癒しの旅。南の島へ。

2018.05.09 更新

日々の慌しさで疲れを感じているなら、日常から離れて南の島へ。沖縄県の離島、石垣島と西表島は手付かずの自然が残される場所。青く輝く透明の海、視界いっぱいに広がる無数の星々、夕陽に染まる空と海のグラデーション……。そこには、大自然の圧倒的なエネルギーをチャージできる感動体験が待っています。

【石垣島・SUP】人気のSUPで透明な海の上をゆうゆうと散策

沖縄本島の那覇から南東へ約400km、日本最南端に位置する八重山諸島の中心地「石垣島」。真冬の1月でも平均気温が20度前後という一年を通して温暖なこの島には、亜熱帯の豊かな自然が広がっています。

とくに国指定の景勝地であり、『ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン』で三つ星と評価されたことでも知られる「川平湾(かびらわん)」など、世界有数の透明度の高い海は最大の魅力です。
▲島の北西部に位置する川平湾。白く輝くさらさらの砂浜に、形容しがたい透明な海は息をのむ美しさです

各所でいろいろなアクティビティを通年楽しめる石垣島で、今とくに注目されているのが「SUP(スタンド・アップ・パドルボード)」です。 

島内にはSUPに適したポイントが何十カ所もあり、中でも島の北海岸の川平湾につながる「底地(すくじ)ビーチ」や、川平湾の東側にある「米原(よねはら)ビーチ」などは代表的なポイントです。 また、ツアーもマングローブの木々の中を進むジャングルSUPから、海上を散策するビーチSUPまでいろいろな種類が用意されています。
▲SUPは「水上のサイクリング」と言われるほど、誰でも簡単にできます

石垣市街地から車で約20分、南西部に広がる島内最大の湾「名蔵湾(なぐらわん)」。マングローブ林や干潟にいろいろな動植物が見られるこのエリアの湿地は、八重山で唯一「ラムサール条約」で保護されています。

そんな名蔵湾沿岸にあるSUPツアーショップ「ちゅらちゅら ~石垣島カヤック・SUPツアー~」の「美ら海SUPツアー」は、13歳以上ならSUP初心者でも泳ぎが苦手な人でも気軽に楽しめます。装備も無料レンタルでき、基本の乗り方・漕ぎ方のレクチャーから始めてくれるので安心です。
ショップに集合したらポイントに移動してツアースタート。抜群に透明な海の上からは、カクレクマノミなど色鮮やかな熱帯魚が泳ぐサンゴ礁を大パノラマで見渡せます。ボードに立つだけでなく座ったり仰向けになったり、浮遊しているだけでリラックス効果は絶大。全身でバランスを取るので体幹も鍛えられてエクササイズ効果も期待できます。

お楽しみのひとつは、ツアー途中のSUPでしか行けない砂浜に上陸してのティータイム。そこにはブランコがあり、写真映え間違いなし!運が良ければウミガメやマンタなども見られるかも知れませんよ。
▲サンセットから夜へ、刻々と移り変わっていく空と海の色のグラデーションが幻想的

日が沈むと観光客の多くはホテルへ帰ってしまいがちですが、夕方から夜にかけてのSUPツアーは要チェック。海の上のマジックアワーの光景は、一度は見ていただきたい美しさです。日中よりも人が少ないので、波音に耳を傾けながら心静かに贅沢なひとときを過ごせます。

【石垣島・ヨガ】 ビーチヨガで体感する、海と自分が溶け合うような開放感

砂浜にマットを敷いて行う「ビーチヨガ」は世界的に人気のアクティビティ。解放的なビーチは最高にリラックスできる環境。屋内で行うものとは、ひと味もふた味も違ったリフレッシュ効果を得られます。
▲日中は、太陽の光で輝く青い海のパワーを全身で感じられます

「石垣島シュノーケルツアー」ではビーチヨガのツアーを各種体験できます。青く輝く海を眺めながら行う午前10時からのプランをはじめ、夕陽と星空を堪能できる日没から行うプランもあります。

場所は人気の米原ビーチ。海岸から数mのところにサンゴ礁が広がっていて、シュノーケリングスポットとしても有名です。所要時間は日中のプランで1時間ほど、夜のプランで2時間ほど。ヨガ初心者でも体験できるプログラムだから、気軽に挑戦できますよ。
▲夕陽に染まっていくビーチは、瞑想するのにぴったりな神秘的空間

心地良い波の音と潮風を感じながら瞑想すれば、自然と自分が調和するよう。ストレスの多い人も、心と身体のバランスが整ってスッキリとした気分になれるはずです。空・海・風・大地からパワーをもらえる石垣島でぜひビーチヨガにチャレンジしてください。
また、ヨガの中でも海の上でボードに乗って行う「SUPヨガ」は、ここ数年ハワイやアメリカ西海岸を中心に愛好者が増えているヨガの新しい楽しみ方。最近では日本でもスポーツクラブのプールなどで体験できますが、やはり石垣島の美しい海で行うSUPヨガは別格です。
▲波の穏やかな浅い場所で行うので初心者も安心して楽しめます♪

なかでもSUPヨガ30分とSUPクルージング30分がセットになったツアーがおすすめ。両方を少しずつ体験できるのがうれしいですよね。こちらも開催場所は、同じく米原ビーチ。心も体も解放され海と一体化するような感覚を味わってください。
▲「SUPヨガ」の夜バージョンなら夕陽・星・海を心ゆくまで満喫!

また、じっくりと約2時間「SUPヨガ」を夕方から夜にかけて行うツアーもおすすめです。海の上で刻々と変わる夕方の空の下ヨガを行い、そのままボードの上でプカプカと浮かび、ゆったりと満天の星を見上げながら自分を解放する体験は、一生の思い出に残るはずです。

【石垣島・カヤック】 プライベートツアーでジャングルも海もひとり占め

石垣市街地から30分ほどの、平久保半島の西海岸を流れる「吹通川(ふきどうがわ)」。カヤックで進むとマングローブが密生していて、亜熱帯地域ならではの自然を普段とは違う目線で眺めることができます。

周辺にはリバーカヤックのツアー会社が多数ありますが、中でも「カヤックサービスfree suits(フリースーツ)石垣島」は1回1組限定の貸切カヤックツアーにこだわっています。
▲間近に迫ってくるようなマングローブの木々。林の中は夏は涼しく冬は暖かいのだそう

「吹通川マングローブカヤック+サンセットカヤック」は、夕方からマングローブが生い茂る川をカヤックで探検し、そのまま河口を抜けて海へと漕ぎ出るプランです。
▲マングローブ林では「シオマネキ」というカニがたくさん動き回っています

マングローブ林ではカニやハゼをはじめサギやカワセミなど、いろいろな動植物に出合えます。密生するマングローブのトンネルの中を行く水上の森林浴。スーッと深く森の空気を吸い込む時間は癒し効果満点です。ジャングル体験を楽しんだら、そのまま河口を抜けて夕陽に染まる茜色の海へ。
▲水平線に沈んでいく美しい夕陽を、海面近くの低い目線からのんびり眺める

完全プライベートのこのツアーの良さは、誰にも気を使わず自然に夢中になれること。そしてガイドさんから島の話をたっぷり聞けるということ。友達同士だけでじっくりと癒しの時間に浸りたいというグループにぴったりですね。

当日ガイドさんが撮ってくれた写真は何枚でも無料でもらえます。これも貸切ならでは。美しい背景の中、自分たちが写っている写真はSNS映え確実です。

【石垣島・星空観察】日本随一の観測スポット!視界いっぱいに広がる満天の星

石垣島は観測できる星の数が多く「天文学者が選ぶ星空がきれいな場所」や「日本三選星名所」に選ばれている星空観測のメッカ。
▲天の川次郎さんは石垣島を拠点にする写真家。星空撮影のツアーも主催しています

そんな石垣島で夜空を存分に味わうなら、星景写真家の天の川次郎さんがガイドを務める「白保(しらほ)きら星ツアー&南十字星ツアー」がおすすめ。レーザーポインターを使った分かりやすい解説を聞きながら、日本随一の星空の下、特別な時間を過ごせます。

開催場所は、世界的に貴重なアオサンゴの大群落を擁する白保の海辺。島の東海岸にある白保の海辺は「スターライズビーチ」として知られる絶好の観察ポイント、水平線から星が上がってくる様子が見られるんですよ。
▲4〜6月中頃は南十字星、6〜9月は天の川、時には230万光年先のアンドロメダ銀河が見られることも

夜空を眺めることは網膜や視神経のコンディションを整えて目の疲労回復に繋がると言われているそうです。日頃スマホやパソコンばかりを見ている人ほど、星を見上げる贅沢な癒しの時間を設けてみてはいかがでしょうか。
▲夜だからこそ見られる、水中で青白く発光する夜光虫たちの幻想的な光景

他にも、ウエットスーツで夜の海に浮かんで星空を眺めたり、シュノーケリングで水中の光る夜光虫を眺めるツアーやクルーザーの上からの星空観察、島の唄と三線を聞きながら星空を見られるツアーなど、石垣島の星空を満喫できる癒しのナイトツアーはいろいろあります。
青い海と白い砂浜、亜熱帯ジャングルのマングローブ林、満天の星など、まさに「楽園」と呼ぶにふさわしい石垣島。シュノーケリングやダイビングをはじめ、SUPやビーチヨガなど新感覚スポーツからカヤックやトレッキングなど、心身ともにリフレッシュされるアクティビティで、ぜひこの島でしか得られない癒しの時間を過ごしてください。

【西表島・トレッキング】朝陽のグラデーションを満喫する早朝の海岸トレッキング

八重山諸島で最大の面積を誇る西表島。1972(昭和47)年に島全体が国立公園に指定されている西表島は、イリオモテヤマネコやカンムリワシといった国指定天然記念物の固有種が棲息し、周囲の海では日本最大のサンゴ礁域が広がる沖縄でも異彩を放つ場所です。
▲朝陽がつくりだす鮮やかなグラデーションは早朝しか見られない!

西表島には空港はなく、アクセスは石垣港から定期船で向かいます。島の東にある大原港までは約40分、北側の上原港までは約45分なので石垣島から日帰りも可能ですが、西表島では泊まった人だけが体験できるツアーが魅力的なんです。

「早朝コースタルトレッキング」もそのひとつ。このツアーは夜明け前の朝5時頃からスタートする海岸トレッキングで、星空鑑賞から始まり白々と開けていく浜辺をのんびりと散策するノーアクティブなプラン。
▲暦と潮位が合えば海に足を浸けながら、昇っていく朝の陽光を全身に浴びられます

新鮮な朝の空気と神秘的な色彩。泊まった人だけが味わえる、貴重な西表島の早朝の光景です。心まで浄化されるような至極のリラクゼーションを味わえることでしょう。

【西表島・SUP】 早朝SUPでサンライズパワーを全身にチャージ!

西表島の貴重な朝を海の上で迎えられる贅沢なSUPツアーもあります。自然豊かな島の中でも一際ゆったりとした雰囲気が漂う大原の海岸で、朝陽のパワーをチャージする時間を過ごしてください。
▲移りゆく朝の空の色をのんびり楽しんだ後は、SUPクルーズへ
朝食時間までには宿泊先に送迎してくれるので、時間を有効に使いたい人にもってこいの「西表島SUPツアー NGAF」のこのプラン。最終日の島を発つ日の朝に、旅の締めくくりとして体験するのもおすすめです。

【西表島・カヤック】ジャングルの中で“何もせず”のんびり過ごす贅沢時間

西表島の面積は約284平方キロメートルで沖縄県では本島に次いで大きな島ですが、なんとその90%が亜熱帯の原生林。島には約40もの川が流れていて、多くの河口付近にはマングローブ林があり、まさにマングローブのジャングルに覆われた島です。

中でも島の東部を流れる仲間川(なかまがわ)流域のマングローブ林は108haにも及び、日本全体のマングローブ林の約25%もの面積を占めるといわれるほど広大。そんな西表島のアクティビティの代表はやはりマングローブクルーズです。
西表島のツアーショップ「POLEPOLE」では、一日中マングローブに囲まれてリラックスできるツアーが用意されています。仲間川など有名な川に比べて人が少ない、島の東部にある穴場の川で開催されます。

午前中は2時間ほどマングローブに囲まれる川をカヤックで進み、お昼はガイドさんが外で作る温かいランチをいただきます。ランチの場所やメニューは当日のお楽しみです。
▲この時間だけは何も考えず頭を空っぽにして、ただ森の空気に身を任せて♪

食後のコーヒーでほっこりした後は、ジャングルの中で鳥の声や川のせせらぎを聞きながらの自由時間。ハンモックで昼寝をしたり、木陰で読書をしたり、周辺を散策したり、好きなように過ごせます。何もせずに自然の中でただのんびりしたいという人にぴったりです。
その他、アクティブに動きたい人にはSUPでマングローブ林を進むツアーや、滝へトレッキングするツアーもあります。スケールの大きい西表島のジャングルの中で思い思いに過ごして癒されてみてください。
▲風に揺れる木々、川のせせらぎ、日頃の悩みを消し去ってくれるジャングルの光景

【西表島・星空観察】世界的に認められた星空の名所でナイトツアー

2018年4月2日、西表石垣国立公園内が国際ダークスカイ協会(IDA)によって、日本初の星空保護区に認定されたことで改めて注目が集まっている西表島。世界的にも稀少な星空は、西表島に泊まった人だけにもたらされる恩恵です。
「Coral-foundation(コーラル・ファンデーション)西表島inc. 」が主催するナイトツアーは、亜熱帯の森で森林浴しながら星空を眺められる女性にも大人気のツアーです。
▲どこまでも無数に星が輝く、絶好の観測ポイントまで案内してもらえます

4月~6月中頃は南十字星、6月~9月は天の川なども見られ、星だけでなく3月~4月中旬はヤエヤマホタル、6月下旬~7月下旬は夏の夜にだけ花が咲くサガリバナなども鑑賞できます。
▲一夜だけ花が開き、夜明けには散っていくという“幻の花”サガリバナ
また、「西表島モンスーン」では、オーナーが運転する船で海の上から星空を楽しむナイトクルーズツアーを5月から10月の期間限定で開催しています。途中で無人島にも案内してくれますよ。
▲どの無人島に行くかはオーナーが状況により判断するミステリーツアーです
▲無人島では野生動物に出合うことも。海の上では星空を360度一望できる神秘的なひとときを
沖縄の他の離島と比べても人の手があまり入っていない西表島では、星空やマングローブ以外にも、手付かずの海や陸地でシュノーケリングやキャニオニング、洞窟探検など個性的なアクティビティが楽しめます。都会では想像もつかないような感動体験が待っていることでしょう。
日本最南端に位置する八重山諸島の中でも、女性に人気の癒し系アクティビティが豊富な石垣島と西表島。日常の喧騒から離れて亜熱帯の大自然に包まれれば、日々の時間に追われる私たちの身も心もきっと癒されるはずです。「エネルギーチャージしたい!」と感じたら、ぜひ石垣島と西表島へ足を運んでみてください。
今田志野

今田志野

京都出身・鹿児島在住のコピーライター。京都・東京でコピーライターとして勤務した後、出産を機に夫の故郷である鹿児島に移住。仕事したり子育てしたりの日々を過ごしています。鹿児島の各地を取材して回りながら出会う人や風景、食べ物などあらゆることにいつも感動しっぱなしです。

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