バラグルメにバラ風呂!?日本有数のバラの産地で女子力UPの旅

2018.06.01 更新

山形県は全国有数の薔薇(バラ)の生産地であることをご存知でしたか?山形市の北部にある村山市には、日本有数の規模を誇る「東沢バラ公園」があり、毎年6月上旬~7月上旬には「バラまつり」も開催されます。まつりの開催中はユニークな「バラグルメ」も味わえるとか。隣接する寒河江(さがえ)市で楽しめる「バラ風呂」も含め、女子力UPのバラ尽くしの旅へご案内します。

▲見渡す限りに広がるバラの花(写真提供: 村山市商工観光課、村山市観光物産協会)

東京ドーム3個分の敷地が、鮮やかなバラに埋めつくされる「東沢バラ公園」

山形県は全国有数のバラの生産地。その出荷量は年間約1,800万本と常に全国トップクラス(農林水産省作物統計「作況調査(花き生産出荷統計)平成28年産・全国第3位」)です。県内の主な産地は山形市をはじめ、県中央部に位置する寒河江市、北部の鮭川村、南部の米沢市などと点在しています。
▲県内には世界のバラが観賞できる公園もあります

そんな山形のバラの名所と言えば、山形市から北へ車で40分ほどの村山市にある「東沢バラ公園」。約7haの広大な敷地に、世界各国から集めた約750品種・2万株余りのバラが咲き誇ります。

今回は「バラまつり」の開催前に公園を訪れ、村山市のキャラクター「ムララ」に園内の見どころを案内してもらいました。
▲こんにちは、ムララです!東沢バラ公園のことならどんなことでも聞いてね

ムララ「ムララは、バラから生まれた妖精なの。一見女の子に見えるかもしれないけど、男の子でも女の子でもないんだ。好きな花はバラ、好きな食べ物はバラソフト、そば。 好きな踊りは村山市の『徳内ばやし』。とにかく、村山LOVEなムララです」

ちなみに、村山市は「最上川三難所そば街道」があることでも知られています。
▲全国のバラ園で唯一、環境省から「かおり風景100選」の認定を受けています(写真提供: 村山市商工観光課、村山市観光物産協会)

「東沢バラ公園」が造られたのは1956(昭和31)年。地元の名士が自分の土地をバラ園にしようと、当時、千葉県にある「京成バラ園 バラ研究所」の所長だった鈴木省三さんに設計を依頼し、70品種・700株のバラを植えたそうです。

その後も何度か拡張工事を行いながら、現在の公園が完成したのは2002年のこと。東京ドーム約3個分の広大な敷地に、世界各国から集められた約750品種・2万株もの貴重なバラの花が咲き誇るまでになりました。今では県内外から花見客が訪れる観光スポットとなっています。
▲バラ園の風景(写真提供: 村山市商工観光課、村山市観光物産協会)

ムララ「公園には複数のバラ園と、バラ園を囲むように大小の湖と沼が点在しているんだ。バラの花を見学した後は、湖でボートに乗って楽しむこともできるよ」

遊歩道や散策路が整備され、40分くらいで園内を一周できるので、ゆっくりと散策も楽しめそうですね。
▲散策しやすい広い通路
▲水際までバラが咲いています
▲色とりどりのバラで埋め尽くされる公園

バラリーマンおすすめ!ここでしか見られないバラ

ムララ「公園の中にはここでしか見られない珍しい品種もいっぱいあるよ。ムララと同じくらいバラ公園のことが大好きな愉快なおじさん『バラリーマン』におすすめの品種を聞いてみよう!」

というわけで、バラリーマンに会いに、公園のほぼ中央にある「バラ交流館」にやってきました。
▲謎のバラリーマンの正体は、村山市商工観光課の広報担当・和田貴充(たかみつ)さん

バラリーマン「おすすめの品種はたくさんあるけれど、村山市制施行45周年を記念して1999(平成11)年に誕生した、村山市オリジナルの“むらやま”はぜひ見てほしいなあ。それに、ピンク色の“プリンセスノブコ”、僕が大好きな“リオサンバ”もおすすめだよ」
▲村山市オリジナル品種の「むらやま」。無農薬栽培も可能なのでバラワインの原料にもなっている(写真提供: 村山市商工観光課、村山市観光物産協会)
▲上品な色合いの「プリンセスノブコ」(写真提供: 村山市商工観光課、村山市観光物産協会)
▲「リオサンバ」は、咲き始めの黄色から朱色へと、成長によって徐々に色が変化していきます(写真提供: 村山市商工観光課、村山市観光物産協会)

他にも、黄色にピンク色を帯びた大輪花の「ピース」や、1966(昭和41)年にイギリスのバラ育種会社から当時皇太子妃だった美智子皇后に献呈された「プリンセスミチコ」など、珍しい品種はたくさんあるそうです。
▲香りも豊か、アメリカ生まれの「ダブルディライト」(写真提供: 村山市商工観光課、村山市観光物産協会)
▲棘がほとんどない、緑色の小さな八重咲きが特徴的な「グリーンローズ」(写真提供: 村山市商工観光課、村山市観光物産協会)

ムララ「『むらやま散策アプリ』をダウンロードすると、バラ公園に咲くたくさんのバラのことを検索することができるよ」

ひと言でバラと言っても、その姿や色は様々。たくさんの種類の中から、お気に入りの品種を探してみませんか?

ベルを鳴らすと幸せに。恋人たちの聖地

バラリーマンと別れて、再びムララと園内散策へ。園内にあるバラ園は「皇室のバラ」「クラシックガーデン」「オールドローズ園」など、品種やテーマごとに分かれています。なかでもムララおすすめは…

ムララ「バラと言えば恋人!?『クラシックガーデン』の中には、恋人の聖地に認定されている“幸せのローズベル”があるよ。二人でベルを鳴らすと幸せになれるんだって」
▲「幸せのローズベル」(写真提供: 村山市商工観光課、村山市観光物産協会)
▲ベルの近くには「恋人の聖地」のモニュメントも(写真提供: 村山市商工観光課、村山市観光物産協会)
▲ハート型の鍵を吊るせる場所も近くにあります。鍵は売店にて1個1,080円(税込)で販売

この他にも、通り抜けると幸せになれると言われるローズゲートをはじめ、園内には“恋するスポット”が点在。デートスポットとしても人気ですよ。

女子力アップのバラグルメをいただきます!

ムララ「お腹がすいたら『バラ交流館』に行ってみよー!」

というわけで、再び「バラ交流館」へ。こちらでは「バラソフト」や「バラサイダー」など、バラを使った食べ物を4月中旬~10月末の期間限定で販売しています。
▲2階がレストランになっている、ログハウスづくりの「バラ交流館」

こちらの人気No.1は「バラソフト」。「バラのエッセンスがはいっているので、ほのかにバラの香りがするピンク色のソフトクリームです」と、村山市観光物産協会の職員であり、料理担当でもある片桐涼子(りょうこ)さんがおすすめしてくれました。
▲片桐さんが持っている「バラソフト」300円(税込)。同館で販売しているソフトクリームはこの1種類のみ

バラ公園に来たら必ず飲んでみたいのが可愛いピンク色の「バラサイダー」。シュワっと泡がはじけると同時にバラの香りが口の中に広がります。
▲同館オリジナルの「バラサイダー」240円(税込)も4月中旬~10月末の期間限定販売

また、6月上旬~7月上旬の「バラまつり」開催期間限定で味わえるバラメニューもあります。体に良さそうな「サラダ風 ローズヒップ麺」は、ローズヒップの粉末を練り込んだ麺とローズヒップエキスを入れたタレが特徴。少し酸味のきいた、さっぱりした味で女性に人気を呼んでいるそうです。
▲「サラダ風 ローズヒップ麺」700円(税込)(写真提供: 村山市商工観光課、村山市観光物産協会)

「スイーツプレート」もバラまつり期間限定で楽しめる人気メニュー。半月状に折られた2枚のパンケーキとバラアイス、生クリームでデコレーションしたバラのクラッシュゼリーに、バラの花びら入りソースをかけた、バラづくしの一皿です。
▲「スイーツプレート」600円(税込)(写真提供: 村山市商工観光課、村山市観光物産協会)
▲ムララ「交流館のデッキからは公園全体を見わたせるんだよ」

入場ゲート付近にある売店では、村山市内にある「魔法の薔薇研究所」が製造するバラスイーツ「魔法のローズジュレ」も販売しています。地元の生産者が育てた食用のバラ「ルージュロワイヤル」を加工してゼリーにした、おみやげにピッタリの逸品。イチゴのコンフィチュールと合わせた優しい甘みが特徴です。
▲食用のバラを使った「魔法のローズジュレ」1個250円(税込)

ムララ「公園オリジナルの『バラの紙石鹸』やバラグッズなども売っているよ」
▲売店では、おみやげに人気のオリジナルのバラグッズを販売しています(写真提供: 村山市商工観光課、村山市観光物産協会)

多彩な催しがいっぱい!バラ祭り

2018年は6月1日(金)~7月8日(日)に開催される「バラまつり」。期間中の土・日曜にはさまざまなイベントも行われます。

ムララ「バラの育て方教室や、中世時代の貴婦人のようなドレスを着ての撮影会など、楽しいイベントがいっぱい!有料・人数限定・予約が必要なものなどさまざまあるので、ぜひホームページをチェックしてみてね」
▲バラまつり期間中は、毎年趣向を凝らしたステージが繰り広げられます(写真提供: 村山市商工観光課、村山市観光物産協会)
▲バラの香りに包まれながら、見て、感じて、楽しめます

園内には160台が停められる駐車場が完備されているほか、まつり期間中の土・日曜は無料のシャトルバス(村山市民会館⇔東沢バラ公園)、JR村山駅からのワンコインタクシー、無料の周遊バスも運行されます。
ムララ「東沢バラ公園いかがでしたか?花いっぱいの村山市に遊びに来てね~」
バラリーマン「バラまつり期間中はムララに会えるかも。私も待ってますよ!」

9月になると6月とは品種の異なる秋のバラも満開になる「東沢バラ公園」。バラの香りに包まれる公園でゆったりとした時間を過ごしてみませんか?

一度は入ってみたい、ゴージャス過ぎる「バラ風呂」

村山市から車で30分ほど西に走ると、さくらんぼの産地としても知られる寒河江(さがえ)市があります。この町でもバラにちなんだあるものを楽しめると聞いてやって来ました。

それが、「ホテルシンフォニーアネックス」で4月上旬~11月下旬の期間限定で楽しめる「バラ風呂」。湯船に摘みたてのバラが無数に浮いたゴージャスなお風呂として人気です。
▲源泉100%かけ流しの湯の中に、ぜい沢なバラの花。つるつる美肌に効果あり!? (写真提供:寒河江市観光物産協会)

ホテルシンフォニーアネックスには大浴場や露天風呂がありますが、「バラ風呂」が楽しめるのは貸切風呂。生花の入った「バラバスケット」を購入し、お客さん自ら浴槽にバラを浮かべます。宿泊客でなくても利用できますが、1日9組限定・3日前までの予約が必要なので、詳しくは問い合わせてみてください。

ちなみに、毎年6月には大浴場でバラ風呂が楽しめる企画も!2018年は6月16日(土)と23日(土)に開催を予定しています(入浴時間11:00~16:00)。
▲使用するバラは季節によってさまざま。赤、ピンク、オレンジ、白と、色とりどりのバラが浮かびます(写真提供:寒河江市観光物産協会)

バラの香りで身も心も満ち足りた気分にしてくれる「バラ風呂」。6月はさくらんぼの最盛期でもあります。「東沢バラ公園」に行ったら、「バラ風呂」とさくらんぼ狩りを楽しみに寒河江市にも足を運んでみたいですね。
甘いバラの香りに囲まれ、心身ともにリフレッシュ。ワクワクのしっ放しで女子力もUPできること請け合いです。ステキな時間を過ごしに、山形県のバラスポットへ出かけてみませんか?

公園撮影:佐藤友美
佐藤昌子

佐藤昌子

エディター&ライター。オフィス マウマウワン代表。山形県内を中心にタウン誌、フリーペーパーや企業広報誌等ジャンル問わず、印刷物の企画、取材・編集の仕事を手掛ける傍ら、モデルハウスのディスプレイやリメイク等『気持ちの良い暮らし方』も提案している。

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