指宿のシンボル・開聞岳をドライブで満喫!絶景スポット7選

2018.08.26 更新

鹿児島県薩摩半島の南端にそびえる「開聞岳(かいもんだけ)」。富士山のシルエットに似ていることから「薩摩富士」の名で親しまれ、日本百名山にも選出された美しい山です。開聞岳は登ることもできますが、周辺にはその眺望を活かした観光スポットがたくさんあり、ドライブにもおすすめです。今回は、開聞岳周辺の絶景ドライブスポットをご紹介します。

▲一面に広がる菜の花畑の向こうにそびえる開聞岳

開聞岳は、薩摩半島の最南端・指宿(いぶすき)市にそびえる標高924mの活火山です。決して高い山ではありませんが、整った山頂となだらかな稜線の美しさが人々を魅了してやみません。その上周囲には山がなく、南薩(なんさつ)のほとんどの地域から見ることができるため、地域住民にとってはシンボリックな存在となっています。

絶景1:国道沿いにある景勝地・瀬平公園

まずご紹介したいのが、海岸線を主体とした「瀬平(せびら)公園」からの眺望です。
▲自然と道路という人工物が融合し、美しい景観を生み出す「瀬平公園」からの眺望

海岸線に沿って走る指宿周辺のメインロード・国道226号沿いにある瀬平公園は、ドライブ中に立ち寄りやすく、休憩ついでに記念撮影する人も多いスポット。カーブを描く道路、風情のある松や奇岩、その向こうに悠然とそびえる開聞岳…まるで一枚の絵はがきのような美しい景色です。

この地には1929(昭和4)年に歌人の与謝野鉄幹・晶子夫妻も訪れ、歌を詠んだそうで、園内には歌碑もあります。
天気が良ければ水平線の向こうに硫黄島や竹島、黒島、屋久島を見られるほか、夜には沖合の漁火(いさりび)が明滅する幻想的な光景を楽しむこともできますよ。

絶景2:開聞山麓自然公園の3カ所のビューポイントで異なる景色を満喫!

続いてご紹介するのは、開聞岳の麓にある「開聞山麓自然公園」です。ここは入園料(大人360円、小中学生210円・いずれも税込)が必要なのですが、ゲートで入園料を支払えば車に乗ったまま園内を回ることができるんです。

3カ所あるビューポイントでは、開聞岳はもちろん、薩摩半島の最南端・長崎鼻(ながさきばな)や東シナ海、本土最南端の佐多岬、桜島など異なる景色を楽しめます。
▲取材時は子馬の姿もちらほら

また、園内には野生種のトカラ馬が放牧されています。トカラ馬は、鹿児島県トカラ列島で飼育されている体高100~120cmほどの小型の馬。ゲート付近でのんびりと草をはむ姿は癒やし度満点です♪ただ、トカラ馬が道路に出てくることもあるので、運転には注意してくださいね。

園内に植えられているハイビスカスや約500種類の食用サボテンも南国ムードいっぱい!澄み切った空気の中、のんびりとした時間を過ごせる公園です。

絶景3:薩摩半島の最南端・長崎鼻から見る、海上に浮かぶ開聞岳

▲長崎鼻の遊歩道にある人気の撮影スポット

3つ目は薩摩半島最南端の「長崎鼻」です。鹿児島なのになぜ「長崎鼻」という地名なのかについては、「昔、長崎と間違えた人がいたから」「鼻のような形の岩が長崎の海岸線と似ているから」などと諸説あるようです。

ここも代表的な開聞岳のビューポイントなのですが、それ以外にも人気の理由があるんです。
それが岬の手前にある「龍宮神社」の存在です。実は、長崎鼻一帯の砂浜がウミガメの産卵地になっていることから、ここは「浦島太郎伝説」発祥の地ともいわれているんです。神社には豊玉姫(乙姫様)が祀られ、縁結びや家内安全、航海安全、商売繁盛などさまざまな御利益があるとされています。
▲拝殿の横に設置された壺の中には、願い事が書かれた貝殻がいっぱい!

女子としてはやはり縁結びの御利益が気になるところ!龍宮神社では、貝殻に願い事を書いて奉納する「貝殻祈願」(祈願料100円)が人気なのだそう。

貝殻は拝殿にたくさん用意してあるので、祈願料を奉納し、好きな貝殻を選んで願い事を書き、同じく拝殿に設置してある壺の中に入れればOKです。見た目もとってもかわいいですよね!
浦島太郎の石像もあります。男性は左側から2回、女性は右側から2回まわり、ウミガメの石像を撫でると願い事が叶うと言われているそうで、多くの観光客が石像の周りを回っていました。

神社を通りすぎて整備された遊歩道を進んでいくと、展望所があります。
▲白亜の薩摩長崎鼻灯台は、風光明媚なこの地に合わせて1957(昭和32)年につくられたもの

少し風が強いですが、「薩摩長崎鼻灯台」と東シナ海、西側には開聞岳を望むすばらしい風景を楽しむことができます。灯台に上ることはできませんが、灯台の下は岩場になっていて、展望所から下ることはできるので、時間があれば磯遊びをするのも楽しそうですね。

絶景4:線路の先にある開聞岳が美しい、JR日本最南端の西大山駅

続いて向かったのは、「西大山駅」という小さな無人駅。周囲にはのどかな田園風景が広がり、線路の延長上に開聞岳を望むというフォトジェニックなロケーション。加えて、この駅はJRの日本最南端の駅ということもあり、ここを目がけて数多くの観光客が訪れます。
駅前には「黄色いポスト」や「幸せのベル」があります。指宿市の花に指定されている「菜の花」にちなんで「幸せを届ける黄色いポスト」を設置しているそうで、感謝の気持ちを込めて大切な人に手紙やはがきを送ることをおすすめしているんですよ。

切手や絵はがきなどは駅の向かいにある観光案内所兼直売所「かいもん市場 久太郎」で販売しています。
▲地元の野菜や果物、加工品なども販売している「かいもん市場 久太郎」

ここで味わいたい指宿ならではの絶品スイーツがこちら!「マンゴージェラート」です。
▲駅のホームでマンゴージェラート(税込400円)をパクリ♪

指宿は温暖な気候を利用したマンゴー栽培が盛ん。このジェラートは、指宿産のマンゴーを使って作られていて、ここでしか食べることができないそう。
せっかくなので、駅のホームで開聞岳をバックにいただきます。甘酸っぱい完熟マンゴーの味わいが凝縮されていて、とてもおいしい!暑さも吹き飛びます。

他にも各種マンゴースイーツや開聞岳をイメージした「かいもんカレー」(税込500円)などもあり、休憩所や軽食スポットとしても利用できますよ。時間があれば、電動アシスト自転車のレンタサイクル(2時間以内・税込600円~)で、周辺をサイクリングするのもおすすめです。

絶景5:九州最大の池田湖と開聞岳の絶景コラボ!

次にご紹介するのは、開聞岳と並んで指宿を代表する観光スポット「池田湖」です。池田湖は、周囲15km、最大水深233mの九州最大のカルデラ湖。池田湖には体長約2m、胸回り約50cm、体重約20kgものオオウナギが数多く生息しています。また、幻の怪獣「イッシー」が棲むという伝説もあるんですよ。
▲湖面に開聞岳が映る「逆さ薩摩富士」は空気が澄んだ夏の晴れた日に見られることが多いそう

また、湖畔には指宿市が季節の花々を植栽している花畑があり、四季折々の花と池田湖、開聞岳が織りなす絶景を堪能できます。
こちらは菜の花。指宿は全国で最も早い菜の花の開花地としても有名で、見頃は12月下旬~2月中旬。菜の花の開花に合わせて毎年1月中旬に開催される市民マラソン「いぶすき菜の花マラソン」では、全国から訪れる参加者が菜の花の咲き乱れる新春の指宿路を駆け抜けます。
▲春はリビングストンデージーやパンジー、ビオラなどが池田湖周辺を彩る
▲5月はハナビシソウが見頃
▲8月はキバナコスモスが見頃

季節によってまったく違う表情を楽しめるのが池田湖の魅力。かなりフォトジェニックなスポットですよ。

絶景6:開聞岳を望む古き良き日本の景色「新永吉の棚田」

日本の古き良き原風景と共に開聞岳を楽しみたいなら、「新永吉の棚田」がおすすめ。池田湖畔のほど近くにあるこの棚田は、NHK大河ドラマ「篤姫」のロケ地になったことでも知られています。
▲池田湖畔を通る県道から望む「新永吉の棚田」

戦国~江戸時代に池田湖近くの清見岳頂上に清見城を築城した池田信濃守(いけだしなののかみ)の命で、石を積んで棚田にしたのが起源とされていて、400年以上もの間、この棚田は大切に受け継がれてきました。

7~8月は空や海の鮮やかな青と稲のグリーンのコントラストが鮮やかで、特におすすめです。海と空が茜色に染まる夕景も目を見張る美しさですよ。

絶景7:錦江湾に浮かぶ開聞岳を望む絶景露天風呂「たまて箱温泉」

さて、色々な絶景スポットをご紹介してきましたが、温泉地の指宿に来たからには、やはり温泉に浸かって帰りたいものですよね。開聞岳ビューを楽しめる日帰り温泉の中でも特におすすめなのが、ヘルシーランド露天風呂「たまて箱温泉」です。
和風・洋風と2つある露天風呂のうち、和風露天風呂からの眺めはまさに絶景!開放感たっぷりで、開聞岳はもちろんのこと、水平線の向こうには屋久島など鹿児島の離島を望めます。
▲夕暮れ時の和風露天風呂からの眺め

洋風露天風呂から見えるのは竹山と海。こちらもまた好評ですが、それぞれの露天風呂は偶数日・奇数日によって男湯と女湯が入れ替わるので、女性で開聞岳ビューを楽しみたい人は奇数日(男性は偶数日)に行くようにしましょう。
いかがでしたか?鹿児島は桜島のイメージが強いかもしれませんが、開聞岳は桜島とはまた違った優美さを感じられる山です。しかも薩摩半島の南端という場所にそびえているからこそ、オーシャンビューとともに楽しめます。

また、開聞岳の眺望を楽しめるスポットが多数あり、きちんと整備されているのも観光地ならではの魅力。指宿を訪れた際は、ぜひ温泉とセットで開聞岳の絶景ドライブを堪能してくださいね。
さわだ悠伊

さわだ悠伊

鹿児島市出身・在住のフリーライター。グルメ、旅、コラム等ジャンルや媒体を問わず活動中。鹿児島県内の離島取材も豊富。

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