宮古島の隠れ家ホテル「RENN」は旅の上級者にもおすすめしたい極上空間

2018.12.16 更新

旅慣れた大人が集うリゾートホテルが宮古島にあるといいます。その名は、「Private Resort Hotel RENN」(以下、RENN)。インターネットを探ってもあまり情報が出てきませんが、その宿を知る者は「サイコ~♪」と口を揃えます。ということで、行って参りました!知る人ぞ知る魅惑の隠れ宿、RENNへ!

琉球風水に基づいて造られた、心地よいホテル

宮古空港近くでレンタカーを借り、ナビに住所を入れてさっそく向かいます。ホテルは島の南側、繁華街からは少し離れた場所のようです。

宮古空港から車で約15分、近くまで来ているのですが、それらしき建物は見えません。看板さえありません。ちょっぴり不安を覚えながらも、ナビを信じて小高い丘の上へと車を進めてみます。
▲ひっそりと立つ宿のサイン。道中は看板など一切ない

ありました!「Renn」の文字。見上げると、青空に映える個性的な白亜の建物。「Private Resort Hotel RENN」に到着です。
▲グッドデザイン賞を受賞したスタイリッシュな建物。宇宙人のようにも見える!?

さっそく脇の階段を上ってホテルの中へ。一歩足を踏み入れるとそこはたちまち異空間!大理石の白がまぶしく、奥にあるガーデンのグリーンが目に飛び込んできます。アジアンな調度品も目をひきます。アジアンリゾートのような、地中海リゾートのような、不思議な気分に。
▲ロビーからの眺め。奥にはガーデンを望むダイニングルームがある

不思議な気分に浸っていると、「いらっしゃいませ~」と明るい声が聞こえてきました。オーナーの外園蓮(ほかぞのれん)さんです。残念ながら顔出しはNGとのことですが、ダンディなお方です。

光がサンサンと降り注ぐダイニングルームでお話を聞かせてもらいました。
▲光と風がたっぷり舞い込むダイニング

東京でバリバリ働くサラリーマンだった外園さんが会社を辞め、大好きな宮古島にホテルをオープンさせたのは2007年のこと。縁あって知り合った琉球風水師とともに理想の空間を造りあげたといいます。
▲館内には観葉植物もあちこちに!
▲アジアンな調度品はすべてメイドインバリ島。床にはイタリア製大理石を使用

館内に入ったときから感じていた“風”や“心地よい空気感”は、気のせいではなかったよう。方位から窓の位置にいたるまで、すべてが琉球風水に基づいて造られているため、“気”がいいのです。つまり、館内まるごとパワースポット!

一切の妥協を許さなかったため、なんと完成までに2年半を要したとか。
▲建物はなんと月の軌道も考慮して設計。満月のときは宿の真上に月が昇る

もちろん、外園さんのこだわりもたっぷり詰め込まれています。そのひとつが、3部屋限定にした点。「妻と母親と私の家族経営なので、目の届くのがそれくらいですから」とのこと。

ちなみに屋号の「RENN」は、外園さんのお名前、蓮さんにちなむもの。そして、あちこちに蓮(はす)のモチーフがあります。筆者が「宇宙人」と表現した建物も蓮の根っこをイメージしたものだとか。失礼いたしました!
▲お庭で可憐な花を咲かせていた蓮。すべてを浄化するといわれる

プライベート屋上付き!絶景のゲストルーム

さて、気になるゲストルームへと参りましょう!ゲストルームは2階にあります。3部屋すべて同じ2ベッドルームです。
▲ユリを意味する「Lily」、ハイビスカスの「Roselle」、プルメリアの「Frangipani」。花の名を冠した全3室

扉を開けると、清潔感あふれる空間の先に青い海が見えます。緑豊かな丘の上から望むそれはまるで一枚の絵画!
▲全室、オーシャンビュー。ベッドは最高級のヘブンリーベッド。さすがの寝心地!

筆者のお気に入りは、天井がガラス張りになっているバスルーム。とにかくコチラではいろんなところで光と風を感じられるのです!
▲明るく清潔感あふれるバスルーム。世界の高級ホテルでも使われるRENのアメニティが揃う

これで終わりではありません。客室にはルーフトップが付いています!1客室ごとに1つ。プライベートな屋上です。
▲ルーフトップへは客室入口にある扉から

階段を上りきると……。バーン!と青の世界!
▲宮古ブルーと称される海がどこまでも続く

外園さんいわく、昼間もいいけど、夜が最高だとか。離島ならではの感動的な満天の星の下でビールをプシュッ!想像しただけでもシアワセです。
満月に合わせてお泊まりして、月光浴を楽しむ常連さんも少なくないといいます。
▲宿の上を覆いつくす満天の星!夏の夜なら天の川も!

「日本一の朝食」と常連さんに称されるオーガニックな朝食

贅沢すぎるプライベート空間とともに常連さんが絶賛するのが朝食です。
▲ダイニングルームでは朝食の準備中。おいしそうな香りが2階まで漂ってくる

料理を担当するのは御年70超えのお母さん。勝手に郷土料理かと思っていたら、ガレットをメインとするオシャレな朝食です。
▲この日は、宮古島産そば粉のガレット、オーガニックサラダ、ナンコウ(かぼちゃ)のスープ、やんばる鶏の手羽とアブー豚のソーセージ、自家栽培のドラゴンフルーツ、ドリンク

RENNは連泊するお客さんが多いのですが、毎朝食の内容を変えるそう。10連泊してもひと皿たりとも同じ料理を出さないというから驚きです。

聞けば、レパートリーは洋食から郷土料理にアジアンまで多彩!しかも、「ここの朝食が忘れられなくてまた泊まりにきた」「お母さんが作る料理は日本一!」というお客さんの言葉通り、どれも絶品!
▲オープンキッチンのダイニングルーム。できたての料理が続々と運ばれてくる

使う食材は知り合いの農家さんが育てているオーガニック野菜をはじめ、ほぼすべて地元産。心地よい空間でのんびり楽しめば、心と身体に元気がみなぎってきます。

おいしい朝食に満足したところで、あちこちにある帽子が気になりました。外園さんに尋ねてみると、「私が作っているんです」。
▲オーナー手作りのブランド帽子「琉球カンカン帽」

島に自生するアダンの葉を原料に手編みしているとか。一度衰退してしまった琉球パナマ帽を復活させた女性作家さんを島に招いてワークショップをした際、ご自身がハマって本格的に作り始めたそう。
▲現在は受注生産。サイズはもちろん、デザインまで、すべてオーダーメイド(税別30,000円~)

さて、連泊してゆっくり流れる島時間を楽しむ人が多いというなかで、今回は1泊2日の短すぎる滞在だったものの、RENNの魅力を体感できました。

こだわりの空間が生みだす心地よい時間に、おいしいごはん、そしてなによりオーナー一家の人柄。皆さん穏やかで、すべてを包み込んでくれそうな温かさ。話しているだけでなんだかシアワセな気分になれるのです。
▲3つの突き出た部分が客室になっている

宿を後にしながら、外園さんの「どんな人と触れ合ったかで、その旅の印象って変わりますもんね」という言葉を思い出していました。そして、もちろん、RENNの皆さんのおかげで、今回の宮古島が最高の旅になりました♪

最後に補足情報。宿泊スタイルは朝食付きのみ。夜ごはんは近隣の食事処を利用するほか、持ち込みもOK。オーナーの外園さんは現地コーディネイターもしていらっしゃるので、おいしいお店や穴場ビーチなど、知る人ぞ知る宮古島の情報も教えてもらえます。
宮崎由希子

宮崎由希子

福岡在住のフリーライター。九州7県をメインに取材にかけずり回り、年間取材件数はのべ1000件以上。得意分野はグルメと温泉と旅。温泉好きが高じて、おんせん県おおいたが主催する「温泉マイスター」を取得。著書に『おいしい博多出張』(エイチエス出版)。

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