温泉大国・群馬県で絶対おさえておきたい極上湯まとめ

2018.11.13 更新

県内に多くの温泉地や源泉を保有する群馬県。合計9つもの泉質の湯が湧き、全国でも屈指の温泉大国と言っても過言ではありません。今回はそんな関東の温泉大国・群馬県から、温泉ファンに人気の8スポットをご紹介。お気に入りの温泉地がきっと見つかるはずです!

1.全国屈指の自噴湧出量!横綱級の人気を誇る「草津温泉」【吾妻郡】

江戸時代から続く温泉番付で、何度も東の横綱の座に輝いている「草津温泉」。「草津よいとこ一度はおいで、チョイナチョイナ♪」の一説にもあるように、誰もがその名を一度は聞いたことがある群馬県でも指折りの温泉地です。
毎分4,000リットルもの温泉が湧く全国屈指の湧出量を誇り、「日本三名泉」や「日本三大薬泉」にも選ばれています。
▲江戸時代から行われている草津温泉の伝統的な“湯もみ”の様子。湯畑近くにある「熱乃湯」で見学できる

日本三大薬湯にも選ばれている通り、草津温泉の泉質は酸が強い酸性泉。殺菌力が強いほか、消化器系にも働きかける効果が期待できます。また、古い角質を洗い流して新陳代謝を促進。「恋の病以外に効かぬ病はない」といわれるほど色々な症状に効能があると言われています。
▲温泉街の中心にあり、草津温泉のシンボルでもある「湯畑」
▲湯畑のすぐ脇には足湯処も(24時間開放・無料)

湯畑も壮観な町内には多くの温泉宿やホテルが立ち並び、昼夜を問わず浴衣姿の宿泊客がそぞろ歩きを楽しんでいます。この極上湯と温泉街を楽しみ尽くすのなら、もちろん宿泊するのが一番ですが、草津町が誇る3つの日帰り入浴施設で湯めぐり日帰り旅を楽しむのもおすすめ。
▲「西の河原露天風呂」に向かう途中にある親水公園。熱々の温泉が川に流れ込んでいる様子を観察できる

特に2015年にリニューアルした「西の河原露天風呂」は草津を初めて訪れる人なら必ず足を運びたいスポット。大自然の中にある巨大露天風呂で湯浴みを楽しむことができ、その大きさはなんと500平方メートル!レジャー施設にある大きなプールくらいの広さを誇ります。
▲草津町の中でも一番湯量が多い「万代鉱(ばんだいこう)源泉」の湯を引く「西の河原露天風呂」

源泉は草津温泉の中でもマグマに近く高温で、その湧出温度は約95度!殺菌・抗炎症作用に優れているとされています。
優れた泉質もさることながら、周囲を小高い山に囲まれ、深緑を眺めながらの入浴は最高!春は新緑、冬の雪見風呂も格別ですよ。
▲シェアスタイルの絶品そばで行列が絶えない「三國家」。名物の「三國そば」では3種類のつけ汁の食べ比べを楽しめる(つけ汁は1種類毎に別途料金)

温泉めぐりでお腹が空いたら、ランチの名店で腹ごしらえ。古くから多くの著名人が湯治に訪れる草津には、食通をうならせる和洋食の名店がいっぱい!
湯畑の周囲で営業するお店から少し足を伸ばした場所にある隠れた名店まで、数え切れないほどおいしいお店があるので下調べをしておくといいですね。
▲草津は温泉饅頭の激戦区でもある

素晴らしい温泉とおいしいグルメの数々。そして街灯に照らされたロマンチックな街並み。草津温泉の楽しみは尽きません。

【草津温泉までのアクセス例】
〇上野からJR特急草津で長野原草津口駅下車(約150分)、長野原草津口駅からJRバス関東で約25分
〇東京からJR北陸新幹線で軽井沢駅下車(約70分)、軽井沢駅から草軽交通バスで約55~80分
〇新宿からJR高速バスで約270分

2.標高1,800mに湧く秘湯「万座温泉」【吾妻郡】

▲万座温泉の老舗「日進館」の「極楽湯」。夜は満天の星も眺められる

草津温泉と同じく、県北西部の吾妻郡にある「万座(まんざ)温泉」。草津温泉よりもさらに山を登った標高1,800mの高地にある温泉地です。例年12月初旬には雪が降り、冬季は雪景色の中で温泉に浸かれるとあり県内でも抜群の人気を誇ります。
温泉地は火山の火口付近にあり、昔の火山の噴火口跡である空吹(からぶき)を観察することもできますよ。荒涼とした大地からモクモクと噴煙をあげている様子はワイルドそのもの。
▲日進館「長寿の湯」の内湯。“良薬(泉)は口に苦し”にかけて「苦湯」と名付けられている

お湯の特色は乳白色の硫黄泉。典型的な火山性の温泉で、万座温泉一帯は常に硫黄臭に包まれています。草津温泉と同様に酸が強く、源泉によってはレジオネラ菌も死滅するほど。口に含むと苦いと感じるほど酸っぱいのが特徴です。
▲「万座高原ホテル」の「水晶の湯」。黄色い温泉は全国的にも珍しく、万座では万座高原ホテルにしかない

温泉地内にはたくさんの温泉宿があり、旅館ごとに趣あふれるお風呂を楽しめます。宿によっては日帰り入浴に対応しているところもあるので、ぜひ異なる趣向のお風呂で湯巡りを楽しんでみてください。中には、空吹を見下ろしながら湯船に浸かることができる絶景の露天風呂もありますよ。
▲1日540万リットルもの酸性硫黄泉が湧き出ている万座湯畑。源泉温度は約80度にものぼる

冬の雪見風呂はもちろん、高地にある万座温泉は夏でも心地よく温泉を楽しめます。一年のうちに何度も足を運んでみたくなる温泉地です。

【万座温泉までのアクセス例】
〇上野からJR特急草津で長野原草津口駅下車(約150分)、長野原草津口駅からJR吾妻線で万座・鹿沢口駅下車(約15分)、万座・鹿沢口駅から西武観光バスで約45分

3.こんこんと湧き出る山の出湯「四万温泉」【吾妻郡】

▲四万(しま)川沿いに30軒以上の宿泊施設が集まる四万温泉街

開湯は今から1000年以上も前にさかのぼる「四万温泉」。古くから湯治客が訪れる歴史深い温泉地です。その湧出量や湯の効能などが評価され、昭和29(1954)年には国民保養温泉地の第一号に指定されました(青森県の「酸ヶ湯温泉」、栃木県の「日光湯元温泉」と同時指定)。
▲「積善館(せきぜんかん)」の内湯「元禄の湯」

そんな四万温泉の泉質は、ナトリウムとカルシウムを含むとても柔らかなお湯で、酸が強い草津や万座のお湯とは正反対。江戸時代には草津の酸性泉で荒れた肌を、四万の湯で治癒したため「草津の上がり湯」とも称されていました。

そんな四万温泉で泊まるべきおすすめの宿が、創業300年以上を誇る老舗「積善館」。
▲赤い橋を渡れば、目の前に積善館の本館が

日本最古の木造湯宿建築として、温泉ファンだけでなく建築好きや歴史好きにも注目されている宿で、年間約35,000人もの宿泊客が訪れる人気の宿です。
四万の自然の中、時間を忘れてくつろぐことができる客室と、極上の温泉を楽しめます。
▲ライトアップされた夜の本館はどこか幻想的(写真提供:積善館)

多くの著名人もお忍びで利用するおすすめ宿を利用して、のんびりと休暇を楽しんでみてください。
また、四万温泉で屈指の人気を誇る旅館「つるや」では、グランピングを楽しめる宿泊施設「Shima Blue(シマブルー)」を運営しています。手ぶらで行ってもキャンプのように自然を身近に感じながら、快適な空間で羽を伸ばせると話題を呼んでいます。
宿泊するドームテントは大きな窓が特徴的。ふかふかのベッドに飛び込んで天井を見上げてみると、丸くあいた天窓がふたつ。夜は、ここから満天の星を眺めることもできますよ。
しかも、シマブルーはすべてのお部屋が露天風呂付き!湯量豊富な四万温泉にあって、もちろんすべて源泉100%かけ流しです。また、人気旅館の「つるや」が運営しているだけあって料理の質も折り紙つき。四万温泉でラグジュアリーなひとときを過ごしたい方におすすめの宿泊施設です。

【四万温泉までのアクセス例】
〇上野からJR特急草津で中之条駅下車(約130分)、中之条駅から関越交通バスで約40分
〇東京からJR上越・長野新幹線で高崎駅下車(約55分)、高崎駅からJR吾妻線で中之条駅下車(約50分)、中之条駅から関越交通バスで約40分
〇東京から関越交通高速バスで約210分

4.石段のある街並みが美しい「伊香保温泉」【渋川市】

365段の石段の両脇に、風情豊かな構えの旅館やお店が軒を連ねる「伊香保(いかほ)温泉」。一年を通して多くの観光客が訪れ、浴衣に半纏(はんてん)姿の人々が行き交います。
▲伊香保石段街を上った先にある「伊香保温泉露天風呂」。注ぎ込まれる湯は茶褐色の「黄金(こがね)の湯」

伊香保温泉の源泉は、鉄分が多く含まれた茶褐色の「黄金の湯」と、肌の代謝を促進するメタケイ酸が含まれた「白銀(しろがね)の湯」の2種類。両方とも刺激が少なく、肌に柔らかな湯で疲労回復に適しているといわれてます。また、体を芯から温めてくれるので、古来より女性に優しい「子宝の湯」としても知られています。
▲「景風流(ケーブル)の宿 かのうや」の露天風呂付き客室

温泉街には大型旅館をはじめ、豊富な源泉を贅沢にかけ流す温泉宿はもちろん、ケーブルカーでチェックインする創業120年以上を誇る宿などバリエーションも豊富。一人旅はもちろん、カップルや家族・友人との旅行など、あらゆるシチュエーションに対応します。
しかも、石段街には昔懐かしい射的場や秘伝の蜜と小麦を混ぜ合わせた生地が絶品の湯乃花まんじゅうの名店も!
▲石段街の頂上付近にある饅頭店「勝月堂(しょうげつどう)」の湯乃花まんじゅう

優しい光に包まれた石段街はもちろん、自然の中にたたずむ「河鹿橋(かじかばし)」など、おじいちゃんやおばあちゃんにも見せてあげたくなるような風景も盛りだくさんです。
▲伊香保温泉露天風呂付近にある「河鹿橋」。毎年10月下旬から11月中旬にかけてライトアップする
▲黄昏時の石段街入口。付近はバスロータリーとなっている

都心からの直通バスもありアクセスも◎。仕事帰りにバスに飛び乗って心行くまで温泉三昧!というのもおすすめですよ。

【伊香保温泉までのアクセス例】
〇上野からJR高崎線・上越線で渋川駅下車(約150分)、渋川駅から関越交通バスで約30分
〇東京からJR上越・長野新幹線で高崎駅下車(約50分)、高崎駅からJR上越線で渋川駅下車(約40分)、渋川駅から関越交通バスで約30分
〇東京からJRバス関東で約210分

5.世界が注目!天下一の大混浴露天風呂が自慢の「宝川温泉」【みなかみ町】

▲2014年に公開された映画「テルマエ・ロマエII」のロケ撮影も使われた「子宝の湯」(写真提供:宝川温泉 汪泉閣)

群馬県と新潟県の県境・みなかみ町に、外国人も殺到する秘湯があるのをご存知ですか?世界的に有名なガイドブック『ロンリープラネット』で「日本の温泉トップ10」の1位に選ばれた“天下一の大混浴露天風呂”こそ「宝川温泉 汪泉閣(おうせんかく)」です。
4種類の自家源泉をほどよくブレンドした源泉掛け流しの温泉を、総面積約470畳の大露天風呂にたっぷりと注ぐ汪泉閣。毎分1,800リットルという豊富な湯量と、美肌効果が期待できる肌に優しい“弱アルカリ性”の単純泉で老若男女に人気です。
▲「子宝の湯」の大きさは約200畳!

そして何と言っても、風光明媚な山間部でダイナミックな自然をダイレクトに感じられるこのロケーション!開放的な露天風呂から眺める景色がもう最高~♪
▲女性専用の「摩耶の湯」

こちらの温泉の醍醐味は、趣あふれる温泉をカップルや家族で楽しむ混浴スタイル!でも…やっぱり混浴には少し抵抗があるという女性も多いはず。そんな時は宿泊して温泉を楽しむのがおすすめ。宿泊者限定の可愛い湯あみ着が用意されていて、周囲の目も気になりません。

また、少し小さいですが(といっても約100畳もある)女性専用露天風呂もあるので安心して温泉を楽しむことができますよ。
▲新緑の季節もまた美しい(写真提供:宝川温泉 汪泉閣)

人里離れた山奥に突如現れる世界最大級の露天風呂。世界中の旅行客が憧れる群馬の“宝”の湯に浸かってみませんか?

【宝川温泉までのアクセス例】
〇東京からJR上越・長野新幹線で上毛高原駅下車(約80分)、上毛高原駅から無料送迎バスで約45分(要予約)

6.東洋のナイアガラ「吹割の滝」も近い!渓谷沿いに湧く良泉「老神温泉」【沼田市】

群馬県北部に位置する沼田市を代表する温泉地といえば、「老神(おいがみ)温泉」。関東を流れる大河・利根川の支流の中で、最も美しいと称される「片品(かたしな)渓谷」沿いにあり、夏の新緑、秋の紅葉など美しい渓谷美を望むことができます。

山ひだを分けいった渓谷に、およそ20軒の温泉宿がはりつくように立ちならび、その客室や温泉から望む景色に心癒されます。
▲日帰り温泉施設もある

老神温泉の泉質は、お肌に優しい単純泉。肌触りが柔らかく、癖のない温泉で、わずかに硫黄を含んでいる源泉が多いのが特徴です。
すべすべとしたお湯は、皮膚のコンディションを整えてくれると言われており、古来より「美肌の湯」として親しまれてきました。
▲素晴らしい景色を眺めることができる「吟松亭あわしま」の庭園風露天風呂

老神温泉旅館組合では、そんな上質の湯を楽しんでもらおうと、お得な金額で購入できる湯めぐり手形の販売も行っています。
温泉街にある10以上の宿で利用でき、お好きなお風呂3カ所を巡れるというもの。有効期限も1年と長いので、何度も足を運んで利用するのもおすすめです。
▲老神温泉のすぐ近くには“東洋のナイアガラ”と称される名瀑「吹割(ふきわれ)の滝」もある

【老神温泉までのアクセス例】
〇東京からJR上越・長野新幹線で上毛高原駅下車(約80分)、上毛高原駅から関越交通バスで約70分

7.水上温泉郷で源泉100%かけ流しの湯を楽しめる「仏岩温泉」【みなかみ町】

▲「ゆ」のマークが目印の「鈴森の湯」

JR上越線・水上駅から車で約5分の場所にある仏岩(ほとけいわ)温泉「鈴森の湯」。約1500万年~2000万年前の地層から湧き出ている自家源泉を100%かけ流しで楽しめる天然温泉です。
こちらの一番のおすすめは露天風呂!すぐ目の前に流れる阿能(あのう)川がちょうど滝になっており、のんびり湯船に浸かっていると、滝の音が心地よいBGMに!

また、例年1~3月の降雪が多いみなかみ町。この時期に訪れれば、贅沢な雪見風呂で温泉を堪能することができますよ。

【仏岩温泉までのアクセス例】
〇東京からJR上越・長野新幹線で高崎駅下車(約50分)、高崎駅からJR上越線で水上駅下車(約60分)、水上駅からバスまたはタクシーで約5分

8.わたらせ渓谷鐵道の駅にある「水沼駅温泉センター」【桐生市】

沿線の豊かな自然の風景と、足尾銅山などの歴史を学べるスポットが点在する「わたらせ渓谷鐵道」。紅葉の秋は特に人気の路線で、県内外から多くの観光客が訪れます。
そんなわたらせ渓谷鐵道の駅には、一風変わった施設が。水沼駅構内にある「水沼駅温泉センター」は、全国でも珍しい駅ナカにある温泉として、地元の方だけでなく鉄道ファンからも厚い支持を得ています。
▲駅ナカにある温泉ながら露天風呂も楽しめる

泉質は「含二酸化炭素-ナトリウム・カルシウム-塩化物・炭酸水素塩冷鉱泉」。渡良瀬(わたらせ)川の緑が眺められる浴室で、さらりとした温泉に身を委ねれば、心も身体もリフレッシュできますよ。

【水沼駅温泉センターまでのアクセス例】
〇東京からJR上越・長野新幹線で高崎駅下車(約50分)、高崎駅からJR両毛線で桐生駅下車(約45分)、桐生駅からわたらせ渓谷鐵道で水沼駅下車(約30分)
群馬県のおすすめ極上湯まとめ、いかがでしたか?今回ご紹介できなかった温泉地もまだまだあります。ちなみに、皆さんおなじみの温泉記号は、万治4(1761)年の絵図に描かれていた群馬県のある温泉地を示した印によく似ており、温泉記号の元になったと言われているんですよ。この冬、湯量豊富な群馬県の温泉地にでかけませんか?
ぐるたび編集部

ぐるたび編集部

学びや刺激・感動のある旅サイト「ぐるたび」の編集部。選りすぐりの旅グルメ&観光情報レポートを発信していきます。

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