世界遺産をガイドと巡る!日本が世界に誇る魅力を満喫できる体験まとめ

2018.06.30 更新

祝!2018年7月、「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」がUNESCO(ユネスコ)世界遺産に登録されました!これで日本には、文化遺産18件、自然遺産4件の合わせて22件が、世界遺産として登録されていることになります(2018年7月2日現在)。どの世界遺産にもオンリーワンの価値があり、世界中の人々から憧れの観光地として人気を博しています。そんな世界遺産をガイド付きで巡ってみませんか?今回は数ある世界遺産ガイドの中から、特におすすめのガイドを選りすぐってご紹介します。

【屋久島】原始の森を歩き、自然の偉大さに触れる

鹿児島県佐多岬の南南西約60kmに浮かぶ「屋久島」。ここは1993(平成5)年に世界自然遺産に登録されました。
豊かな森が広がるこの島は、標高差と黒潮の影響もあり亜熱帯植物から高山植物まで約1,500種、日本の植物の実に7割以上が存在しています。屋久島のシンボルでもある縄文杉を始め、樹齢1000年を超える巨大な杉が多く見られ、その神々しい姿が訪れる者を魅了します。
▲屋久島随一のパワースポット・縄文杉。樹齢は7200年とも言われている

そんな縄文杉を見に行くなら「フィールド&マウンテン屋久島」のガイドがおすすめ。こちらでは登山装備付きの屋久島ガイドツアーを催行しており、登山靴や雨具、ヘッドランプなど、初心者にはうれしい装備が無料でレンタルできるんです。
また最大6名までの少人数制で、目の行き届いた安全で丁寧なガイドが特徴です。
屋久島観光の目玉はやはり縄文杉。しかし縄文杉に出合うためには片道約11kmという長い山道を4~5時間かけて歩かなくてはなりません。決して楽ではない縄文杉までの道のりですが、120%楽しみたいなら、こちらにガイドを任せてみてはいかがでしょう。
▲ハートの形の天窓が撮影できる「ウィルソン株」。きれいなハート型を撮るには知り尽くしたガイドに教えてもらう必要がある

苔むした原生林や歴史を感じるトロッコ道、現存していたら日本最大級の木だったとも言われる巨大な切り株・ウィルソン株など、縄文杉の他にも見どころがいっぱい。
屋久島出身で本格的な山泊ツアーからリバーカヤックまで何でもこなし、文字どおり屋久島を知り尽くしたガイドが案内するので、見どころを見逃すなんてことはありません。

また「フィールド&マウンテン屋久島」には、屋久島のガイド界では知らない人はいないと言われるベテランガイドも在籍。初めての屋久島旅を最高のものにしてくれる心強いメンバーが揃っています。
▲苔むした白谷雲水峡の原生林

縄文杉への日帰りツアーは体力的に自信がないという方には、途中でキャンプをしてゆっくり歩く1泊ツアーもあります。こちらは有名なアニメ映画のモチーフになったとも言われる苔むす森がある「白谷雲水峡」にも足を伸ばすので、屋久島を余すことなく楽しみたい方におすすめ。
いずれにしても長時間のトレッキング。目的地に着いた時の達成感は格別です。きっと一生の思い出になることでしょう。

【軍艦島】廃墟の島に上陸。激動の時代を生きた人々の生活に迫る

日本が西洋技術を取り入れ近代化を進めた幕末~明治時代。日本各地に残るこの頃の造船、製鉄など重工業分野の貴重な歴史資産は、2015(平成27)年に「明治日本の産業革命遺産」として世界文化遺産に登録されました。23の構成資産の中には、現在も現役で稼働しているものもあるとか。
中でも登録前から注目を集めていたのは、長崎県にある端島(はしま)炭鉱。通称「軍艦島」です。
▲島の外観が軍艦「土佐」に似ていたことから「軍艦島」と呼ばれるようになった

軍艦島に上陸するには、許可を受けている運行会社のツアーに参加する必要があります。このうち「軍艦島コンシェルジュ」では、元島民や研究者など軍艦島をよく知る人物がガイドとして同行し、到着までの船内では映像資料なども交えて解説してくれます。
▲建設された当時は最先端だった鉄筋コンクリートの高層住宅。建築の歴史を知る上でも貴重な遺産となっている

軍艦島上陸後は島の概略から見どころまでを丁寧にレクチャー。
端島炭鉱の採掘は1890(明治23)年から本格的に始まったことや、大正時代以降は労働者のための高層住宅や学校、病院の他、映画館などの娯楽施設まで建設されたこと。最盛期の1960年代には島の人口は5,000人以上で、今の東京23区の約9倍という生活人口密度で活気に溢れていたことなど興味深い話を聞きながら進みます。
活気にわいた当時をよく知るガイドの話は、とてもリアルで興味が尽きません。
ところが1970年代、主要エネルギーは石炭から石油へ移行。これに伴い炭鉱は閉山。島民たちは徐々に島を去り、端島は無人島化。その後、島内は建物が朽ち果て、廃墟の島となりました。

現在は整備された一部のエリアに限り上陸・見学が可能。日本の近代化を支えた炭鉱施設だけでなく、ツアーでは住民の生活を忍ばせる住宅群も間近に見ることができます。
またこのツアーには、集合場所からほど近い「軍艦島デジタルミュージアム」の入館券も付いています。こちらではVRで立ち入り禁止となっているエリアへの疑似訪問体験ができるなど、軍艦島観光では見逃せないスポットです。

【熊野古道】霊験あらたかな参詣道を歩きながら、神仏の世界への想いにふける

奈良県、和歌山県、三重県にまたがる紀伊山地。鬱蒼とした森林に覆われたこの地は、古代から自然信仰の対象として山岳修行の場でした。
「紀伊山地の霊場と参詣道(さんけいみち)」として世界文化遺産に登録されたのは2004(平成16)年のこと。修験道(しゅげんどう)の拠点「吉野・大峯(おおみね)」、熊野信仰の中心「熊野三山」、真言密教の根本道場「高野山」の3つの山岳霊場と、そこに至る参詣道からなり、総面積約495ヘクタール、古道の総延長は約308kmにも及びます。
▲深い森へと続く熊野古道。江戸時代には「蟻の熊野詣」と例えられるほどのにぎわいを見せたという

熊野三山に数えられる「熊野本宮大社」、「熊野速玉(はやたま)大社」、「熊野那智(なち)大社」の3社を結ぶ熊野古道「中辺路(なかへち)」は、自然豊かな森を進む参詣道で、現在はハイキングルートとしても人気です。
▲熊野古道の中でたびたび紹介される「大門坂(だいもんざか)」。その入り口にあたる「振ヶ瀬橋(ふりかせばし)」は聖域と俗界とを分かつ橋と言われる

「熊野古道探訪プロジェクト」では熊野古道のガイドウォークを開催しています。和歌山県新宮市にある「高野坂(こうやざか)」からスタートし中辺路を散策。熊野三山の一つ熊野速玉大社を巡る約6kmのコースです。
▲苔むした石畳が幻想的な高野坂からスタート
▲途中、沿道の林の切れ間からは熊野灘の絶景が。山と海、どちらの風景も満喫できる

世界遺産登録の根拠となった信仰の歴史やその背景もとても複雑な熊野古道。他の世界遺産と比べても、とりわけ見どころが多岐にわたります。

このガイドウォークでは、熊野古道に精通した地元のガイドが、歩きながらじっくりとポイントを解説。ただ訪れるだけでは分からなかった魅力にも触れることができ、熊野古道をより深く楽しむことができるでしょう。
▲朱塗りの柱が美しい熊野速玉大社。見上げるほどの巨石がご神体という摂社の「神倉(かみのくら)神社」も巡る

総延長308kmにも及ぶ熊野古道。熊野古道探訪プロジェクトでは集合場所や目的地によって、他にも様々なコースが用意されています。旅のスケジュールや体力に合わせて選べるのもうれしいところですね。

【知床】手付かずの豊かな自然と、野生の生き物に会いに行く

冬の流氷で知られる知床は2005(平成17)年に世界自然遺産に登録されました。知床では海と川と森が一体となった独自の生態系が形成され、まさに生き物の宝庫。ヒグマ、キタキツネ、エゾシカの他、海にはクジラ、シャチ、トド、アザラシなども生息しています。また渡り鳥の越冬地にもなっており、オオワシ、オジロワシなどの絶滅危惧種の姿も見られます。
▲雄大にそびえる羅臼岳。7月頃まで雪が残り、緑と白のコントラストが美しい

「知床ネイチャーオフィス」では、季節を問わず知床の魅力を紹介するガイドツアーを開催しています。
雪のない春から秋にかけておすすめなのは、知床五湖と原生林を散策するコース。
午前中は知床五湖を一周しながら「知床五湖」や「羅臼岳」など大自然の美しい景観を楽しみます。雄大な自然が見せる四季折々の風景に心が洗われますよ。ランチを挟んで午後からは原生林へ。獣道を分け入って野生動物の痕跡を探します。それぞれ約3kmのトレッキングです。
▲風のない晴れた日の知床五湖。湖面に映りこむ知床連山の絶景を楽しめる
▲原生林を抜けるとオホーツク海を望む断崖の絶景が一望できる

このツアーでは、ガイドが豊富な知識で知床の自然を解説してくれるだけでなく、とっておきの絶景スポットに案内してくれるので、1日で知床の魅力を知ることができるでしょう。
なお、春から夏にかけてのヒグマの活動期は、ヒグマ対処法を身につけた認定ガイドが同行していないと立ち入ることができないエリアがあります。知床ネイチャーオフィスではこの時期は認定ガイドが引率するので、きっと貴重な体験ができるはずです。
▲キタキツネなど野生動物に出合えるのも知床散策の醍醐味

トレッキングの途中で野生動物に出合えることも。ここのガイドと一緒でに巡れば、そういった偶然に遭遇できる確率もきっと高くなるはず。また高性能な双眼鏡を無料でレンタルできるので、野生動物を遠くからでもじっくりと観察することができます。
知床の魅力を余すことなく堪能させてくれる、まさに至れり尽くせりの施設です。

【奈良】日本の礎を築いた古都。約1300年の歴史ロマンを感じる旅へ

およそ1300年前。奈良の平城京では天平(てんぴょう)文化が花開き政治・経済の中枢として栄華を極めました。その当時を知ることができる貴重な文化遺産として東大寺、興福寺、春日大社、元興寺(がんごうじ)、唐招提寺、薬師寺、春日山原始林、平城宮跡の計8ヵ所が「古都奈良の文化財」として1998(平成10)年に世界文化遺産に登録されました。
当時の痕跡を残す貴重な建築物はもちろん、長い年月を経て今なお継承されている宗教文化も評価の対象となっています。
▲2018年に御創建1250年を迎える春日大社。記念の展示も行われている

古都奈良のガイドなら「奈良県ビジターズビューロー」がおすすめ。こちらではいくつもの神社仏閣のガイドツアーを開催していますが、今なら春日大社の特別参拝ツアーが見逃せません。

このツアーでは春日大社の神職や御巫などの案内で、国宝「御本殿」だけでなく、神様が降臨された場所として禁足地となっている「御蓋山浮雲峰遥拝所(みかさやまうきぐものみねようはいしょ)にも特別に参拝することができるんです。本当に貴重な体験なので、しっかりとパワーをいただくことができそうですね。

また、朱塗りが美しい回廊では戦国武将の直江兼続(なおえかねつぐ)や江戸幕府5代将軍の徳川綱吉が奉納した釣灯籠も見ることができます。
▲約1,000基もあるという回廊の釣燈籠

所要時間は約60分。神職や御巫などの案内ならではの詳しい解説やエピソードにも興味津々。春日大社の見どころをいっぱい詰め込んだ内容です。
日本の世界遺産をガイドと一緒にまわることができるおすすめ体験の数々、いかがでしたしょうか?
今回ご紹介できなかったところも含め世界遺産は見どころがいっぱい。どこも登録されるだけの背景があり、それを理解することが世界遺産巡りを楽しむための第一歩です。単に足を運ぶだけではもったいない!現地をよく知るガイドに実際に案内してもらうことで、その遺産の魅力を存分に感じてみませんか?
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