礼文島で食べるべき二大海鮮グルメ!ウニ丼とホッケのちゃんちゃん焼き

2018.08.02 更新

日本最北端の離島・礼文島(れぶんとう)には、厳しくも豊かな大海に育まれた海の幸の二大グルメがあります!それは、「ウニ丼」と「ホッケのちゃんちゃん焼き」です。夏に旬を迎えるウニとホッケの新鮮なおいしさは、礼文島自慢の味なんですよ。

炉端で焼く礼文島のソウルフード、ホッケのちゃんちゃん焼き

礼文島が位置するのは、北海道のてっぺんの町・稚内(わっかない)市より西方約60km地点。日本海にぽっかり浮かぶふたつの島のうち、北側にある南北約29km、東西約8kmの細長い形の島です。ちなみにもうひとつの南側の島は、利尻島(りしりとう)です。
▲礼文島唯一の玄関口となる「香深港(かふかこう)フェリーターミナル」

島までの交通手段は稚内と利尻島からの船オンリー。稚内からは約1時間55分、利尻島からは約40~45分です。

礼文でとれるウニとホッケを使った島の二大グルメ、ウニ丼とホッケのちゃんちゃん焼きの両方を一度に味わえるのが、「香深港フェリーターミナル」から徒歩約4分の「炉ばた ちどり」です。
昭和20年代に大衆食堂として開店した同店は、炉端だけでなく、定食や麺類といった食堂メニューも揃えており、観光客のみならず地元の人にも愛されている店です。
▲店内にはテーブル席と炉端付きの小上がりがあります

炉端の付いた小上がりに着席し、早速オーダー。すぐに三代目の西岡洋さんがやってきて、「ホッケのちゃんちゃん焼き」を網の上にのせてくれました。
▲開いたホッケの皮を下にして網にのせる西岡さん

ちゃんちゃん焼きというと、思い出すのは「サケのちゃんちゃん焼き」。北海道で食べられる「サケのちゃんちゃん焼き」は、サケ、野菜、みそ、バターなどをアルミホイルで包んで蒸し焼きにするのが一般的ですが、こちらで提供している「ホッケのちゃんちゃん焼き」はそれとはちょっと違います。

もっとシンプルに、礼文産の生の真ホッケにみそダレとネギをのせ、そのまま炭火焼きにします。同店では、初代が始めたメニューです。

「しっぽの方から焼けてくるので、そこから食べ始めるんですよ」と西岡さん。「食べ頃になったらまた来ますね」と、いったん調理場に戻ります。
▲「ホッケのちゃんちゃん焼き」900円。ホッケは長さ30cmくらいありました!

炭火の火力は、焦がさずに、だけど短時間で中まで火が通る微妙な温度を、炭の量や置き方で調整しているそう。

モウモウと立ち上る白い煙と魚が焼ける匂いが香ばしく漂うなか、わくわくしながら待つこと7~8分。西岡さんが再度やってきて、「そろそろいいですね!箸を入れるとほぐれるので、上にのっているみそダレとネギとホッケを一緒に食べてください」とゴーサインを出してくれました。
▲食べ方を指南してくれます!

習った通り、網上で軽く混ぜ合わせたみそダレとネギ、ほぐした身を口に入れると、プリッとしながらも、ふっくらやわらか。脂ノリも抜群ですが、鮮度がいいためくどさやにおいは感じられず、むしろジューシーで最高です!

同店で生のホッケが使用されるのは5月上旬~10月の間。なかでも6~8月はもっとも脂がのっているため、毎年この時期に冷凍保存も行い、漁のない期間に備えているのだといいます。
▲7~8分でしっぽから火が通っていきます

味の決め手となるみそダレは自家製です。やや甘口で、二代目から伝わる味。この味にファンが多く、礼文でとれる真イカでつくる「てっぽう焼き」にも使っているといいます。
▲「てっぽう焼き」900円

てっぽう焼きとは、みそダレとイカのゴロ(内臓)とゲソを、イカの体に詰めて焼いた料理。みそダレのおいしさ、そしてゴロ特有のコクと旨みが堪能できる大人の味なので、ぜひこちらもお試しくださいね。
▲イカはやわらかで香りからして、おいしい!食べやすいよう輪切りにしてくれます

ウニが2段になった豪勢な「うに丼」!

そして、お次はいよいよ「うに丼」!同店では、毎年6月~8月中旬までの限定メニューです(漁のない日が続くと提供されない日もあります)。
▲「うに丼」5,000円(時価)

北海道でとれるウニのなかでも、味の質がいいと人気が高い礼文島のウニ。その秘密は、いいダシがとれることから高値で取引される利尻昆布を食べているからといわれています。

また、同店が仕入れているのは、みょうばんなどの保存料を用いず、塩水で保存するウニ。なので、ウニそのものの味が楽しめます。
西岡さんのオススメは、しょう油をかけずにそのまま食べること。言われるがままにひと口頬張ると、至福の甘さでとろけます!途中でしょう油をたらしてみると、甘さがさらに引き立ちます!じっくり味わいながら箸を進めていると、ん?ご飯の中からもウニが出てくるではありませんか!

そう、ここのウニ丼のウニは、上にのっているだけでなく2段になっているんです。「ウニは高級品なので、ただのせるだけでなく、ちゃんと手をかけたものを味わっていただきたくて2段にしているんです」と西岡さん。量でいうと、100g以上は使っているというから豪勢です。
ちみに礼文島でとれるウニには、上品な甘さのバフンウニと濃厚な甘さのムラサキウニの2種があり、同店で出しているのはほぼバフンウニ。

「観光で来られる方は、4~9月まで漁が行われるムラサキに比べ、6~9月と漁期が短いバフンを好むので、そうしています。でも、どちらがおいしいかと言えば、それは好みの問題かな。礼文のウニはどっちもうまいですから!」(西岡さん)
島の二大グルメをお腹いっぱい食べて大満足!感想をいうなら、「おいしい!」のひとこと。口福な思い出として長く記憶されそうです。

同店は夏休みシーズンの昼時は行列覚悟ですが、14時30分~16時の間だと、並ばずに入れることもあるそう。礼文島の美味を制覇しに、胃袋の調子を整えておでかけください!
【礼文島までのアクセス】

・稚内まで飛行機の場合/羽田空港~稚内空港…約1時間55分、新千歳空港~稚内空港…約55分
・稚内までJRの場合/札幌~稚内(特急列車)…約5時間30分
・稚内港まで/稚内空港から…空港連絡バスで約35分、JR稚内駅からタクシーで約5分、徒歩約15分
・稚内港~香深港…約1時間55分、利尻(鴛泊港)~香深港…約40分、利尻(沓形港)~香深港…約45分 ※沓形港~香深港は夏季のみ運航
※記事内の価格はすべて税込です
ふみ

ふみ

フリーライター/札幌生まれ札幌育ち。タウン誌の営業・編集を経て独立。北海道全域を取材しながら雑誌、新聞、Web媒体で執筆している。企画や編集も行い、企業のコンセプトブックや顧客向け冊子などを手がけることも。インタビュー、観光、温泉、グルメ、雑貨、ファッション、コスメ、健康…と、わりといろいろな分野で書けるオールラウンダータイプ。

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