奇跡の清流「仁淀川」で絶景SUP体験。初心者でもハマる、癒される!

2018.07.04 更新

その美しさから2012年から5年連続で「水質が最も良好な河川」(国土交通省調査)に選ばれた仁淀川(によどがわ)。西日本最高峰の石鎚山を源に高知県中部を流れ、下流域は高知市内からは車で約30分。その美しさから「奇跡の清流」と呼ばれ、四万十川にも負けないほど人気が急上昇中。比較的穏やかな流れの仁淀川で、初心者も気軽に楽しめるSUPツアーをいざ体験!

SUP体験の舞台は、透明度の高さが自慢の仁淀川

高知県の川といえば四万十川が有名だが、最近人気急上昇中なのが今回の舞台「仁淀川」。高知市からほど近い場所にありながら、美しい流れを保っていることから「奇跡の清流」の異名を持つ。
支流部まで行けば独特の青く澄んだ流れとなり、その色は「仁淀ブルー」とも呼ばれている。
▲支流の枝川川(えだがわがわ)にある仁淀ブルースポット「にこ淵」。太陽の角度によって深い緑や鮮やかな青に滝壺の色が変化する ※2018年6月現在、滝壺へ続く遊歩道は落石のため通行不可

今回のSUP体験場所は、支流部より約30km下流ながら、透明度の高さを実感できる場所もあるとか。
そもそも「SUP(サップ/スタンドアップパドルボード)」とは、サーフボードよりも大きめの板に乗り、パドルを漕いで水の上を進むアクティビティ。初心者でも気軽に楽しめるとあって人気だ。

ツアーを行うのは、仁淀川はもちろん徳島県吉野川で様々なリバーアクティビティのガイドをしている川の達人「スッゴイスポーツ」。今回は約4kmのコースで、大河の雰囲気漂う仁淀川の下流部を下る「SUPアドベンチャー」を体験。途中、岩場や支流にも入っていき、変化に富んだコースとなっている。
集合場所は、体験スタート地点(高知県高岡郡日高村)でもある河原がすぐ目の前という古民家。高知自動車道・伊野ICまたは土佐ICから約15分、鉄道の場合JR土讃(どさん)線・小村神社から徒歩約15分の場所にある。

建物はスタッフ自らの手で改装し、機材の収納や受付などのベースとして利用されている建物だ。古民家からは仁淀川も眺めることができ、まさに最高のロケーション。
▲集合場所となる古民家。受付などはここで行われる。仁淀川から届く風が通り抜け、快適な空間に仕上がっている(写真提供:スッゴイスポーツ)

今回ツアーを体験するのは地元高知在住の愛さん。カヌーの体験はあるが、SUPは初めて。ワクワクしながら受付を済ませ、動きやすく濡れてもいい服装に着替えたら準備OK。
▲SUP初心者の愛さん。今回使用するSUPボードは約3mの比較的大きなタイプ。インフレータブル(空気注入タイプ)なので軽く、女性でも持ち運ぶことができる

パドル、ヘルメット、ライフジャケットなどは貸し出してくれるので、ほぼ手ぶらでも参加できる。ただし日焼け止め対策などは万全にしておこう。
▲ガイドをしてくれるのはスッゴイスポーツの佐々木弘道(ニックネーム:ランギ)さん(右)。

この日はお客さんのジャッキーさん(写真左)も一緒に下る。川の上では呼びかけやすいように下の名前かニックネームで呼び合うのが基本。ガイドは通常参加者5人までに対して1人が付く。

快晴のもとツアースタート!

スタート前には基本的操作のレクチャーをしてくれる。
▲初心者はまず、安定性の高い膝を着いた姿勢でスタートする。ボードの中央より後ろに乗ることで、より安定し操作性も高まるのだとか

また、パドルで水をしっかり捉えて、後ろに送り出すように漕ぐのがポイントだ。
レクチャーを終えたら、いよいよ清流へ!ドキドキしながらボードを押して、川の中へ入っていく。膝下ほどの深さになったらボードに乗ろう。初めての人がいきなりボード上に立って進むことは、なかなか難しいため、ツアーの前半は、膝立ち姿勢が基本。
▲岸に近いところでは、川の底を泳ぐ魚が見えるほどの透明感!「流れも穏やかなので、意外にも簡単に進める!」(写真提供:スッゴイスポーツ)

スタート地点から対岸に向かって進みながら、パドルで方向転換の練習。パドルを支点にして腰と足を曲がりたい方向へひねっていけば、自然と方向転換ができる。愛さんの飲み込みが早く、ランギさんも思わず「うまいですね!」。

慣れてきたところで、次はSUPの醍醐味、直立姿勢にチャレンジ!「膝立ちとは全く違う風景が広がりますよ」と、ランギさんが直立姿勢の魅力を語る。直立姿勢の場合、膝立ちより高い位置からの眺めが楽しめるのも特徴。そこで愛さんも恐る恐る立ち上がってみる。

「立てた!」
▲「エディ」と呼ばれるほとんど流れがない場所でゆっくりと立ち上がる。エディは深い緑へと川の色も変化する

体重を足の裏にしっかり伝えバランスを取ることがポイント。膝立ちよりもバランス感覚が必要な直立姿勢。体幹も鍛えられ、エクササイズとしても効果が高い。

一般的に川幅が広い川は、中心部に行くほど下流へ流れる力が強く、岸に近い場所では緩やかに遡る流れとなる。ツアーはこれから川の中心部へと漕ぎ出し、下流へと下っていく。穏やかな流れのように見えても、場所によっては力強く下流へと流れ、思いのほかスピード感もある。
▲鏡のような水面が、まわりの風景を写し込む。この日は風も弱く、絶好のSUP日和

「なかなかセンスがありますね!」と愛さんを絶賛するランギさん。
「では次は岩の間を進んでいきますよ」。広い河原が特徴の仁淀川だが、コース上には川面に岩が突き出た場所もあり、迷路のような狭い水路状になった場所もある。下流域ながら変化に富んだ仁淀川を体感出来るコースだ。
▲迷路のような岩場。曲がりたい方向とは逆側をパドルで漕ぐのがポイント。ゆっくりと慎重に(写真提供:スッゴイスポーツ)

仁淀川にジャングル出現!? 意外な絶景に出合えるシークレットポイント

「じゃあこれから仁淀川らしからぬ、シークレットポイントへお連れします」とランギさん。木が生い茂る中洲から狭い分流へと進んでいくと、両岸から木が覆い被さった、まるでジャングルのような風景が!
▲ランギさんを先頭に「ジャングル」と呼ばれるシークレットポイントへ進む。木に引っかからないよう注意が必要
▲途中、川面に突きだした枝をくぐる場所も。ちょっとスリリングだが、まさにこれぞ大自然!「仁淀川にこんな場所があるなんて!」と愛さんもびっくり(写真提供:スッゴイスポーツ)

転覆しても、ずぶ濡れこそが川遊びの真骨頂

ジャングルを抜け本流に戻ればツアーも後半。少し疲れが出てきたところで、SUPの大敵、向かい風が吹き出した。浮力があるため向かい風を受けると、流れがあってもなかなか前に進まないことも。
「さあ頑張って!」。ランギさんの励ましを受け、愛さんのパドルを握る手にも力が入る。
▲ゴールはすぐそこ。少し向かい風が強くなり、ちょっと苦戦する。「わ~、なかなか進まない!」と愛さんも必死

向かい風に耐え、ついにゴールの目印になる鉄橋が近づいてきた。ところがゴール直前の瀬で、愛さんが転覆!すかさずランギさんとジャッキーさんが一緒になって素速くレスキュー。
▲「流れが速い場所だったのでコントロールが難しかった。ずぶ濡れになったけど気持ちよかった」と愛さん。
▲三人揃って笑顔で無事にゴール!

「最初は重心移動の感覚がつかめなかったけど、慣れたら行きたいところに行けるようになって楽しかった!約2時間のツアーもあっという間でした」と、愛さんもSUP体験ツアーに大満足。

さらにスッゴイスポーツのSUP体験ツアーでは、夏本番になるとボードから飛び込んだり、川にぷかぷか浮かんでみたり、様々な川遊びも楽しめる。
▲ウエットスーツを着れば、少し冷たくても平気。清流に身を任せて浮かんでみれば、リラックス効果抜群!(写真提供:スッゴイスポーツ)
▲霧に包まれた仁淀川。霧が発生することも少なくなく、タイミングが良ければ幻想的な川下りが楽しめる(写真提供:スッゴイスポーツ)

ツアー終了後はおやつで元気回復

ツアーにはおやつとして、提携している徳島の人気お菓子メーカー「イルローザ」の「マンマローザ」が付いてくる。徳島産の牛乳を使ったミルク餡のやさしい甘さが、疲れた身体に染みわたる。
また、ツアー中に佐々木さんが撮影した写真データのプレゼントもうれしい。

「仁淀川の魅力はなんといってもアクセスの良さ」というランギさん。県庁所在地である市の中心部にありながら、これほど大規模で穏やかな清流は、全国を探してもなかなかない。しかも人気の四万十川よりもアクセスしやすい。それだけに東京や大阪からでも日帰りで楽しむことができる。
これから夏本番に向けて、ぜひ清流・仁淀川のSUP体験ツアーに参加してみては。

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藤川満

藤川満

清流・仁淀川流れる高知県いの町在住。出版社勤務を経て「撮って書く」フォトライターに。カヌーやトレッキングなど自然と親しむ一方で、利酒師の資格を有する日本酒党。またジャズライブの撮影はライフワークのひとつ。

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