礼文島、北の果ての絶景7連発!おすすめドライブコースはこれだ

2018.08.05 更新

花の島として知られる礼文島は、北海道の北西にある島で、美しい大自然の景観の宝庫です!島最北の岬「スコトン岬」や、島で最も透明度の高い海を見ることができる「澄海(すかい)岬」を回るなら車を使うのがいちばん!見どころを押さえた絶景ドライブコースを紹介します。

礼文島の絶景はドライブで楽しもう!

北海道の北西部に利尻島と並んで日本海に浮かぶ礼文島は、船でしか行けない場所です。

本島から向かう場合は、稚内(稚内港)発のフェリーを利用します。春から秋にかけては1日4便往復しており、所要時間は約1時間55分(利尻島経由便は約2時間55分)です。
お隣の利尻島からは、春から秋にかけて、鴛泊(おしどまり)港から1日2~3便、夏場は沓形(くつがた)港からも1日1便往復しています(所要時間は約40分~45分)。
▲礼文島の玄関口「香深港(かふかこう)フェリーターミナル」

礼文島は細長い島です。見たいものを自由に見るにはドライブが効率よいのですが、西海岸のほとんどは断崖絶壁で、道路が通っていない未開の地。ぐるりと一周はできません。そこで今回は、「香深港フェリーターミナル」を起点に、絶景スポットが点在する北部方面を巡るドライブコースを組んでみました。

香深港フェリーターミナルから「澄海岬」までは車で約40分。立ち寄りしながらでも半日あれば行って帰ってこられるコース内容です。
車は、島でレンタカーを借りるか、稚内からフェリーに載せて持っていくかどちらかの方法になります。私たち取材班はコンパクトサイズのレンタカーを借りたのですが、料金は2泊3日で約3万6,000円(ガソリン代込み)でした。レンタカー会社によって違いがあると思うので事前に調べてみてくださいね。

また、免許がない方や運転が苦手な方もご安心を。香深港フェリーターミナル発着で「スコトン岬」などの名所を巡る定期観光バスが出ていますので、こちらの利用もおすすめですよ。

それでは出発しましょう!

絶景1:艶やかな朱色の「見内神社」

香深港フェリーターミナルから北に向かって道道40号を進むと、10分もしないうちに右手に見えてくるのが、香深井(かふかい)地区にある「見内(みない)神社」です。車を停めて降りてみると、お隣の利尻島にそびえる利尻山と神社の絶景が拝めます!
▲海沿いにたつ「見内神社」。朱色と空の青のコントラストがきれい!遠くに見えるのが利尻山です

道路側に入口がないので裏手に回ると、扉がありました。この日は閉まっていましたが、こちらが拝殿です。奥の神殿が道路側の建物なんですね。アイヌの伝説に由来した、見内神威(かむい)と稲荷(いなり)神を祀っています。
▲海側に拝殿の入口がありました

絶景2:島で唯一の湖「久種湖」

見内神社からさらに道道40号を10数分ほど道なりに走ると、内陸に入ります。そこからほどなくして左手に現れるのが、「久種(くしゅ)湖」。船泊(ふなどまり)地区にある島唯一の湖であり、日本最北の湖です。
▲道道40号沿いから見られる「久種湖」

湖の周囲は約4kmとさほど大きくはないですが、北側の湖畔にはキャンプ場や散策路がある島民のレジャースポットです。湖面に太陽の光がキラキラと反射してとてもきれいでしたよ。

絶景3:アザラシがいる「金田ノ岬」

そのまま車を走らせ船泊地区の集落に出たら、今度は道道507号を「金田ノ岬(かねだのみさき)」方面へ。久種湖を見たあたりから、10分ほどで到着します。

礼文島の北部にはツノのように突き出た岬がふたつあり、ひとつは「スコトン岬」で、もうひとつが「金田ノ岬」です。こぢんまりとした車を停めるスペースから、広い海を眺めることができます。
▲「金田ノ岬」
▲上から見るとこんな感じ。赤い屋根の建物は、車を停めるスペースの横にたつ食事処

また、ここはアザラシの出没スポットでもあります。取材時も、金田ノ岬沖の岩礁で、のんびり寝そべる姿を確認できましたよ!
▲岩の上でくつろぐアザラシたち(写真提供:礼文はなガイドクラブ)

絶景4:高所から島を見下ろす「江戸屋山道」

お次は、金田ノ岬から道道507号を戻り、船泊地区を通ってスコトン岬方面に向かいます。
▲船泊地区でもきれいな景色を見渡せます

10分ほどで左手に見えてくる「江戸屋山道(えどやさんどう)」の看板を左折し、江戸屋山道へ。
ここは島いちばんの絶景ロード。こんもりとした丘の斜面には夏は花が咲き、途中の「トド島展望台」からは、大海原を見渡せます。
▲丘の中を走ります
▲カーブと坂道が続きます
▲高山植物がたくさん咲いています。ムラサキ色の花は「チシマフウロ」
▲おお!道路からは真っ青な日本海を一望できます
▲「トド島展望台」。左奥に見えるのがトド島

絶景5:礼文島最北の「スコトン岬」

展望台を後にし、後ろ髪を引かれる思いで絶景続きの江戸屋山道を抜けると、すぐに「スコトン岬」に到着です。スコトン岬は、島最北の岬。車を置いて、先端まで下りてみましょう。
▲こちらの看板の横に階段があります
▲整備されいてるので下りやすいです
▲はい、ここが礼文島最北のスコトン岬です!

最北の地に立つとは、なんとも感慨深いものです。海の向こうには、「トド島展望台」からよりもずっと近くにトド島が見えます。
▲周囲約4kmの小さなトド島。無人島ですが、灯台があります
駐車場からすぐの場所には「最北限のトイレ」という看板がついたトイレがありました。ぜひ記念に利用してみてくださいね!

絶景6:かわいらしい姿の花「レブンアツモリソウ」

帰りは、江戸屋山道ではなく道道507号を通って船泊地区方面に進み、10分ほど走った最初の曲がり方で右折しましょう。そこからすぐのところに「レブンアツモリソウ群生地」(入場無料)があります。
▲看板の後ろの斜面に「レブンアツモリソウ」が咲きます

「レブンアツモリソウ」とは、礼文島にしか生育しない島固有の高山植物。コロンとした丸い花がなんとも愛らしい!
▲レブンアツモリソウ(写真提供:礼文はなガイドクラブ)

開花時期は例年5月下旬~6月上旬。この期間のみ歩ける木道もオープンするので、ぜひ歩いてその姿を愛でてくださいね。
▲開花に合わせて5月下旬~6月上旬にオープンする散策路(写真提供:礼文はなガイドクラブ)

絶景7:澄んだきれいな海が見られる「澄海岬」

レブンアツモリソウ群生地から数分で、今回のドライブコースの最終目的地、西海岸の入り江にある「澄海岬」に到着です。
▲まずは駐車場からすぐの3軒の売店が入る建物へ

休憩をかねて、3軒のうちの1軒「いっしーの店」に行ってみると、「トド串」なるものがあるではないですか!
▲「いっしーの店」のカウンターに「トド串」の表記が!

「見た目的にSNS映えはしないけど、思い出映えはするはずよ!」と店のお母さんに薦められたので、注文してみました。
▲トド串(250円・税込)

トド串とは、冬場に獲ったトドの肉の赤身を甘辛く煮込んで串に刺したもの。食べてみると、適度な歯ごたえと野生味あふれる味わいが楽しめました!他ではなかなか味わえないめずらしいメニューなので、ぜひみなさんも食べてみてください!

なお、店頭にはトドのぬいぐるみが置いてあり、自由に記念撮影ができます。SNS映えする写真はこちらで狙ってくださいね。
▲店主の石川一寿(かずとし)・昭代(あきよ)さん夫妻と記念写真用のトドのぬいぐるみ

小腹を満たしたところで澄海岬行きの階段を上ると、こんな絶景が待っていました!
▲島でいちばん海がきれいに見えるといわれている「澄海岬」

ここの海は透明度が高く、海が澄んでいるから澄海岬という名前がついたといわれるほど。確かに、上からでも海底の岩や海藻まで見えました!周辺には高山植物も咲き、「島最北の楽園」とでも名付けたくなるような風光明媚な場所です。絶景ドライブの最後を締めくくるにふさわしい美しさでしたよ。
絶景ドライブコース、いかがでしたでしょうか?
大自然に恵まれた礼文島は、どこを走っても絶景だらけ。目に入る景色すべて、島のどこもかしこもすべてが絶景といっても過言ではないくらいでした。しかも早朝、夕刻など時間によってガラッと変わるのも面白いところ。みなさんも、その日のその時にしか見られない景色を心のアルバムに収めてくださいね!
ふみ

ふみ

フリーライター/札幌生まれ札幌育ち。タウン誌の営業・編集を経て独立。北海道全域を取材しながら雑誌、新聞、Web媒体で執筆している。企画や編集も行い、企業のコンセプトブックや顧客向け冊子などを手がけることも。インタビュー、観光、温泉、グルメ、雑貨、ファッション、コスメ、健康…と、わりといろいろな分野で書けるオールラウンダータイプ。

※本記事の情報は取材時点のものであり、情報の正確性を保証するものではございません。最新の情報は直接取材先へお問い合わせください。
また、本記事に記載されている写真や本文の無断転載・無断使用を禁止いたします。

こちらもおすすめ

もっと見る
PAGE TOP