軽井沢随一の癒しスポット「白糸の滝」で、マイナスイオンを浴びまくる!

2018.07.10 更新

避暑地のイメージが強い軽井沢の中でも、特に“涼”を感じられるのが、北軽井沢エリアにある「白糸(しらいと)の滝」。群馬県との県境、「白糸ハイランドウェイ」沿いにある、湾曲したフォルムが美しいと話題の観光スポットです。今回は、そんな「白糸の滝」の魅力と楽しみ方をご紹介します。

川のせせらぎや鳥のさえずりに癒されながら、いざ滝へ!

白糸の滝は自然豊かな国有林内にある景勝地。無数の滝が“白糸”のように流れ落ちる様から、その名前が付けられました。滝への入口からわずか150m歩くだけで美しい景色に出合えるとあって、軽井沢きっての人気観光スポットとなっています。

白糸の滝があるのは、有料道路「白糸ハイランドウェイ」(乗用車片道400円・税込)の道沿い。電車利用では、北陸新幹線軽井沢駅から草軽交通の路線バス(乗車時間:約23分、運賃:710円・税込)で行くことができます。
▲浅間山の東麓にある白糸の滝。有料道路を抜けた先は群馬県につながっていて、溶岩流によってできた「鬼押し出し園」や「草津温泉」方面に向かうことができる

それでは早速、白糸の滝へ!

駐車場から滝までは遊歩道が整備されているので、ラフな格好でも歩いていくことができます。ただし、森の中なので気温は低め。朝晩は夏でもかなり涼しくなるため、早朝や夕方に訪れる場合は羽織ものが1枚あると安心でしょう。
▲砂利が敷かれた遊歩道。夏はサンダルで歩いて向かう人も多いが、ヒールのある靴で出かける場合はつまづかないように注意して

急な坂もなし!誰でも気軽に歩いて見にいけるところも白糸の滝の魅力。川のせせらぎを聞きながら歩くので、滝に向かう間も癒されますよ。
▲遊歩道沿いを流れる「湯川」。白糸の滝から流れ落ちた湧き水が湯川となり、最終的に、日本一長い信濃川(長野県での呼び名は千曲川)に合流する
▲滝へと向かう道すがら、軽井沢の別荘地でおなじみ“浅間石”の石積みを見ることもできる。苔もキレイで癒される!

歩いている間、どこからともなく美しいさえずりが!鳴き声のする方向をじっと見上げていると、チョンチョンと枝を渡り歩く小鳥の姿が見えました。
▲あちこちには可憐な花の姿も

鳥のさえずりに耳を傾けたり、花を探したりしながらのんびり歩いていると、目の前に二連の小さな滝が見えてきました。
水の流れる音もだいぶ大きくなってきた気がします。ワクワク!白糸の滝まで、もうすぐの予感!

幅約70m!見る者を圧倒する、幻想的なフォルム

ついに白糸の滝に到着です。見てください、この湾曲した美しいフォルム!
全国に「白糸の滝」の名を持つ滝は数あれど、これほど美しい白糸の滝があるでしょうか。高さ約3mの滝が、緩やかなカーブを描きながら約70mも続いているのです。

落差はそれほどありませんが、同じ高さから無数の滝が流れ落ちる様は、まるで水のカーテン!その美しい光景に、思わず見惚れてしまいます。マイナスイオンもたっぷりで、これは癒される!
▲白糸の滝の全景。S字を描くようにして滝ができていることが分かる

近くまで寄って見てみると、岩肌から湧き水がしみ出ているのが見えました。
▲岩肌からしみ出た湧き水が無数の“糸”を紡ぐ。これぞまさに白糸の滝!

滝の付近は、遊歩道の入り口よりも一段と涼しさが増した印象。
さぞや水も冷たいのかと思いきや……あれ?思っていたほど冷たくない?湧き水にしては高めの水温だな、という印象を受けましたが、これは、浅間山の火山活動に伴う地熱の影響によるものなのだとか。
白糸の滝を水源に持つ“湯川”の名前も、もしかするとこうした理由が背景にあるのかもしれません。
▲冬も枯れることなく湧き出している透明度抜群の水。浅間山に降った雨が地下に浸透し、6年ほどかけて美しい湧き水になるという

マイナスイオンをたっぷり浴びたところで、撮影も楽しみましょう。一眼レフカメラをお持ちの方は、シャッタースピードを変えて撮影をしてみると、表情の異なる滝の写真が撮れますよ。
▲シャッタースピードを高速にすると、水量の多さや躍動感を出すことができる
▲シャッタースピードを低速にすると、絹のようになめらかな水の流れに

取材日は、観光客のいない一瞬のスキをついて撮影を進めましたが、人気スポットだけあって常に人でにぎわっています。特に観光バスが到着すると、周辺は一気に大混雑!朝早い時間はバスが多い傾向にあるので、10時過ぎくらいに訪れると、比較的ゆっくり楽しめるかもしれません。
▲7、8月は、涼を求める人々で特ににぎわう時期。観光バスが到着すると、この写真をはるかに凌ぐほどの人だかりができる

夜も、冬も美しい!いつもとは、ひと味違った雰囲気の白糸の滝もぜひ!

景勝地といえば日中の観光が定番ですが、白糸の滝では、毎年夏季の1カ月間、プロジェクションマッピングによる幻想的なライトアップイリュージョンが開催されます。
▲2018年は7月27日~8月26日の毎週金・土・日曜(19:00~21:00)の開催(8月10日~15日は毎日開催)※写真は2017年のもの

「日本夜景遺産(第三類・ライトアップ夜景遺産)」にも登録されているので、時間のある方はぜひ、夜の白糸の滝も訪ねてみてください。清涼感たっぷりの昼間とはひと味違った、幻想的な雰囲気を味わうことができますよ。
また、2月上旬~3月上旬までの毎週金・土・日曜は、売店の下にある駐車場で「氷柱白糸イルミネーション」を楽しむことも。白糸の滝の天然水を利用した人工氷柱にLEDライトが輝き、こちらも必見の美しさです!
▲美しくライトアップをした幻想的な氷柱 ※写真は2017年のもの

骨までやわらかなイワナの塩焼きと、湧き水で作った手作り豆腐に舌鼓!

せっかく観光に来たのですから、この場所ならではのおいしい名物グルメもいただきたいですよね!駐車場近くの売店では、軽食を食べたり、お土産を購入したりできますよ。
▲地野菜などの直売所と土産物店、軽食を扱う店が並ぶ

中でもイチオシは、炭火で焼き上げる「イワナの塩焼き」。1日で最高800本(!!)を売り上げたこともあるという、白糸の滝の大人気グルメですが、焼き上がるまでに15分ほど要するため、滝観光の前に予約をしていくのがベターです。
▲骨も頭もすべて食べることができる「イワナの塩焼き」(1本700円、3本以上の注文で1本600円 ※各税込)。炭火でじっくり焼き上げるので、臭みやクセは一切ない

まずはおなかのあたりをガブリとひと口。皮はパリッと香ばしく、身はフワッフワの焼き上がり!途中、「もう少し塩気が欲しいな」と思ったら、塩を強めにふった“しっぽ”をひとかじりするといいそうです。
▲イワナの塩焼きは、湯川に生息する天然のイワナにちなんで販売している

“信州の味”といえば、「おやき」もはずせません。こちらのおやきは、一度蒸してから表面を鉄板で香ばしく焼き上げるスタイル。生地がむちっとしているので、冷めてもおいしくいだけます。
▲定番のおやきは野沢菜(写真)としめじ野菜、あずきの3種類。春はふきみそ、夏はカボチャやナスなど、季節限定の味もお目見えする。各200円(税込)

変化球系で人気なのが、皮にワサビを練り込んだ「わさび肉まん」。辛さはありませんが、あんの中にも刻んだワサビの茎が入っているので、ワサビの香りがふわりと鼻を抜けます。
▲信州の名産品である“ワサビ”を使った緑色の「わさび肉まん」(400円・税込)

もう1つ、忘れてならないのが、白糸の滝の湧き水と長野県産の大豆で作った「白糸湧水とうふ」(4月下旬~10月限定販売)。岩塩、だし醤油のほか、デザート感覚で楽しめると女子に大人気のメープルシロップ、ブルーベリーの計4つの味が用意されています。
▲好きな味を2種類選択できる「白糸湧水とうふ」(300円・税込)。右下から時計回りにブルーベリー、メープルシロップ、岩塩、だし醤油

このメープルシロップは、軽井沢のカエデの木から採れた樹液とカナダ産「サトウカエデ」の樹液をブレンドして作られたもの。売店で購入することもできます。
▲「軽井沢メープルシロップ」(中ボトル1,080円/125ml、ミニボトル370円/25ml・各税込)
▲野菜や果物はもちろん、クルミや花豆といった特産品も販売している
美しい景色とおいしい名物グルメが楽しめる白糸の滝。駅からのアクセスもよいので、観光や買い物の際にはぜひ足を伸ばして見てはいかがでしょうか。

(写真・和田 博)
松井さおり

松井さおり

出版社勤務を経て、フリーランスのライター&編集者に。雑誌や書籍を中心に、主に、食・旅・くらしなどにまつわる記事を執筆している。現在は、東京から長野県長野市に拠点を移し、県内外を奔走する日々。(編集/株式会社くらしさ)

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