【保存版】新潟に行くなら絶対に食べておきたい!おすすめご当地グルメまとめ

2019.01.13 更新

全国有数の米どころである新潟県は、西に広がる日本海や広大な越後平野の土壌が育む食材の宝庫です。また、南北に長い新潟県は県内の各エリアによって食文化の特色も様々。新潟県のご当地グルメを北から順に食べ歩くだけでもかなりの数が存在します。今回はそんな新潟県のご当地グルメの中から、特におすすめのものを10品選抜してご紹介。「新潟なんて米系グルメだけでしょ?」と思ったら大間違いですよ!

▲柏崎市の名物「柏崎鯛茶漬け」

1.腰の強さで一躍有名に!つなぎに“アレ”を使う「へぎそば」

南北に長い新潟県の中心に位置する中越地方。稲作で有名な十日町市や小千谷(おぢや)市、長岡市といったコシヒカリの名産地ですが、この地方に古くから伝わる郷土料理が「へぎそば」です。
▲つるつるしこしこした麺の食感が特徴的な「へぎそば」

その最大の特徴は、つなぎに「布海苔(ふのり)」という海藻を使うこと。
▲織物に使われていた「布海苔」。これを使うことで蕎麦粉を打つ際に水は使わない

織物の産地として有名なこの地域で、織物の仕上げの糊付けとして使われていたのが「布の糊=布海苔」。衣類の糊付けに使われていたものを蕎麦のつなぎにも使うというのだから驚きです。

この布海苔が、つるつるしこしこしたへぎそば独特の食感を生み出しています。
▲お店によっては銅鍋を使って茹でることから麺が「薄緑色」に見える

そして、名前の由来となっている「へぎ」とは、蕎麦を盛り付ける蒸篭(せいろ)のこと。へぎの語源は「剥ぎ」と言われていて、剥ぎ板で作った器をへぎと呼びます。サイズは大きく、3~4人前の蕎麦がおなじ「へぎ」に盛りつけられ、それを皆で囲んで食べるのもへぎそばの特徴。

小千谷市、十日町市、長岡市それぞれに特徴的な名店がある「へぎそば」。蕎麦好きはもちろん、家族やグループでの旅行の際のランチとしておすすめのご当地グルメです。

2.高級魚、のどぐろをこれでもかと敷き詰めた「のどぐろ炙り丼」

▲鮮やかな赤い魚体が美しい「のどぐろ」

口の奥を覗くと喉が真っ黒なことから「のどぐろ」と呼ばれている高級魚「アカムツ」。白身のトロともいわれる脂ののった身が大変人気で、のどぐろの呼び名は今や日本全国に知れ渡っています。

日本海に面した新潟県でも、のどぐろが水揚げされていますが、その年間漁獲量は約60t。全国的にみても流通する絶対量が少なく、希少種として重宝されています。
▲生で食べても十分美味しいのどぐろに、“炙り”のひと手間を施した「のどぐろ炙り丼」

そんな新潟県産の希少なのどぐろを、ご飯が見えないほど敷き詰めた、見た目にも贅沢な一品が「のどぐろ炙り丼」です。

ひと口食べると脂の旨みがふわっと口の中に広がり、脂がのっているにも関わらず、しつこさはありません。噛めばジュッと脂がにじみ出る食感は、初めて食べた人はきっと「本当にトロだ!」と驚くはず……。箸が止まらなくなること請け合いです。
▲のどぐろ炙り丼は新潟市内の飲食店を中心に提供されている

なお、新潟ののどぐろは、夏が旬とも秋~冬が旬とも言われていますが、ほぼ一年中漁獲され季節を問わず楽しむことができます。ただし、希少であるため漁の日の天候によっては漁獲できないこともしばしば。

そんな時はお店の方ものどぐろの仕入れが困難になるので、確実に食べたい人は、お店へその日の入荷があるか確認しておくと良いでしょう。

3.日本海有数のカニ直売所で食べまくれ!「ベニズワイガニ」

▲新潟県産のベニズワイガニ。1~2月の禁漁期間を終えた3月以降は各店で大量に並ぶ

日本海のキングオブ海鮮と言えば、カニですよね。とにかくカニに目がない!いつでもカニを食べまくりたい!という人におすすめなのが、日本海有数のカニ直売所「マリンドリーム能生(のう)」です。

ここにはベニズワイガニの専門店街「かにや横丁」があり、地元・能生の漁師さんが出店する販売店が軒を連ねています。
▲店名には船名をあらわす「丸」の文字が踊り、看板は漁船をイメージさせる暖簾が並ぶ

お店に立つのは、漁師の奥さんたち。とっても迫力のある声で一生懸命に呼び込み合戦を展開しています。カニの足をまるごと1本試食させてくれたり、「殻の厚いカニは身が詰まっていて美味しいよ!」というような美味しいカニの見分け方も教えてもらえますよ。
さすがは漁師直営!どの店舗で買っても、これだけの量でおよそ3,000円(税込※取材時の価格)程度と、とにかくリーズナブル。お財布を気にせずカニを食べまくりたい!という人は絶対に足を運ぶべきスポットです。

しかも「かにや横丁」で食べられるベニズワイガニは、一年中、水温が0度前後というほとんど変化のない環境で暮らしているため、はっきりとした旬がありません。逆に言えば1~2月末の禁漁期間を除き、いつでもほぼ同じ金額で同じ品質のものを食べられるというから嬉しい限り!

「あっ!死ぬほどカニが食べたい!」と思い立ったタイミングで食べに行けるのがいいですよね。

4.素朴な美味しさにハマる!「笹団子」

▲昔は新潟の一般家庭でも作られていた「笹団子」。最近ではなかなか自家製を目にすることはなくなった

新潟県の定番土産の一つ「笹団子」。
笹団子とは、よもぎの団子生地であんこを包み笹で巻いた郷土菓子。お店によってはきんぴらや味噌餡など、あんこ以外のものを包むこともあります。
▲年間20万人もの観光客が訪れる「江口だんご本店」

絶品の笹団子を購入したいなら、JR長岡駅から車で20分ほどの場所にある「江口だんご本店」がおすすめ。1902(明治35)年創業の老舗で、良質な国産米とよもぎの柔らかな新芽の部分のみを使った、こだわりの笹団子を提供しています。

笹の香りが馴染んだ団子を口に頬張れば、むっちりとした弾力の中から優しい甘さのあんこが……。普段甘いものが苦手の人でも、難なく食べられる逸品です。
▲小学校高学年から体験できる笹団子作り

しかも、こちらの江口だんご本店では、土・日曜・祝日に笹団子作りを体験することができるんです!せっかくならぜひ体験しておきたいところですよね。

新潟県産のよもぎを使った生地と北海道の小豆を炊いた粒あん、そして新潟の笹を使用し、家族やグループで楽しみながら本格的な笹団子を作ることができますよ。

蒸しあがりホヤホヤの笹団子をいただきながら、体験中の話をすれば盛り上がること間違いなしです。

5.ごっついヴィジュアルとは裏腹のさっぱり味「背脂ラーメン」

▲麺が見えないほど背脂が乗っている「背脂ラーメン」。写真は背脂ラーメンの発案者直系のお店「杭州飯店」のもの

ものづくりの町として知られる新潟県燕(つばめ)市で、力仕事の職人たちから愛され続けてきた「背脂ラーメン」。豚骨と煮干しをメインに作られたスープに、白い背脂がこれでもかと降りかかったヴィジュアルが話題を呼び、にわかに注目を浴びています。
豚ロース肉の上側にある背脂を、煮干しの出汁が効いた豚骨スープに加えて作る、いかにも“こってり”した見た目のラーメンですが、油っぽさはほとんど感じず、思ったよりもあっさりとした印象。むしろ、背脂が入っているからか、案外まろやかな味わいです。
▲燕市の有名店「福来亭 白山町店(はくさんまちてん)」のメンマチャーシューメン

麺の太さや背脂の量は店舗によってさまざま。濃い味のスープをまろやかにしてくれる生玉ねぎを乗せるお店や、濃口醤油を使わない塩味タイプのものなどバリエーションも豊かです。

旅行中のランチ、ディナー、夜食と何軒もはしごして、元祖の味から新進気鋭のお店まで、いろいろな味を楽しんでみてください。

6.味変を楽しむ「柏崎鯛茶漬け」

▲柏崎市の西部・笠島地区の沖に集まる「桜鯛」。鮮やかな桜色が美しい

新潟県の日本海側のほぼ中央に位置する柏崎市は、約42kmもの海岸線を有し、県内屈指の水揚げ量を誇る魚介の宝庫。中でも、入り組んだリアス海岸による日本海の荒波で揉まれた鯛は、姿形は大きくも身が締まっていることが特徴です。
▲鯛茶漬けに生の鯛を使用するお店も多数

そんな柏崎特産の鯛を贅沢に使ったご当地グルメが「柏崎鯛茶漬け」。今や柏崎を代表するご当地グルメですが、元々は2007年に起こった新潟県沖地震の復興の取り組みの一つとして生まれました。

基本のスタイルはご飯の上に鯛をのせ、出汁をかけた料理ですが、店舗によってアレンジ方法は様々。鯛の香り揚げや生の鯛、鯛のなめろうなど、鯛の調理法だけでもそれぞれ異なり、さらにご飯に鯛めしを採用しているところもあれば白飯を使うところなどもあります。

まずは鯛めしをそのまま食べて、半分ほど食べ進んだら薬味をのせ、出汁を注いでお茶漬けになど、お店ごとに色々なパターンの味変を楽しめるのも特徴です。
▲「グランプリ仕様」の柏崎鯛茶漬け(写真提供:一般社団法人 柏崎観光協会)

初めて柏崎を訪れる人におすすめなのが、2013年の「全国ご当地どんぶり選手権」でグランプリを受賞した「グランプリ仕様」と呼ばれる柏崎鯛茶漬け。鯛めしの上に鯛の香り揚げ、味噌やみりん、擦ったごまを加えた鯛のなめろう、いくら、岩のり、三つ葉をのせ、かつお出汁をかけた逸品で、原点とも呼べる味です。

「グランプリ仕様」をクリアしたら、お好みの味を求めて鯛茶漬けはしごの旅に繰り出すのもいいですね。

7.踊り食いでいただくのが通!「活南蛮海老」

▲例年11月から旬を迎える「南蛮海老」

正式名称を「ホッコクアカエビ」といい、全国的には「甘エビ」という名が一般的な「南蛮海老」。南蛮(赤唐辛子)のような鮮やかな赤色と形が特徴で、水揚げされたばかりの新鮮な状態だと水をまとって赤く輝くことから、新潟県内ではそう呼ばれています。その見た目は、まさに海の宝石といえる美しさ!
旬は、水温が下がる冬の時期。気温や天候に大きく左右されるので、年によってはなかなかお目にかかれないこともある、レアな食材でもあります。

そんなレアな南蛮海老ですが、特におすすめの食べ方は“踊り食い”。水揚げされたばかりでピチピチの南蛮海老を、生きたまま豪快にいただきます!
踊り食いの基本的な食べ方は、頭と殻などの食べにくいところを取り除いてから薬味を添えて醤油でいただくのが一般的。白く透き通って引き締まった身を頬張れば、強い甘みが口の中に広がります。
▲お店によっては取った頭や殻などを素揚げにして出してくれるところもある

踊り食いだからこそ味わえるプリプリの身は、一度食べたら病みつきになりますよ。寒い時期にしか食べられない海の宝石、一度は召し上がってみてください。

8.あんこう好きなら一度は食べたい「糸魚川の荒波あんこう」

▲糸魚川の七つの漁港で水揚げされる「荒波あんこう」

新潟県の西端に位置し、日本海に面している糸魚川(いといがわ)市。水深が深く、荒波が速度を緩めることなく沿岸部に押し寄せる富山湾に隣接し、眼前に豊かの漁場を抱えています。

そんな糸魚川で水揚げされるあんこうは、「キアンコウ」といって、その中でも10kgを超える大物は「荒波あんこう」と呼ばれ珍重されています。厳しい環境で育った荒波あんこうは、身が締まり、味わいが深くなるのだとか。
▲糸魚川駅前にある「居酒屋 源兵衛」のあんこう鍋(2名以上で要予約)

肉・肝・水袋(胃)・ぬの(卵巣)・えら・ひれ・皮と、硬い骨の部分以外はほとんどの部位を食べられるあんこう。糸魚川の荒波あんこうも、身を余すところなく楽しめる鍋にしていただくのがおすすめです。
▲「お食事処大瀬」のあんこう丼(2日前までに要予約)

市内にはあんこう鍋はもちろん、あんこうの刺身や唐揚げ、肝を乗せた丼で提供するお店など、名店がズラリ。冬の新潟を訪れたなら、糸魚川まで少し足を伸ばしてみませんか?

なお、毎年食べごろの1~3月には、刺身、唐揚げ、あん肝などの料理が存分に堪能できる「糸魚川荒波あんこうフェア」が開催されます。紫色ののぼりが立っている旅館や飲食店がフェアに参加しているので、絶品のあんこう料理を堪能したい人はこの時期を狙って旅行するのがおすすめですよ。

9.赤い!赤すぎる!見た目のインパクト大な「レッド焼きそば」

▲レッド焼きそば提供第一号店「お食事処みよしや」の「元祖レッド焼きそば」

江戸時代から続く歴史ある温泉地・妙高市赤倉温泉の名物「レッド焼きそば」。「赤倉」だけに「赤い焼きそばを作っちゃおう!」という、実にストレートな理由で2011年に誕生した新しいご当地グルメです。

「特製の赤いソース、米粉を使った麺を使うこと」という共通ルールの中で、提供各店舗がオリジナリティあふれる料理を展開しています。
▲ヴィヴィッドな赤色がまぶしい「カレーショップ真奈里」の「季節の野菜レッド焼きそば」。その見た目とは裏腹に甘みがある

赤さの秘密は、パプリカやトマトから抽出した赤い成分を凝縮して作った高原野菜ソースを麺自体にも練りこんでいるから。さらに、新潟県産のお米を使用した米粉を30%配合しているため、非常にモチモチの食感を楽しめます。

この特製ソースと麺さえ使えば、あとは各提供店舗の自由。各々が味付けと具材でオリジナリティを出しているので、中には真っ赤な見た目とは裏腹に、とてもマイルドで甘みのあるレッド焼きそばを提供しているお店もあるほど。
▲「食堂こやま」の「越後もち豚大辛レッド焼きそば」の辛さは期待通り

もちろん、見た目通りの激辛味を売りにしているお店もあるので、食べ比べのし甲斐があるご当地グルメと言えます。ウインターアクティビティの聖地でもある赤倉温泉。スキー・スノボで訪れる機会があれば、ランチなどで是非その味を食べ比べてみてください。

10.ぷるんとした大ぶりの身で濃厚な旨み!「笹川流れの岩牡蠣」

南北に長い海岸線を誇る新潟県には、有名な牡蠣の産地が点在しています。なかでも粒が大ぶりで濃厚だと評判なのが、新潟県の最北端にある「笹川流れ」付近で獲れる岩牡蠣です。

笹川流れとは日本海の荒波の浸食によりできた奇岩、岩礁や洞窟が11kmにわたって連なる景勝地。そこで育つ岩牡蠣は、身が大きく、味が濃厚になるのです。
その理由は……。
▲笹川流れの「岩牡蠣」は、一般に出回る牡蠣よりも苦味などのクセが少ない

笹川流れを含む村上市の山北地域は、朝日連峰を中心に山が多いエリア。冬には雪が降り積もり、春になると山にしみ込んだ雪解け水が海へと注ぎ込みます。そのミネラル豊富な水を吸い込み、岩場が多い笹川流れに生息することで、岩牡蠣はより大きく育ちます。
牡蠣フライや焼き牡蠣、蒸し牡蠣など多くの調理方法がありますが、6~8月の旬の時期に笹川流れの岩牡蠣を美味しくいただくなら、やはり生で食べるのが一番!

ひと噛みすると、じゅわ~っと濃厚なエキスが口いっぱいに広がり、噛めば噛むほど、どんどんとエキスが溢れてきて、口の中に収めるのが大変なほど!ここまで濃厚でクリーミーな岩牡蠣、初めて食べた人は必ずや強烈な印象を持つことでしょう。
▲日本海の荒波が形づくった「笹川流れ」。新潟県内屈指の景勝地として知られる

夏にしか食べられない笹川流れの岩牡蠣。地元の老舗店や道の駅などでいただくことができるので、観光に訪れた際はぜひ堪能してみてください。
新潟県に行くなら絶対に食べておきたいご当地グルメ10選、いかがでしたか?海と山に囲まれた新潟県は一年を通しておいしい食材がわんさかありますよ。東京駅から新潟駅までは、上越新幹線でたったの約2時間とアクセスも◎。思い立ったらパッと電車に飛び乗って、優雅なグルメ旅行に出かけてみませんか?
ぐるたび編集部

ぐるたび編集部

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