日本三名園・岡山「後楽園」の紅葉を愛でる秋

2017.11.14

日本が誇る三名園は石川県の「兼六園」と茨城県の「偕楽園」、そして岡山県の「後楽園」です。後楽園は約300年前に岡山藩2代藩主池田綱政(いけだつなまさ)がつくらせた回遊式庭園。四季折々美しい表情をみせてくれる岡山の名園、秋の紅葉をご紹介します。

能を好み、優れた舞い手であった綱政は後楽園に能舞台をつくり、領民にも自ら舞う姿を披露したといいます。

また、綱政の子・継政(つぐまさ)は能舞台周辺の建物を改築し、園内中央に唯心山を築き、そのふもとに水路を巡らせて、沢の池と廉池軒(れんちけん)の池を結ぶひょうたん池を掘らせました。

さらに孫の代には、時代背景から、一時的に芝生の庭園となりますが、その後すぐに園内東の大半は田畑へと戻ります。現在の井田(せいでん)はその名残と伝えられています。
▲唯心山(ゆいしんざん)から臨む景色

時代ごとの社会事情や藩主の好みによって後楽園の景観は移り変わって今日に至りますが、現在でも江戸時代の趣を残し、岡山の市民の憩いの場であるとともに、日本全国はもとより世界各国から大勢の観光客が訪れます。

名園の秋、紅葉の見どころを紹介

後楽園の紅葉といえば、やはり岡山城とのコラボレーションが人気です。漆黒の城と紅葉が織りなす景観は圧倒的な荘厳さを誇り、見る人の心を奪います。
また、岡山城の天守閣から見下ろす後楽園の紅葉もオススメです。
そして、圧巻の紅葉が楽しめるのが、楓林「千入の森(ちしおのもり)」です。綱政が名付けた「千入」の「入」は染め物で染液に浸ける回数を数える言葉で、「千入」には幾度も染めるという意味があり、日ごとに色付きを増していく紅葉のさまをあらわす言葉とされています。

綱政も見ていたであろう、紅葉のグラデーションを、今も、昔と同じように楽しむことができます。
水面にうつる紅葉を愛でられるのが「花葉の池(かようのいけ)」。江戸時代には池周辺に様々な花木が植えられていたことから名付けられました。運が良ければ、午前中、カワセミが水遊びをしている様子も見られるのだとか。
後楽園のランドマーク的存在の唯心山。山腹にある唯心堂(ゆいしんどう)からは、風情ある紅葉を眺めることができます。頂上から広々とした園内を一望するのもおすすめです。

紅葉と一緒に楽しみたい、後楽園のほっこり休憩処

後楽園の庭園内には2つのお茶屋があります。写真のお抹茶は「お抹茶処 福田茶屋」の団子付きお抹茶500円(税込)。岡山のお団子といえばきびだんごです。あっさり飲みやすいお抹茶のお供におひとついかがでしょう?
▲お茶屋も藁葺き屋根の風情ある趣
こちらは「さざなみ茶屋」で楽しめる岡山の地ビール「独歩」450円(税込)。ピルスナーは生きたビール酵母の入った下面発酵のビールで、淡黄金色のホップの効いた爽快な喉越しが楽しめます。

左奥の「マスカットピルス」は岡山を代表する果物であるマスカットの天然果汁を使用したビール。華やかな香り、口当たりの甘さが女性を中心に人気です。
▲岡山では後楽園で結婚式を挙げるのがカップル達の憧れ
▲「流店(りゅうてん)」。第2次世界大戦時の戦火を免れた古いもので、中央に水路を通し、色彩に富んだ石六個を配した全国的にも珍しい建物
2017年11月17日(金)~11月26日(日)には、園内をライトアップして夜の後楽園を楽しめる夜間特別開園「秋の幻想庭園」を開催。ライトアップされた園内をご覧いただけます。

紅葉の季節、見どころは「全て」と言いたくなるほど目にも鮮やかに美しくなる後楽園。回遊式庭園のよさは、歩くごとにその風景が変わること。時間が許す限り、隅々まで散策して、お気に入りの紅葉スポットを見つけてください。
※写真は2016年以前のものです。
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