長崎「眼鏡橋」周辺をおさんぽ♪乙女心をくすぐるハートストーンやカフェ、ちりんちりんあいすまで

2018.10.02 更新

鎖国時代唯一、西洋に開かれていた場所だけに、そこかしこにエキゾチックな雰囲気が漂う長崎県長崎市。見どころいっぱいの観光タウンのなかで、「眼鏡橋」も訪れたい場所のひとつです。フォトジェニックな観光名所、眼鏡橋とともに、パワースポットや長崎らしさ満点のアイス屋台、オシャレなカフェなど、女子旅におすすめの周辺スポットをご紹介します。

▲眼鏡橋周辺に出没する名物屋台の「ちりんちりんあいす」

正面から、サイドから、下から。どこから見ても美しい日本最古の「眼鏡橋」

JR長崎駅から路面電車で約4分、「めがね橋」電停で下車。ビルの隙間を抜けると視界が一気に開け、爽やかな風を感じます。遊歩道が整備された川が現れ、そこでひと際存在感を放つ石橋が目につきます。それこそ、長崎タウンのシンボルのひとつであり、東京の「日本橋」、山口の「錦帯橋」と並んで日本三名橋に挙げられる「眼鏡橋」です。
▲日本最古のアーチ型石橋といわれる眼鏡橋。国の重要文化財に指定されている

長崎で町づくりが整備されていた17世紀、キリスト教禁教の時代にあり、一帯は仏寺が次々と建立されました。そのひとつ、興福寺の2代目住職・黙子如定(もくすにょじょう)によって眼鏡橋は造られました。今から380年以上前、寛永11(1634)年のことです。
中島川の氾濫のたびに橋が流出するのを見かねて、中国から石工を呼び寄せて頑丈な石橋を造ったと言われています。

眼鏡橋との名前の由来は、手前にある橋の上に立てば一目瞭然です。
▲長さ22m、幅3.65m、川面までの高さは5.46m。現在の眼鏡橋は昭和57(1982)年の長崎大水害で一部崩壊したのを修復したもの

そう、川面に映る影とセットでみると“眼鏡”に見えるから。当初は「めがね橋」と呼ばれていたそうですが、明治15(1882)年に正式に「眼鏡橋」と命名されました。

中島川に架かる橋は実は眼鏡橋だけではありません。かつては20もの橋が架かっていましたが、昭和57年の長崎大水害をはじめ、度重なる水害で一部流失。現在は約6kmにわたって10の橋があります。
▲眼鏡橋の奥に見えるのは「袋橋」。架設年、架設者ともに不明

うんちくはこれくらいにして、眼鏡橋を堪能しましょう。まずは手前の「魚市(うおいち)橋」から、川面に映る影とともに“眼鏡”感ある眺めを楽しみましょう。
▲風がなく、川面が穏やかな日はより“眼鏡”感ある眺めに

お次は石段を下りて、川沿いを歩きます。
▲間近に見上げる「眼鏡橋」は迫力満点!

そのまま橋をくぐりぬけたら、護岸の石積みをよ~く観察してください。
▲わかりますか?石積みの中にハート型の石、そう、ハートストーン!

愛を願うパワースポットとして人気なんです。ハートストーン越しにみる眼鏡橋もフォトジェニックですよ。
ちなみにハートストーンは、ここだけではなく護岸沿いに10あると言われています。いくつ見つけだせるかトライしてみてくださいいね♪

見る場所によってさまざまな表情をみせる眼鏡橋。青空のもと楽しむのもいいのですが、ライトアップされた夜の顔もいいものです。時間があればぜひ。
▲毎日実施されるライトアップは日没から22時まで

眼鏡橋を眺めながら味わう、長崎名物「ちりんちりんあいす」

眼鏡橋近くで小さな青い屋台をみかけたら、ぜひ立ち寄ってください。「ちりんちりんあいす」が味わえます。
▲眼鏡橋近くのちりんちりんあいす屋台は、3月中旬~11月中旬ならほぼ毎日出店(写真は保冷温度の調整中)

「ちりんちりんあいす」とは、昭和35(1960)年に移動販売を開始した「前田冷菓」のオリジナルアイスのこと。創業当初は、紙芝居や豆腐、野菜などの行商屋台と同じく、ちりんちりん♪と鐘を鳴らしながら売り歩いていたため、その名が付いたといいます。

現在は鐘を鳴らして売り回ることはありませんが、それ以外、材料も作り方も、味わいも昔のまま。名前に「アイス」と付きますが、後味さっぱりの、いわゆる氷菓。
▲屋台に掲げる通り、1個わずか37kcal!人口甘味料不使用の身体にやさしいアイス

シャーベットのようで、口どけ感はまるでアイスクリームのよう。「企業秘密の独自製法から生まれる、このなめらか食感がちりんちりんあいすの醍醐味です」と、胸を張るのは創業者を祖父母にもつ前田清香(きよか)さん。
▲昭和35年から長崎っ子に愛され続けている、「ちりんちりんあいす」150円(税込)

お気づきかと思いますが、アイスはバラ型です。売り子さんはこの道40~50年というベテランさんも多く、子どもたちに喜んでもらおうと作りだしたのが始まりとか。その華麗なる技を見せていただきました!
▲小さなヘラを使ってコーンの上にアイスをのせていく
▲コーンを回しながら、アイスの壁を作るように次々と
▲ここまでくると、もう立派なバラ!
▲はい、できあがり!作り始めてからわずか30秒ほど!

インスタ映えバツグンのバラ型アイス。もちろん、追加料金なしのサービスなのですが、混雑状況や売り子さんによっては作れない場合もあるのでご了承を。

チョコレート専門店のカフェで「眼鏡橋」を食べる!?

眼鏡橋に行ったらぜひ立ち寄りたいのがコチラ!その名もズバリ「橋」という名の「café Bridge(カフェ ブリッジ)」。「ハウステンボス」内に自社工房をもつチョコレート専門店「chocolate house Spectacle(チョコレート ハウス スペクタクル)」に併設するカフェです。
▲眼鏡橋から歩いてすぐ、中島川沿いに立つ
▲写真左奥がカフェ、手前はショップスペース。アクリルガラスになっている床には眼鏡橋をモチーフにした演出が

もちろん、メニューも長崎らしい品揃えです。まずはフォトジェックなこちらのひと品!
▲その名も「眼鏡橋エッグベネディクト」900円(税込)

お気づきでしょうか?そう、双円を描く眼鏡橋になっているのです!イングリッシュマフィンの上にベーコンとポーチドエッグ、オランデーズソースがのった王道スタイル。中島川に見立てたデミグラスソースが個性的で、味に深みを与えてくれる名傍役。

スイーツメニューからもご紹介しましょう。
▲「カステラフレンチトースト フルーツミックス」900円(税込)

その名の通り、長崎銘菓・カステラで作ったフレンチトーストです。と聞くと、“極甘”をイメージしますが、卵液が甘さ控えめであるため、くどさは全くありません。甘みの少ないふわふわのホイップクリームをたっぷりつけて味わうのがおすすめです。
フライパンで焼いたのち、オーブンで二度焼きしているのもポイント。
▲表面はカリッと、中はしっとりのダブル食感!

ほかにも、パンケーキやティラミスなど、味わい深いオリジナルブレンドのコーヒーにぴったりのスイーツが充実しています。
のんびりおいしい時間を堪能したら、おみやげにチョコレートを買っていくのもお忘れなく。
▲自社工房直送のチョコレートがずらり!

おすすめはピュアチョコシリーズ各600円(税込)。長崎の名所や名物のイラストを配した缶入りのチョコレートです。ぜんぶで29種類。あれこれ悩むのも楽しいものです。
▲手前は眼鏡橋、右上は長崎くんちがモチーフ。左上は、長崎独自の凧「長崎ハタ」の文様をあしらったもの
いかがだったでしょうか?異国情緒漂う長崎市のなかでも日本らしい下町風情が感じられる眼鏡橋周辺。眼鏡橋が架かる中島川沿いには今回ご紹介したお店のほかにも、オシャレな新店から老舗まで軒を連ねます。心地よい川風を感じながらのんびりおさんぽを♪
宮崎由希子

宮崎由希子

福岡在住のフリーライター。九州7県をメインに取材にかけずり回り、年間取材件数はのべ1000件以上。得意分野はグルメと温泉と旅。温泉好きが高じて、おんせん県おおいたが主催する「温泉マイスター」を取得。著書に『おいしい博多出張』(エイチエス出版)。

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