京都にOpen!梅酒のチョーヤがプロデュースした梅酒&梅シロップ作り体験専門店「蝶矢」

2018.11.16 更新

オシャレな店舗で梅酒&梅シロップ作りを体験できる世界初の専門店「梅体験専門店 蝶矢」が京都にオープンしました。組み合わせ100通り以上のオリジナル梅酒をはじめ、さまざまな梅シロップが作れると聞き、さっそく体験してきました!

2018年4月に京都の街なかにオープンした「梅体験専門店 蝶矢(ちょうや)」(以下、蝶矢)は、世界で初めての梅体験専門店です。2000年前に日本に伝わった梅ですが、長い歴史の中、各家庭で梅酒や梅干しを手作りする「梅文化」が育まれました。その文化を次世代に伝えるべく、梅酒で知られる「チョーヤ梅酒株式会社」がプロデュースしたのがこちらのお店なのです。

バリエーション豊かなオリジナルの梅酒&梅シロップが作れると女性に評判で、現在は予約が取りにくいほどの人気となっているそう。
蝶矢は、東西を河原町通と烏丸(からすま)通に挟まれ、四条通から少し北に上がった六角通り沿いにあります。
一歩お店の中に入ると、白を基調にしたとってもオシャレな雰囲気。シンプルで無駄がない空間は、近未来のラボのような印象です。
店内では、梅酒や梅シロップを漬けるガラス瓶を入れたケースがディスプレイされています。ロゴマークは、山、梅の花、ミツバチをモチーフにしています。これは、梅林に飛ぶミツバチが花粉を運び、梅の実がなる様を表しているのだそう。スタイリッシュなデザインですが、深い意味が込められているんですね!

梅ってこんなに奥深い!組み合わせ自由で楽しい梅体験

店内手作り体験は予約制で、時間は40分ほど。公式ホームページ上より2週間前から前日まで予約可能です。
予約した時間になったらお店に入り、指定された席で待機します。席には、梅や砂糖、お酒の種類が書かれたメニュー表が置かれていました。
▲菅さん(写真右)をはじめとした梅コンシェルジュがわかりやすく梅を解説してくれる

体験がスタートしたら「梅コンシェルジュ」と呼ばれる梅のプロフェッショナルが梅酒や梅シロップ作りの手ほどきをしてくれます。

まずは、ざっと体験の概要説明から。梅が5種類、お砂糖・シロップが5種類、さらに梅酒の場合は漬けるためのお酒が4種類あります。梅は1粒で1杯分の梅酒&梅シロップが作れるそうです。
ちなみに、梅酒と梅シロップの違いですが、梅×お砂糖・シロップだけで作ったものが梅シロップ、そこにお酒を加えたものが梅酒となります。
梅とお砂糖・シロップを選ぶ前に、それぞれの味を確かめるための解説&テイスティングタイムがあります。
異なる5種類の梅で作った梅ドリンクを試飲して、まずは梅の種類を選びます。和歌山産を中心に、完熟南高梅(なんこううめ)をはじめ古城(ごじろ)やパープルクイーンなど市場にはなかなか出回らない品種を味わうことができます。
今まで、あまり梅の品種の違いを意識したことはなかったのですが、品種によってこんなにも違うとは!という新鮮な感動がありました。中には桜の葉の香りがするものや、青りんごや桃、サクランボのようなフレーバーのものもあり、梅という果実の奥深さを知ることができました。
▲それぞれの梅の産地や味の特徴を聞きながらテイスティング。個性の違いに驚かされる

ちなみに、梅が収穫できる時期はだいたい初夏頃と限られているので、体験では収穫した梅をマイナス40度で急速冷凍したものを使っているのだそうです。
▲唯一の奈良県産の品種「鶯宿(おうしゅく)※写真中央」はさっぱりして飲みやすい

続いてはお砂糖・シロップのチョイス。今度は、5種類の異なるお砂糖・シロップで作った梅ドリンクをテイスティングします。ベーシックな氷砂糖のほか、京都らしいこんぺい糖なども選ぶことができます。それぞれ個性があって、どれも甲乙つけがたい美味しさでした。
▲テキーラの原料にもなる有機アガペシロップも。有機栽培なので健康志向の人に人気
テイスティングが終了したら、梅シロップが出来ていく過程をディスプレイしたものを見学します。これがまたカラフルでキレイなんです!取材当日、他の体験者の方たちもスマホでバシバシ写真を撮っていました。
▲組み合わせによってはこんな色になるものも

ちなみに、梅酒は基本的に1年~1年半ほど熟成させるのですが、こちらの体験施設では若い人たちのニーズに合わせ、梅シロップなら約1週間、梅酒だと約1か月で出来る特別なレシピにしているそう。作ったものが早めに味わえるのはとても嬉しいですね!
テイスティングタイムが終わったら、オリジナルの梅酒又は梅シロップを作っていきます。筆者はお酒が大好きなので、今回は迷わず梅酒作りをチョイスしました!ちなみに、お酒もブランデー、ウォッカ、ジン、ホワイトラムと4種類から選ぶことができます。
つまり、お酒4×梅5×砂糖5で合計100種類の組み合わせということになるんですね!うーんこれは超迷いますねぇ…。
迷ったときはプロに聞け!ということで、今回は菅さんのオススメで「完熟南高梅」×「こんぺい糖」×「ホワイトラム」の組み合わせを選んでみました。
▲今回チョイスした「蝶矢梅キット」。Mサイズ2,000円+こんぺい糖追加料金Mサイズ150円+ホワイトラムMサイズ500円で合計2,650円(全て税別)

料金ですがサイズ、梅とお砂糖・シロップの種類、お酒の有無により値段が変動します。
梅とお砂糖・シロップ、瓶がセットになった「蝶矢梅キット」はそれぞれ、1粒(Sサイズ税抜1,000円)、3粒(Mサイズ税抜2,000円)、5粒(Lサイズ税抜3,000円)の梅が入るボトルの大きさごとに金額が変動します。スタンダードの梅やお砂糖・シロップの金額はキットに含まれますが、プレミアムのものをチョイスした場合は別途追加料金がかかります。ちなみに私が砂糖として選んだこんぺい糖はプレミアムなので、追加料金がかかります。また、お酒は全て別料金です。

梅酒作りは超カンタン!ボトルに入れたら後は待つだけ

それではいよいよ梅酒作りのスタート!備え付けの器具も全部オリジナルで、ぬかりなくオシャレですね。まずはお手拭きにて手をキレイにします。
手がキレイになったら、凍った梅を袋から取り出します。そして梅の実についているヘタを、専用の耳かきライクな器具で取り除きます。ヘタはそんなに固くなく、サクっと取れますのでご安心ください。
ちなみにこの器具、チョーヤの工場で職人さんたちが使用しているものと同じものなのだそう。大手のメーカーさんなので、機械でやっているイメージでしたが、一つずつ丁寧に手作業で取っていると聞き驚きです。熟練の方になると、目にもとまらぬ速さでヘタを取っていくんだとか。
続いてこんぺい糖を投入します。こんぺい糖は造るのに1週間から2週間もの時間がかかるハンドメイド品。惜しげもなく投入されたこんぺい糖はカラフルで楽しげで、男性の私でもなんだかテンションが上がりますね。
こんぺい糖→梅→こんぺい糖→梅…という具合に層になるようにバランスよくボトルに入れていきます。
最後にホワイトラムをゆっくり注いで蓋をしめれば…作業終了!どうですか、メチャメチャ簡単でしょ?あとは、時間が梅と砂糖とお酒を融合させ、美味しい梅酒が出来るのを待つばかり。出来上がりが楽しみですね!
▲お酒を注いでから1時間後の梅酒。すでにこんぺい糖の色がぬける

体験終了後、自宅に持って帰った瓶は1日1回振るだけでOK。完成まで「おいしくなーれ」と念を込めてフリフリしましょう!

「これなら、自宅でも簡単にできそう」と思ったそこのあなたに朗報です!蝶矢では、2回目以降の来店の場合、梅やお砂糖、お酒などを個別に販売してくれるのです。
実際のところ、いざ自分で梅酒を作ろうとすると、梅を少量で販売しているお店が少ないので大量に作ってしまい、途方に暮れるなんていうこともあると思います。でも、ここは梅1個から販売してくれるので、少量で気軽に自宅で作れるのが嬉しいですよね。
体験で作った梅酒を飲み切ったら、筆者もぜひ異なる組み合わせの梅酒作りにチャレンジしたいと思います!

体験終了後は、カラダが目覚める梅ドリンクを味わって

▲一番人気の梅シロップのソーダ割(左)と、意外な組み合わせが美味しい緑茶割(右)※いずれも税別500円

お店では体験のほかに、テイクアウトの梅ドリンクの販売もあります。こちらは体験とは異なり、予約なしで店頭で購入できます。お店の前にはベンチもあるので、美味しい梅ドリンクを飲みながらひと休みもいいですね。
中には大粒の完熟南高梅がどーんと一粒入っています。まずは梅シロップが溶け込んだドリンクを飲み、2/3ほどになったら梅の実をつぶして飲んでみてください。目が覚めて疲れが吹っ飛ぶ爽やかな酸味が口いっぱいに広がりますよ!
世界中を見渡しても、実は日本にしかない梅文化。古来より日本の文化の中心として繁栄を重ねた京都で、気軽に梅酒&梅シロップ作りを体験してみませんか?
妙加谷 修久

妙加谷 修久

京都市在住の旅行系ライター兼ディレクター。全国各地に足を運び、旨いモノを食べ、温泉に浸かる日々。ここ京都を中心に、知っているようで知らない「日本のイイトコロ」を紹介します。日本酒好きが高じて利き酒師の資格を取得しました。

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