毎月1日だけの特別参拝!「白山比咩神社のおついたちまいり」で最強のご利益を

2018.06.21 更新

石川県にある「白山比咩(しらやまひめ)神社」は全国に3,000社余りある白山(はくさん)神社の総本宮。ここで毎月1日に行われる特別参拝「おついたちまいり」は、縁結びをはじめ、数々のご利益をいただくことができると全国から参拝者が集います。圧倒的なパワーを浴びてご利益をいただきたい!そんな日々頑張るみなさんにおすすめのツアーをご紹介しましょう。

▲白山比咩神社の幣拝殿

おついたちまいりは金沢駅からスタート!

やってきました、JR金沢駅!さすが北陸の玄関口、朝から多くの観光客で賑わっています。
▲朝9時20分集合のはずが、少し早く到着してしまいました(笑)

今回訪れる白山比咩神社は、石川、福井、岐阜にわたりそびえる霊峰白山のパワーを秘めたものすごい神社なのです。
そこで毎月1日に行われている特別参拝が「おついたちまいり」。無事に過ごせた一カ月に感謝し新しい月の無事を祈るもので、早朝4時半からの参拝には各地から多くの参拝者が訪れます。なんと、金沢市長も毎月参拝に訪れるとのこと。

今回は、山の幸が詰まったランチと現地ガイドによるパワースポットめぐりも楽しめる「おついたちまいり」ツアーに参加しました。
白山比咩神社のホームページを見てみると、「五穀豊穣・大漁満足・開運招福・家内安全・良縁成就・交通安全・生業繁栄・学業成就・身体健全・夫婦円満・福徳長寿・家運長久・子孫繁栄・神人和楽(しんじんわらく)」と、たくさんのご利益が。これはきっといいことがあるに違いない!と期待が高まります。
ツアーの集合場所に向かうと、すでに何人かの参加者が受付をはじめていました。
▲金沢駅西口にある団体バス乗り場から出発
▲行ってきまーす!

いよいよ出発。バスは金沢市街地を通り、神社のある白山市に向かいます。
▲「近江町市場」や前田利家公を祀る「尾山神社」など、金沢市街地を通ります

境内すべてがパワースポット!

バスに揺られること約40分。金沢市の街並みからすっかり景色は変わり、のどかな自然が広がる白山比咩神社に到着しました。
ここからツアーを案内してくださるのは、白山市観光連盟の磯部雄三(いそべゆうぞう)さん。白山市のことなら何でも知っているベテランのガイドです。
▲磯部さん

まずは神社についておさらい。
白山比咩神社には「菊理媛神(くくりひめのかみ)」と伊弉諾尊(いざなぎのみこと)、伊弉冉尊(いざなみのみこと)の三柱が祀られています。

もともと仲の良い夫婦だった伊弉諾尊と伊弉冉尊ですが、妻である伊弉冉尊が先に亡くなってしまいます。死んだ妻に会いたいと黄泉(よみ)の国に向かった伊弉諾尊の前に現れたのは、かつて美しかった妻の変わり果てた姿……。こんなはずではなかったと言い争う伊弉諾尊と伊弉冉尊を仲直りさせたのが、菊理媛神といわれており、以来、縁結びの神様とされています。
▲「菊理媛神」の名前には「くくる」、つまり縁を結ぶという意味が込められています
▲表参道の大鳥居はなんと高さ6.4m!

白山比咩神社の由来を知ったところで早速、表参道を通り拝殿に向かいます。参道の階段は108段ありますが、段と段の間は7~8歩分ほど空いているので、とてもなだらか。散歩感覚で上れます。

ちなみに一緒に同行していたカメラマンは、境内に入った瞬間から「ほかの神社とは違う!」と大興奮。パワースポットと言われる圧倒的な何かを感じるようです。
▲表参道は杉やケヤキ、カエデが鬱蒼と茂る250mの道が続きます。4〜5月は新緑がとても綺麗!

参道を上っていく途中には、琵琶滝が。白山から長い時間を経て流れ着いた伏流水が滝となって流れています。
▲白山でじっくりろ過された水はとても澄んでいました

さらに上ると御神木と言われる老杉が。根元から2つの杉がくっついていることから縁結びにご利益があると言われています。ここもパワースポットの一つとして人気の場所です。
▲表参道にあるご神木・老杉の樹齢はなんと800年!
▲「いいご縁がありますように」。根元を踏まないようにやさしく触れましょう

二の鳥居をくぐり、奥に見える三の鳥居をくぐると拝殿のある場所に到着します。あともう少しです!
神門に到着。おついたちまいりが行われる、立派な拝殿が見えてきました!
▲拝殿は幣殿(神様へお供え物をする場所)と一体化しており、総檜造りになっています

参拝の前に磯部さんに案内してもらったのは、拝殿の奥にある「禊場(みそぎば)」。白山からの伏流水が滝のように流れ、泉になっています。鳥のさえずりが聞こえ、陽の光が水面にキラキラ光り、まるでユートピアのよう……。

境内に禊場がある神社は全国的に珍しく、ここで体を清め、けがれを洗い流すと良いとされています。一般の方も体験が可能なので、ぜひ参加してみてはいかがでしょうか。
▲平成29(2017)年から開催されている月2回の禊体験は海外の方にも人気

いよいよ「おついたちまいり」へ

美しい禊場を案内してもらった後は、いよいよ「おついたちまいり」の参拝です。
▲参拝者の受付・待機場所である「遊神殿(ゆうしんでん)」へ
▲今回はツアーで訪れているので、特に受付は必要ありません
▲拝殿に入る前に「おはらいさん」を首にかけます。参拝の準備も万端です

拝殿ではすでに多くの人が、参拝が始まるのを待ち構えています。
▲赤ちゃんづれの家族から女性のグループ、ばしっとスーツを着こなした経営者まで、さまざまな人が参拝に訪れています

大太鼓の音とともに「おついたちまいり」の参拝が始まりました。
厳粛な雰囲気のなか、斎主(いわいぬし)による祝詞奏上(のりとそうじょう)や舞女(まいひめ)による神楽舞(かぐらまい)、玉串拝礼などが執り行われます。
▲御神楽(みかぐら)の音色とともに、舞女が華麗な舞を披露します

最後は斎主による挨拶で、参拝が終了。参拝者は、お札や神様に献上した供え物である神饌(しんせん)などをいただけます。
▲神饌の箱には、紅白の落雁(らくがん)のお菓子が入っていました

一年のなかでも、1月、5月、9月は「おまいり月」として特に参拝される方が多いそう(ただし、1月のツアーは実施していません)。
ちなみに境内にはほかにもご利益をいただける場所がいくつもあるので、ぜひ回ってみてくださいね。
▲神門近くにある「荒御前(あらみさき)神社」には、今から約1800年前に神功(じんぐう)皇后が朝鮮出兵したときの守護神が祀られています
▲白山の3つの峰を象徴する岩が祀られた「白山奥宮遥拝所(おくのみやようはいしょ)」。白山登山と同じご利益があるそう

地元の山の幸を使ったランチ♪

参拝が終わったあとはお昼の時間。今回のツアーにはランチも含まれているので、早速、表参道の入口近くにある「おはぎ屋」でいただきます。
▲おはぎ屋
▲地元の食材や土産ものも販売しています

ランチは、季節ごとにとれる野菜を使った天ぷらや煮物、香り高い蕎麦をいただきました。
▲春の時期は地元でとれた山菜の天ぷらも

なかでも美味しかったのが、「ほうらい寿司」と言われる笹寿司。この地方で昔から伝わる郷土料理で、秋に行われる「ほうらい祭り」のときに各家庭で振舞われる料理です。鱒や鯖などをのせた酢飯を笹で包むことで、さわやかな香りがうつり、あっさりといただけます。
▲ごまや芝海老をあしらっているのがポイント

さらに「おはぎ屋」の名物が、ソフトクリームに、なんとご飯が入った「おはぎソフトクリーム」。つぶあん味やきなこ味、黒ごま味などが楽しめます(各350円・税込)。濃厚なジャージー牛のソフトクリームにもち米のつぶつぶとした食感が楽しめますよ。
▲筆者が注文したのは地元名物の「どぶろく」味のおはぎソフトクリーム(350円・税込)。しっかりお酒の味が感じられる大人のソフトクリームでした!

1000年続く門前町、鶴来のまちを歩く

お昼を食べた後は、白山比咩神社のお膝元、鶴来(つるぎ)のまち歩きを楽しみます。

再びガイドの磯部さんと合流し、最初に訪れたのは「横町うらら館」。
「ここは江戸時代の商家を改築した建物で、休憩スペースや土蔵ギャラリーが併設されています。もともと加賀藩の年貢米を預かっていた場所で、運送業や金融業、医者や郵便局をやっていた時期もあったんですよ」
▲郵便局時代の名残としてポストが残っています

まち歩きのコースは毎回変わるとのこと。今回は磯部さんに、白山比咩神社に勝るとも劣らない、さらなるパワースポットを案内してもらうことになりました。

知る人ぞ知る金運パワースポットへ

一行が辿り着いたのは「金劔宮(きんけんぐう)」。ここは北陸最古の神社と伝えられる古社で、なんと「日本三大金運神社」と呼ばれている金運のパワースポットなのです!
有名な船井総研の創業者である故・船井幸雄氏をはじめ、企業の経営者も数多く参拝に訪れているのだとか。
▲その昔、源義経が参拝し、神楽を奉納したと言われています。この日は朔日(ついたち)ということもあり、雅楽の演奏が行われていました
「神社のなかにはいくつかお社がありますが、なかでも拝殿の左側に位置する乙劔社(おとつるぎしゃ)が特に金運にご利益があると言われています。関西や関東から参拝に訪れる方も多いんですよ」と磯部さん。

そう言われると、お参りしないわけにはいきません。一見すると小さなお社ですが、多くの人が群がります。
▲乙劔社に祀られているのは「金勝金目尊(かなかつかなめのみこと)」。いかにも金運にご利益がありそうなお名前です

まち歩きの途中では立派な寺院に立ち寄ったり、細い路地裏を歩いたりと、地元の人しか知らないような場所も巡ることができ大満足!
▲「ちょっと寄ってみましょうか」と、磯部さんと立ち寄ったのは、白山市の指定文化財にもなっている「鶴来別院」
▲この日は特別に本堂にも入らせてもらいました
▲地元の人しか通らないような裏道散策も楽しい!

また、鶴来は白山の良質な伏流水に恵まれていることから「発酵のまち」としても有名で、いたるところに酒屋や醤油屋が立ち並んでいます。次に来た時はお店めぐりもしてみたい!
▲全国新酒鑑評会で通算24回の金賞を受賞した「菊姫」
▲300年以上の歴史を持つ酒蔵「萬歳楽(まんざいらく)」も
▲発酵に欠かせない糀(こうじ)のお店もありました

まち歩きのコースはその日によって変わるので、ぜひ一期一会の出合いを楽しんでみてくださいね。

鶴来のまち歩きが終わり、一行は再びJR金沢駅へ。希望者は「金沢21世紀美術館」や「兼六園」で途中下車も可能なので、一日中旅を満喫することができます。
▲金沢まで来たなら兼六園にも立ち寄りたいですよね(写真提供:金沢市)

縁結びだけでなく、金運のご利益もいただき、この1カ月は何だかいいことがたくさん起こりそうな気がします。月のはじめに「おついたちまいり」でパワーをいただき、素晴らしいスタートを切ってみませんか。
石原藍

石原藍

ローカルライター。 大阪、東京、名古屋と都市部での暮らしを経て、現在は縁もゆかりもない「福井」での生活を満喫中。「興味のあることは何でもやり、面白そうな人にはどこにでも会いに行く」をモットーに、自然にやさしく、心地よい生き方、働き方を模索しています。趣味はキャンプと切り絵と古民家観察。

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