癒しの絶景!マニアもおすすめする「日本の滝」10選

2018.07.29 更新

圧倒的な存在感を放ち、暑い夏に涼を感じさせてくれる人気絶景スポットといえば“滝”ですよね。日本全国には様々な滝が存在しますが、「多すぎてどこに行ったらいいか分からない!」と悩むことはありませんか?今回は、これから滝デビューをしたいと思っている人にはもちろん、滝を愛して止まない“滝マニア”も納得の、日本国内のおすすめ絶景“滝”スポットをご紹介します。

1. 【カムイワッカ湯の滝(北海道)】天然温泉が流れる、まさに秘境!

北海道・知床観光の中心ウトロ地区から車で約40分、「カムイワッカ湯の滝」は知床の山中にある、まさに秘境と呼ぶにふさわしい滝です。知床への入山は毎年6月初旬から11月初旬頃限定で、沢登りをしながら滝壺を目指すため、秘境を楽しみつつワイルドなアウトドアがしたい人にもおすすめ。
滝の名前に「湯」と入っている通り、カムイワッカ湯の滝には知床硫黄山の中腹から湧き出る、強酸性の温泉が流れています。

この川の中を歩いて滝へと向かうわけですが、上へと登るにつれ少しずつ水温が高くなり、川底や川の縁の岩が緑や黄色に変色している部分も多くなってゆくのが特徴。滝壺までいくと、ピリピリッとした温泉成分による刺激を足で感じることができます。
カムイワッカ湯の滝は一の滝から四の滝まで4つの滝があり、二の滝から四の滝までは落石の危険があるため立入禁止。入口から一の滝までは歩いて行けますが、両手両足を使わないと登ることができなさそうな急斜面となっていて、小さいながら見応えがあります。

滝壺はかなり深く、真夏であれば全身浸かれるくらい水温もあがるため、水着持参で入浴を楽しむのもおすすめです。
▲入口から川を歩いて10分ほどで着く一の滝

携帯電話の電波も届かない大自然のど真ん中で、ピリピリっとした刺激的な沢登り。ヒグマの生息地でもあるので、観光客が少ない早朝や夕方は避け、一人ではなく複数人で訪れるようにしてください。

【カムイワッカ湯の滝へのアクセス例】
JR知床斜里駅下車、カムイワッカ湯の滝行きのシャトルバス降りて徒歩約10分

2. 【秋保大滝(宮城県)】落差55m!たっぷりのマイナスイオン

日本の滝百選の一つに数えられる「秋保大滝(あきうおおたき)」は落差55m、幅6mで流れ落ちる壮大な滝。JR仙台駅より約1時間20分ほどバスに揺られ到着すると、同じ仙台市とは思えない大自然に囲まれた絶景を見ることができます。
秋保大滝をカメラに収めるなら、「秋保大滝不動尊」の先にある階段を通ってたどり着く滝見台が絶好の記念撮影スポット。上から見下ろすとダイナミックな滝を楽しむことができます。また、55mの高さから落下する急流の水が風圧を生み、気持ち良い風を届けてくれます。
山道を渡り険しい足場を切り抜けると、迫力満点の滝壺に到着。滝は豪快な水しぶきを放ち、濃度の高いマイナスイオンを全身に感じることができます。涼むのにも適しているので、暑い夏場に訪れるのがおすすめ。
また、秋保大滝は世界的にも珍しい「滝壺ダイビング」が体験できるスポットです。絶好のロケーションの中、滝壺へダイブして全身で感じる衝撃はまさに未知の体験。仲間との夏の思い出にいかがでしょう。
【秋保大滝へのアクセス例】
JR仙台駅下車、宮城交通バス・秋保大滝バス停降りて直ぐ

3. 【袋田の滝(茨城県)】四季折々、2つの場所から絶景を楽しむ!

茨城県・大子町(だいごまち)にある「袋田(ふくろだ)の滝」は日本三名瀑の1つに数えられるほど、滝から流れ落ちる水の迫力と音が有名なスポット。JR袋田駅から滝の入口までは路線バスもありますが、紅葉シーズンなどは大変混雑します。徒歩でも行けるので、ハイキングをしながら滝へと向かうのがおすすめです。
▲吊り橋や緑に囲まれた山道を歩いて袋田の滝へ

袋田の滝の鑑賞スポットは、滝を下から見上げる第一観瀑台、上から見下ろす第二観瀑台の2つ。間近で見ると圧倒されるほどの迫力、遠くから眺めると壮大さを感じることができ、自然が造り出す絶景と、絶え間なく続く水の音が心を癒してくれます。
▲第一観瀑台からは間近で迫力ある滝を見ることができる
▲第二観瀑台からは滝の全体像が眺められる

四季によって違う姿を見せてくれるのが袋田の滝の魅力の一つ。春と夏は木々の緑に囲まれ、秋には美しい紅葉とのコラボ。そして冬には「氷瀑(ひょうばく)」と呼ばれる凍った滝も現れ、自然の偉大さを見せつけられます。
▲クライミングを楽しむ人もいるという冬の氷瀑

また、山頂からは雄大な景色を一望でき、ハイキングの疲れを吹き飛ばしてくれます。険しい道のりの先に待っている滝や景色は、いつも以上に感動を与えてくれそうです。

【袋田の滝へのアクセス例】
JR袋田駅下車、徒歩約40分、または茨城交通バス・袋田の滝(滝本)バス停降りて徒歩約10分

4. 【華厳の滝(栃木県)】高さ97mから一気に落ちる大迫力!

栃木県の日光市にある「華厳(けごん)の滝」は袋田の滝と同じく日本三名瀑の1つであり、中禅寺湖から流れる水の高さはなんと97m!名瀑という名にふさわしく、一気に落下する滝のスケールの大きさが人気の絶景スポットです。
▲鮮やかな紅葉とコラボした秋の華厳の滝(写真提供:一般社団法人日光市観光協会)

観瀑台へは滝近くに設置されたエレベーターで向かい、迫力満点の滝壺を見ることできます。四季折々に違った景色が楽しめますが、紅葉の時期が特にキレイですよ。
▲初夏には新緑とのコラボも楽しめる

【華厳の滝へのアクセス例】
JR東武日光駅下車、東武バス・中禅寺温泉バス停降りて徒歩約5分

5. 【吹割の滝(群馬県)】「東洋のナイアガラ」のスケールに脱帽!

「とにかくダイナミックで、外国にあるような滝を見たい!」という人には、群馬県沼田市の片品渓谷にある「吹割(ふきわれ)の滝」を訪れてみてください。幅30m、高さ7mというスケールを誇り、その圧倒的な迫力は“東洋のナイアガラ”と呼ばれるほど。
約1300万年前の火山の噴火によってつくられた岩石からできたという吹割の滝。大地と大地のあいだに流れ込む清流が荒々しく、その迫力に思わず立ち尽くしてしまいます。
古代から形成された自然のアートは、国の天然記念物および名勝に指定されています。落ちたら間違いなく一瞬で飲み込まれてしまうでしょうから、安全な場所にいても身震いしてしまいそう。

また、吹割の滝がある片品渓谷は奇岩・巨石の宝庫でもあり、自然が作り上げた雄大な地形を散策するのもおすすめ。清流だけでなく、360度の自然美に心が奪われるはずです。
▲くぼみが口をあけた般若の顔に見える「般若岩」(写真提供:沼田市教育委員会)

【吹割の滝へのアクセス例】
JR上越線沼田駅下車、関越交通バス・吹割の滝バス停降りて徒歩約5分

6. 【瓜割の滝(福井県)】神秘的な「水の森」が癒し効果抜群!

福井県・若狭町(わかさちょう)に位置する「瓜割(うりわり)の滝」は、名水百選に選ばれるほど綺麗な清泉が湧き出ていることが特徴。滝に涼や癒しを求める人にはぴったりの観光スポットです。
▲神秘的な雰囲気の瓜割の滝

”水の森“とも呼ばれる瓜割は苔も多く、風に揺れる木々の緑や陽の光に照らされた水も相まって神秘的な景色が広がっています。瓜割の滝自体は大きな滝ではありませんが、マイナスイオンたっぷりの癒しをもたらしてくれる滝といえそうです。
川の中に手を入れると、真夏でも水温11~12度程度の冷た~い水が。そしてびっくりするほどの透き通った水は純度の高いミネラル成分を含んでおり、いくつもの地層によってろ過された良質な清泉です。
▲お土産・お食事処「名水の里」の採水場では瓜割の水を持ち帰ることも可能

最寄り駅のJR小浜線・上中駅から徒歩15分ほどで行くことができる気軽さも魅力の一つ。忙しい毎日を忘れさせてくれるような自然の中で、のんびりと旅をするのもいいですね。

【瓜割の滝へのアクセス例】
JR小浜線上中駅下車、徒歩約15分

7. 【白糸の滝(静岡県)】崖から流れる無数の糸!?

静岡県富士宮市にある「白糸(しらいと)の滝」は、高さ20m、幅200~210mから流れ落ちる水が無数の糸を垂らしたような絶景スポットです。滝といえば川が流れ落ちるものですが、地層の関係で崖から直接流れ出ているように見える珍しい滝でもあります。
▲無数の糸のように見える白糸の滝

毎秒1.5tが流れ落ちる先の滝壺は底が見えるほど透き通っており、エメラルドグリーンに澄んだ水に癒されます。富士山が世界文化遺産に登録された2013(平成25)年には、25ある構成資産の1つとして登録されるほど世界的にも評価の高い滝です。
間近で堪能したあとは展望台まで登り、離れたところから眺めるのもおすすめ。澄んだ滝壺と、崖から流れ落ちる美しい滝を見ることができます。また、天気が良ければ富士山を眺めることもでき、見どころたっぷりの静岡観光ができそうです。
▲紅葉シーズンの展望台から見た富士山

美しさや雄大さだけではなく、ここだけにしかない珍しい滝を見てみたいという人はぜひチェックしてみてください。帰りには名物「富士宮やきそば」を食べるのも忘れずに。

【白糸の滝へのアクセス例】
JR富士宮駅下車、富士急静岡バス・白糸の滝入口バス停降りて徒歩5分

8. 【那智の滝(和歌山県)】高さ・水量ともに日本最大級の大迫力!

和歌山県・那智勝浦町(なちかつうらちょう)の那智川中流にかかる「那智の滝」は滝の高さ・水量ともに日本一を誇る人気の滝スポット。「一の滝」とも呼ばれる日本三大名瀑の一つです。最大の特徴は落差133m、銚子口の幅13m、滝壺の深さは10mという、一段の滝として落差日本一の名瀑(那智勝浦町観光協会HPより)で、その迫力は見応え抜群です。
▲高さ133mから流れ落ちる「那智の滝」(写真提供:那智勝浦町観光協会)

「飛瀧(ひろう)神社」の御神体として滝を崇め、毎年7月と12月には注連縄(しめなわ)を張り替える「御滝注連縄張替(おたきしめなわはりかえ)行事」が行われるなど、那智山一帯は那智の滝に対する自然信仰の聖地。大晦日には神社と滝がライトアップされ、闇夜に浮かぶ美しい姿を見せてくれます。
▲ライトアップされた飛瀧神社と滝のコラボ(写真提供:那智勝浦町観光協会)

また、那智の滝は世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」の構成資産の一つとして登録されており、その参詣道の一つ・熊野古道を巡るガイドウォークも人気です。地元ガイドと一緒に那智の滝を含めた熊野古道を歩き、その歴史やトリビアを知ることができるので、こちらを利用してもいいですね。
【那智の滝へのアクセス例】
JR紀伊勝浦駅下車、熊野交通路線バス・那智の滝前バス停下車、徒歩5分

9. 【鍋ヶ滝(熊本県)】CMで話題になった水のカーテンが幻想的!

熊本県と大分県の県境近く、小国(おぐに)町にある美景スポット「鍋ヶ滝(なべがたき)」。山奥にある幅約20m、落差約10mの滝は他とは違う幻想的な美しさが特徴で、某人気女優を起用したお茶のCMロケ地にも使われ話題を集めました。
▲水がカーテンのように落ちる姿が美しい

滝の奥は洞窟のような独特な地形になっており、裏側にも入ることができます。逆方向から眺める滝は異世界に迷い込んだような光景で、訪れたら絶対に立ち寄りたいところ。
毎年3月末~4月上旬に開催される夜間ライトアップでは、滝が一層神秘的な風景に。四季によって周りの雰囲気も変わるため、いつ訪れても楽しめる人気スポットです。
【鍋ヶ滝へのアクセス例】
JR阿蘇駅下車、産交バス・ゆうステーションバス停下車、タクシーで約15分

10. 【真名井の滝(宮崎県)】古代遺跡のような大峡谷から見上げる絶景!

宮崎県の高千穂町(たかちほちょう)にある九州を代表する絶景スポット「高千穂峡」。その中にある「真名井(まない)の滝」は日本の滝百選にも指定されており、落差17mの迫力を貸ボードに乗り、間近で見ることができます。
▲高さ80~100mの断崖が約7kmも続く高千穂峡

渓谷の中をボートで観覧できるだけでも楽しそうですが、高千穂峡では滝に大接近して水面から見上げることができます。水しぶきもかかるほど臨場感ある体験は、まるで天然のテーマパークのよう。
同じ渓谷内の中でも、川の幅や差し込む陽の角度によって様々な風景を楽しむことができます。大昔の阿蘇山の噴火によって形成された断崖は古代遺跡のような雰囲気があり、ずっと眺めていても飽きません。
高千穂峡は毎年7~9月の夏休み期間、毎晩22時までライトアップを行っています。昼間とは違う幻想的なシーンが生まれるので、見比べてみるのも面白いですよ。

【真名井の滝へのアクセス例】
日豊本線・延岡駅下車、宮崎交通バス・高千穂バスセンターバス停下車、タクシー約5分
全国のおすすめ絶景“滝”10選、いかがでしたか?叩きつけられる水の轟音を楽しむもよし、マイナスイオンたっぷりの滝に癒されるもよし、そのスケール感にただただ感動するもよし…。それぞれの見たい景色に出合うために、素敵な滝の旅に出かけましょう!
ぐるたび編集部

ぐるたび編集部

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