絶景or絶叫!?死ぬまでに渡りたい、凄すぎる日本の「橋」まとめ

2018.08.31 更新

あなたはこれまで、いくつの橋を渡ってきましたか?そんなこといちいち数えたことない?でも、日本各地には、渡るだけではもったいない、景色や風情、そしてスリルを味わえる橋があるんです。国の威信をかけて造り上げたビッグブリッジから、自然と共生するワイルドな橋まで様々!今年は“橋”巡りにでかけてみませんか?

▲静岡県三島市にある「三島スカイウォーク」

1.四季折々の姿が美しい!日本一の木造橋「鶴の舞橋」【青森県】

▲橋のデザインは飛翔する鶴をイメージ

かの大物女優が出演する「大人の休日倶楽部(JR東日本)」の広告に登場し、一躍有名になった「鶴の舞橋」。津軽平野のほぼ真ん中に位置する鶴田町が、町をあげて造りあげた美しい木造橋です。
人口約13,000人の小さな町ですが、青森県の新しい観光地として人気が高まり、この絶景を写真に収めようと、全国から観光客が訪れています。
▲岩木山(いわきさん)を背後に望む「鶴の舞橋」

季節や自然条件によって、別世界のような景色に変化することも「鶴の舞橋」の魅力。大自然と人工物(木造建築物)の対比によって、幻想的な世界が生み出されます。
▲東北の冬景色と鶴の舞橋の相性は抜群!まるで水墨画の世界のよう

「鶴の舞橋」周辺には、宿泊施設、売店(夏季のみ営業)、そして丹頂鶴を間近で見られる公園もあるほか、絶景写真が撮れる撮影スポットも点在しています。

おすすめの撮影スポットは、鶴の舞橋の一番近くにある「アイリスの小径」周辺からのポイント。“津軽富士”と呼ばれる岩木山を背景にした角度で、JRのポスターが撮影されたのもこの付近から。望遠レンズなどがないスマートフォンでの撮影にもおすすめです。

2.紅葉シーズンにはぜひ行きたい!「大深沢橋」【宮城県】

宮城県北西部に位置する鳴子温泉と中山平温泉。その間にある深さ100mほどの美しいV字渓谷「鳴子峡(なるこきょう)」に架かるのが「大深沢橋(おおふかざわばし)」です。
▲深い渓谷が紅葉一色に。「大深沢橋」とのコントラストも美しい(写真提供:宮城県観光課)

おすすめの訪問時期は10月中旬~11月上旬。橋からの風景も絶景ですが、紅葉の鳴子峡と大深沢橋のコラボを観るなら「鳴子峡レストハウス」の見晴らし台がおすすめです。
なお、鳴子峡レストハウスからは大深沢遊歩道(1周約2.2km、徒歩約50分)も整備されているので、橋を楽しんだ後は散策しながら秋を感じるのもいいですね。

3.バンジージャンプの聖地。だから高さも半端じゃない!「竜神大吊橋」【茨城県】

茨城県の北東部に位置する常陸太田(ひたちおおた)市。こちらにある日本有数のバンジージャンプのスポットが「竜神湖」に架かる「竜神大吊橋」です。
そのご自慢の高さは日本最大級の100m!高層ビルであれば20階くらいの高さなんだとか!
▲高所恐怖症の人は要注意!橋から下をのぞきこむだけでクラクラする・・・

バンジージャンプは、オセアニアにあるバヌアツ共和国の“成人の儀式“が起源。これからの人生、何か覚悟を決めて物事に取り組みたい!という人には、ここでバンジージャンプに挑戦して、不退転の決意をしてみては?
ここで、ビビリなあなたに朗報。こちらのバンジー施設、2014年3月にオープンして以来、2万人以上の方が体験したそうですが、怪我や事故はゼロとのこと。還暦記念に飛んだ方もいるそうですよ~。

4.全長400m!日本一長い大吊橋「三島スカイウォーク」【静岡県】

静岡県は三島市の山林部に架かる「三島スカイウォーク」。2015年12月に開業したばかりのこの橋は、歩行者用の吊橋としては日本一長い橋(2018年8月1日の時点)として、一躍注目の観光スポットになりました。その長さはなんと400m!
▲天気予報をチェックして、快晴の日にでかけるのがおすすめ

橋の上からは伊豆半島~三島~沼津~富士、そして晴れた日には名峰・富士山までを見渡すことができるんです。駿河湾と静岡県東部の街並みを一望できる大パノラマ!これに心を奪われない人などいるのでしょうか!
ここで「高いところが苦手…」という方へ安心材料をひとつ。この三島スカイウォーク、風速65mという強風に耐え、マグニチュード9.0クラスの地震でも崩れないという安心設計。横幅も1.6mを確保していてとっても広々!向こう岸から帰ってくる人とのすれ違いが容易なのはもちろん、車椅子同士でもすれ違うことができるようになっているんですよ。

5.エメラルドグリーンの川面の上を空中散歩!「夢の吊橋」【静岡県】

▲夢の吊橋への道はプロムナードコースとして整備されており、1周約90分でめぐることができる

お次も静岡県からご紹介。大井川の上流に位置する寸又峡(すまたきょう)には、死ぬまでに一度は渡ってみたいといわれる「夢の吊橋」という吊橋があります。堰き止められた川の上にかけられた古めかしい吊橋ですが、一歩足を踏み出せば、エメラルドグリーンの水の上を空中散歩しているかのような感覚を味わえます。
▲夢の吊橋の長さはおよそ90m。一度に渡れるのは10人まで

この水の青さは「チンダル現象」によるもので、水に含まれるわずかな微粒子が、波長の短い青の光を反射し、逆に波長の長い赤を吸収するために起こるものだそう。
高さは8mほどですが、水の色のせいか距離感が曖昧になって、夢の中を浮遊しているような気分になります。
また寸又峡は、静岡県民が選ぶ恋愛・結婚・子宝にまつわるスポットとして第3位に選ばれる人気のパワースポット。愛の象徴とも言われる宝石のエメラルドの色に包まれ、大自然のパワーを借りれば、あの人への恋が叶うかも!?
付近には美人の湯として名高い「寸又峡温泉」もあり、女性におすすめしたい旅先です。

6.そのスケールはギネス級!日本が世界に誇る「瀬戸大橋」【岡山県~香川県】

▲瀬戸大橋とは、岡山県の児島と香川県の坂出(さかいで)を結ぶルートの海峡部に架かる橋の総称のこと

幾つもの島々を結びながら、本州と四国を結ぶ「瀬戸大橋」。上が道路、下が鉄道という道路鉄道併用橋としては、世界最大級の規模を誇り、総延長は9,368mにも及びます。
建設当時、世界でも例のない長大橋の建設は“世紀の難工事”と呼ばれ、1988(昭和63)年の完成までに9年半もの歳月が費やされました。
車や電車でしか渡れない瀬戸大橋。そのダイナミックな躯体を視界におさめたいなら、瀬戸大橋記念公園の隣にある「瀬戸大橋タワー」からの眺めがおすすめ。リング状のキャビンが、回転しながら108mの高さまで上昇します!
開放感抜群のキャビンから、瀬戸大橋の英姿を約10分間楽しむことができますよ。
また、瀬戸大橋記念公園内にある「東山魁夷せとうち美術館」や、近隣の「沙弥島(しゃみじま)海水浴場」、「与島プラザ」展望台などもおすすめの展望スポットです。

7.SNSを中心に話題沸騰中!「角島大橋」【山口県】

▲本土側から見た角島(つのしま)大橋。全長1,780m、無料で渡れる橋としては国内屈指の長さ

山口県の北西の端、下関市の角島と本土を結ぶ「角島大橋」。車のTVCMやドラマのロケ地として何度も採用されており、グラデーションの海の中へと伸びていく橋が美しすぎる!とSNSで話題をさらっています。
角島大橋を展望するなら、橋を一望できる「海士ヶ瀬(あまがせ)公園」の展望台がおすすめ。無料の駐車場も整っておりトイレや売店もあるので、ドライブの休憩にもピッタリです。
▲夕刻頃の角島大橋

また、滞在時間に余裕があるなら、日の入り間際の夕景も見ておきたいところ。エメラルドグリーンだった海の色が真っ赤に染まり、時を刻むごとに違う一面をのぞかせてくれます。

8.有名な“鳴門の渦潮”を橋上から観賞できる!「鳴門大橋」【徳島県】

徳島県の東北端・鳴門市は、幅約1,300mという海峡の向かい側がすぐ淡路島という場所に位置しています。この狭い海峡を渡しているのが四国の東の玄関「鳴門大橋」です。

何といっても、ここは世界三大潮流の一つ“鳴門の渦潮”で知られる景勝地。橋の上からも渦潮を存分に味わうことができるんです!
▲だ、だ、だ、大迫力!真上からみると鳴門の渦潮のダイナミズムを体感できる

鳴門大橋を構成する「大鳴門橋」の遊歩道「渦の道」には、数十mおきにガラス床があり、随所で渦潮を見下ろすことができます。また、遊歩道の先にある展望室の一部は大きなガラス床になっており、45m下の渦巻く海面を覗き込むことができますよ。
さらに!も~っと渦潮と鳴門大橋を近くで堪能したい!という方には、亀浦観光港から出航している観潮船に乗るのがおすすめ。渦潮をすぐそばで見学できるとともに、鳴門大橋を海面から見上げるという最高のロケーションを味わえますよ!

9.野趣あふれる、秘境にかかる橋!「祖谷のかずら橋」【徳島県】

▲長さ45m。自然に溶け込む姿がなんともワイルドな「祖谷のかずら橋」

ここで、これまでとは少し趣向の違う絶景の橋をひとつ。

徳島県西部の山間部・祖谷渓(いやけい)は、独自の文化や伝統が今なお受け継がれている日本有数の秘境です。そんな祖谷の渓谷にかかる「祖谷のかずら橋」は国指定重要有形民俗文化財に指定されています。
▲野生のシラクチカズラを編んで作られているかずら橋。現在では安全上のためワイヤーや金具で止められている

かずら橋の由来には諸説あり、「祖谷に巡行した弘法大師が村人のために作った」とか、「追っ手から逃れる平家の落人が、いつでも切り落とせるようにシラクチカズラで作った」といった説が残されています。
▲奥祖谷二重かずら橋[写真提供:(一社)三好市観光協会]

なお、今回紹介した「祖谷のかずら橋」から車で1時間ほどのところに、実はもうひとつのかずら橋があります。
山深い谷合いに佇むその橋の名前は「奥祖谷二重かずら橋」。男橋(おばし)と女橋(めばし)の二本の橋の総称です。旅程に余裕がある方は、ぜひこちらにも足を運んでみてください。

10.川に沈む橋!?「沈下橋」【高知県】

▲むむっ。よく見るとこの橋、欄干がないではないか!(写真は「佐田沈下橋」)

高知県西部を流れる清流・四万十川(しまんとがわ)には、「沈下橋(ちんかばし)」と呼ばれる欄干がない橋が数多く架かっています。増水時には水の中に沈み、水が引けば再び橋として利用できるという驚きの橋です。

欄干が無いのは、増水時の水の抵抗を少なくするためで、さらに構造も簡単で工事費も抑えられるとして、ほとんどが昭和30年代に建設されました。
▲生活導線として使用されており、もちろん車も通行する(写真は「岩間沈下橋」)

日本各地の川に架かる橋は数あれど、その川の美しさと周囲に人工構造物のない中にあるという点で、やはり四万十川の沈下橋はとっても絵になっていますよね。
もはや沈下橋は清流の象徴として、四万十川になくてはならない存在です。
▲「三里(みさと)沈下橋」の下を行き交う遊覧船

もし初めて四万十川を訪れて、気軽にその醍醐味を味わいたいなら、観光遊覧船を利用するのがおすすめ。沈下橋をくぐり抜けるため裏側から橋を見ることができますよ。

暖かい季節の濃い緑色、寒い季節はまた透明度が増し、5~6m下の川底が見えるほど美しい四万十川。船上で川音のせせらぎや野鳥の鳴き声を感じながら、都会では味わえない究極の癒しを体験してみては?

11.平家の隠れ里にあった!紅葉に包まれる絶景の吊橋「梅の木轟公園吊橋」【熊本県】

▲秘境感溢れる山の中腹には今も民家が点在している

九州山地の奥地、平家の落ち武者が逃れて来たという伝説が残る「五家荘(ごかのしょう)」。熊本県八代(やつしろ)市から50kmほど南下した山間部に位置し、標高1,300~1,700m級の山々が連なる九州最後の秘境と呼ばれています。
▲高さ55m、長さ116mの「梅の木轟(とどろ)公園吊橋」

幾重もの美しい渓谷が連なり、紅葉の名所としても知られている五家荘。渓谷沿いを走る国道445号線(といっても細い道です)沿いからすぐ見える「梅の木轟公園吊橋」からの景色が美しすぎると話題を呼んでいます。
▲秋の梅の木轟公園吊橋。ちなみに橋の名前にある「轟」とは五家荘では滝を意味する(写真提供:五家荘地域振興会)

木々が色づく秋は、まるで紅葉の中を空中散歩しているような感覚に!ここまで辿り着くには、車1台がやっと通れるくらいの山道を15km近く延々と登る必要がありますが、その苦労に見合うだけの絶景が広がっていますよ。
運転に自信がない人は、紅葉シーズン限定の「五家荘観光周遊バス」や路線バスでの訪問をおすすめします。
▲「あやとり橋(上)」と「しゃくなげ橋(手前)」の二本で「樅木(もみき)の吊橋」(写真提供:五家荘地域振興会)

なお、五家荘には「樅木の吊橋」という高低差の違う2つの吊橋が並ぶ、珍しいスポットもあります。そちらも絶好の紅葉狩りスポットなので、梅の木轟公園吊橋とあわせて秋に訪れたいですね。

12.日本一高い天空の散歩道!「九重“夢”大吊橋」【大分県】

大分県の景勝地「くじゅう連山」の手前、九重町の山中に、人が渡る吊橋としては高さ日本一の吊橋があります。その名も「九重“夢”大吊橋」。標高777mの山間に架けられた高さ173mの吊橋…この数字を見ただけでも足がすくんでしまいますよね!まさに、スリルを味わうなら国内最高レベルの吊橋です。
▲65kgの人が約1,800人乗っても耐える設計

あまりの高さゆえ、恐る恐る歩みを進める人が多いですが、橋からはくじゅう連山の絶景がいくつも見わたせます。せっかく来たんですから、「天空の散歩道」と謳われる比類のない爽快感を味わいましょう。
▲橋から眺める九重の山々
▲落差83mの「震動の滝」。運が良ければ虹が架かることも!

大吊橋の眼下を流れる鳴子川の両岸に広がる「鳴子川渓谷」。そしてそこから繋がる玖珠(くす)川の両岸にわたる「九酔渓(きゅうすいけい)」。2つの連なる渓谷が例年10月下旬から11月中旬までは、山々が一面燃えるように色づき、見渡す限りの紅葉景色が広がります。
▲紅葉シーズン初期の眺め

夏の新緑の時期もまた素晴らしく、冬は銀世界に支配された幽玄な渓谷美を堪能できますよ(降雪時も悪天候でなければ通行可能)。一年を通して景色を楽しむことができるのも魅力です。
▲高さ173mとは、ゴジラ(100m)やピラミッド(約146m)よりも高い・・・

ちなみにこの九重“夢”大吊橋、先に紹介した静岡県の「三島スカイウォーク」が落成するまでは、全長390mという長さも日本一でした。2017年3月には入場者1,000万人を達成しており、単純に換算すると日本人の13人に1人が入場したことになるほどの人気ぶり!高いところが大好きな人も、そうでない人も、一度は行っておきたい観光スポットです。

13.サンゴ礁の海の中を走ってる!「古宇利大橋」【沖縄県】

沖縄県北部、国頭郡今帰仁村(なきじんそん)の沖合いに浮かぶ周囲約8kmの古宇利(こうり)島。美しい風景がCMやドラマのロケ地に起用されるほか、沖縄版「アダムとイヴ」ともいえる伝説もあり、地元では古くから「恋の島」として注目を浴びている離島です。
▲空から撮影した一枚。まるで海中を走っているみたい!(写真提供:今帰仁村観光協会)

そんな古宇利島へ、車で手軽に行けるようにしたのが2005年に竣工した全長1,960mの「古宇利大橋」です。島へと延びる橋の真下には、息をのむほど美しいエメラルドブルーの海が広がり、まるで海上を走っているような感覚を味わうことができますよ。

同じ国頭郡にある人気観光スポット「美ら海水族館」とセットで足を運びたい絶景スポットです。

14.無料で通行できる日本一長い橋!「伊良部大橋」【沖縄県】

沖縄本島から南西に約290kmの沖合いに浮かぶ宮古島。その宮古島と、宮古列島で2番目に面積の大きい伊良部島を結ぶのが2015年に開通したばかりの「伊良部大橋」です。
全長3,540mは無料で通行できる橋としては国内最長を誇り、ドライブの聖地として人気を博しています。
▲伊良部島で一番の景勝地と名高い「三角点」。ウミガメが顔を出すこともあるとか!

エメラルドグリーンの海に囲まれた伊良部島は絶景スポットやご当地グルメの宝庫!マリンアクティビティなどのレジャーもたくさんできるので、宮古島に旅行した際は、ぜひ伊良部大橋を渡って伊良部島にも行ってみてくださいね。
全国の絶景or絶叫橋まとめ、いかがでしたか?海、山、川があるところには必ず橋があります。こんなにもバラエティに富んだ橋があるのは、土木建築の技術が高い日本だからこそ。国内にはまだまだ知られざる橋があるはずです。たまには絶景の橋を渡ることを目的に、旅行してみるのはいかがですか?
ぐるたび編集部

ぐるたび編集部

学びや刺激・感動のある旅サイト「ぐるたび」の編集部。選りすぐりの旅グルメ&観光情報レポートを発信していきます。

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