絶景! 優美に色づく紅葉の香嵐渓で、秋の薫りに包まれる

2017.10.12

全国有数の紅葉スポットとして、多くの人で賑わう愛知県豊田市の香嵐渓(こうらんけい)。約4,000本もの木々が赤らむ姿は圧巻です。「香嵐渓もみじまつり」が開催される11月1日から11月30日までの期間中には、猿回しや和太鼓の演奏など、さまざまな催しが予定されています。

▲巴川(ともえがわ)の清流に映る姿は息をのむほどの美しさ

歴史とともに息づく紅葉

足助(あすけ)川沿いに続く古い町並み。足助町は豊田市のほぼ中央に位置し、かつて街道の宿場町として栄えたところ。
現在は、国の「重要伝統的建造物群保存地区」に選定され、歴史ある町並みが保存されています。

足助町を流れる足助川と巴川との分岐を、巴川沿いに上流へ少し上ったところが、国定公園にも指定されている景勝地「香嵐渓」。

この紅葉に燃える山の歴史は、寛永11(1634)年、香積寺(こうじゃくじ)11世住職の三栄和尚が植栽をしたのがはじまりだといわれています。
和尚は、般若心経一巻を誦(じゅ)すごとに一本、また一本と、巴川沿いの参道から香積寺境内にかけ、楓や杉を植えていったのだそう。
後に、地元住民の手によって植樹が受け継がれ、紅葉の名所となったのです。
▲待月橋(たいげつきょう)と五色もみじ
赤く染まった葉がトンネルのように頭上を覆う「もみじのトンネル」をぬけて、「待月橋」へ。

上の写真は、一本の木の葉が五色のグラデーションで紅葉していくので「五色もみじ」と呼ばれています。
緑、黄緑、黄、橙、赤と、移り行く雅な色の変化が「すてき~!」。
▲香積寺の山門
飯盛山の中腹、香嵐渓の広場から120ほどの石段を登ったところに「香積寺」があります。

階段の途中でフッと顔を上げると
「ワ~ォ!」
目の前にはクラっとするほどの絶景が。
“お寺に紅葉”。日本の秋を語る風景として、これ以上のものはないんじゃないでしょうか。

桜と一緒で、紅葉は散り際がまた綺麗なんですよね~!
一面赤く染まった紅葉のじゅうたんを、サクサクと踏みしめて歩くのも情緒があっていいですよ。
▲香嵐橋(こうらんきょう)
巴川にかかる小さな吊り橋「香嵐橋」。
渡し木の隙間から川面が見えたり、時々揺れたりで、足がすくむこともありますが、スリル満点でワクワクしますよ。

ロマンチックに秋の夜長を楽しむ

日没とともにライトアップされ、昼間のすがすがしい景色から一転、幻想的なムードを味わうことができます。
▲ライトアップ(11月1日~11月30日の日没~21:00)
黄金に輝く紅葉がきらびやか。昼の紅葉と夜の紅葉、ふたつの顔をたっぷりと楽しめます。

ほっと一息、桧茶屋

「なにやら芳ばしい香りが…」
香りを辿ってやってきました桧茶屋。
炭で焼いた五平餅が、その正体でしたよ~!
▲五平餅 300円(税込)
香嵐渓名物、桧茶屋の五平餅。多いときには1日で3,000本の注文があるんですって。
手づくりの味噌だれが、芳ばしくてとっても美味しいんです。
▲鮎の塩焼き 1匹500円(税込)
炭火でじっくりと焼きあげた鮎の塩焼き。
こちらも、多いときには1日1,000本の注文があるのだそう。

串のままガブッとやるの…ちょっと憧れていたんですよね!

香嵐渓といえば「五平餅」と「鮎の塩焼き」。
というわけで、ぜったいにはずせないコースを堪能です。
▲猪肉うどん(左) 750円(税込)と、山菜そば(右) 600円(税込)
そして、お食事にはうどんやそばもオススメ!

猪肉のうどんは、外国人観光客にも「珍しい!」と大人気なんだとか。
じっくりと煮込んだ猪肉が、口の中でホロホロッとほどけます。
ショウガの利いた甘辛い煮汁が、うどんと絡んで絶妙。
▲地元で採れた山菜がたっぷり
竹の器がとってもおしゃれ!
「紅葉とそば」…なんだかしっくり合いますね~。
優しく上品な山菜そばが冷えた体を暖めてくれます。
例年、紅葉の見ごろは、11月中旬~下旬。
ほんのり色づき始めた頃から散り際まで、いろいろな表情をみせてくれる香嵐渓。
のんびりと散策しながら、体いっぱい秋を感じてみませんか。

※紅葉の写真は2017年のものではありません。
Yukitake

Yukitake

三重の雑誌「Edge」をはじめ、さまざまな雑誌・情報誌において、グルメ・観光などの記事を執筆。女性目線の取材とソフトな文体を大切にしています。

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