海外で認められた!「安芸太田町」の絶対に行くべき絶景8選

2018.06.05 更新

西中国山地の中心部にある広島県山県郡安芸太田(あきおおた)町。2018年現在、県内では人口がいちばん少ない町ですが、豊かな自然に恵まれた絶景好きにはたまらない場所なんです。その中から、ぜひ見てもらいたい7つの景観をピックアップ。どこも中国自動車道・戸河内(とごうち)ICから30分以内なので、アクセスも便利ですよ。

1.日本を代表する景観にも選ばれた【井仁の棚田】

▲井仁(いに)の棚田は中国自動車道・戸河内ICから約10分

アメリカのニュース専門放送局・CNNの特集で「日本の最も美しい場所31選」に選出された井仁の棚田。県内では唯一、農林水産省認定の「日本の棚田百選」にも選ばれています。
▲田植えが終わり、水面が見えている時期がオススメ

4月上旬から水張りが始まり、田植えは5月上旬から6月上旬にかけて行われます。傾斜のある谷に積み重ねられた水田は324枚もあり、田んぼの水面に映る周辺の景色は、まるで芸術作品のよう。
▲最も古いものは約500年前の室町時代後期に築かれた

夏は一面が緑に。そして、実りの秋には黄金色に染まり、季節ごとの美しさも楽しめます。棚田の全景を見渡せる展望台もあり、秘境のような趣きも満喫できますよ。

2.全長約16kmもある県内屈指の紅葉名所【三段峡】

▲山水画のような「黒淵」は三段峡正面口から徒歩約50分

大小さまざまな滝や淵などが連なる三段峡(さんだんきょう)の正面口は戸河内ICから約15分。そこから先は整備された遊歩道で、時間や体力に合わせて景色を楽しめる大渓谷です。
▲黒淵には渡舟(片道税込300円)もある

黒淵は三段峡の「五大壮観」に数えられる必見の絶景スポット。片道約5分の渡舟もあり、秘境のムードを満喫できます。
▲「三段滝」は正面入口から徒歩約2時間30分

新緑が眩しい春も見頃のひとつですが、秋は美しさがまた格別。赤や黄色に色づいた原生林と多彩な渓谷美を随所で見ることができ、溜息の出るような紅葉狩り散策が楽しめますよ。
なお、三段峡は冬期(12~3月頃)は遊歩道がメンテナンスされておらず、雪も多くて危険なため、入峡には十分に注意してください。

3.見事な枝振りに魅了される【与一野のしだれ桜】

▲戸河内ICから約10分。見頃時期は4月上旬~中旬

高さが約12m、横幅は約9mという立派な樹容。田んぼに囲まれた小高い丘の上にある与一野(よいちの)のしだれ桜は、青空をバックに立つどっしりとした姿が見事です。
▲水田に映る姿も美しい

見頃時期はちょうど田植えのために田んぼに水を張った頃。少し離れた場所から見ると枝いっぱいに咲いたピンクの花が水面に映り、とても絵になる景観に。写真愛好家には定番の構図にもなっています。
▲闇に浮かぶ姿は妖艶でうっとり

18:30~20:00はライトアップも実施(日時は年度で異なる)され、前後の見頃時期には周辺で弁当や地域の特産品などの販売も行われます。

4.黄金色のじゅうたんは写真映え間違いなし【筒賀の大銀杏】

▲樹齢1100年を超えるとされる筒賀(つつが)の大銀杏

戸河内ICから約10分。筒賀大歳(おおとし)神社の境内にある大銀杏は県内でも屈指の巨木。高さは約48m、根回りも10m以上あり、秋の黄葉は壮観です。
▲落ち葉を放り上げれば黄金色のシャワー

見頃は11月中旬。ビッシリと葉がついた堂々たる姿も見応え満点ですが、周囲一面に黄金色のじゅうたんを敷き詰めたような落葉時期も必見。思わず歓声を上げてしまうほどの華やかさですよ。

5.山頂は360度の大パノラマ【深入山】

▲山全体が草原に包まれる深入山(しんにゅうざん)。標高は1,153m

戸河内ICから約25分。キャンプ場やグラウンドゴルフ場がある「深入山グリーンシャワー」から、なだらかな草原を約1時間のハイキング登山。森林セラピーロードにも指定されている癒しの草原は開放的な景色が広がり、多くの野鳥に出合えます。
▲西中国山地の山なみがパノラマで楽しめる山頂

春は新緑、秋は紅葉も楽しめ、山頂からは北に中国地方最高峰の大山(だいせん)、西には広島県最高峰の恐羅漢山(おそらかんざん)など、雄大な山景色を360度のパノラマで望むことができます。

6.清流や名瀑に癒される秘境【龍頭峡】

▲戸河内ICから約15分の龍頭峡(りゅうずきょう)

「日本秘境百選」に選ばれ、散策しながら新緑や紅葉、滝と岩々が織りなす見事な景観を楽しめる龍頭峡。7月下旬には「つつが龍頭峡まつり」が催され、ヤマメのつかみ獲りや神楽上演などが行われます。
▲落差約40mの「二段滝」は駐車場から徒歩20分ほど

一番の見どころは二段滝。すぐ近くまで行けるので迫力満点で、マイナスイオンもたっぷり。晩秋は流れ落ちる水の白と紅葉の赤とのコントラストが鮮やかで、思わず見とれてしまうほど。
▲水量豊富で岩肌も美しい「奥の滝」

二段滝から100mほど上流にある奥の滝は落差約20m。こちらも龍頭峡を代表する滝で、美しい姿を楽しみながら森林浴を満喫できます。

7.アーチ式では日本で2番目の高さ【温井ダム】

▲高さ156m、総貯水量は8,200万トンもある温井(ぬくい)ダム

戸河内ICから約20分。長さ382mもあるアーチ式の温井ダムは、人造湖の龍姫湖(りゅうきこ)と周囲の山が雄大な景観を楽しませてくれる観光スポット。
▲紅葉名所としても有名

11月上旬から11月中旬は周囲の山が紅葉し、湖面も赤く染まります。スケールが大きく、展望デッキやドライブしながらの紅葉狩りが楽しめます。
▲至近距離から大迫力の放水を見学できる

毎秒30トンの瀑流が放物線を描く放水は、まるで巨大な生き物のよう。圧倒的な水量は日本有数で、ダム好きをはじめ多くの見学者が訪れます。放水は見学無料で毎年4月中旬から6月上旬まで。平日は14:00からの1回、第2・4日曜と祝日は11:00と14:00の2回で、1回の放水は15分程度です。天気が良ければ虹が架かることもありますよ。

8.一般公開は年間8日だけの【吉水園】

▲県の名勝に指定される「吉水園(よしみずえん)」

吉水園は江戸時代中期に造られた廻遊式庭園で、初夏と秋の数日間(2018年は6月2日・3日・9日・10日、11月10日・11日・17日・18日)だけ一般公開されます。
▲モリアオガエルの卵は「延命の小袋」として珍重されている

薬師堂などが配置された静寂の空間で、園内には県天然記念物のモリアオガエルが生息しています。産卵期は5月上旬から6月下旬で、初夏の一般公開では木の枝に産みつけられた泡状の卵を見ることができます。
▲秋は紅葉が美しい

秋の一般公開では「江戸モミジ」と呼ばれる江戸時代からの紅葉を楽しむことができます。大木の紅葉は見応え満点で、池の水面に写る紅葉も風情がありますよ。
吉水園は戸河内ICから約15分(加計スマートICから10分)ですが、駐車場はないので、加計駅跡(太田川交流館かけはし)を利用してください。

おまけ:ドライブ途中にある【あじさいロード】

▲安芸太田町は標高が高いため夏にアジサイが咲き誇る

戸河内ICから約20分。国道191号の松原地区から深入山山麓までの約12kmには、色とりどりのアジサイが連なっています。7月が見頃で、ドライブ中の目を楽しませてくれますよ。

四季折々に様々な絶景が楽しめる安芸太田町。 豪雪地域なので冬は車の運転に注意が必要ですが、スキー場もあり、晴れた日なら随所で一面の銀世界も。お気に入りの絶景をぜひベストシーズンに楽しんでくださいね。
廣段武

廣段武

企画から取材、撮影、製作、編集までこなすフリーランス集団「エディトリアルワークス」主宰。グルメレポートの翌日に大学病院の最先端治療を取材する振り幅の大きさと「NO!」と言わ(え?)ないフレキシブルな対応力に定評。広島を拠点に山陽・山陰・四国をフィールドとして東奔西走。クラシックカメラを語ると熱い。

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