広島駅からすぐ!「エキニシ」の飲食店は楽しすぎて絶対にハシゴしてしまうレベル!

2018.12.14 更新

広島で半世紀以上も暮らしている筆者もビックリ。JR広島駅の西側にあるエリアが「エキニシ」と呼ばれ、最近はイケてる飲食店街に生まれ変わっていたとは!以前から存在は知っていたものの、久しぶりに訪れてみると雰囲気が大変貌していました。思わずハシゴしたおすすめの3軒をご紹介します!

広島駅を出たら徒歩3分という好立地!

「エキニシ」があるのは、広島市南区大須賀(おおすが)町。方角で言うと広島駅の西側にあたることから「エキニシ」と呼ばれています。
▲広島駅南口。いわゆる正面玄関口としての顔を持つ。北側は新幹線口

広島駅の周辺では再開発が進んでいて、正面や東側には高層の複合商業施設やデパートなどが建ち並び、ここ数年でずいぶん町並みが変わりました。ちなみに、新幹線口がある北側も「エキキタ」と呼ばれ、再開発が進行中です。
▲再開発で複合商業ビル群が建ち並び、都市化が進む広島駅前

で、今回訪れたエキニシはというと、再開発から取り残されたかのように、数年前まではおじさん達が通うディープな場所でした。
というのも、広島で大きな歓楽街といえば「流川(ながれかわ)」で、広島駅からは路面電車で10分ほどの場所。今でこそ広島駅周辺は再開発で賑わってきましたが、それまでは古い店ばかりで、わざわざ行くほどの場所ではなかったんです。
が、なぜ今、変貌しているのかについては後ほど紹介するとして、まずはエキニシへの行き方をご説明しましょう。
▲広島駅の南口を出たらすぐ右へ
▲「広島東郵便局」の前を通り過ぎて
▲大きな通りに沿って進むと立体交差する道路が見えて
▲高架の下をくぐってすぐ右に曲がると

こんな感じの、ちょっと寂れた感じの町並みになります。ここまで広島駅の南口から徒歩3分ほど。ね、ディープで近寄りがたい雰囲気でしょ。ところが、この路地を一歩入ると……!
▲5本の路地に飲食店が密集し、ざっと見渡しただけでも50軒以上!

数年前を知る人間にとっては驚きの変わりようですが、今でもまだ発展中とのこと。実は、この後に紹介するお店で聞いたんですが、広島駅周辺の再開発が始まって立ち退きになった飲食店などが移転してきて、さらに若い人たちも店を出すようになって2014年頃から町が変わり始めたとのこと。
▲飲食店以外にも個性的な若者カルチャーを発信するお店がいっぱい

バーやカフェ、居酒屋、赤提灯など様々なジャンルの飲食店が軒を並べるかたわら、古着や雑貨などのお店もありました。
▲最近では一人で訪れる女性客も増えている

昭和を感じさせるレトロな雰囲気と、古民家をリノベーションしたおしゃれなお店が融合して、女性だけで来ても楽しめそうですね。

ビール好きにはたまらない!【SUNNY DAY BEER】

まずは軽く一杯ひっかけようと思って見つけたのがここ「SUNNY DAY BEER(サニー デイ ビール)」。
▲18時頃に訪れると、既に楽しそうな店内。雰囲気が外にまで伝わってくる
▲12席のL字カウンター

まだ宵の口なのに、カウンターはほぼ満席状態。4種のオリジナルクラフトビールと世界各国の瓶ビール約30種類が揃っていて、フードメニューも豊富そうです。
▲店長の山本さん(右)と、スタッフの宮本さん

カウンターにはビールに合うアラカルトが並び、ジャンルも和洋中と様々。
▲ドラフトビールは季節に合わせて変える

サーバーで飲めるクラフトビールは2種類。この日はIPA(インディア・ペールエール)の「スマッシュ」と「オイスタースタウト」(ともに税込810円)があったので、悩んだ末に「スマッシュ」をオーダー。
▲爽快感がある「スマッシュ」

フルーティな香りと苦みで、キレ味が良く喉ごし爽やか。ゴクッ、ゴクッ、突き抜ける爽快感がたまらんなぁ~!
▲名物の「エキニシ唐揚げ」(1個税込356円)

ほとんどの人が注文するという名物「エキニシ唐揚げ」。
▲カラッと揚げて、中はしっとり

5種類のスパイスで味付けしたムネ肉をひと晩寝かせて、低温と高温の2度揚げ。脂の少ないムネ肉でもしっとりジューシーで、ビールのおつまみには最高。テイクアウトもできるので、まとめ買いして帰る人も多いそうです。
▲「タコとアボカドのわさび醤油和え」(税込810円)

こちらも人気のメニュー。ピンクペッパーがトッピングされ、ピリッとしたわさび醤油とオリーブオイルのまろやかさが絶妙で、アボカドのコクのある味わいも言うことなし。ん~~、ビールがすすむ!
▲2階はテーブル席でグループ旅行でも使える

2階はグループやパーティーで使えるテーブル席。ビール以外にサワーやワイン、日本酒などもあるので、仲間とワイワイ楽しむにはピッタリの店です。

和モダンの多彩な空間【バルタン本店】

こじんまりとした店が多いエキニシで、ゆったりと落ち着いて料理やお酒を愉しめるのが「バルタン本店」。
▲45人が入れるという店の広さは、エキニシで最大クラス

2軒の古民家をつなげてリノベーションした店内は1階がカウンターとハイテーブル。2階にはテーブルと隠れ座敷のような空間もあります。女性一人でも入りやすく、常連さんともすぐに仲よくなれそうな雰囲気です。
▲店に入るとすぐにカウンター
▲奥にはもう一つカウンターとハイテーブル
▲2階のテーブル席
▲個室風になった2階の座敷
▲日本酒や焼酎、果実酒、ワインなどドリンクは180種以上

地酒をはじめ、ドリンクはすべて国産。料理は地元・広島の契約農家から直送される野菜に鳥取県や島根県の魚介、そして島根県の「石見(いわみ)ポーク」などのブランド肉を使った和食がメインです。
▲店長の反田(そりた)さん(右)とスタッフの大本さん

「食材の旬と鮮度にはこだわっています」と反田さん。雰囲気重視のお店かと思いきや、こりゃ、期待できそうですね~。
▲左から「レモンサワー」「説明不要のもつ煮込み」、右上にあるのが「わさび菜クリームチーズ」(各税込626円)

豊富なドリンクの中で一番人気なのが広島レモンを使ったレモンサワー、通称「バルレモ」。広島レモンの爽やかな香りや味わいをダイレクトに愉しめます。
▲もつ煮込みは石見ポークを使用

どんなドリンクにも合うのが、このもつ煮込み。何しろ「説明不要」というくらいの看板メニューで、昆布のダシだけで煮込んだあっさり味は、女性にもたいへん好評です。
▲わさび菜とクリームチーズを海苔で手巻きに

広島市の西隣にある廿日市(はつかいち)市はわさびの栽培が盛んで、「わさび菜クリームチーズ」はそのわさび菜とクリームチーズを牡蠣醤油の味付け海苔で手巻きにして味わう逸品。ツーンとした辛みにクリームチーズのまろやかさと牡蠣醤油の旨みが一体となって、クセになる美味しさです。
▲開放感のある吹き抜けが印象的

居心地のいい空間はカップル旅行にもおすすめ。スタッフもフレンドリーなので、1人で入っても楽しく過ごせます。すぐ近くに姉妹店でタイ料理の「バルタン食堂」もありますよ。

あっ、ところで「バルタン」って店名の由来が気になりますよね。店長によると「オーナーの学生時代のニックネームがバルタン星人だったから」とのこと。何となく予想はしてましたが、どんな人なのか気になるぅ~。

鮮度抜群のジビエを炭火焼きで!【焼ジビエ 罠 狩場】

エキニシは幅約50m、奥行き約100mの長方形のエリア。そのど真ん中にあるのが「焼ジビエ 罠 狩場(わな かりば)」です。
▲角地でひときわ目立つ外観

「旨味があって高タンパクなのに低カロリー」と最近は若い女性からも注目されるジビエ肉。とはいえ、専門店となると数は少なく、広島でも希少な存在です。こんな店まであるとは、エキニシの懐の深さに驚くばかり。
▲1階はL字カウンターとテーブルで14席
▲2階はテーブル席のみで、予約を入れておけば最大25人の宴会も可能
▲これぞジビエ専門店。店内には鹿や猪などの剥製が!
▲店長の児玉さん(右)とスタッフの柴崎さん

ジビエ料理にもいろいろありますが、大雑把に言えば、ここは焼肉屋さんです。全国から鹿や猪、キジなどを仕入れ、オーダーが入ると大きな肉のブロックから1枚ずつ切り出すのがこの店のこだわり。牛や豚もありますが、せっかくのジビエ専門店なんだからと、注文したのはこれ。
▲「罠コースA」(税込1人前2,484円)。手前から猪、鹿、ウズラ。ビールの奥がキジ ※注文は2人前から/写真は2人前

鹿の3点盛り、猪の3点盛り、キジの2点盛り、ウズラに鹿ユッケと鹿の塊肉も付いて、肉の部位はそれぞれ店内に貼り出してある「本日の部位表」から選ぶことができます。迷ったときや初めてジビエを食べる人は、いろいろと食べ比べができるので絶対にこれがおすすめ!
▲七輪で炭火の焼肉ぅ〜〜♪

やっぱり、自分で焼くのってテンション上がりますよね。この店ではカットしたお肉に香辛料をふって、オリーブオイルに絡めて軽く下味をつけています。
▲鹿のバラ肉。ちょっと焼きすぎたかも……

食べ方は基本的に塩。どのお肉も臭みはまったくなく、素直に旨いっ!馴染みがないからと敬遠している人は人生損してますよ。
▲猪のモモ肉。食べるほどに体にパワーがみなぎる……気がする

野生の鹿や猪の肉と聞くと固そうなイメージもあるかと思いますが、実際に食べてみると牛や豚とあまり変わりません。それどころか、嬉しいことに鉄分やビタミンBが豊富で、栄養価もバッチリ。脂肪分も少ないので「焼肉をがっつり食べたいけどカロリーが……」と気にしている女性には、最適なスタミナフーズです。
レトロとかおしゃれとか、一言では語れない魅力があるエキニシ。広島駅の周辺で飲食店をお探しなら、ぜひ一度は行ってもらいたいエリアです。きっと楽しい広島の夜を満喫できますよ。
廣段武

廣段武

企画から取材、撮影、製作、編集までこなすフリーランス集団「エディトリアルワークス」主宰。グルメレポートの翌日に大学病院の最先端治療を取材する振り幅の大きさと「NO!」と言わ(え?)ないフレキシブルな対応力に定評。広島を拠点に山陽・山陰・四国をフィールドとして東奔西走。クラシックカメラを語ると熱い。

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