岡山にファジフーズあり!Cスタは日本代表級のグルメスタジアムだ
新幹線の停車するJR岡山駅から徒歩約20分という好立地に位置する「シティライトスタジアム」は、J2・ファジアーノ岡山のホームスタジアム。試合開催日にはサッカーファンのみならず、「ファジフーズ」というスタジアムグルメを楽しむお客さんであふれ返ります。岡山のご当地グルメはもちろん、対戦チームの地域の名産まで堪能できるというファジフーズ。観光の合間に、ふらっと寄ってみませんか?

岡山の新たなグルメブランド、それが「ファジフーズ」!

岡山のご当地グルメといえば、「デミカツ丼」や「カキオコ」、「ひるぜん焼そば」に「津山ホルモンうどん」と実に多彩。専門店で味わうのもよいですが、それぞれの料理を少しずつ、一度に食べられたら、とってもうれしいですよね!
そんな楽しみ方ができるのが、ファジフーズ。2018年、Jリーグ加入10年目のシーズンを迎えた「ファジアーノ岡山」が提供する、公式スタジアムグルメ(スタグル)の総称です。

今回は、「心のこもった味と、ホスピタリティあふれる日本一のスタジアムグルメ」をコンセプトとするファジフーズの魅力を、クラブがアマチュアだった時代から応援している熱烈サポーターのお二人、けいさん&あずさんに伺ってみました。


けいさん&あずさん、今日はよろしくお願いします!
お二人には事前に、シティライトスタジアム(以下、Cスタ)に訪れたら絶対に食べてほしいファジフーズをそれぞれ5品選んでいただきましたが、なんと3品は同じ商品!そちらは後ほどランキング形式で発表しますが、まずはそれ以外の商品をご紹介しましょう。
けい「最初にオススメしたいのは『津山ホルモンうどん』ですね。ファジのホームタウンでもある津山市の名物で、ぷりっぷりのホルモンと、ぶっというどんをピリ辛の特製味噌で炒めた岡山が誇るB級グルメです。鉄板で炒めているので、タレの焼ける香ばしい匂いが、食欲をかき立ててくれるんですよ」

ホルモンつながりでいうと、あずさんは2017年に販売されていた『ホルモン唐揚げコンボ』が大好きだったそうですが、2018年は、今のところ販売予定がないそう。復活を期待します!
けい「その名のとおり、一口では食べきれないくらい大きな唐揚げと、フライドポテトを一緒に盛った一品。ごはんにもおやつにもおつまみにも最適で、子どもから大人まで大人気のメニューです!」

あず「鶏といえば、『とり皮せんべい』もイチオシです。冷めてもおいしいので、揚げたてを半分食べたら、残りは小腹の空いてきたハーフタイムのお供にしています。程よい塩味で、夏場は塩分補給にもぴったりですよ」

後からでもおいしく食べられるのは、ポイント高し!せっかく来たのなら、いろいろなメニューを食べ比べしたいですもんね。
さて、一気にオススメ3品をご紹介しましたが、ここで一息。ファジフーズを食べる前にぜひ知っておいていただきたいマル秘エピソードをご紹介しましょう。
元日本代表選手をも夢中にさせるファジフーズ!

あず「明らかに試合を観に来たわけではない人も屋台の列に並んでいるのは、ファジの特徴かも。いい匂いが立ち込めるせいか、選手も気になるようで、前年までファジに所属していた岩政大樹さん(元日本代表)が2017年11月にトークショーで来場した際は、『選手のときは食べられなかったから、どうしても食べたくて…』と、一般のお客さんの列に混じって、ファジフーズを買っていました(笑)」
なんと!数々の美食を味わってきたであろう元日本代表選手までをも惹きつけるファジフーズ、おそるべし実力です。

あず「私は練習見学にもよく行くんですが、ファンサービスのときに久保飛翔(つばさ)選手から聞いた話によると、飛翔選手の奥さまがファジフーズの大ファンで、いつも試合前にたくさん買って、席で食べながら観るんだそうです。現役選手の奥さまをも虜にする、罪なファジフーズです(笑)」

こうしてお話を伺っていると、選手とファン・サポーターの距離がとても近いようにも感じます。
けい「所属する選手たちやクラブそのものの成長を一緒に見届けることができて、さらにそれを地域みんなで後押ししようという雰囲気があるところが、ファジの良いところなんですよ」

Cスタには、5年先、10年先にさらに魅力的なクラブになれるよう見守っていこうというあたたかい雰囲気があるように感じられるのだとか。
あぁ…なんだかいいお話でほっこりします。早く、現地に行ってみたいな~ということで、試合日を想定して、実際にタイムスケジュールを組んでみましょう!
Cスタでの過ごし方を予行演習!

また、ファジフーズは1,000円以下のメニューがほとんどなので、小銭を多めに用意しておくと便利ですよ。

試合開始2時間前には両チームのサポーターが徐々に増えてくるので、ほかの人が食べているフードを参考にしながらメニューを吟味するのも一興。
この時間帯からは、クラブのマスコットである「ファジ丸」が登場するので、一緒に写真を撮ったりしてふれあうこともできます。

グルメを味わうだけのつもりが、試合も見たくなっちゃった…という方ももちろんOK!前売券が完売していなければ、当日券の販売がありますよ。一番安価なA自由席なら大人1,600円、小中高生800円で、迫力あるプロのプレーを楽しめます。小学生は「夢パス」という無料観戦パスを発行すれば、A自由席で無料で観戦することもできるそうです。
あず「Cスタは陸上トラックがあるものの、とっても観やすいのが特長。お手頃なA自由席でも、メインスタンドやバックスタンドで座って観戦できるので、イケメン選手も見つけやすいですよ(笑)」

「ぼっけぇ」「~じゃろ」など、ちょっぴり怖くも心地のよい岡山弁が飛び交う中での試合観戦は、旅気分を高めてくれること請け合い。場外の販売テントに比べれば数は多くありませんが、スタジアム内でしか買えないファジフーズもあるので、ぜひ一度お試しあれ。
さて、お待たせいたしました!2018年は屋外テントだけで13店舗(1試合平均の総メニュー数100種類以上!)を数えるファジフーズの中から、けいさん&あずさんが一度は食べてほしいと太鼓判を押すベスト3の発表です。
ここからは、全国に54あるJリーグクラブの、すべてのホームスタジアムでフードを食べた経験のある自称スタグル野次馬・めしたろうさんのコメントも交えて、ご紹介しますよ。
それではまず、第3位はこちら!
第3位.毎試合限定丼ものシリーズ「メッシ!!」(販売テント7)

けい「毎試合違った具材を楽しめるミニ丼シリーズです。対戦相手にちなんだ食材や季節感のある具材が盛られているので、今節はどんなメニューだろう?と、毎回公式サイトのメニュー発表が楽しみになります」
あず「メッシ‼︎はリーズナブルで量もちょうどよい。なのに、超豪華な一品なんです!」

めしたろう「メッシ!!は、本当に、試合ごとに全く違うものが出てきます。毎回変わる対戦相手を意識し、且つ奇抜なネーミングを一皿にまとめ上げるこの一品は、客を誘うパワーにあふれた、ファジフーズ・スピリットをもっとも感じるスタグルです」
スタグルは意外と“ごはんもの”が少ないのですが、これならおかずとごはんをバランスよく食べられますし、リピーターにも飽きのこない一品ですね!

今回のランキングからは惜しくも外れましたが、対戦相手によって内容が変わる丼ものにはもう一つ、「マウンテン丼」というシリーズがあります[販売テント9]。こちらはその名のとおり、ごはんよりも多くの具材を山のように盛ったボリューム満点のメニューなのですが、実はけいさん、このマウンテン丼のプロデュース経験を持っているのです!
これは、「お客さまと一緒にファジフーズを盛り上げたい」というクラブが2017年に初めて企画した『スタミナあふれるマウンテン丼プロデュース企画』にけいさんが考案したレシピが見事採用されたもので、3試合で実際に販売されました。

販売初日のザスパクサツ群馬戦では、台風直撃という悪条件にもかかわらず、2017年シーズン全試合で販売されたマウンテン丼のなかで最多の販売数を記録したそうですよ。

ちなみに、クラブとファジフーズ出店者が毎年シーズン前に会議を行い、クラブから年間で予定しているスタグル企画などを伝えているそうです。出店者には各試合の10日ほど前までにメニュー表を提出してもらい、内容が重複していないかクラブが確認した上で販売しているとのこと。
毎試合、飽きさせないメニューで楽しませようという出店者の皆さんの心意気、あっぱれですね!
第3位に選ばれたのは丼ものの「メッシ!!」シリーズでした。残る2品にはどんなフードがランクインしているのでしょうか?
気になる第2位はこちら!
第2位.「千屋牛牛串」[販売テント8]

けい「岡山のブランド牛である『千屋牛(ちやぎゅう)』を串焼きにした一品。塩・胡椒だけのシンプルな味つけですが、噛めばじんわり出てくる肉汁が何ともいえないおいしさです!高級ブランド牛のお肉をスタジアムで気軽に食べられるという贅沢なメニュー。がっつり味わいたい!という方は、『千屋牛ステーキ』(1,500円)をご賞味あれ」
あず「千屋牛串は、ファジサポの聖なる剣(笑)。一度食べたらやみつきになるジューシーさは、絶対に自信をもってオススメできる一品です!」

希少なため、食べられるお店を岡山以外ではあまり見かけることのない千屋牛を、こんなに手軽に味わえるのはうれしい限り!神戸牛や松阪牛にも引けをとらない旨さの「幻の和牛」を、ぜひ一度、味わってみては?
さぁ、ランキングも残すところ一つとなりました。第1位に選ばれたのは、大迫力のあのメニュー。今、お腹がいっぱいという方は、ちょっと見ないほうがいいかもしれません…!それでは参りますよ、栄えあるベスト・ファジフーズはこれだっ!!!
第1位.「ファジきっチキンと勝カレー」[販売テント4]

あず「とにかくチキンがとんでもない量で、毎回、赤字なのでは?と心配になるくらい。カレーですが、食べるときはお箸がいります(笑)」
めしたろう「『チキンカツのカレーソースとライス付き』というほどの、チキンカツ山盛りサービス。ごはんが見えないのは当たり前。特に『大盛で!』と言ったわけでもないのにこの盛りはInstagramにもTwitterにも映えるフォトジェニック。もちろん、カレーの味も確か。絶妙な辛さが後を引きます」

けい「単独で食べても美味しいカレーの上に、大きなチキンカツがどっさり。ファジサポさん・他サポさん問わず、Cスタに訪れた多くの方々がこのデカさについてツイートしたことから徐々に話題を呼び人気を増していった、SNS時代ならではのメニューです」
揚げたてサクサクのチキンカツとカレーの組み合わせが、おいしくないわけがないですよね。しかもこの量で600円という良心的すぎる価格。チキンカツが苦手という方には、ローストビーフやトンカツをトッピングしたカレーもありますよ。
ちなみに、こちらのお店で2017年夏場に販売されていた「フルーツかき氷」(300円)は、フルーツを自分で好きなだけ盛ることができたそう。2018年の販売は未定ですが、スパイシーなカレーと、フルーティーなかき氷の組み合わせをこの夏も楽しめるといいですね!
【番外編】寒い時期こそ食べたいもの&スイーツのオススメは?
それがこちら、「トントンラーメン 豚骨白湯スープ」。

けい「ファジフーズは麺類も豊富なんですが、その中でもこちらは定番の一つ。本格的なとんこつラーメンですが、和風だしを使用しているため、後味はすっきり。女性にも食べやすい一杯です」
メインをしっかり食べた後には、ちょっと甘いものが欲しくなりますよね。めしたろうさん、食後に楽しみたいデザート系ファジフーズってありますか?
「ソフトクリームをメインとするミニパフェ『ソフテリア』がイチオシです。驚くべきほどの舌ざわりの滑らかさと、濃厚な味わいが共存する“Cスタのオアシス”とも言える一品。春と秋には『白玉ぜんざいソフト』(400円)も登場しますよ」

「フルーツパフェの街おかやま」らしいスイーツ!このサイズなら、メインをいっぱい食べた後でもペロリといただけそうですね!?

ファジアーノ岡山は、誰かを誘って観戦に行く割合が高く、その誘い文句の一つが「おいしいスタグルがある」と、ファジフーズが動機づけの一因になっているそうです。
2018年はこれまでになかった「地元・岡山の食材を使ったメニュー」で各店舗が売上げを競うバトル企画も開催予定とのこと。ますます盛り上がりそうですね!

ファジアーノ岡山の今季ホーム開幕戦は、3月4日(日)14:00キックオフの栃木SC戦。「晴れの国おかやま」にはファジフーズあり!きっとそう叫びたくなるような、おいしい出合いがあなたを待っています。デパートの“全国うまいもの味めぐり”に行くような感覚で、ぜひ一度、お出かけしてみてください。
※価格はすべて税込です。
※価格や販売場所、サービスは2018年3月時点の情報です。
※ホームエリアの場内売店を利用する際は、アウェイグッズは取り外してください。
写真提供:悠さん、ゆさかさん(いずれもファジアーノサポーター)
取材協力:ファジアーノ岡山スポーツクラブ
シティライトスタジアム(ファジアーノ岡山ホームスタジアム)
岡山県岡山市北区いずみ町2-1
086-253-3950

けい
大阪市在住ながら、ホームは全試合、アウェイは岡山・大阪から近場を中心に年間5試合程度観戦する生粋のファジアーノサポーター。初観戦は2006年4月のレノファ山口戦。「試合前後に岡山駅周辺の観光を予定されている方は、レンタサイクルの『ももちゃり』(60分・100円)がリーズナブルで便利ですよ。じつは1台だけ、ファジアーノデザインの自転車もあるんです!」

あず
2018年でシーズンパス保有10年目、ホームは基本的に全試合現地観戦&週2~3日は政田練習場から選手の笑顔を届ける名物ファジサポーター。生まれも育ちも岡山で、おらが街のチーム・ファジアーノが大好き!「自分の住む県にプロサッカーチームがあるというだけでもとにかくうれしいのですが、ファジは選手とサポの距離も近く、共に力をあわせて進むことができる雰囲気があるのが魅力です」

めしたろう
サッカー・野球などの球技を中心に年間40~50試合、全国の試合会場に足を運ぶ三重県在住のスポーツ観戦マニア。2017年は未踏だった「パナソニックスタジアム吹田」も訪問し、Jリーグ全54クラブのホームでのスタグル実食を更新。駅弁やSAなど“出先の飯”にも精通。そこに惹かれる原点は、幼い頃に郷里の球場で食べた、魚肉ソーセージの記憶。2018年も「特別なところで食べること」を追う。
また、本記事に記載されている写真や本文の無断転載・無断使用を禁止いたします。
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