山形「高橋フルーツランド」で絶品スイーツと旬のフルーツ狩りを満喫

2018.10.14 更新

山形県は言わずと知れたフルーツ王国。さくらんぼ、スイカ、メロン、桃、ぶどう、りんご、ラ・フランスと、年間を通して県内各地で様々な果物がつくられています。今回訪れたのは、上山(かみのやま)市にある観光果樹園「高橋フルーツランド」。さくらんぼやラ・フランスなどの旬のフルーツ狩りをはじめ、併設カフェでフルーツたっぷりのスイーツも楽しめる施設なんです。

広大な果樹園の中にあるフルーツランド

山形市の南東部に隣接する上山市。蔵王連峰など四方を山に囲まれ、開湯560余年の上山温泉があることで有名な市です。昼夜の寒暖差が大きいという盆地特有の気候が果物づくりに適していることから、県内でも有数の果物の産地としても知られています。そんな上山市の郊外に「高橋フルーツランド」はあります。
▲正面に見えるのが蔵王連峰

JRかみのやま温泉駅から国道13号を南東へ車で約15分。向かう途中、周りは田んぼと畑だらけ。「本当にフルーツランドがあるのかな?」と半信半疑になりながら進むと、広大な果樹園の中に「高橋フルーツランド」の看板が見えてきます。
▲看板を正面に見ながら右折、突き当りにお店があります

「高橋フルーツランド」がオープンしたのは1983(昭和58)年。それまで米と養蚕農家を営んでいた創業者の高橋正一(しょういち)さんが、当時の減反政策をきっかけに果物の栽培に転向し、観光果樹園を開いたのだそうです。
▲右手がカフェ、左奥のショップではフルーツや加工品を販売しています

その後、フルーツを販売していた空きスペースを利用し、観光果樹園を訪れる人たちのためにドリンクだけを提供するお店として2007(平成19)年に「HATAKE Cafe(ハタケカフェ)」をオープン。少しずつデザートメニューを増やしながら、地元の方たちの希望もあり、2012(平成24)年からランチ提供も始めました。

まずは「HATAKE cafe」のスイーツで、フルーツ独り占め

果樹園は後で見学させていただくとして、まずはカフェ「HATAKE cafe」で腹ごしらえをすることに。
▲丸い看板が目印
▲おすすめのパフェを紹介する手描きのサインが可愛い!

「日々の暮らしのなかに、くだものという習慣を」というコンセプトのもと、一人でも多くの人においしい果物を食べてほしいと、こちらでは年間を通して果物のデザートを提供しています。さくらんぼの収穫時期や休日には1日に400人もの観光客が訪れるという人気ぶりだそう!
▲「いらっしゃいませ」と優しい笑顔で迎えてくれたのは、店長の齋藤仁三(ひとみ)さん

店内はカウンターとテーブル席を設けたスペースと、奥のテラス席に分かれており、50人は余裕で入れそうな広さがあります。
▲こちらは店に入ってすぐのテーブル席
▲奥のテラス席は、天井がビニールで覆われた明るいスペース

テラス席の天井にはぶどうのツルが。その理由を尋ねると、専務の高橋利洋(としひろ)さんとともにカフェを切り盛りする奥様の千鶴さんが、「畑の中で食べているような雰囲気を味わっていただきたくて」と答えてくれました。
▲「山形の空気を感じながら、ゆったりとした時間を楽しんでください」と千鶴さん

というわけで、最初に注文したのは一番人気の「季節のフルーツパフェ」。春はいちごやさくらんぼ。夏はメロン、桃、スイカ。秋はりんごや柿、ラ・フランス…。自家農園で栽培した季節のフルーツを贅沢にトッピングした宝石のようなパフェです。
▲「季節のフルーツパフェ」(648円・税込)。訪れた8月は桃がメインに使われていました

グラスの中にはサイコロ大にカットされた桃とコーンフレーク、そして生クリームがたっぷり。その上に丸くカットされた6種類のフルーツが可愛いらしく盛り付けられています。さらに、くし切りの桃を左右に配置し、中央にはソフトクリームをクルクルと。インスタ映えもバッチリのカラフルなフルーツに、つい目が釘付けになってしまいました。
▲丸くカットされたフルーツは、スイカ、ピオーネ、プラム、メロン、ブルーベリー、プルーンの6種

どのフルーツもみずみずしく、甘さとコクがぎゅっと詰まっています。フレッシュな甘さがひと口ごとに広がって口の中でとろけていきます。
▲初夏のパフェはもちろんこれ!コスパ抜群のさくらんぼのパフェ(提供期間:6月~7月中旬)(写真提供:高橋フルーツランド)
▲サイズは一般的ですが、どのパフェもボリューム満点。秋のパフェはぶどうづくし(提供期間:9月~10月下旬)(写真提供:高橋フルーツランド)

パフェを堪能した後は、数量限定の「プリン あら モード」を注文してみることに。出てきたのは可愛いビジュアルのフルーツデザート!
▲季節によってフルーツが変わる「プリン あら モード」(648円・税込)
▲「どこから食べようかな?」

器からあふれんばかりに盛られたフルーツの下には、とろとろプリンと黒蜜が隠れています。
▲プリンまでたどりつけないほど、フルーツがたっぷり

「パフェも食べたいけれど、ケーキも食べたい」というスイーツ好きには「さくらんぼ屋さんのケーキプレート」もおすすめ(提供期間:6月~7月中旬)!シフォンケーキの上には、果実のおいしさをそのまま詰め込んだ手作りジャムが添えられています。
▲「さくらんぼ屋さんのケーキプレート」(648円・税込)(写真提供:高橋フルーツランド)

ゆっくりとランチも楽しみたい人には、その日の食材によって内容が変わる「きまぐれランチ」もおすすめです。取材日はパスタランチでしたが、日によってライスメニューにも変わるそう。創業者の正一さんが育てた季節の野菜をふんだんに使ったヘルシーなランチです。
▲「きまぐれランチ」(980円・税込)。「季節のパフェ」とセットにもできます(1,500円・税込)

店内には子ども用の椅子や食器が用意されており、女性トイレ内にはベビーベッドが設置されているので小さな子ども連れにも優しいお店です。
果樹園だからこそできる果物たっぷりのスイーツは、甘党の男性にも人気。絶品フルーツスイーツを味わいに、ドライブがてらちょっと足をのばしてみませんか?

広大な敷地の中で、春から秋までフルーツ狩りを楽しもう

お腹いっぱいになったところで、歩いて2分程の場所にある果樹園を案内していただきました。「高橋フルーツランド」の総面積は約9,000ha。さくらんぼ、ぶどう、西洋梨、桃、柿、プラムをメインに栽培しています。
▲棚で育つ「ナイヤガラ」。他にも「シャインマスカット」や「スチューベン」など6種類のぶどうを栽培しています
▲案内してくださったのは社長の高橋真也(しんや)さん

栽培のこだわりについて伺うと、「自社で配合・発酵させてつくった“ぼかし”(肥料の一種)と、牛糞・鶏糞を発酵させた堆肥を散布して力のある土づくりにこだわっています」と高橋社長。

そんなフルーツのおいしさを多くの人に楽しんでもらおうと、こちらの果樹園では「温室さくらんぼ狩り」(5月下旬~6月上旬、大人2,700円)、「露地さくらんぼ狩り」(6月中旬~7月上旬、大人1,600円)、「ぶどう狩り」(9月上旬~10月下旬、大人540円)などのフルーツ狩りを開催しています(すべて30分食べ放題、税込)。
▲美味しそうに育つ「シャインマスカット」
▲こちらは「ノースレッド」。5~11月は、ぶどう棚の下で山形名物の「芋煮」を食べることもできますよ(※10人以上、1週間前まで要予約)

旬のぶどう狩りはもちろんですが、今の季節におすすめなのは「西洋梨狩り」(10月上旬~下旬、3個もぎ取り、税込750円)。

同園では、「ラ・フランス」「オーロラ」「マルゲリットマリーラ」「シルバーベル」「カリフォルニア」という5品種の西洋梨を栽培していて、「ラ・フランス」と「シルバーベル」のもぎとり体験ができるんです。
▲ハウスの中ではおいしそうな西洋梨がすくすくと育っていました
▲体験期間は10月上旬~下旬。訪れる時期によって狩れる品種が違います

なかでも山形県が国内生産シェア8割を占めるラ・フランス(農林水産省「平成26年産果樹生産出荷統計」)は、豊潤な香りと濃厚な甘みが特徴の西洋梨です。ラ・フランス狩りは収穫期が短いため、もぎ取り体験のできる施設は県内でも多くありません。機会があったらぜひ体験してみては。
▲「上山市は県内有数の西洋梨の産地なんですよ」と高橋社長

同園のフルーツ狩りはハウスの中で行うので(「露地さくらんぼ狩り」を除く)、天候を気にせずに楽しむことができます。また、ハウス内は段差のないバリアフリー対応。車椅子やベビーカーで入場できるのもうれしいですね。

新鮮なフルーツやオリジナルの加工品をおみやげに

果樹園から戻ったあとは、カフェに隣接しているショップでおみやげ探し。ショップでは新鮮なフルーツや野菜、オリジナルの加工品を販売しています。
▲バリアフリーの明るい店内
▲艶やかで新鮮な野菜がたくさん
▲フルーツは試食してから買うこともできます
▲「高橋フルーツランド」オリジナルのジャム(各種648円・税込)は、おみやげにピッタリ!

カフェで味わう絶品フルーツスイーツと、旬のフルーツ狩り。自然の中で、果物三昧の贅沢なひとときを過ごしてみませんか?

JR山形駅ビル内とJRかみのやま温泉駅隣りに「HATAKE cafe」の姉妹店もあるので、「時間が無くて果樹園までは行けない」場合はそちらに立ち寄ってみるのもおすすめですよ。
撮影:佐藤友美
佐藤昌子

佐藤昌子

エディター&ライター。山形県知事認可法人アトリエ・ミューズ企業組合専務理事。山形県内を中心にタウン誌、フリーペーパーや企業広報誌等ジャンル問わず、印刷物の企画、取材・編集の仕事を手掛ける傍ら、モデルハウスのディスプレイやリメイク等『気持ちの良い暮らし方』も提案している。

※本記事の情報は取材時点のものであり、情報の正確性を保証するものではございません。最新の情報は直接取材先へお問い合わせください。
また、本記事に記載されている写真や本文の無断転載・無断使用を禁止いたします。

こちらもおすすめ

もっと見る
PAGE TOP