日本最大級!「とっとり花回廊」は花畑が絶景すぎて気を失いそう!

2018.06.27 更新

鳥取県西部の南部町にある「とっとり花回廊(はなかいろう)」に行ってきました。ちょうどユリの見頃が始まった時期(6月上旬)で、カラフルな花畑はファンタジックワールド。でも、ここの魅力はそれだけじゃなかった。春夏秋それぞれに季節の花が楽しめ、巨大なフラワードームやライトアップイベントも。とにかく一面花だらけで、気絶しそうなほどきれいなんです。山陰随一の秀峰、大山(だいせん)も見えるんですよ。

▲シンボルの「フラワードーム」。メインフラワーはユリ

大山を背景に花が咲き誇る日本最大級のフラワーパーク

「とっとり花回廊」はマイカーなら米子自動車道・溝口ICから約10分。電車ならJR山陰本線・米子駅から無料のシャトルバスが30分~1時間おきに運行されているので、アクセスはとても便利です。
▲いきなりたくさんの花がお出迎え(写真は春の様子)

入園するとすぐに広場があり、見頃の花で彩られていました。奥に見えるのが直径50mもあるフラワードームで、その奥には大山も見えます。早くも絶景の登場で、これから先の期待も膨らみますね~。
▲園内をグルッと一周する「フラワートレイン」

その時期の見どころを効率よく回りたいなら、園内を約15分で案内してくれるフラワートレイン(税込300円)に乗車するのもおすすめです。
▲フラワードームを中心に多彩な花畑や花壇を配置(向かって左が北の方角)

とっとり花回廊の総面積は約50ヘクタール。東京ドームなら約11個分の広さになり、フラワーパークとしては日本最大級のスケールです。
今いるのは園内マップの下にある「1」の場所で、円の中心がフラワードーム。その回りを囲む円が「展望回廊」で直径は約320m、総延長は約1kmにもなります。
▲展望回廊を下から見上げるとこんな感じ

展望回廊はすべて屋根付きで、とっとり花回廊の名前の由来にもなっています。園内を様々な角度から楽しむことができ、水平でバリアフリーなのでベビーカーや車いすも安心。もちろん、雨の日でも傘をささずに園内を回ることができます。
▲まずはフラワードーム。巨大さにビックリ!

フラワードームは高さ21mもあるガラス温室で、ドーム部分は地球をイメージしているそうです。中に入ると、その広さに改めて驚き!写真の中央部分が北極にあたり、ここは熱帯や亜熱帯の植物が展示されていることから赤道周辺という設計のようです。
▲女子注目!の記念撮影スポットが期間限定で登場

ドームに入ったらすぐにあるのがコチョウランのウェディングドレス。後に立って首だけを出すと、お姫様気分を味わえる写真が撮れます。おっと、紹介が遅れましたが、横に立っているのはアテンドしてくれた広報担当の戸田舞さん。今回は特別に広い園内の見どころを一緒に回ってもらいます。
▲カラフルな洋ランのトンネルも

ドームは冬でも15度以下にならないよう保たれ、1,000株以上の洋ランやハイビスカスなどで一年中華やかに彩られています。「花の王様」と呼ばれる洋ランの美しさには、感動のため息が漏れます。
▲花に囲まれたドーム内のソフトクリームショップ

「今日は気温も高いので、冷たいものでも食べませんか」と、戸田さんに案内されたのがドーム内にあるソフトクリームショップ。鳥取県特産の「二十世紀梨」の果汁がたっぷりと入ったソフトクリームで、子どもから大人まで大人気なんだそうです。
▲名物の「梨ソフトクリーム」(税込350円)

ひと口めで「梨だっ!」と分かる濃厚な味わいで、ミルクもたっぷり使っているようです。うっすらと汗をかいた体にジューシーで冷たいスイーツはたまりませんっ!濃厚な割には後味がサッパリしていて、真夏なら「もう1本!」と言いたくなるような美味しさでした。

絶景だけじゃない!可憐に咲く貴重な原種ユリも

▲自生するササユリ。開花時には1mほどの高さになる

ドームを出て「次はユリを見に行きましょう」と向かったのが、展望回廊の北にある「ふるさとの古径」。
ユリはとっとり花回廊のメインフラワーで、年間で100品種を楽しめるそうです。このササユリはとっとり花回廊ができる前からこの山に自生していた日本特産の原種ユリで、栽培展示だけでなく希少なユリを守ることにも力を注いでいるとのこと。
▲絶景の花畑は、その名も「秘密の花園」

「それでは今日のメインスポットにご案内しましょう」と向かったのは、展望回廊の南東。ユリで埋め尽くされた花畑です。園路に「秘密の花園」と描かれた大きな看板があったので、手元の園内パンフレットで位置を確認しようかと思ったら、マップには表示されていない!……何で?
「だって、秘密の花園ですから。期待感が高まるでしょ」
▲約7,000株のユリが咲き誇る秘密の花園

この花畑は期間限定の公開エリアで、初夏はユリ、秋はコスモスで埋め尽くされるとのこと。まだつぼみの花もありましたが、今年(2018年)は予想より1週間以上も早く開花したそうで、びっしりと植えられたユリは見応え充分でした。色も赤、白、ピンク、オレンジ、黄色などカラフルで、花の形も様々。
▲ここに咲かせた理由はロケーション

ユリを楽しみながら歩いていると「おぉ~~!」。なるほど、これが理由だったのか、林の間から大山が出現!一面に咲き誇るユリの美しさもさることながら、このロケーションはまさにフォトジェニック。
撮影用に展望台も設けてあるので、天気のいい日なら誰でも納得がいく1枚を撮れますよ。
▲いつでも満開のユリが楽しめる「ゆりの館」

他にも、展望回廊の東に直結した東館があり、内部は開花調整でユリを一年中展示している「ゆりの館」になっています。
▲ユリの甘い香りが館内を包み込む

ここではメインフラワーのユリはもちろん、大山に自生する山野草などをジオラマで紹介し、季節の花も展示しています。
▲朱紅色の「ヒメユリ」など、原種ユリのリレー展示も

とっとり花回廊は国内の原種ユリ15品種をすべて保有し、咲かせることができるそうです。この日はヒメユリ、ササユリ、テッポウユリなど7品種が展示されていましたが、時期を少しずつ変えて常に開花した原種ユリを見ることができるそうです。
▲ガイドツアーなど、開花に合わせて各種イベントも実施

ユリの見頃期間は「ゆりまつり」が開催(2018年は6月16日~7月1日)され、箏(こと)の演奏会やお茶会、花の寄せ植え体験、ガイドツアーなど、お楽しみもいっぱい(一部有料)。園内でキーワードを集めるとプレゼントが当たる「クイズラリー」もありますよ。

ランチやお土産も花づくし!

▲入口付近にある園内レストランでランチ

きれいな花たちから存分に目を愉しませてもらったので、次はお腹も!ということで向かったのが園内レストラン。「鳥取和牛」や「大山豚」などのご当地ブランド肉や、新鮮な魚介も味わえるということですが、筆者がランチに選んだのはコレ。
▲目でも愉しめる「花ちらし」は小鉢とみそ汁付き(税込980円)

ちらし寿司の上にはカラフルなエディブルフラワー(食用花)がふんだんにデコレーションされています。季節で変わるそうですが、この日はベゴニアやナデシコ、ナスタチウムなど。生姜の醤油漬けや菜の花の時雨煮などオリジナルメニューの小鉢も付いています。
▲花は彩りだけでなく食べることができる

こんなにきれいな花を食べると、何だか体の中からきれいになりそうですね。
▲ちらし寿司の上にはカニも!

花の下にはボイルされたカニも隠れていました。しかも、添えもの程度ではなくて大量に!見た目でも充分に愉しめて、舌も腹も大満足のちらし寿司でした。この「花ちらし」は1日10食限定なので、食べたい方はレストランが混み合うお昼前に行った方がよさそうです。
▲気になったのはこれ「花のしぐれ」(税込540円)

隣接する土産物ショップでは、レストランで食べた花ちらしに付いていた「花のしぐれ」を販売していました。菜の花やキクラゲなどがじっくり煮込んであり、これだけでご飯が3杯くらい食べられそうな美味しさだったので、自分用のお土産にゲットです。
▲とっとり花回廊のユリをイメージしたキャラクター「ピロロ・ポロロ」のグッズも豊富

まだまだ続く!美しすぎる園内の四季

戸田さんのアテンドで巡った園内の見どころですが、とっとり花回廊の美しさはユリの季節だけじゃありません。せっかくなので広報用写真をお借りして、園内の四季を一気にご紹介しましょう。
まずは、こちらから。ユリが咲いていた秘密の花園の秋の様子です。
▲秋風に踊る可憐なコスモス。見頃は9月下旬~10月下旬

続いては、展望回廊の北東にあるもう一つの大きな花畑「花の丘」を彩る季節の花を4連発で。
▲7月上旬〜8月中旬は青い空に映えるルドベキア

花の丘は広さが1ヘクタールもあり、ここからも大山の山容がバッチリですよ。
▲初夏はブルーサルビアもルドベキアと一緒に愉しめる
▲赤いじゅうたんを敷き詰めたようなサルビアは9月中旬~11月上旬が見頃
▲春は約5万株のパンジー。見頃は3月下旬~5月上旬

さらに春は入口テラスでこんな景色も。
▲大山に雪が残る3月下旬。花時計もカラフルで、まるで絵画のよう
▲異国情緒が漂うチューリップ畑

ドームを見上げる「花の谷」では、4月にチューリップが咲き誇ります。この花壇はとっとり花回廊と交流のあるオランダの世界的な花の楽園「キューケンホフ公園」の園長がデザインしたそうで、風車もあります。
▲チューリップや桜に囲まれてメルヘンチックに散策

散策路の周辺を赤や黄色など色とりどりのチューリップが彩り、遙か遠くオランダの春を思わせてくれますね。そして、日本の桜とのコラボが何とも粋!
▲5月下旬〜6月中旬はバラ園が見頃に

また、園内には2カ所のバラ園があり、他にも入口テラスなどで多彩なバラを愉しむことができるそうです。
▲オリジナル品種のバラ「回廊のしずく」

中には、とっとり花回廊のオリジナル品種もあります。
▲秋はドーム東側の園路沿いの並木が鮮やかに紅葉する
▲幻想的にライトアップされた夜間開園(開催日は公式ホームページを参照)

例年5月中旬~6月上旬と8月のそれぞれ週末を中心に「ムーンライトフラワーガーデン」が開催されます。世界的に有名な照明デザイナー 石井幹子さんがプロデュースするもので、広大な庭園を14,000個の灯りが柔らかに包み込みます。
▲冬は「フラワーイルミネーション」も

さらに、例年11月中旬~1月中旬には、約150万球のイルミネーションで園内がロマンチックに演出されます。期間中は週末を中心に花火も打ち上がり、屋台村もオープンするそうです。
季節の花絶景やのんびり過ごせる癒しのスポットなど、魅力満載のとっとり花回廊でした。大山や皆生(かいけ)温泉など鳥取県を代表する人気観光地にも近いので、山陰旅行を計画している人には絶対におすすめですよ。

※一部、花の写真とイルミネーションの写真は2017年以前に撮影したものです。
廣段武

廣段武

企画から取材、撮影、製作、編集までこなすフリーランス集団「エディトリアルワークス」主宰。グルメレポートの翌日に大学病院の最先端治療を取材する振り幅の大きさと「NO!」と言わ(え?)ないフレキシブルな対応力に定評。広島を拠点に山陽・山陰・四国をフィールドとして東奔西走。クラシックカメラを語ると熱い。

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