今治「タオル美術館」はアミューズメント施設!アートからグルメまでおすすめポイントを紹介

2018.06.14

日本一のタオルの産地、愛媛県今治市には、タオルとアートを融合したミュージアム「タオル美術館」があります。タオルを芸術として表現した展示があるほか、タオルの製造工程の見学やショッピングができたり、広大なヨーロピアンガーデンやレストラン、カフェもあったり、素敵なフォトジェニックスポットもたくさん!まるでアミューズメントパークのような施設の、おすすめの楽しみ方を紹介します。

タオルの可能性を感じるアーティスティックな展示

今治市はタオル国内生産量の約60%を占める全国一の産地(今治タオル工業組合調べ)。その今治市にある「タオル美術館」は、JR今治駅から車で約25分、山と緑に囲まれた静かな場所にあります。小高い丘にすっくと立つ洋館は、まるでヨーロッパのお屋敷のような佇まい。
▲緑の中に映える瀟洒な5階建ての洋館

この中にどんな世界が広がっているのか、ワクワクしてきます。
▲エントランスロビーではタオルでできた大きなキリンがお出迎え

石やレンガを使った西洋の古城を思わせる内装も素敵です。
床や天井も風情ある設えに見惚れながら、まずは4~5階のギャラリースペースへ。4階のギャラリー入口へ向かう手前に「COTTON ROAD」と名付けられた通路があります。何か大きなオブジェが見えますよ。
▲ふわふわの綿の生クリームがたっぷり乗った大きなショートケーキが!

ここには、タオルの原料である綿を使った巨大な食品のオブジェがたくさん置かれています。どれもとても美味しそう!子供たちはもちろん、大人たちも必ずと言っていいほど足を止める人気のエリアです。
▲横を歩く人と比べてみて。こんなに大きいのです!
▲綿でできたパンを使ったハンバーガーは、かぶりつきたくなるほど

こんなに山盛りのポップコーンや超ビッグサイズのハンバーガーにアイスクリーム、本物ならいったい何人で平らげられるだろう、などと想像してつい顔がほころんできます。
▲カリフラワーやシャンパンの泡など、驚くほどリアル

「COTTON ROAD」の先がギャラリーの入口です。ギャラリースペースのみ有料なので入場料(大人800円・税込)を払って、タオルハンカチのお土産をいただいて入場。
まず最初のエリアでは、原料の綿がタオルになるまでの製造工程を順に見ていくことができます。ずらりと並ぶ大きな機械は、間近で動く様子を見ると迫力があります。
▲綿花の不適物を除去し長い紐状にする「梳綿(りゅうめん)機」。この綿が撚(よ)られて糸になります
▲縦糸に横糸を交互に組み合わせて行く「織機」。その動きはとてもスピーディー
▲フェイスタオルの短辺5枚分の幅で織り上がったタオルが、大きなロール状に巻かれます。切り離すと一枚のタオルに

綿から糸ができ、糸が織られてタオルが出来上がって行く様子は、なんだか魔法を見ているようです。
カラフルに染められた細い糸が、機械を通り抜けると複雑な模様を描くタオルになっているのです。ついじっと見入ってしまいます。

その先には、とってもカラフルな人気のフォトスポットがありますよ。
▲フォトスポットの一つ「チーズ巻糸の壁」。ちなみに「チーズ巻」とは円筒状に巻いた形をいうのだそう

約200色に染め分けられた巻糸1,800本が、壁一面を埋めています。使われているのは実際にタオルを織る糸と同じもの。つまりタオルの「材料」である糸の集合体なのですが、こうして並べるともはや美しい芸術作品です。一つひとつの微妙な色合いとその多彩さに目を奪われ、また組み合わされて温かみやクールさなど様々な表情を生み出す奥深さにも感じ入ります。
▲途中の吹き抜け部分を渡る通路の足元にもカラフルな糸巻が!

ギャラリー内には、様々なアート作品を展示する企画展や、人気が高いムーミンの常設展などがあります。タオルの中に描かれたムーミンたち、そしてタオルでできた立体のオブジェなどを使って、ムーミン谷が生き生きと再現されています。
タオルとは思えないくらいアーティスティックで、見ごたえのある展示がいっぱい。写真でご紹介することはできないのですが、ぜひ足を運んで見てみてくださいね。
▲吹き抜け部分の大きな半円状の窓から見える景色も一枚の絵のよう

鮮やかな色彩と明るい光、そして窓から見える景色まで、館内のあらゆる場所にアートを感じます。

タオル美術館には、タオル製造の技術力を多くの人に知ってほしいという願いが込められているそうです。キャンバスに絵を描くようにタオルに美しい絵を織り込んだり、タオルで立体オブジェを作ったりできる技術を、アートという形で伝えています。
ギャラリーを見るとその思いがダイレクトに感じられました。「こんなことがタオルでできるんだ」と感心しきりの時間でした。

広いショッピングエリアで心ゆくまでお買い物

ギャラリーの後は、3階と4階のショップでお買い物をたっぷり楽しみましょう。オリジナルブランドのタオルを始め、多くの有名ブランドやキャラクターなど多彩なタオル商品が揃います。

広いエリアの一角に、綺麗な色が並んでいるのが目に飛び込んできました。
▲美しいカラーグラデーションを描き出す「TMOC40色カラータオル」。可愛いワンピース型の「ドレスハンガータオル」(2,300円・税別)もあります。ぬいぐるみは非売品

40色もの色とりどりのオリジナルタオルが、壁をカラーパレットのように美しく染めています。そしてこれはただの展示ではなく販売商品。とても素敵なディスプレイです!
これだけの色があれば、きっと誰もが自分好みの色を見つけることができますね。
▲オリジナルブランド「5ツ星クオリティ」のタオル。価格の目安は例えばフェイスタオルで800円から1,500円(税別)くらい。ぐっと高価なものもあります

タオル美術館グループのオリジナル「5ツ星クオリティ」のタオルは、特許取得技術を使い、糸づくりから製造時の環境への配慮まで随所にこだわって作られています。その5つの特徴は「やわらかい」「吸水性が良い」「毛羽落ちが少ない」「省エネルギー」「自然に優しい」。高い品質を追求して出来上がった、ふんわりと柔らかな触感です。
▲織り方を変えて少しずつ触感が異なるラインナップ。「私はこれ!」という手触りを選んでみて

とてもお得なアウトレットコーナーも人気です。タオルは毎日使うので、転居や新年など、生活の節目に新しいものをと、まとめ買いをする地元の人もたくさんいますよ。
▲自分用の日常使いにも、まとめ買いできるお買い得価格が嬉しい

もうひとつ、ぜひおすすめしたいのが、3階「タオル工房」で行っているタオルへの「名入れ刺繍」です。購入したタオルに文字を刺繍して、オリジナルタオルを作ることができるのです(1文字30円・税込)。
▲タオルを選んで、糸の色と刺繍をする場所を決めて、申し込み
▲専用の機械で、丈夫で綺麗な刺繍をしてくれます
▲出産祝いに赤ちゃんの名前を入れて贈るなど、様々な用途で活躍

仕上がるまでの時間は、混み具合で多少変わりますが2~3枚で申し込み後45分ほど。買い物や見学を続けて、その日に受け取って帰ることができます。発送してもらうことも可能だそうですよ(送料別途)。旅の記念や、大切な人へのプレゼントなどにいかがですか?
▲四国の物産コーナー。旅のお土産はここで全て買い揃えられそう

タオル以外にも、たくさんのお土産ものが揃うショップもあります。
2階には愛媛を中心に四国の銘菓や食品などの名産品がずらりと並ぶ物産コーナーもありますよ。

美しい庭を眺めながら味わう絶品中国料理

見学とショッピングでお腹が空いてきました。レストランで食事をしましょう。
レストラン「王府井(ワンフーチン)」では、優雅な気分で中国料理を楽しむことができます。
▲「王府井」へは館内4階から庭園へ出る通路を通って

「新創作中国料理」と掲げられている通り、華やかでおしゃれな中華です。こだわりの点心と中国茶、お得なランチメニュー、みんなでテーブルを囲んで味わうコースメニューなど、とっても多彩なメニュー展開ですよ。
▲ガラスの向こうにシェフが料理を作っているところが見られる半オープンキッチン

店内は広々としていて、少人数でも団体でもゆったりとくつろげる空間を提供してくれます。窓から見える庭園の風景もとても素敵です。環境も、楽しい食事の時間を作る大切な要素の一つですね。
▲大きな窓からは四季折々の花が咲く広い庭園が

人気の「今月のシェフのおすすめランチ」(1,300円・税込)を注文してみました。主菜、副菜、小鉢にスープ、ご飯と漬物、デザートまで付いたボリューム満点のランチです!
▲訪れた月の主菜は海老フリッターチリソース、副菜は揚げ餃子。ご飯はお替り自由

卵とコーンのスープがとても優しく、ほっとする味わいです。主菜はボリューム満点、ちょっとピリッと辛いチリソースがサクサクふわふわのフリッターに絡んでご飯が進みます。
▲ふわふわの衣の中にプリプリの大きな海老!

デザート付きなのが女性には特に嬉しいですね。ぷるんとした杏仁豆腐はすっきりとした甘さで、どれも全て大満足でした。

他にも若鶏の唐揚げや麻婆豆腐などが主菜のセットメニューや、麺類、炒飯などの単品、それから熱々スープが詰まった小籠包などの点心も。このレストランを目当てに訪れる地元のリピーターも多いというのも納得です!
ちょっとティータイムを、という時には庭園を眺めながら過ごせる4階の「Garden Cafe」や、香り高い紅茶が味わえる1階の「Museum Cafe(ミュージアムカフェ)」へ(各9:30~18:00/L.O.17:30、定休日:1月第3・第4火曜日)。
▲オープンエアで気持ちの良いカフェ「Garden Cafe(ガーデンカフェ)」
▲「Garden Cafe」室内の椅子にはタオル生地でできたカラフルで可愛いカバーが

それぞれ軽食もあり、「Museum Cafe」ではモーニングやアフタヌーンティーセットなどもあります。

心癒される花と緑のヨーロピアンガーデン

さて、お腹も満たされたので、最後に庭園散策へ。芝生が広がるヨーロピアンガーデンは、約1万坪、サッカーコートなら四面とれるくらいの広さです。
▲花壇の向こうに見えるのがレストラン「王府井」

季節ごとに色とりどりの花が咲く花壇、桜や梅、藤などの木花、ブルーベリーやレモンなどの果実も実り、一年中美しく華やかに迎えてくれます。

庭園ではムーミンとその仲間たちのブロンズ像を見つけることができます。小道を歩いて探してみてくださいね。
▲緑の木々の間を行く白いロードとゲートはまるで物語の中の世界

この庭園ではガーデンウェディングも可能で、太陽の光のもとで緑と花に囲まれた挙式以外に、イルミネーションで幻想的に彩られた中でのナイトガーデンウェディングも。こんなに素敵な場所なら忘れられない式になりそうですね。
▲1日1組限定のガーデンウェディングも

いかがでしたか?一日中いても飽きないくらい、たくさんの楽しさと癒しに満ちた「タオル美術館」。大人から子供まできっと満足できる時間を過ごせます。ぜひ足を運んで、じっくり楽しんでくださいね。
矢野智子

矢野智子

愛媛県在住。愛媛県出身ながら高校卒業後ほとんどの時間を県外で過ごした後、生活の拠点を愛媛に定めた現在、改めて気付く地元の魅力に感動しきり。 人生を豊かにするものは「食」と「読」と信じ、そこに情熱を傾ける日々。

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