いま話題の佐賀県立宇宙科学館「ゆめぎんが」で、オトナ女子も夢中になれる宇宙体験!

2018.06.25 更新

佐賀の名湯・武雄温泉から車で10分ほど、木々あふれる自然豊かな空間に突如現れる、巨大な宇宙船のような物体。その正体は、幅広い年代で賑わう「佐賀県立宇宙科学館」、通称「ゆめぎんが」。宇宙と科学の不思議が楽しく体感できると大評判のスポットです。数ある展示物のなかでも、大人女子の好奇心をくすぐるアイテムを中心にその楽しみ方をご紹介します!

▲池ノ内湖に臨む佐賀県立宇宙科学館。まるで巨大な宇宙船!

江戸の頃から先進的だった武雄に誕生した宇宙科学館

「佐賀県立宇宙科学館」は、“美人の湯”が湧く武雄温泉や武雄焼などで知られる佐賀県武雄市にあります。

武雄温泉といえば1300年の歴史をもち、シーボルトや宮本武蔵なども入浴したといわれる古湯ですし、武雄焼も文録・慶長の役(1592年)の時、武雄領主に同行した陶工たちによって焼き始められた歴史をもちます。
▲武雄温泉の象徴、楼門(国指定重要文化財)。まるで竜宮城のよう

そんな武雄の地になぜ宇宙科学館?筆者のギモンに答えてくれたのは、広報担当の川原みゆきさん。

曰く、「江戸時代の終わりに日本が西洋の科学技術を受け入れるにあたり、佐賀藩は日本の中でも先進的な役割にありました。その中でもさらに武雄領がいち早く窓口となって取り組んだという歴史背景があり、この地に開館しました」。
▲開業は1999(平成11)年7月。2015(平成27)年にリニューアル 

なるほど!武雄は昔から先進的な地だったんだ!と納得したことろでいざ、館内へ。

「地球発見ゾーン」で地球誕生の奇跡を知る

館内は、地球発見ゾーン・佐賀発見ゾーン・宇宙発見ゾーンからなる常設展示と、プラネタリウムにわかれています。今回はどちらも楽しみたいため、当日セット券(大人910円/税込)を購入して館内へ。
まず現れるのは、地球発見ゾーンです。
▲多種多様な生命に満ちた地球について学べる地球発見ゾーン

まず目をひくのは、2015年のリニューアルで誕生した「スペースサイクリング」。4.5mの高さに張られたロープを自転車で渡るという人気の体験アイテムです。

筆者は高いところが苦手なのですが、ガイドさんの「揺れないですよ」という言葉を信じてチャレンジ!
▲スペースサイクリング(体重80kg以下、身長130cm以上の利用制限あり)

背中に命綱があるとはいえ、1本の細いロープで大丈夫なのか?と不安を感じながら恐る恐るペダルを漕いでみます。あれ?ホントだ、揺れない!

眼下には地球が広がり(写真です)、幻想的なブルーの照明も相まって、その名の通り、まるで宇宙空間をサイクリングしているような気分になります。
▲自転車の前カゴに鎮座するのは、宇宙科学館のマスコット・ゆめぎんが★ウーたん

ちなみに、揺れないのは自転車の下にぶら下がっている150kgの重りがポイント。重心が下がることで安定するのだとか。つまり、重力を利用しているというワケなのです。
普段は意識していない重力の力を改めて体感できる楽しい体験でした!

さて次なるお楽しみは「アースシアター」。参加者の動きに合わせて地球誕生のストーリーが進んでいく体験型ミニシアターです。
▲最初のミッションは“スクリーン上の宇宙にちらばる小惑星を時間制限内に集めて地球をつくる”

複数のミッションをクリアしながらゲーム感覚で楽しんで学べるのは、「いろんな奇跡の積み重ねでこの地球が存在している」ということ。
太陽からの絶妙な距離のおかげで水が生まれ、絶妙な大きさによってちょうどよい重力があり、水と大気があるからこそ私たち人間が生きていられるのです。
ちょっと大げさですが、奇跡の惑星・地球に自分が生きている奇跡に感動さえ覚えます。

この他、「地球発見ゾーン」には地球を構成する重力や磁力、大気などを利用した体験展示物が揃います。
▲風力を体験する風のテーブルなど、体験展示物が揃う
▲巨大なシャボン玉の中にも入れます。中から見る世界はちょっぴり幻想的!
▲竜巻が発生する仕組みを学べる竜巻発生装置。渦は小さいけど、パワフル!

当たり前にそこに存在しているため、普段は気に留めていない重力のこと、大気のこと、磁力のこと。「地球発見ゾーン」では改めてその存在や驚きのパワーを実感できました!

太古の地球から佐賀の自然界までを学ぶ「佐賀発見ゾーン」

地球や科学の神秘を体感したところで、佐賀発見ゾーンへ。
▲地底トンネルを抜けて向かう佐賀発見ゾーン。「次はなにが現れるかドキドキ!」
▲太古の地層から発掘された岩石や化石が展示される

薄暗い地底世界を抜けると、海や川、里山など佐賀の自然を学べる空間です。有明海に暮らすムツゴロウやワラスボなども展示されています。
▲佐賀の里山を再現したジオラマ。里山に暮らす生き物を探してみよう

ムツゴロウなど珍しい生き物にも出合える「佐賀発見ゾーン」は、癒しのエリアでした!

「宇宙発見ゾーン」で宇宙飛行士訓練や月面重力を体験

いよいよ楽しみにしていた宇宙発見ゾーンです。3階に上がり、無機質な金属製の自動ドアが開くと、一気にSFモードです!
▲宇宙船のような空間にテンションアップ!星や太陽、太陽系の惑星についてパネルで解説
▲宇宙服(レプリカ)の展示も!
▲宇宙で実際に使われたカメラ
▲ふと見上げると、宇宙飛行士や人工衛星が!

もちろん、“見る”だけではありません!宇宙発見ゾーンにも体験アイテムが充実しています。人気は、月面歩行気分が味わえる「ムーンウォーク」(身長130cm以上、体重80kg以下の制限あり)。
▲地球の重力の6分の1しかない月で歩くと、ビヨーンと5mほどの高さまで!身体がふわふわ浮いて上手に歩くことができない!

重力って大事なんだと改めて実感!

さて、お隣にあるのは「宇宙トレーナー体験」。かつて宇宙飛行士の訓練に実際に使われていたものと同じカタチで、無重力の宇宙空間での姿勢制御訓練に使われていたと言います。
▲シートベルトをしっかり装着して、いざ!まずは軽くグルグル…。これなら余裕!
▲次第に回転数が速くなり、もうグチャグチャ~!

回転しているのは1~2分程度なのですが、体験後はもうフラフラ!どうやら筆者は、宇宙飛行士にはなれないようです。

まだまだあります!楽しい宇宙体験!
▲アメリカ宇宙開発局NASAの指令センターを体験。無事、ロケット打ち上げの成功なるか?途中、緊急事態も発生してハラハラドキドキ!
▲宇宙遊泳体験。画面を見ながら手元のハンドルで操縦するシンプルなもの。昔なつかしいテレビゲームのよう

まるで宇宙船のなかにいるような演出も楽しい「宇宙発見ゾーン」。「宇宙トレーナー」や「ムーンウォーク」などは大人も夢中になってしまうこと必至!いつの日か宇宙旅行に行ってみたいなーなんて、ロマンチックな妄想も止まらなくなってしまいました。

感動の星空体験が待つ「プラネタリウム」

プラネタリウムも佐賀県立宇宙科学館の自慢の一つです。

快適ソファに座り、投影が始まるとそこはたちまち宇宙空間!2台の高解像度4Kプロジェクターを備え、光学式とデジタル式による統合型投影システムによって、驚くほどリアルな星空が再現されているのです。
▲投影できる星の数はなんと26万個。6つのスピーカーを使った臨場感あふれる音響も気分を盛り上げる

投影は1日5回。毎回、今夜の星空解説25分とプログラム25分の50分間です。プログラムは一般向けや子ども向けなど毎回異なります。公式サイトにもその日の上映プログラムが掲載されているので、事前にチェックして興味のあるプログラムに参加してくださいね。

天気が良い日ならプラネタリウムの奥にある天文台へもぜひ。太陽や金星、青空に輝く一等星を見ることができます。
▲口径20cmの屈折式望遠鏡で天体観察

土曜の夜(3~9月20:00~21:30/10~2月19:00~20:30)は、月や惑星、星を楽しむ天体観望会を実施(無料)。事前予約は不要ですが、終了時刻の30分前までには3階「プラネタリウム」で受付をしてください。※雨や曇りの日は中止

佐賀食材をたっぷり使った本格イタリアン

一日使っても回りきれない、お楽しみいっぱいの佐賀県立宇宙科学館。お腹が減ったら館内のレストラン「湖畔のイタリア食堂 はねやすめ」へ。
▲池ノ内湖を眺める絶好ロケーション

実は、武雄市内で人気のイタリアン「souRce(ソース)」や、九州駅弁グランプリ3連覇を果たした弁当店「カイロ堂」の系列店だけに美味しさはお墨付き。
玄界灘や有明産の魚介、佐賀牛、佐賀のブランド野菜など、地元食材を使ったパスタやドリアなどが楽しめます。
▲佐賀県白石産玉ねぎの甘さとトマトの酸味がマッチした「白石玉ねぎのアマトリチャーナ」(850円/税込)
▲ご飯の上に炒めた肉と生野菜をのせ、マヨネーズをかけた佐賀のご当地グルメ「シシリアンライス」(800円/税込)。こちらでは牛肉ではなく、豚肉を使用

ミュージアムショップでおみやげ探し

最後に訪れたのは、宇宙や科学にまつわる本から子どもの好奇心をくすぐるおもちゃ、宇宙食まで、見て回るだけでワクワクするミュージアムショップ。
大人女子に人気の商品をピックアップしてご紹介します!
▲オリジナル商品の「12星座マグカップ」(880円/税込)
▲雨の日が楽しくなっちゃいそうな「全天星座傘」(3,024円/税込)
▲宇宙飛行士選抜試験で実際に出題された「宇宙パズル」(204ピース432円・300ピース1,080円/いずれも税込)。忍耐力を要する真っ白なパズル!
▲おにぎりやピラフ、たこ焼き、アイス、グミキャンディーなど、バラエティ豊かな宇宙食(1袋378円~/税込)

いかがだったでしょうか?宇宙科学館というと子ども連れが楽しむスポットというイメージが強いかもしれませんが、こちらは大人女子やカップルも多いのが特徴です。113ある展示物のほとんどが体験系というのが人気のヒミツ。学生の頃に学んだ宇宙や科学、こちらでの体験を通して改めて学ぶとまた興味深く楽しいものですよ。
宮崎由希子

宮崎由希子

福岡在住のフリーライター。九州7県をメインに取材にかけずり回り、年間取材件数はのべ1000件以上。得意分野はグルメと温泉と旅。温泉好きが高じて、おんせん県おおいたが主催する「温泉マイスター」を取得。著書に『おいしい博多出張』(エイチエス出版)。

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