リニューアルした「マリンワールド」は大人も大興奮必至!見どころを徹底紹介

2018.06.03 更新

福岡市東区にある「マリンワールド」は1989(平成元)年に開館。ひとつの水槽で飼育するサメの数は日本最大級、日本初のダイバーショー開催など様々な話題に富み、多彩なショーや体験がファミリー連れに人気の水族館です。そして2017年4月に全館リニューアルオープンし、大人もより楽しめるようになったと話題!新しくなった「マリンワールド」の見どころ、楽しむべきポイントをご紹介します。

「マリンワールド海の中道」(以下、マリンワールド)があるのは、福岡市街地から車でも、また博多港から連絡する市営渡船でも約30分の半島「海の中道」にあります。
▲扇型に広がる建物の「マリンワールド」

以前のテーマは亜熱帯から寒帯まで冷水系の魚も展示した“対馬暖流”でしたが、約6カ月間の改修工事を経てリニューアルオープンした「マリンワールド」のテーマはぐっと拡大し、“九州の海”に。展示スケールを大幅に拡大し、九州全体に寄り添った水族館に進化しています。
▲リニューアルに際し、入口のタイルも全部張り替え。上から見るとイルカが波間からジャンプしている姿が!

そして、リニューアルコンセプトは「いつも新しい私になれる水族館」だそう。“子供と一緒に来て楽しむ”イメージの強かった水族館を、“大人も楽しめる”水族館に。「マリンワールド」では、リニューアルに際してそう考えたそうです。
さて、どんな楽しみが待っているのか…。見ていきましょう!

【見どころその1】開放感あふれるエントランス

▲広いスペースの2階エントランスロビー。入口・通路を複数設けることでゲストの足の流れを止めない工夫がされているそう

まず、入館してビックリするのがエントランス。15mの吹き抜けになっており、壁や天井は真っ白、かつ3階へ続く階段の踊り場壁面にはグリーン(本物!)があしらわれており、さらに頭上から水が流れるロゴモニュメントがあり…と、館内なのにスゴイ開放感!まるでリゾート地のようなお洒落な空間です。

【見どころ2】空に魚が浮かぶ!「玄界灘水槽」

メインエントランスから順路に沿って3階に進めば、最初に目に入ってくるのが「玄界灘水槽」。
どうですか?幅5mほどの水槽ですが、頭上から降ってくる光と、まるで空に浮かんでいるかのような魚…本当に幻想的なんです!
▲床から天井にかけて曲線を描く「玄界灘水槽」。これによって、魚が空を飛んでいるかのように見えます

“九州の海”をテーマに、福岡・佐賀・長崎・熊本・宮崎・鹿児島の九州各県の海を水槽で再現。この「玄界灘水槽」は福岡の海です。

▲荒波で知られる玄界灘を再現するとあり、頭上では「ザバーン!」と1分毎に人工波が!

波が起こるたびに魚たちが海中に揉まれながら散らばり、また集まる様子が見てとれますよ。

【見どころ3】水槽で知る「九州の海」

「玄界灘水槽」以外にも、各県の海を再現した水槽が続きます。その一部だけですが紹介します。
▲大きな鯛が泳ぐ、長崎県(西海・さいかい)の水槽。日本三大急潮といわれる針尾瀬戸の急流とうず潮を再現
▲火山灰に覆われた深い色の海に、赤い魚がひらひら泳ぐ鹿児島県(錦江湾)の水槽
▲佐賀県(呼子・よぶこ)の水槽では、名物アオリイカがヒュンヒュンと飛び交う!

魚が泳ぐタイプの水槽ではなく、干潟を再現したものも。
こちらは佐賀県(鹿島)の干潟水槽。潮の干満の差日本一の干潟「有明海」を再現し、そこに生息する生き物とともに展示しています。
▲干潟を再現した一角。よ~く見ると…
▲トビハゼが!ムツゴロウも生息していますよ

一言に「海」といっても、生息する魚も海水の温度も、さらに色だって違うんです!それを気づかせてくれる展示になっており、興味深い!魚、海の形態・流れ、色…目の付け所は色々。比較してみると楽しいですよ。

【見どころ4】 湧水地までも再現「阿蘇 水の森」

水槽のゾーンを抜けると、「え?ここ建物の中だよね?」と見まごうような森に着きます。
ココは、熊本県の阿蘇を再現した緑の空間「阿蘇 水の森」。
▲樹木や草などは一部フェイクもありますが、なるべく自然そのままのもので作られています

山々に雨が振り、大地の栄養素をたっぷり含んだ水となって川に流れ、海に辿り着く…。水族館内にこの「阿蘇 水の森」を作ることで、そんな自然の循環サイクルを表現しているのだとか。
▲「カスミサンショウウオ」や「タカハヤ」など、淡水に生息する生き物なども展示

【見どころ5】 近くなった!イルカ&アシカショープール

忘れちゃいけないのが「マリンワールド」の人気演目「イルカ&アシカショー」。可愛いイルカやアシカがジャンプやボール遊びなどの演技で楽しませてくれる舞台、ショープールもリニューアル。
▲イルカちゃんの大ジャンプ!バックには借景の博多湾が広がります

まずは以前あったバックボードの取り外し。それにより、スコーンと見通しが良く空と海の青さがより際立つ背景に。取材日は残念ながら曇りでしたが、晴天であれば青い海と福岡市街地の建物までくっきり見えるそうです。
▲大ジャンプや飼育員との素晴らしい演技はさすがの一言!

そしてもう一つ。観客席の床全体を以前より40cmほど上げ、さらに観客席側に特設ステージを新設。基本的にはアシカショーは特設ステージでするので、びっくりするほどアシカが近い~!
▲一番再前列の観客席からは3mくらいの近さ!アシカちゃんの息が聞こえてくることも
▲イルカショーでも、イルカが特設ステージに来てくれました!

芸達者な生き物たちの活躍ぶりはそのままに、より近く&より絶景で見ることができるようになったイルカ&アシカショー。1日4~5回開催しているので、ぜひチェックしてみてくださいね。

【見どころ6】泳ぐイルカを見ながら味わうレストラン

海の世界をたっぷり楽しんだ後は、1階の「レストラン・レイリー」へ。こちらは内装を全面改装。食事をしながらイルカの大水槽、魚の小水槽を眺められる楽しさはそのままに、木を基調としたアメリカンテイストのお洒落な空間に生まれ変わりました。
▲レストラン・レイリー
▲人気は水槽側の特等席!小さい子供用のイスなども用意してくれます

このイルカ水槽、実は水中から見たショープール!ゆえにショー開催時などはジャンプした後のイルカちゃんたちが水中でどんな動きをしているのかを見られるってワケ。そう思ってみるのも面白いですよ。
▲ジャンプした後かな?

イルカを眺めながらオシャレな空間で食事ができる…何かリゾート地に来たようで贅沢~!食事もSNSにアップしたくなるようなインスタ映えするメニューがたくさんです。
▲ご飯の上に柔らかいローストビーフ&酸味あるソースが堪らない!「ローストビーフ丼」は1,150円
▲肉汁じゅわっ!「国産牛ハンバーグプレート」は1,200円
▲バナナがイルカちゃんに!「ドルフィンパフェ」は680円
▲綿あめのインパクト大!「コットンキャンディマリンジンジャー」は480円!

他にも人気の国産牛鉄板ハンバーグ、パスタ、うどんなど、メニューも豊富。「コットンキャンディマリンジンジャー」のようにテイクアウトできるスイーツもあるので、手軽に楽しんでみてはいかがですか。

【見どころその7】大人も楽しめる仕掛けがあちこちに

館内を巡るとまだまだ楽しませてくれる見どころポイントはたくさん!

水中で輪っか「バブルリング」を作ることで人気の小型イルカ・スナメリのプールは1階の「福岡の身近なイルカ」ゾーンにて、以前より2倍の広さになりより見やすく!「スナメリトーク」のショーでは、スタッフの方がスナメリの語源や秘密などを面白く紹介してくれますよ。
▲スナメリトークは1日1回(14:40~)開催

同じく1階の、アザラシなどがいる「かいじゅうアイランド」には、「ペンギンの丘」が誕生。暑さに強いケープペンギンたちが、緑の丘を闊歩している様子をぐるりと周りから眺めることができます。
▲よちよち歩くペンギンくんたち。か、可愛い~
▲暑い時は、プールに飛び込んで涼んでいます

館内では、「九州のクラゲ」や「奄美のサンゴ礁」など幻想的な展示水槽のほか、自然観察会の実施、館内展示や自然環境についての理解を深めるための情報発信の場「情報ひろばうみのたね」などもあります。
▲2階の「九州のクラゲ」ゾーン。幻想的!
▲「情報ひろばうみのたね」は、レストラン・レイリーの前。休憩スペースもあるので、疲れたときはどうぞ
▲「マリンワールド」では、野外活動も支援しているそう

他にも、ともすれば見逃してしまいそうな楽しい仕掛けも。
ちょっとした発見が楽しい!
▲一見、黒板ボードのようですが…

▲黒板の画が一部動いています…!わかりますか?
▲床に照射されたエイの映像。どこで見られるかは行ってみてのお楽しみ!
▲まるで海にいるような気分が味わえる、2階と3階をつなぐスロープ

また、リニューアル前から人気のG.W.と夏休み期間開催のイベント「夜のすいぞくかん」も継続。昼間とは違う夜の魚たちは、また見応えがありますよ。
▲夜ライトアップされ輝くイワシ。キレイ!

最後にお土産などが買える2階のショップ「シーフォレスト」にて、おすすめグッズをご紹介。
生き物たちをイラストにしたグッズがとっても可愛いんです~。ゆる~いテイストのイラストは、ペンギンやイルカ、アザラシなどの人気の生き物のほか、アラやカスミサンショウウオなどマイナー(失礼!)な生き物も含めて8種類あり、様々なアイテムに展開されています。
▲マスキングテープは各378円
▲「Omedetou」「Honno-Kimochi」など用途に応じて選べるポチ袋は各324円

リニューアルポイントを押さえつつ、見どころを紹介しましたがいかがでしたか?

水族館で見て、感じて、楽しんでもらいたい。頭で考えるのではなく、五感で楽しめるところに――。
だから、展示水槽は魚名版など目から入る情報は最小限にし、スタッフがなるべく館内を周りフィールドガイドができるようにしているそう。
目で読む情報より、聴いたり感じたりする情報を与える場を目指しているのだとか。
▲2階の「奄美のサンゴ礁」ゾーン。リニューアル前から大切に育ててきたサンゴたち

だからと言って堅苦しく考えなくてもOK!
ただただゆっくりと泳ぐ魚たちを見たり、イルカのジャンプに拍手したり、幻想的なクラゲ水槽にうっとりしたり。海の生き物たちにより近くなった「マリンワールド」を楽しめば、きっと“新しい私”になれるはずです!
▲外洋大水槽ショーでは、イワシが渦巻く「イワシタイフーン」をパノラマ大水槽で見られます(所要約15分)
※価格はすべて税込です
桑野智恵

桑野智恵

フリーの雑誌ディレクター/ライター。福岡生まれ、福岡育ちの博多女。3つの出版社を渡り歩き、雑誌編集歴20年弱。食育アドバイザー、フルーツ&ベジタブルアドバイザー。

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