第二の軍艦島「池島」に上陸!島散策から坑内探検、軍艦島周遊クルーズまで1DAYツアーで堪能

2018.04.23

世界遺産「明治日本の産業革命遺産」の1つとして認定されて以降、大人気の「軍艦島」。この軍艦島を北上すること約30kmに廃墟と化した “第二の軍艦島”が浮かんでいます。どこを撮ってもインスタ映えするこの島の名は「池島(いけしま)」。この池島への上陸探検と軍艦島クルーズがセットになった1DAYツアーがあると聞き、さっそく参加してきました。

常盤ターミナルに8時45分集合、9時出航。まずは軍艦島へ

今回参加したのは軍艦島と21世紀に閉山した炭鉱の島「池島」での上陸&坑内探検が楽しめる「池島散策&軍艦島周遊ワンデーツアー」(大人9,500円・税込、要予約)。

まずは8時45分、大浦天主堂に近い長崎港・常盤(ときわ)ターミナルにある「軍艦島コンシェルジュ」に集合。受付を済ませた後、波止場に停泊するマーキュリー号に乗船します。
▲横揺れを抑えるジャイロスタビライザーを搭載。2階には写真撮影などがしやすいデッキも

9時になり、いよいよ出港。一路、軍艦島へと向かいます。ちなみに常盤ターミナルの近くには大型のクルーズ船が接岸する「長崎港松が枝国際ターミナル」が。
筆者が乗船した際は、全長約330mの巨大&豪華クルーズ「マジェスティックプリンセス」号が停泊していました。

さて、マーキュリー号内では、ツアーに同行するスタッフの方々がご挨拶。みなさん、軍艦島を知り尽くすベテラン揃いですが、さらに強力な助っ人も乗船。
▲「軍艦島伝道師」とも呼ばれる黒沢永紀(ひさき)さん

軍艦島、及び池島の調査や研究を15年以上行いながら、両島に関する数々の著書も刊行。出航して軍艦島に近づくまでの約20分間、黒沢さんオリジナル編集のスライド資料を参考に、軍艦島のキホンのキを教えてくれます。

「軍艦島は南北約480m、東西約160m。約6.3haの面積はJR新宿駅とほぼ同じです」と黒沢さん。この小さな島が文明開化以降のニッポンを支えた良質な石炭を生み出しながら、日本初の鉄筋集合住宅を築くなど、常に最先端技術や文化なども吸収。戦後の復興も後押ししますが、昭和49(1974)年に閉山。以後、無人島に。
黒沢さんが過去に撮影した島内の画像も披露。実は軍艦島内部は安全上の問題から、現在その多くが立ち入り禁止に。上陸ツアーもありますが、決められたコースを辿って、そこから見えるものだけを見学するかたち。

「どうやって、どんな機械で採炭したか、また人々がどんな風に暮らしていたかなど、今の軍艦島で実感するにはちょっと難しい。でも同じ炭鉱の島だった池島には、その世界がまだ残っています! ニッポンを支えた炭鉱の島の歴史を軍艦島で知り、池島でその実物を見て、体感する。これこそがこのツアーの真髄、そして醍醐味なんです」と黒沢さん。

さて、黒沢さんから楽しい軍艦島トリビアを聞いているうちに、左前方に軍艦島が登場!
今回のツアーのメインは池島上陸。軍艦島へは近くまで接近し、速度を落とし、船上からでしか見られない景色を堪能します。
▲軍艦島の北部に密集する鉱員用のアパート群

大正時代に建てられた日本初の7~9階建て鉄筋コンクリートマンションをはじめ、スタッフや黒沢さんが廃墟と化した島内の建物を詳しく解説してくれます。

▲島の西側にある住宅群

ここで船は一気にスピードアップ。洋上を西へと進み振り返ると、あ、この姿は!
まさに軍艦!

「大正10(1921)年、この姿を見た某新聞記者が、三菱重工長崎造船所で建造されていた戦艦「土佐」に似ていると感じ、地元新聞の記事で端島(はしま)と呼ばれていたこの島を「軍艦島」と称したことから、その名前が定着されました」とのアナウンス。へ~と感心したところで、再び軍艦島へと取り舵いっぱ~い!今度は島の右岸へ。
▲唯一の上陸ポイントが軍艦島の横に設けられた「ドルフィン桟橋」

先ほど見た左岸とはまた異なる表情ですね。

ということで、ぐるっと島を1周しながら、軍艦島の全容を把握したところで、マーキュリー号は針路を北にスピードアップ。今回のツアーのメインとなる池島へと向かいます。

いよいよ池島に上陸!軍艦島では踏み込めない、炭鉱施設が目の前に!

軍艦島を後にして約30分。船内では黒沢さんが軍艦島との比較を交え、これから向かう九州最後の炭鉱の島・池島を解説。

「軍艦島は文明開化から昭和49(1974)年の閉山まで84年間、海底炭鉱として操業されていました。これから行く池島はその軍艦島を受け継ぐような形で、高度経済成長期の昭和34(1959)年~平成14(2002)年の43年間、つまり21世紀までニッポンの石炭産業を支えてきた島なんです」

やがてマーキュリー号の左舷前方に、島影が見えてきました!あれが「池島」です。
▲東西約1.5km、南北約1km、標高約115m、面積は約0.86キロ平方メートル、島の海岸線長は約4kmの池島

「軍艦島と比べると10倍以上の大きさです。もっとわかりやすく言うと『東京ディズニーランド』と『ディズニーシー』を合わせた広さとほぼ同じ」と黒沢さん。
10時30分、ついに池島港に到着!
対岸に大きなベルトコンベアが見えます。池島という名前は、龍神伝説を持つ周囲1.2kmの大きな池「鏡ヶ池(かがみがいけ)」からきているそうです。
「実はこの池島港がその鏡ヶ池なんです」と黒沢さん。炭鉱開発が進む中、港を整備しなければいけなくなり、昭和30(1955)年~昭和32(1957)年に島の東端にあった鏡ヶ池を切り開いて作ったそうです。

軍艦島コンシェルジュのスタッフには、元池島民もいました。
▲昭和56(1982)年から約10年、池島で過ごしながら、3人のお子さんを育てた森山理保子さん(右)

「この島には炭鉱時代、最大約8,000人が暮らしていましたが、池島炭鉱が閉山した平成14(2002)年前後から離島する方が増え、現在の島民は230人ほど。炭鉱施設はもちろん、居住区の建物も閉山当時のまま、私の家族が住んでいたアパートも残っています」と森山さん。

黒沢さんが軍艦島伝道師であれば、森山さんはまさに池島の伝道師。ふたりの炭鉱の島伝道師の引率で、10時35分、池島内部への散策がスタート!
▲常盤ターミナルの受付で入手した池島周遊マップを片手に散策
▲港に隣接の「池島開発センター」。島内散策後のお楽しみ「坑内探検ツアー」のスタート地点

開発センターを過ぎると、なにやら何か動くものが。第1島人発見か?!
「めぇ~」って、あら、ヤギさん。日本各地のイノシ被害は、ここ池島にも。でも、ヤギさんたちが港周辺の草を食べることで、イノシシはこの近辺に寄りつかない、周囲の作物も荒らさないそうです。ヤギさんにとってもおいしいお仕事。
▲ヤギさんのいる広場の横にある「港浴場」

炭鉱時代にはこのような共同浴場が島内に4つあり、島民は無料で入れたそうです。現在はここを含め2カ所が長崎市営共同浴場として営業(入浴料100円・税込)。

池島はけっこうアップダウンのある島。一部舗装されていないところもあるので、靴は歩きやすいスニーカー類がマストです。また、後に炭鉱坑内にも入るので、服装も多少汚れてもOKなものがおすすめですよ。
▲ツアーではトレッキングポールを無料でレンタル

緩やかな坂道を少し登ると
「はい、最初のインスタ映えスポットです」と黒沢さん。それがこちら。
▲火力発電所跡。巨大さはもちろん、廃墟ファンにはたまらない、いい朽ち方

火力発電所の横には、発電所の排熱を利用した国内初の海水淡水浄化装置跡もありました。つまり、離島ながらも電力と水を自活していたんですね。また、発電所で造られた蒸気は蒸気管を経由して港浴場の湯を沸かしたり、工場や各家庭の暖房などに使われたそうです。
▲発電の際に発生する灰の貯蔵タンク

この灰もセメントと混合し、採炭後の坑道を密閉する際の資材として再利用するなど、生み出されるものを全て無駄なく使い尽くす、実にエコな発電所だったんですね。

人気アニメの世界も彷彿させる、炭鉱時代の居住区へ

ツアー一行は、島北辺の中央にある「郷(ごう)地区」と呼ばれるエリアへ。当時は東西を崖に挟まれた谷間の上部に歓楽街があり、そのすそ野にも焼鳥屋さんをはじめいくつかの商店が立ち並んでいたそうですが…。
今やこのようなゴーストタウン状態。島に唯一あった床屋さんも2017年4月に閉店。
空き家にはパチンコ台が数台放置。電子制御の台のようですから、閉山少し前のものだったのでしょうか?
谷間を登り、旧歓楽街へ。ところどころに昭和っぽいスナックやバーの看板が残っています。かつては旅館もあったそうです。
「ここに『パチンコニュー大海』がありました」と森山さん。さっきのパチンコ台はここのかな?

谷間を抜けた高台は、炭鉱マンやその家族が暮らす旧居住区エリア。
▲鉄筋3階建ての男子独身寮

このような男子寮は2棟あって、定員248名だったそうです。太いパイプは発電所からの蒸気管。

「この蒸気管の近くに水道管も這っていたので台所の水は常に温かで、給湯器いらず。でも温かすぎて、お魚をおろすときなどは大変でした」と森山さん、元島民ならではの“池島あるある”をご披露。

独身寮の先には家族用の鉄筋コンクリート造りの炭鉱アパート群が並んでいます。昭和33(1958)年~昭和53(1978)年頃に建てられ、古い順に1~135と番号が振られ、建物にもその数字が。
「特に注目はこの9番アパート。見事なツタの絡まり具合、まさに『天空の城ラピュタ』!」と黒沢さん。このような炭鉱アパート群をずんずん進み、島の南側を一望できる展望台へ。
▲中央に池島第2立坑櫓(たてこうやぐら)。その左に蟇島 (ひきしま)が浮かぶ

立坑とは垂直に掘られた坑道。そこに設けられた櫓には、一度に81名を地底に運ぶケージが付いています。
そういえば「天空の城ラピュタ」では、主人公パズーがケージで炭鉱夫を引き上げるシーンがありましたね。ちなみに空から落ちてきたシータをキャッチしたのも、立坑櫓の先端でした。はい、閑話休題。

池島第2立坑の深さは721m。海面下で言うと東京スカイツリーの全長とほぼ同じ、650m。秒速約10mで、途中スピードを調整しながら、約100秒で地下に到達。さらにそこから水平方向に伸びた坑道を炭鉱電車、さらに人用のベルトコンベアに乗って移動し、採炭現場へ。つまり海の底を大移動していたわけですね。入口坑から最奥部までは約10kmもあったそうです。
▲池島から3km先に浮かぶ蟇島

海底の地下坑道は蟇島の先まで網の目状に伸び、その総延長は約96km。また、蟇島には2つの立坑が設けられ、これが長い坑道内の換気を行う、いわゆる空気穴の役目をしていました。
なんと森山さんは池島炭鉱の売店で働いていたそうで、毎日真っ黒い顔で帰ってくる炭鉱マンをサポートしていました。また、実際に池島炭鉱の坑内にも入って、採炭の仕事現場を見たこともあるそうです。

長崎ならではのランチを挟んで、自由散策へ

時計を見ると12時。「そろそろお昼にしましょう」の声が。
島の市場的存在だった元食料品小売センター内にある島で唯一の食堂「かあちゃんの店」へ。「かあちゃん」こと店主の脇山鈴子さんは独身寮のまかないを作っていた方だそうです。
店先にはネコがいっぱい。長崎には幸福を呼ぶと言われる尻尾がくるっとまがった“尻曲りネコ“が実に多いですね。
▲ツアーのランチ「日替わり定食」(ツアー代金に込み)

メインは長崎名物の皿うどん(パリパリ麺タイプ)、さらに小鉢料理2つ。取材時にはこれにたらの芽の天ぷらが大皿でドーン!どれも安定したおいしさ、まさにかあちゃんの味です。
ご希望の方は別料金で追加オーダーもできます。人気ベスト3は長崎名物の「トルコライス」1,000円、「ちゃんぽん」、そして「かつ丼」各800円(すべて税込)。

ランチ後はフリータイム。そのままかあちゃんの店で寛ぐもよし、池島散策マップに書かれた4つの散策ルートを参考に島内を自由に散策するもよし。ただし、14時10分には港に隣接する池島開発センターに戻ること。時間厳守です。

筆者は8階建ての炭鉱アパート群のあるAコース、さらに島の東海岸のBコースをまわることにしました。
▲「長崎市立池島小中学校」。昭和45(1970)年には1,800人以上の生徒がいたそうです。2018年4月現在は小学校に2名在籍
▲「8階建て」と呼ばれる4棟の炭鉱住宅。立体的で幾何学的なデザインは、1930年代~50年代にかけて旧ソ連で多くみられた「スターリン様式」
▲「8階建て」の南側には各部屋のバルコニーがズラリ。屋上には隣通しの棟を結ぶ鉄筋の渡り廊下も
▲「8階建て」からの通勤路。海に向って階段を下り、男の仕事場、池島第2立坑へ
▲頭上にうっすらと残る安全マークと「御安全に」の文字
▲反対側にはおかえりなさい、ではなく「御苦労さん」の文字

さて、一旦かあちゃんの店前に戻り、そのまま島の東海岸を歩くBコースへ。青い「角力灘(すもうなだ)」を眺めながら、ゆるゆると下っていきます。
▲大小さまざまな島が浮かぶ角力灘

上の写真中央の島は「母子(はこ)島」、その右にがっぷり四つに組んで相撲を取っているかのような形の岩があるのが「大角力(おおづもう)」。角力灘という海域名もここからきているとか。

さらに道を下ると貯炭場に到着。石炭を出荷するための大きな産業機械群が見えます。ここもインスタ映えスポットですね!
▲出来上った石炭をベルトコンベアへと送るスタッカー
▲積み込みに必要な量の石炭を収集する重さ500tのジブローター
▲石炭運搬船へ石炭を積み込むシップローダー

2つの散策ルートを堪能したところで、そろそろ集合時間の14時10分。池島開発センターに戻ります。

ヘルメット装着!ライトよし!ラスト炭鉱マンと共にトロッコに乗って、炭鉱内へGO!

島内を散策して炭鉱の島の様子や暮らしが見えたところで、いよいよこのツアーのハイライト・池島炭鉱の坑内探検へ。
「みなさま、ようこそ池島炭鉱跡へ」とご挨拶されたのは、閉山以降、池島炭鉱を管理する三井松嶋リソーシス所属の尾崎さん。
「まず、坑内用のヘルメットとキャップランプ、さらにバッテリー用のリュックを装着していただきます」
スタッフの方々に手伝ってもらい装備を整え、着席。
最初に、池島炭鉱の歴史と構造、さらに第2立坑櫓のケージでの降下、海の底の大移動、そして掘削などの作業風景を紹介する15分のVTRを鑑賞。軍艦島時代よりも機械化が進み、ずいぶんと作業が軽減されたとのことですが、大変なお仕事だったんですね~。炭鉱マン、強い!

VTRが終わったら、いざ現場へ。
▲日立製作所製の蓄電式機関車。実際に材料運搬で使用されていたものを見学者用のトロッコ電車に整備。これに乗って坑内へ
ガタゴト揺れながらトロッコはゆっくり移動。思わず「テッテケテーン♪」とサンダーバードのBGMを口ずさんでしまいました、昭和40年代生まれですから。

そして坑内へ!

所々に蛍光灯がついていて、けっこうひんやり。聞けば、年間平均20度だとか。夏場の見学には嬉しい限りですね。
出発して約3分。「水平坑道奥部電車停車場」でトロッコ電車を下車。ここから徒歩で坑内を見学します。
まずは写真を使って坑内の説明。案内してくださるのは「はい、堀之内です。こんにちは。昭和41(1966)年から閉山の平成14年まで、この池島炭鉱で働いていまして、閉山後はね、インドネシアでね、炭鉱の指導員をしとりました」と、炭鉱歴50年の堀之内さん。
ちょっぴり早口で長崎弁交じりのご説明ですが、わからないことは遠慮なくお尋ねを。一見怖そうですが、実は優しく笑顔もステキ、そして男気に満ちた、ザ・ラスト炭鉱マン。

「この坑道は外国人向けの技術指導用にも使われました」と堀之内さん。
なるほど、だから所々にインドネシア語の表記があるんですね。

「クイズ池島炭鉱」を交えながら、さらに坑内の奥へ

写真での説明後、さらに坑道の奥へと進み、採掘現場復元場所や実際に使われていた採掘機械や道具を見学します。
▲「はいこれは、石炭採掘に使われたドラムカッターです」

さらに「そちらの方、『運転始動!』と叫んでそこのスイッチを押して」と堀之内さん。その通りにすると大きな歯がウイーンと回転します。

ダイナマイト専用の穴をあけるための削孔機(さっこうき)通称オーガーは、疑似体験もできますよ。

▲​実際に穴はあけないので振動はないものの、音だけでもかなりの迫力!

オーガーの横には巨大な石炭のかたまりが鎮座。照明にあたってキラキラ輝く、まさに黒いダイヤモンド!
巨塊の下に散らばる石炭のかけらを手に取る堀之内さん「記念に一粒、持って行っていいよ!」
▲「はい、これなあんだ」と堀之内さんのクイズ池島炭鉱
「これはエアマント。坑内で一酸化炭素やメタンガスが発生した時にこうやって、頭からすっぽり被って、中でエアーを吸って、救助が来るのを待つとです」
さらに奥に進むと、坑道は緩やかな坂道となり、その先に小さく地上の明りが。
「これは昭和27(1952)年、池島で最初に掘削された坑道です」。つまり池島炭鉱のスタート地点ですね。
▲坑内発破用の火薬入れと導火線。発破の映像も視聴できます
▲坑内緊急センター跡にあるさまざまな安全器具、避難器具などにも触れながら、リアルな炭鉱現場を体感
そして再びトロッコ電車に乗って坑内を後にし、太陽の下へ。
無事帰還した後、入坑記念として「池島炭鉱トロッコ電車 記念乗車証」を頂きました。掌の黒い塊は坑内でいただいた石炭粒。

それにしても、常に危険と隣り合わせのなかなかハードな仕事場でした。狭い、暗いが苦手な筆者にはキビシ―世界。軍艦島はこれよりももっと過酷だったそうで、昔のオトコは強かったんだなぁ。

以上で池島観光は終了。再び、マーキュリー号に乗って15時50分、池島よ、さようなら。約50分の航行の後、16時40分、長崎港・常盤ターミナルに到着にて、ツアーの全行程が終了です。
▲常盤ターミナルでは軍艦島コンシェルジュのゆるキャラ「ガンショ―くん」がお出迎え

今回の乗船日はとってもピーカンで、風も波も少なく快適な船旅、そして島景色が楽しめました。
実は筆者、過去に2度、軍艦島に上陸したこともあり、軍艦島はもうお腹いっぱい、なんて思っていましたが、今回は池島とセットで見たことにより、改めて軍艦島のすごさを実感!実に奥深いぞ、ニッポンの炭鉱の世界!
また、池島には昭和の名残もそこかしこにあり、そこもアラフォー以上の世代にとっては懐かしさも感じましたね。

ツアー参加者は「軍艦島ミュージアム」が無料で楽しめる!

「池島散策&軍艦島周遊ワンデーツアー」では、全体の7割が池島滞在。「軍艦島のことも、もっと知りたい!」という方の為に嬉しい特典も用意されています。ツアー参加後、またはその翌日に軍艦島コンシェルジュが運営する「軍艦島デジタルミュージアム」に無料で入場できるのです。
▲場所は常盤ターミナルから徒歩で約3分。正面は松ヶ枝地下駐車場

1階~4階にかけ、最新のデジタル技術を駆使し、軍艦島を細部まで紹介するほか、さまざまな疑似上陸体験が楽しめます。
▲「軍艦島シンフォニー」では全長30mの大スクリーンにて、在りし日の軍艦島の姿を鑑賞
▲1/150サイズのジオラマとデジタル映像で軍艦島の1日や四季を体験できる「シマノリズム」
▲軍艦島の立ち入り禁止区域の最新映像を利用したVR

他にもいろいろな展示物があります。2018年4月20日に登場する「MRホロレンズ」(ワイヤレスで頭に装着するタイプのホログラフィックコンピューティング)での館内散策、さらに石炭の採掘体験ゲームなどもおすすめですよ。
ということで、「池島散策&軍艦島周遊ワンデーツアー」体験記でした。実際はここで書いた何十倍も中身が濃い!しかも現在、軍艦島と池島を一度に巡るクルーズツアーはこれだけ。催行日も参加人数の上限も限られています。この機会にぜひ、体験してみてはいかがでしょうか。
山田誠

山田誠

新潟県十日町市生まれ、現在は福岡県福岡市在住のフリー編集者・ライター。九州の宿や温泉、飲食、雑貨系のショップ、さらに漁村、農村、道の駅など、暮らしと休日に関わるスポットをほぼ毎月、年間150軒以上を取材。取材後は必ず近隣の直売所で地元食材を買って帰る。1児の父。

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