から車を走らせ、一路、佐伯・延岡方面へ。2015年3月に東九州自動車道の大分~宮崎間が全線開通したこともあり、その道中は快適です。ちなみに大分~宮崎間はこれまで約5時間25分かかっていたところ、高速道路のおかげで約2時間50分まで短縮されています。2015年は例年以上に「東九州伊勢えび海道」に参加する人が増えそうです。

佐伯ICで高速道を下り、向かった先が「魚料理○海 MARUKAI」。佐伯エリアで人気を集め、週末ともなれば県内外のお客でごったがえす大型農水産物直販所「さいき海の市場○(まる)」の直営店で、目の前に広がる佐伯湾に隣接した魚市場で水揚げされたばかりの新鮮な魚介が楽しめる、地元で評判のお食事処なのです。

お店の前には、「東九州伊勢えび海道」に参加していることを告げる赤いのぼりが立っていました。
▲大きな伊勢えびがたくさん!

店に入ると目の前にいけすがあり、お目当ての伊勢えびが中にたくさん泳いでいます。どれも大きく、見るからに活きがよさそう。期待感が高まります。

通されたのは広々としたテーブル席。床に敷き詰められた琉球畳がオシャレなイメージを与えます。店内を見渡すとすでに伊勢えびを食べ終えた人がいて、なんとも言えない満足そうな表情だったのが印象的です。さっそく予約しておいた「伊勢海老御膳」(8,640円・税込)をお願いしました。
▲絢爛豪華という表現がぴったり!

「まずはこちらをどうぞ」と言ってスタッフさんが運んできたのがこちら。思わず漏れる「おお!」という感嘆の声。

お刺身の内容がとにかく豪華なんです。もちろん、伊勢えびがお目当てだったわけですが、見ると、脂ののった中トロ、色艶のいいウニ、たっぷりと盛られたイクラ、極め付けにアワビまで。

お昼からこんな贅沢してよいものかと躊躇してしまいそうな圧倒的な豪華さ。さすが農水産物直販所の直営店です。ちなみにそんな直営店ですから、私は念のために予約しましたが、この「伊勢海老御膳」は予約なしでも楽しむことができます。
▲ご覧ください、この身の締まり具合。どアップで見ると美しい光沢に引き込まれそうになります

大きな身の重さを箸で感じつつ、口元へ。プリプリの食感は言わずもがな。噛みしめるたびに口いっぱいに広がる伊勢えびの甘みがとっても上品です。ジュワッと旨みが溢れ出すような感覚に、思わず「ジューシー」という表現を使いたくなりました。

「すぐにお味噌汁と天ぷらをお持ちしますね」と先ほどのスタッフさんがにっこり。そうなんです。これで終わりではありません。
▲蓋からヒゲがはみ出した状態で提供されます

この伊勢えびのお味噌汁が、これまた格別です。伊勢えびのエキスが味噌に溶け込み、えも言われぬ奥行きのある旨みを舌にもたらします。

そしてその旨みは口に蓄積されていき、一口、また一口と進めるたびに、口の中で膨れ上がっていくかのよう。ほんのりと感じるアオサによる磯の風味と相まって、実に贅沢な味わいでした。
▲これで一式。凄まじいボリューム感です

そして、天ぷらも加えた全様がこちら。これで1人前です。驚くべき満足感、そしてボリューム感。詳しく述べるとキリがありませんが、この日の小鉢には鰻の酢の物が用意され、天ぷらもエビや白身魚、イカなど盛りだくさん。五臓六腑で伊勢えびを堪能しました。
▲スタンプラリーにも参加してみて

食事を終えると、この「伊勢えび海道」のパンフレットをいただきました。裏にはスタンプの枠があり、これを3つ揃えると抽選で51人に各観光施設による地域自慢の特産品が当たるそう。(応募期間は2015年11月30日まで)
▲こちらはすぐに応募できます

また、もう一つもらったのが、「海道札」というもの。何かというと、パンフレットで紹介されているスポットの中で、伊勢エビのマークが入った施設で提示すれば、もれなくいろんな特典がその場でもらえます。例えば、ソフトクリームや海産物、ペットボトルのドリンクなど、伊勢エビを満喫した後に嬉しいものばかり。
▲伊勢エビが当たりますように♪

そして右側にあるアンケート用紙に住所などを記入して専用のキャンペーン投函箱に入れると、抽選で伊勢エビ1kg相当が20名に当たるのです。(公開抽選会は12月中旬予定)
食後は佐伯から延岡へとドライブすることにしました。道中は雄大な海が望める絶好のドライブコースなのです。

通ったのは、絶景で知られる「豊後くろしおライン」と呼ばれるドライブルート。一度、高い丘まで登るルートになっていて、その高台にはいくつかのビュースポットがあり、広大なオーシャンビューが満喫できます。

その一つが「空の公園」です。比較的新しい名所で、展望所には双眼鏡も用意されています。
▲無料で利用できますよ
▲視界いっぱいに海が広がります

普通のデジタルカメラではこの魅力が伝わらなかったので、スマートフォンのパノラマモードを使って撮影したのが、上の写真です。

少しはこの解放感が伝わりましたでしょうか。

この日は昼に立ち寄りましたが、1日中壮大な風景が楽しめますよ。

ちなみにこの界隈は、映画「釣りバカ日誌19」のロケ地になった場所なのだそう。取材当日も記念写真を撮っている方が多くいました。
▲「道の駅 かまえ」

その後、南下して宮崎県との県境の手前にある「道の駅 かまえ」に到着。道の駅内にある「レストラン 海鳴り亭」では伊勢エビを使った海鮮丼(4,980円・税込)や伊勢エビの味噌汁(1,500円・税込)などを楽しむことができます。
▲写真は「きらりコース」(6,500円・税込)です

料理長さんのおすすめが「きらりコース」。伊勢エビの刺身と味噌汁、さらにブリとタイをウニ醤油で和えた料理、イカのとびっこ和えなどが味わえます。ご飯はお替わりが可能。ウニ醤油で和えたタイをご飯にのせ、熱々の出し汁をかけて鯛茶漬けとしても楽しめるのです。

ここでは「魚料理○海 MARUKAI」でいただいた「海道札」も利用できます。ソフトクリームと交換できるということなので、いただきました。
▲ほんのり香ばしい!

ソフトクリームは数種の中から選ぶことができます。驚いたのが、この「伊勢エビソフト」。伊勢エビの殻を練り込み、香ばしさをプラスしたという一品です。

食べてみると、確かにほのかにエビっぽさを感じます。
「道の駅 かまえ」をさらに南下して宮崎県に入り、そのまま延岡方面へ車を走らせると、「道の駅 北浦」に着きます。

ここは日豊海岸国定公園の中にあり、特に海岸線の美しさで有名です。また、道の駅内にある「海のレストラン 海鮮館」でも伊勢エビを食べることができます。
▲潮風が心地よい道の駅です。建物の裏にはウッドデッキが備えてあり、休憩できるようにイスやテーブルが用意されています
▲写真は4,320円(税込)の定食の一例です。小鉢などの内容は日替わり

2つの伊勢エビメニューが用意してあり、その一つがお得感のある定食(4,320円・税込)で、伊勢エビが入荷していれば当日の予約でもOK。また、伊勢エビを使った一品がさらに増えて内容が豪華になったコース(6,480円・税込)は3日前までの要予約です。どちらを選んでも、リアス式海岸で獲れた甘みのある伊勢エビの魅力を存分に体感できますよ。
「東九州伊勢えび海道」をとことん楽しみ尽くした1日。今度は宿泊で、伊勢エビをゆっくり、お酒とともに味わいたいと思いました。

期間は2015年11月30日(月)まで。まだまだ期間が残っていますので、ぜひ、スタンプラリーにもチャレンジしてみてくださいね。
山田祐一郎

山田祐一郎

日本で唯一(※本人調べ)のヌードルライター(麺の物書き)として活動。麺の専門書、地元の情報誌などで麺に関する執筆を続ける。7月には福岡のうどん文化を一冊にまとめた自費出版本「うどんのはなし」を上梓。福岡市内の一部書店、オフィシャルwebサイト、掲載されるうどん店などで販売する。

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