絶品!利尻でバフンウニやムラサキウニを生やパスタで食べまくり

2018.07.23 更新

ウニは北海道の海鮮グルメでトップクラスの人気を誇るネタ。広い北海道の中でも特に、利尻島のウニの美味しさは最強!なぜなら、うま味成分がたっぷりつまった利尻昆布を食べて育ったウニだから。利尻島に行くならウニグルメは外せません!生ウニ丼をはじめ、ウニ・イクラ丼やウニのカルボナーラなどで贅沢に味わってみませんか?利尻島の玄関口、鴛泊(おしどまり)港周辺でおすすめのお店を3店紹介します。

▲利尻昆布を食べて育った利尻島のウニの味は絶品!

利尻島は北海道北部にある離島。島内に利尻空港があり、札幌丘珠(おかだま)空港から1日1便、新千歳空港から夏季のみ1日1便、運航しています。
ただ、小さな空港であるうえ飛行機の座席数も少ないので、稚内港から発着するフェリーを利用する人が多いです。稚内港からの船が発着するのが、島北部にある鴛泊港です。
▲鴛泊港へ入港するフェリー。稚内港発着便は、春から秋は概ね1日3~4往復運航しています

生ウニ丼を食べるならここ!【さとう食堂】

利尻島に来て生ウニ丼を食べたいなら、ここに行けばほぼ間違いなし!それは、鴛泊港フェリーターミナル向かいにある「さとう食堂」です。
▲正面には利尻島の顔、利尻山!左がフェリーターミナル、右に数軒店舗が並ぶうち、一番奥にさとう食堂があります
▲「生ウニ丼」(4,500円)をはじめ、タコ・エビ・ツブ・ホタテ・ワカメが入った「海鮮利尻ラーメン」(1,350円)や「海藻ラーメン」(1,200円)などを提供しているお店です

利尻島内でウニ漁がある時期は極力生ウニを切らさないよう、仮に価格が高騰していても、地元ならではのつながりや独自の仕入れルートを駆使して買い付けているそうです。
高級な海産物の飲食店に行くと、価格は「時価」って書いてあることがよくありますよね?
その点、このお店は時価ではなく、いつ訪れても価格は均一。訪れる身としては価格が明瞭なのは安心ですよね。
▲「生ウニ丼」。サラダと味噌汁、小鉢、漬物付き

利尻島で食べられるウニは「ムラサキウニ」と「バフンウニ」の2種類ありますが、この店では当日朝に行われる漁の釣果と仕入れ次第で双方ある日もあれば、片方だけの日もあります。また、価格が均一なので、仕入れ値次第では盛るウニの量が多少増減することもあるのだとか。どんな生ウニ丼になるかはその日次第。
訪れた日はラッキーなことに、こんな生ウニ丼が出てきました!
▲ムラサキウニのメス(上の少し白っぽい色をしているウニ)とバフンウニのオス(右下)とバフンウニのメス(左)の三食丼!

ムラサキウニとバフンウニを同時に味わえるだけでも嬉しいのですが、オスとメスの食べ比べもできるなんてとっても贅沢!
ムラサキウニもバフンウニも、オスは溶けやすく形が崩れやすいため加工用になることが多く、利尻島内でも生食用で出回ることはあまりないそうです。そのため、飲食店でオスがあるのはレアケースなんですって。
▲ムラサキウニのメスは、気持ちツブツブ感がありつつクリーミーで、磯の香りをじわじわと感じます
▲バフンウニのオスは、口に入れたらシュワッととろけて濃厚な風味が口の中でパンッと開くような感覚
▲バフンウニのメスは姿形と色が綺麗!舌で転がしながら味わうと、ウニの濃いうま味がじわじわと舌に伝わってきました

どれもこれも甲乙つけがたいです!
醤油が添えてありますが、醤油なんていりません。そのままで十分美味しいです。むしろ、醤油をつけずに食べるほうがウニそのものの味わいを強く感じます。
▲本気で美味しい!これはぜひ、何もつけずに食べるべき!

ところで、利尻島に行けばいつでもどこでも生ウニを食べられると思ったら大間違いです。ウニの漁期しか生ウニは出回りませんし、漁が行われる期間でも荒天などで漁師さんが早朝に漁へ出られなければウニの水揚げがないということなので、その日は生ウニが流通しません。生ウニは傷みやすいので、長期間保存しておくこともできません。

つまり、生ウニ丼を食べられるかどうかは漁の都合とお店の在庫次第。行ってみたその日にならないと食べられるかどうかはわかりません。まさに運次第なんです。
▲一期一会な生ウニ丼

利尻島では、ムラサキウニとバフンウニはどちらも毎日漁があるというわけではなく、その時の資源量や海の天候などをもとに、地元の漁協がどちらのウニを獲るか都度決めているそうです。どちらのウニに出合えるかも訪れた日の運次第。
▲さとう食堂はウニの仕入れに注力していることもあり、島内でも生ウニ丼に出合える確率がかなり高いお店です

ちなみに利尻島でのウニの漁期は、ムラサキウニが概ね6月上旬か中旬~9月中旬頃、バフンウニは6月上旬か中旬~8月下旬頃です。地元の人曰く、利尻島では7月頃に獲れるウニが一番美味しいそうですよ。

みなさんが島へ渡る日はどんな生ウニ丼を楽しめるのでしょうかね。行ってみてのお楽しみに!

有名なご当地どんぶり「うにめし丼」を【食堂 丸善】で

次に紹介するのは、「全国ご当地どんぶり選手権」の本選で2度の優勝を果たし、殿堂入りをした絶品の「うにめし丼」を味わえる「食堂 丸善」。鴛泊港フェリーターミナル内にあるお店です。
▲フェリーターミナルの2階、ガラス張りになっている場所にお店があります
▲ターミナル内なので、船の到着時や出発待ちの空き時間にも立ち寄りやすいですよ
▲店内からは港や利尻山の絶景が!とっても気持ちのいいロケーションです

お目当ての「うにめし丼」とは、出汁の効いた炊き込みごはんの上に、蒸しウニとイクラをたっぷり盛った丼のこと。
ウニやイクラが美味しいのはもちろんですが、手の込んだ炊き込みごはんの味わいが格別なんです。
炊き込みごはんには、高級和食店のような出汁を作るかのごとく、利尻昆布と煮干し、鰹節、メジカという魚の節の宗田(そうだ)節からとった自家製の白出汁を使用。これに「うにめし丼」の素となる秘伝の醤油ベースのタレを混ぜ、ウニを入れてごはんを炊き込んでいるそうです。

丸善では、「うにめし丼」単品が1,400円、「うにめし丼(漬物、味噌汁付)」が1,500円、「うにめし丼定食(3点盛、味噌汁付)」が1,700円で味わえます。
▲「うにめし丼定食」(3点盛、味噌汁付)。3点盛は日によって内容が変わりますが、訪れた日は、たくあんと昆布巻き、スモークニシンのとびっこ和えでした

出汁がしっかり効いた炊き込みごはん。具がなくてもこのうま味だけでごはんを食べられるのではないかと思うほど、いい味わいがじんわりと染み込んでいます。
▲とろけるウニとイクラの味わいが絶品!そして、炊き込みごはんが超絶美味しい!

こんな絶品の丼を、海や山を眺めながら味わえるなんてかなり優雅なランチ。都会での日々の疲れも吹っ飛ぶ気分です。

利尻島での生ウニ丼の相場が4,500円前後と言われている中(2018年7月時点)、生ウニではないものの、リーズナブルにウニを味わえる「うにめし丼」はコストパフォーマンス高し!しかも通年提供。これはイチオシです。

【TSUKI CAFE】で生ウニや利尻昆布の独創的なカフェ飯とスイーツを

最後に紹介するのは、丸善と同じく鴛泊港フェリーターミナル内にある「TSUKI CAFE(ツキカフェ)」。丸善の隣にあります。
▲TSUKI CAFEも鴛泊フェリーターミナル内にあるので、フェリー到着時や出港待ちの時に利用しやすいお店です
▲店内からは港と海を一望できます

TSUKI CAFEはウニ漁師が経営するカフェ。生ウニや利尻昆布など、地元の素材を活かした独創的なカフェ飯やスイーツを楽しめます。
▲店主の尾形さん。ウニ漁のある夏は早朝がウニ漁で、昼から夕方まではカフェ店頭に立つというハードワークをこなしています

「素材がいいので生ウニ丼が美味しいのはあたりまえ。美味しい素材をより美味しく食べてもらいたいので、手をかけてアレンジした料理に挑戦します。だから、うちではあえて生ウニ丼は出しません」
こう語る尾形さんに、おすすめの一品を作ってもらいました。
▲1日10食限定、早いもの勝ち!「ウニボナーラ」(時価、2,500円~)

ウニ×カルボナーラの「ウニボナーラ」。単なるウニパスタじゃありません!
その日の朝獲れた利尻産生ウニを約60g使用。一般的に生ウニ丼はウニを80g前後使うと言われているので、ウニボナーラでのウニの使用量はけっこうなものです。

どう使っているかというと、カルボナーラの調理で一般的に使用される卵黄のかわりに生ウニを約30g使用しているんです。残りの約30gは、パスタの上にカジカの子(卵)とともにトッピング。ウニの産地ならではの逸品です。
▲この日使用したウニはバフンウニ。なんとも贅沢!プチプチしているのがカジカの子です

フェットゥチーネ(平麺)に濃厚なウニクリームがとろりと絡みます。ひと口食べたら、口の中にウニの香りがいっぱいに広がりました。一般的なウニパスタやカルボナーラのイメージを強烈に打ち砕く、初めての味わい。トッピングのウニのほか、器の中すべてウニなのではと思うほど、ウニの味わいが強いパスタクリームが印象的です。
なお、提供されるのはウニ漁がある時のみ。「生うに丼」のごとく、運が良ければ出合えますよ。

もう一品、利尻島ならではのスイーツを出してもらいました。それがこちら!
▲「Rishiri チョ昆布ラウニー(チョコブラウニー)」(750円)

なんと、ブラウニーに利尻昆布が入っている独創的なスイーツ。自家製昆布塩の生クリームにつけていただきます。
▲ブラウニーの中に刻んだ昆布が入っているんです

昆布のうま味がブラウニーの濃厚な味わいを増長させるのでしょうか。チョコと昆布、意外と合います!昆布塩の生クリームをつけると、濃厚なブラウニーの味わいがスッキリしまる印象。昆布の軽い歯ごたえがアクセントとなった、利尻島ならではのご当地スイーツです。
こちらはお土産用に、1個350円、5個1,600円で販売しています(昆布塩の生クリームはなし。昆布入りのブラウニーのみ)。
▲こんな絶景を眺めながら、利尻島の新鮮な素材のアレンジ料理を食べられるなんて、幸せ!
利尻島のウニグルメ、いかがでしたか?
利尻産のウニは、一流料理店で重宝されている昆布の最高峰、利尻昆布を食べて育っています。だからこそ、利尻島のウニは別格!美味しいと言われる所以です。ぜひ、島の味覚を満喫しましょう!

※記事内の価格はすべて税込です
川島信広

川島信広

トラベルライター・温泉ソムリエ・イベントオーガナイザー/横浜市出身、札幌市在住。北海道内の全市町村を趣味で訪ね歩くうちに北海道の魔力に惹かれ、都内での雑誌の企画営業と執筆業務を経て北海道へ移住し独立。紙媒体やweb媒体などで主に観光や旅行、地域活性をテーマにした取材執筆と企画・編集を手がける。スイーツ好きの乗り鉄、日光湿疹と闘う露天風呂好き。

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