「華厳の滝」は見る場所や季節で七変化!中禅寺湖の水が一気に落下する姿は大迫力!

2018.11.29 更新

四十八滝といわれるほど滝が多い栃木県日光市で、最も有名なのが「華厳の滝」。男体山の麓、「日光国立公園」内にある中禅寺湖の湖水が高さ97mもの岸壁を一気に落下します。日本三名瀑の一つにも挙げられる、その魅力と迫力にぐぐっと迫ります!

滝を見に行くまでも絶景!標高差440mの景色を楽しめる「いろは坂」

華厳の滝へ行くには、JR・東武日光駅がある日光市街地から車かバスで市街地と中禅寺湖・奥日光を結ぶ観光道路「いろは坂」を経由します(バスの場合、東武バスで各バス停~中禅寺温泉下車徒歩約5分、乗車時間:約40分、運賃:1,150円・税込)。

ということは、道中ではもれなく車窓からの素晴らしい景色が堪能できます(笑)。
華厳の滝へ向かうのは20カーブある上り専用の「第二いろは坂」。下り専用の「第一いろは坂」と合わせると48カ所の急カーブがあることから、カーブごとに「い」「ろ」「は」の看板が表示される急坂が続きます。
▲特に秋の紅葉シーズンは大絶景!ここを目当てにたくさんの人が訪れます

まずは「明智平」から中禅寺湖&華厳の滝の大パノラマを堪能

見る場所によってもさまざまな姿を見せてくれる華厳の滝。第二いろは坂の終点近くにある「明智平(あけちだいら)」も絶景スポットの一つです。ロープウェイ(往復大人730円、子供370円※ともに税込)に乗り3分で到着する「明智平展望台」からは……。
▲こんな絶景が!正面が中禅寺湖、手前が華厳の滝。湖水が落ち滝となっている様子が見えるのはここだけ!

滝の下方に見える白い建物はもしや観瀑台……。あんなに近くで見られるとは!はやる気持ちを抑えることができず、先を急ぎます。

いろは坂を上り切ると、そこが滝の位置する奥日光!

明智平を後にし、トンネルを抜けるとそこは奥日光。このエリアには華厳の滝のほか、男体山の麓に広がる日本有数の湿原「戦場ヶ原」や、華厳の滝の水源「中禅寺湖」など、日光を代表する観光スポットが点在します。
▲湿原を囲むように整備された自然研究路から、四季折々自生する100種類以上もの植物が楽しめる「戦場ヶ原」
▲水面の海抜高度1,296m、「天空の湖」といわれる「中禅寺湖」。秋の紅葉シーズンには遊覧船からの景色がとにかく素晴らしい!

年間を通じて気温が上がりにくいこの辺りは「関東の冷蔵庫」と呼ばれるほど。冬はしっかりと防寒対策を、夏でも羽織があると安心ですよ~。

行きやすさ抜群!山道や遊歩道を歩かずに見ることができる近さが◎

いろは坂を降りて右折するとすぐに華厳の滝に到着!車の場合、滝に隣接している「華厳の滝第一/第二駐車場」(各普通車1回310円、二輪車100円※ともに税込)に駐車し、そこから滝までは徒歩3分ほどという近さ!
▲駐車場から観瀑台まではもうすぐ!すでに滝の音が聞こえてきているような……

いよいよ滝とのご対面!まずは上から全体を拝む

二カ所の観瀑台がある華厳の滝。「ゴゴゴ……」という音に引き寄せられ、まずは駐車場からすぐ、「華厳滝エレベーター」乗り場の横にある無料の観瀑台へと向かいます。
▲崖にせり出すような二階建ての観瀑台。人々の目線の先には滝が……

お待たせしました!じゃ~ん!!ここからはこのように、滝の全体像を見下ろすように眺めることができます。木々に囲まれているので新緑や紅葉など、季節ごとに変わる周りの景色と共に楽しめますよ。
▲一つ目の観瀑台から見た様子。目の前に広がる壮大で雄大な景色はまるで絵画のよう……

落下するのは中禅寺湖の湖水。湖尻から滝まで流れる200mほどの川は「大尻川」と呼ばれていて、日光でも特に短い川の一つとされています。
▲滝上部を流れる「大尻川」。ここから落下する水量は毎秒2~3t、大雨などの影響で過去には毎秒100tもの水量が流れ落ちたとか!

もっと近くで見たい!いよいよ滝つぼにある観瀑台へ!

見下ろした後は見上げたい!ということで、さらに滝を近くで見ることができる観瀑台がある滝つぼへと向かいます!
滝つぼへは「華厳滝エレベーター」でしか行くことができません。岩盤をくり抜いて作られた二基のエレベーター(定員各30人)で滝つぼのある約100m下までおよそ1分で下ります。営業時間内(8:00~17:00、12~2月は9:00~16:30)は随時運行しているので、並んでいてもすぐに乗車できますよ。
▲華厳滝エレベーターの入り口。ここから一気に滝つぼへワープ!!
▲どこかレトロで可愛らしいエレベーターの昇降券(中学生以上550円、小学生330円※ともに税込)。係員の人がかつての駅の改札のようにハサミを入れてくれます

岩盤の中を通るエレベーター内は、目の前に滝があることを感じさせないほどの静寂に包まれていました。

いよいよ扉が開き観瀑台へとつながる通路に到着!そこからさらに歩いていくと……

見上げたもんだよ華厳の滝!「半端ない」大迫力!!

▲滝の正面、滝つぼにある観瀑台。目の前には高さ97m、滝幅7mもの大瀑布!3フロアに分かれていて、各フロアで違った景色を見ることができます

見上げたその大きさ、迫力、そして轟音(ごうおん)……。時が経つのも忘れ、ただただ目と耳、そして心を奪われます。
一説では太古の華厳の滝は800mほど下流にあったのだそう。長い年月をかけ後退して現在の姿になったとも言われています。
▲この日の落水量は毎秒2t。深さ4~5mもある滝つぼ周辺では、辺りがぼやけるほどの水しぶきが!

滝の素晴らしさをより引き立てる役者たち

華厳の滝の美しさは、落下する様だけではありません。滝を正面に見て右側の壁は「柱状節理(ちゅうじょうせつり)」と呼ばれる奇岩の壁となっていて、滝に趣と迫力を添えています。
▲こちらに迫ってくるような右壁に注目!
▲溶岩がゆっくり冷えて固まる時にできる、多角形の巨大で規則的な柱状が見られます

さらによくよく見ると、滝の中段より流れるすだれ状の滝にお気づきでしょうか?こちらは「十二滝」と呼ばれていて、華厳の滝とは別の滝なんですよ。
▲十二滝は幅100m、落差30m、岩壁の割れ目から流れ出る潜流瀑(せんりゅうばく)。この滝の前に虹がよくかかるという

日によっては、崖を好む「ニホンカモシカ」がひょっこり姿を現すこともあるとか!好奇心が強いので、もしかしたら観瀑台にいる私たちをじっと見つめていることもあるかもしれませんね♪

オフシーズンはなし!四季折々様々な姿を見せてくれます

一度行っただけでは華厳の滝の魅力は語り尽くせません。四季折々それぞれ違った表情を見ることができます。
▲5月にはさわやかな新緑に囲まれます
▲紅葉シーズンには鮮やかに彩られた木々と共に
▲1~2月には十二滝が氷瀑化しブルーアイスに彩られる

個性的すぎる限定土産も外せない♪

滝つぼから見る大迫力の滝を存分に堪能し、ふと振り返るとそこには「華厳みやげ」の看板が。
滝つぼにある観瀑台にはお土産店があり、ここでしか買えないものがたくさんあるんです!
▲滝に“近すぎる”!?観瀑台の真ん中のフロアにあるお土産屋さん

さっそく店内に入ると、所狭しと並ぶ華厳グッズが!雑貨から食べ物まで、目移りするほどの品ぞろえです!
▲“限定”の文字についつい引き寄せられちゃいます

さて、どんなお土産があるのが早速チェック開始♪
▲最近、海外の人たちに人気だというマグネット(450円~・税込)も豊富
▲手ぬぐい(1,100円・税込)&タオルハンカチ(750円・税込)はここの観瀑台で浴びる水しぶき対策にすぐにでも使いたい!
▲滝&紅葉の鮮やかな色が目を引くオリジナル靴下(520円・税込)

さらに下のフロアにもお土産店が。同じフロアには懐かしいあの機械を発見!
▲観光地と言ったらこの「記念メダル」!華厳の滝が彫刻されています(メダル500円・税込)

買うべきか、買わざる(猿)べきか……どうしても気になるネーミングのお土産を発見!

▲本物は見たことがないので、なおさら気になる……

店頭にずらりと並ぶこちらの商品。「人気ナンバー1!当店オリジナル!!」……この言葉が「よし!買ってみようじゃないか」とその気にさせる「猿のフン」(左、260円・税込)。味はチョコ風味……だそう。
▲姉妹商品!?仲良く並ぶ「猿のケツドロップス」(360円・税込)は人気ナンバー2!!

「本商品はジョーク商品です。ご理解いただける方のみお買い求めください。またお土産としてご活用される場合は、お渡しする方のお気持ちにも十分ご配慮いただきますようお願い申し上げます」

パッケージの裏に書かれている素晴らしい気遣いに心打たれ、自分に「猿のフン」を購入することにしました。

帰宅後、期待と不安(?)を胸に実食。口にしたそれは、キャンディーでもなく、クッキーでもなく……思った以上に口どけが良く美味しかったです~!
▲名は体を表す(のか!?)、名は味を……表さなかったのでご安心を(笑)

まだまだ帰れない!気になるゆるキャラ、看板に誘われてグルメも楽しむ♪

お土産もゲットして、大満足でエレベーターで地上に戻ってくると、小腹が減った筆者を誘うかのようにたくさんのグルメのお店が……。
▲エレベーターを降り外へ出れば、雄大な男体山、そして現地グルメがたくさん!

すぐ目の前にシュールなキャラクターを発見!「ゆばカっちゃん」??
▲ゆばカっちゃん(左)は手を広げて皆を待っているかのよう(笑)つぶらな瞳の「ゆばコロ」君(右)も!

「ウエルカム」ポーズが気になりお店をのぞくと、どうやら「ゆばカツ」というグルメがあるのだそう。日光名物の湯波(ゆば)の新たな楽しみ方!もちろん気になり早速行列に並びます~!

待つこと数分、スティック状の揚げたてほくほくのゆばカツがいよいよこの手に~!!
▲これがゆばカツ(350円・税込)。「塩か醤油で食べてね~」と言われたので、醤油をたら~り

カツといえどもお肉は入ってなくて100%ゆば!オンリーユバ!!ゆばのプルプル感が手に持つだけで伝わってきます!
▲半分にしてみると、こぼれんばかりのゆばが出てきました!

サクッとした衣とプルっとした食感のゆばのハーモニー、香ばしさとほんのりした甘さが絶妙~!揚げ方もきっと、熟練の技が必要なのでしょうね……。
続いて気になったのが「華厳だんご」の看板。「花より団子」の筆者、今日は滝も団子も楽しんじゃいたい気分~!
▲滝の音が聞こえる場所にある華厳だんごの売店

こちらの団子はうるち米100%ということで、もっちもちだと評判!食べる前から1本で足りるか不安になりますが、とりあえず1本注文~!
▲注文を受けてから焼いてくれるスタイル

焼きあがったらみたらしをたっぷり付けてもらい完成です!
▲滝を背景に輝く「華厳だんご」(1本150円・税込)

一口食べると、そのもっちり感とみたらしの甘じょっぱさ、そしてほんのり焦げ目の香ばしさが口いっぱいに広がります!
そのおいしさに魅せられ、やはり1本では足りませんでした(笑)。
訪れるたび、まだ出会っていない景色にきっと出会える華厳の滝。いつでもありのままの姿で迎えてくれる雄大な滝と、訪れる人たちの心をもてなす個性的なお土産やグルメが、心と体をほぐすべく待っていますよ。
yuka

yuka

栃木が大好きで、大学卒業まで県内を出たことのない「栃木箱入り娘」。地元の魅力を知ってもらうべく県内の出版社、テレビ局、新聞社などに勤務。好きなことは直売所&日帰り温泉巡り。おいしい野菜と気持ちいい温泉のためならどこまでも行く。モットーは「思い立ったら即日!」

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