旧軽井沢でランチをするならココに行くべし!おすすめ店3選

2018.07.02 更新

軽井沢観光の目玉の1つといえば、旧軽井沢銀座通りを中心とした旧軽井沢エリアの散策。周辺には、教会や礼拝堂などの歴史的建造物や、ジャムやパン、ソーセージといった軽井沢ならではのお土産を扱うショップ、美食家たちの舌をもうならせるレベルの高い飲食店など、立ち寄りたいスポットがいっぱい!今回は、旧軽井沢エリアでランチができる選りすぐりの3軒をご紹介します。

▲きのこフレンチの専門店「E.Bu.Ri.Ko」のランチ限定メニュー「本日のきのこの一皿」。10~12種類もの旬のきのこが楽しめる

北陸新幹線軽井沢駅から徒歩25分ほどの場所にある旧軽井沢エリア。特に、約800m続くショッピングストリート「旧軽井沢銀座通り(旧軽メインストリート)」の周辺には、注目のショップが約200軒も密集しています。
▲たくさんの人でごった返す、夏の旧軽井沢銀座通り。暖かくなるゴールデンウイーク頃から一気ににぎわい出す

今回はその中から、ランチにおすすめしたい、個性溢れる3軒をご紹介します。

1.肉好きは必食!シャルキュトリー専門店「ラ モンタニョン」

1軒目は、旧軽井沢銀座通りの最深部付近にある「ラ モンタニョン(La montagnon)」。2013年にオープンした、日本ではまだ珍しい“シャルキュトリー”の専門店です。
▲旧軽井沢銀座通りの奥、2階にあるラ モンタニョン。通り沿いの窓に掲げられたフランス国旗が目印

シャルキュトリーとは、ハムやソーセージ、サラミやパテなど、肉から作られる加工食品の総称で、フランス人の食卓には欠かせないものなのだとか。こちらの店舗では、本場フランス仕込みの自家製シャルキュトリーを堪能できます。
▲10席のみのこぢんまりとした店内。ディナーの来店は予約がベター

メニューは昼夜共通なので、ランチタイムからガッツリお肉が楽しめますよ。どの料理も、一皿でおなかが膨れるほどのボリューム。何人かで来店する場合は、違うメニューをオーダーしてシェアし合うのがベターです。

まずおすすめしたいのが、10種類以上のシャルキュトリーの食べ比べができる「アッシェット・シャルキュトリーとパン」。
▲本日のシャルキュトリーを盛り合わせにした「アッシェット・シャルキュトリーとパン」1,700円(税込)

チーズの味わいにも似た白カビソーセージや、かみしめる度に味わいが増していく生ベーコン、バゲットと相性抜群のリエットやパテ・ド・カンパーニュなど、さまざまな味が楽しめます。

シャルキュトリーは塩やコショウ、スパイスなどで味付けされているので、そのままでもおいしくいただけますが、お好みでマスタードやピクルスと一緒に食べても美味。もちろん、ワインとの相性もバッチリです!
▲ボリューム満点の「シャルキュトリー屋のナポリタン」1,600円(税込)はランチでも大人気。パスタだけでも170gと、ボリューム満点!パスタは幅広の“リングイネ”

腹ペコの方には、ナポリタンをぜひ!“シャルキュトリー屋の”と謳っているだけあって、「これでもか!」というほど肉が楽しめます。ナポリタンに使われるシャルキュトリーはソーセージだけでも4、5種類。パスタの上にもハムや生ベーコン、サラミなどがこんもり盛られて出されます。
甘めのトマトソースをシャルキュトリーの塩気がぐっと引き締めていて、バランスもバッチリ。フォークが止まりません。
▲焦がしバターとアンチョビの香りが食欲をかきたてる「アンチョビ・モッツアレラ・トースト」380円(左)と「リヨンのサラダ」1,400円(右) ※共に税込

「野菜もしっかり食べたい」という方に人気なのが、サラダとトーストの組み合わせ。写真の「リヨンのサラダ」は、たっぷりのグリーンサラダの上に“リヨン”をのせた逸品です。
リヨンとは、塩とスパイスで味付けした豚バラ肉をラードでじっくり低温で揚げたもの。皮付きのまま加工しているので、コリコリとした食感が楽しめますよ。豚の旨味がギュッと詰まった印象で、さっぱりとしたドレッシングともぴったりよく合います。
▲フランスの星付きレストランで腕を磨いた経験を持つ、店主の常田聖士(つねだせいじ)さん。店で出しているシャルキュトリーはすべて常田さんが手作りしている
▲熟成中のシャルキュトリー。長いものは1年以上も熟成させて作るそう

気に入ったシャルキュトリーは店頭で購入することもできるので、お土産に買って帰るのもいいですね!
▲ソーセージ類は各450円/100g、人気の「パテ・ド・カンパーニュ」は600円/100g、「豚のリエット」は750円/100g ※すべて税込

さまざまなシャルキュトリーの食べ比べができるラ モンタニョン。新しいお肉のおいしさに気付かせてくれることでしょう。

2.昔ながらの調味料で魅せる!「レストラン酢重正之 軽井沢」

続いてのお店は、軽井沢に本店を構える味噌・醤油・調味料の専門店「酢重正之(すじゅうまさゆき)商店」が運営する和食レストラン。旧軽井沢銀座通りの出発点、旧軽井沢ロータリーにある人気店です。
▲2階にも席がある、スタイリッシュな雰囲気の「レストラン酢重正之」の店舗。道路を挟んだ向かいには、味噌や醤油の購入ができる「酢重正之商店」がある

こちらの歴史は古く、文政10(1827)年にお隣小諸市で味噌蔵として「酢重」が開業。その後、約200年の時を経て、2005年に現代の食卓に向けた「酢重正之商店」を、2007年に「レストラン酢重正之」を開きました。
▲ジャズが流れるシックな雰囲気の店内

レストランでは、昔ながらの製法で作られる味噌や醤油をはじめ、1年以上じっくり熟成させて作る黒酢などを使った健康的な料理がメニューに並びます。

こちらの自慢は、熱伝導率のよい特注の銅釜で炊き上げるふっくらごはん!食事のおいしさを引き立ててくれます。
▲信州の銅作家によるオリジナルの銅釜。丸いフォルムがかわいらしい
▲銅釜で炊いたホカホカごはん。見るからに美味しそう!ランチタイムは、このごはんと味噌汁がおかわり自由となる

東京やシンガポールでも店舗展開をしている同店ですが、本店の軽井沢だけでしか食べられない限定ランチメニューがあるんです!
イチオシはこちら。
▲軽井沢店限定の「酢重の信州五彩盛り(ごはんセット付ランチ)」2,520円(税別)

長野県の特産品である脂ののった「信州サーモン」のお刺身を筆頭に、特製味噌ソースでいただくヒレカツ(冬はカキフライに変更も可)、季節の揚げびたし(取材日はレンコン、パプリカ、ナスなど)などの小鉢が付く欲張りメニュー。

ヒレカツの特製味噌ソースはコクと旨みにあふれた味で、ごはんがどんどん進んじゃう!銅釜でふっくら炊き上げたご飯は一粒一粒が立っていて、甘みが際立っています。

続いての軽井沢限定メニューはこちら。
▲醤油豆ソースで食べる「酢重特製ローストビーフ(冷製)醤油豆ソース(ごはんセット)」1,720円(税別)

酢重正之商店でも人気の「醤油豆ソース」が、黒コショウを効かせた和牛のおいしさを引き立ててくれます。お肉もジューシーで柔らかく、はぁ、幸せ♪ボリュームのある内容ですが、ごはんともサラダとも相性がいいのでぺロリといけちゃいます。

定番の人気メニューを押さえるなら、こちら!
▲看板メニューの「彩り野菜と豚肉の黒酢炒め(ごはんセット付き)」1,800円(税別)。すべての店舗で食べることができる

酢重正之商店の黒酢を使った酢豚はやさしい酸味が特徴で、深いコクが楽しめます。

ほかにも、「鉄鍋煮込みハンバーグ」や「信州味噌のサバ煮」など、豊富なメニューがそろっています。旬の素材を、昔ながらの調味料でシンプルに味付けて提供しているこちらのお店。おいしいごはんとカラダにもやさしい食事を味わいたい方は、ぜひ立ち寄ってみてくださいね。

3.きのこフレンチの専門店「E.Bu.Ri.Ko」

もう1軒、旧軽井沢に来たらぜひとも立ち寄っていただきたいのが「Cuisine Champigon E.Bu.Ri.Ko(キュイジーヌ シャンピニョン エブリコ)」。
▲旧軽井沢銀座通りから雲場池方面に向かった先にある、かわいらしい一軒家レストラン

屋号に“シャンピニオン”(フランス語できのこの意味)と名乗っているとおり、こちらは、きのこを使った独創的なフレンチが楽しめるお店。

“きのこ”と聞くと秋を連想するかもしれませんが、実は年間を通じて採れる食材なのだそう。同店の料理には、国内外で採れるさまざまな“旬”のきのこが使われています。その数、年間でなんと約100種類!こんなにもたくさんのきのこを扱っているお店は、日本中探してもなかなかありません。
▲木々に囲まれた環境なので、店内からはどの方向を見ても緑が癒してくれる

ランチ、ディナー共にコース料理のみの展開ですが、ランチでだけ食べられる、唯一の単品メニューがあるんです。それが、マストで味わっていただきたい「本日のきのこの一皿」。10~12種類もの旬のきのこを食べ比べできる、同店の名物メニューです。
▲ランチ限定の「本日のきのこの一皿」1,780円(税別・2名分)。香りや味わい、食感などの違いが楽しめる

エシャロットと共に焦がしバターでシンプルにソテーしたきのこは、同じ味付けながら、それぞれまったく違う印象。華やかな香りが広がるものや、ほのかな苦みや渋みを持つもの、酸味のあるものなど、一期一会の個性を楽しむことができます。
この日は、ハタケシメジやポルトヴェーラ、タモギタケ、クロラッパタケなど10種類のきのこがお皿にのりました。
▲料理に使っているきのこの一部。時間が許す限り、シェフ自ら山に入って採取した天然もののきのこを多く使っているそう

ランチのコースは1種類。本日のスープとメインディッシュ、デザート、ドリンクが付く日替わりのコース(2,400円・税別)で、メインディッシュは5種類ほどの中から好きなものをセレクトすることができます。

この日のスープは、マイタケやヒラタケ、エノキといった定番のきのこのほか、さまざまな天然きのこをブレンドしたポタージュ。20種類ものきのこが使われていて、深いコクや複雑な旨みが楽しめました。
▲濃厚な「20種のキノコのポタージュ」。上にのっているきのこは、ヨーロッパで人気の“クロラッパタケ”と、ジャンボマッシュルーム“ポルトヴェーラ”のソテー

この日のメインディッシュは、「鮮魚のポワレ」「蓼科産豚肩肉のソテー」「鴨のコンフィ(+400円)」「和牛ホホ肉の赤ワイン煮込み(+500円)」「信州プレミアム牛 芯玉のグリエ(+1,000円)」の5種類(すべて税別)。
今回は、「和牛ホホ肉の赤ワイン煮込み」をセレクトしました。
▲リンゴを食べて育った信州牛をたわらかく煮込んだ「和牛ホホ肉の赤ワイン煮込み」。肉の上にもきのこのソテーがのる

赤ワインソースにもきのこの出汁が使われているので、深いコクと旨みが楽しめます。お肉もとってもやわらか!
▲この日のデザートは「アンズのブランマンジェ」。アンズのコンポートやシラカバの樹液のエスプーマ、イチゴとオレンジのソルベ、アーモンドチュイール(薄いクッキー)などが層になっている

甘酸っぱいアンズのスイーツにエスプーマがやさしい甘みを添えている印象。イチゴとオレンジのソルベも、とってもさわやか!
この日は違いましたが、デザートにも、シロキクラゲやポルチーニといったきのこが添えられることがあるそうですよ。

きのこ好きが高じて、きのこ名人のもとで10年間目利きを覚えたという内堀篤(うちぼりあつし)シェフ。フレンチやパティスリーで腕を磨いた経験と卓越したきのこの知識を活かし、2011年に、ついにきのこフレンチの専門店である同店をオープンさせました。
▲シェフの内堀篤さん。きのこ談義が止まらない!

「山の中でおいしいきのこと出合えた時の喜びと言ったら!それをおいしく調理してお客様にお出しできたら、もう最高ですよね」とシェフ。日本菌学会にも所属する本格派で、厨房で腕をふるう傍ら、自ら山に入ってきのこ採りに勤しんでいます。

きのこを愛するシェフによる、独創的なきのこフレンチを堪能できる同店。きのこ料理の新たなおいしさや奥深さ、おもしろさに気づかせてくれますよ。
東京顔負けの個性豊かなお店が集う旧軽井沢エリア。ランチのお店選びに困ったら、ぜひ参考にしてみてくださいね。界隈には教会や礼拝堂などの歴史的建造物も数多くあるので、グルメと一緒にバッチリ観光も楽しめますよ。
▲旧軽井沢銀座通りの裏手に位置する「聖パウロカトリック教会」

(写真・和田 博)
松井さおり

松井さおり

出版社勤務を経て、フリーランスのライター&編集者に。雑誌や書籍を中心に、主に、食・旅・くらしなどにまつわる記事を執筆している。現在は、東京から長野県長野市に拠点を移し、県内外を奔走する日々。(編集/株式会社くらしさ)

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