神戸のおすすめモーニング3選。異国情緒あふれる街で優雅な朝を!

2019.02.06 更新

港町・神戸は多くの外国人が住む、異国情緒あふれるおしゃれな街です。おいしいパンを販売する店も多く、わざわざ遠方から買いに訪れる人も。そんな神戸ですてきなモーニングを味わってみませんか。今回は神戸らしい人気のモーニングがいただける3店をご紹介します。

▲「世界一の朝食」といわれる朝食メニュー

ずらりと並ぶパンがうれしい!「コム・シノワ ブランジェリー・パティスリー・カフェ」

最初に向かったのは、神戸市営地下鉄海岸線の三宮・花時計前駅3番出口すぐ、三宮ビル南館地下にある「コム・シノワ ブランジェリー・パティスリー・カフェ」。そのおいしさにひかれてパンを求める人がひっきりなしに出入りする、神戸のベーカリーを代表するお店です。
▲ガラス窓ごしにパンが並んでいるのが見えます
▲横に広い店内。入口付近の棚やテーブルにパンが所狭しと並びます

店頭には1日50~60種類ほどのパンが並びます。定番のハード系パン、ウインナーや野菜を使った惣菜パンはもちろん、リンゴやミカンなど旬のフルーツを使ったデニッシュ、焼き菓子やケーキなどのスイーツ類、コンフィチュールなども豊富にそろいます。
▲店内に入った途端に、目に飛び込んでくる色とりどりのデニッシュ。まるでパンの花畑のよう

1983(昭和58)年にフランス料理店から始まった歴史をもつコム・シノワ。フレンチ料理人の荘司 索(しょうじ さく)氏が生み出す数々のパンは、そのオリジナリティあふれる品ぞろえと種類の豊富さで人気を呼んでいます。
▲8時にオープンしますが、もっとも多くの種類のパンが並ぶ時間帯は12~13時頃だそう

旬のフルーツなどの食材を使ったパンは季節ごとにラインナップが変わるそう。訪れるたびにどんなパンに出会えるのか楽しみになりますね。

店の奥にあるカフェで、焼きたてのパンを朝食にいただく

店の奥には「オネスト カフェ」が併設されています。こちらでは8時~17時(L.O.)の間、購入したパンやケーキをドリンクとともにイートインできます。
特に8時~11時半は、お水やおしぼりのサービスがセルフの代わりにドリンクの価格が少し抑え目に設定されています。神戸観光前の朝食に利用するのにぴったりですね。
▲カウンター席を入れて30席ほどあるカフェは、木のぬくもりが感じられるアットホームな雰囲気

さっそく、オススメの定番クロワッサン2種類を注文してみました。
ドリンクは、コーヒーや紅茶、ハーブティーにジュースなどの中からホットコーヒー(486円)をチョイス。
▲超人気の2品!「クロワッサン サク」(右)と「クロワッサン モンスティル」(左)※ともに195円

「クロワッサン サク」は表面に仕上げ用の卵黄を塗っておらず、卵アレルギーのある人も安心して食べられます。厚めの4層生地のしっかりした噛みごたえと、じゅわっと滲み出るバターがたまりません。一方の「クロワッサン モンスティル」は、9層に折りたたまれた生地の薄く細かい層がとても軽い歯ざわり。意外にあっさりした味わいで、サクサクといくらでも食べられちゃいます。

もう1品、おすすめの「そんなバナナ」も食べてみましょう。もちもちとしたブリエ生地の中にマスカルポーネチーズとバナナがごろっと入っていて、温めるとさらにおいしいと評判。外はカリッ、中は甘くてトロッとしたバナナの食感が楽しい逸品です!
▲手前のお皿にのっているのが「そんなバナナ」(270円)。表面にはグラノーラがまぶされている
▲カフェ内にあるトースターはセルフサービス。温める時間の目安は、焦げやすいクロワッサンが1分程度。他のパンは1~2分程度で

オネストカフェでは、11時半~ランチメニューもいただくことができます。ローストビーフなどのお肉やパスタ、パニーニやハンバーガーなどのサンドイッチ類など、荘司シェフによるカジュアルなフランス料理をぜひ味わってみてください。

なお、人気のパンはあっという間に売り切れてしまうので、欲しいパンがあれば電話で取り置きをお願いすることも可能です。朝お店に寄ってパンを取り置きしてもらい、神戸観光をした後に受け取ることも。これならお目当てのパンをゲットできますね。

外国人ビジネスマンが通う、コーヒーとパンがおいしい「ラウンド ポイント カフェ」

続いてご紹介するのは、神戸市営地下鉄海岸線・みなと元町駅の西口から南へ徒歩約1分。神戸ポートタワーに近いビル街にある「ラウンド ポイント カフェ」です。
▲白と黒、濃い茶色の木目が清潔感のある入口

「外国のように、早朝からコーヒーの香りが漂うカフェをやりたかった」と話すのは、オーナーの梅谷周平さん。こちらのお店には、平日7時のオープンに合わせ毎朝訪れる常連さんや、近所で働く外国人も朝食をとりに通ってくるとか。
▲マスコットのフクロウは知恵の象徴。人々の会話からアイデアが湧き出る、海外のサロンのような場所にしたいというオーナーの願いから

奥に広い店内は、まるで京町家のようです。
▲カウンターで、先にフードやドリンクを注文します。テーブル席は1階奥と2階にあります
▲2階は20人ほどが座れる、ゆったりとしたスペース

こちらで人気の朝食メニューは5種類あるホットサンドイッチ。そのなかから、オススメの「Sloppy Joe(スロッピー・ジョー)」をいただいてみました。少し甘めのミートソースとチーズをサンドしてあり、タマネギのほどよい甘みとひき肉の食感がたまりません。この味、好きな人が多いはず!ペロリと平らげてしまいました。
▲「Sloppy Joe」(450円)は米国アイオワ州の郷土料理なのだそう。名前がなんとも個性的ですね

他にも「エッグ&チーズサンド」(300円)、「ハニーハムチーズサンド」(350円)、「マシュマロピーナッツバター」(400円)、「キノコとベーコン&チーズ」(450円)など食べ応えのある食事メニューがそろっています。

その他にも「週替わりの自家製スコーン」(230円~)や「自家製NYチーズケーキ」(450円)、焼き菓子などもいただくことができますよ。
▲「シナモンロール」(380円)も手作りです

梅谷さんは世界数十カ国を旅し、100以上のコーヒーショップやカフェを巡って理想のカフェのあり方を模索してきたそう。その経験を生かし、現在はアフリカや中米、東南アジアなど約9カ国のコーヒー豆を取り扱っています。

ここでお得な情報をご紹介。人気のカフェラテ、カフェアメリカーノ、カプチーノ、各種コーヒーのSサイズを7時~10時の間に注文すると、モーニングプライスとして一律300円に。通常価格より70~90円も安くいただけます。
▲ラテには、得意のラテアートをデザイン

店内にはレコードを使った柔らかいBGMが流れます。「有線ではなくレコードで音楽を楽しんでもらっています。JAZZやR&Bなど幅広いジャンルの音楽を、とても心地よく聴くことができます」と梅谷さん。
▲旅行好きで世界中を旅した経験のあるオーナーゆかりの品々がディスプレイされています
▲フクロウのロゴの入ったオリジナルマグカップ(1,500円)も販売

旅行者にはうれしいWiFiと電源も完備。港町神戸ならではのインターナショナルな雰囲気が味わえる「ラウンドポイントカフェ」で、朝から贅沢な時間を過ごしませんか?

これが食べたいからここに泊まる!世界一の朝食「神戸北野ホテル」

最後は、JR三ノ宮駅または阪急・阪神電鉄の神戸三宮駅から北へ。ゆるやかな坂道「トアロード」を15分ほど上ったところにある「神戸北野ホテル」で、「世界一の朝食」と賞賛されたヨーロピアン・ブレックファーストを味わってみます。
▲宿泊施設付きのレストランというオーベルジュスタイルの神戸北野ホテル。客室は30室で、静かで落ち着いた時間を過ごすことができます

なぜ「世界一の朝食」といわれるのでしょう。それは、フランス料理界の重鎮ベルナール・ロワゾー氏が作り、フランスのスモール・ラグジュアリー・ホテルの協会より「世界一」と絶賛された朝食メニューを、ここ神戸北野ホテルで出しているから。同ホテルの総支配人で総料理長の山口浩さんは、かつてロワゾー氏のもとでフランス修業しており、ロワゾー氏が作った朝食メニューを出すことを公式に許されたのは山口さんだけといわれます。 

もちろん、そんな朝食メニューをいただけるのも世界ではここだけ。ホテルに宿泊しなくても、空きがあれば予約していただくことができます(6,500円、1カ月前から予約受付、1組最大4名まで)。
▲朝食はホテル内の「ダイニング イグレック」でいただきます。店内は吹き抜けの中庭のような空間。天候の良い時季は天井に張ったテントの幕を取り去り、空を眺められることも

さあ、いよいよ神戸北野ホテルの朝食とご対面です!
▲これらが一度に目の前に並びます!(写真のパンは2人分)

メニューは後列左から数種類のパン、生コンフィチュール、カフェ・オ・レ(コーヒーと牛乳)、中列にハム2種、飲むサラダ5種、バター3種、プルーン、ヨーグルト、ポトフ、半熟卵、前列にタピオカ・オ・レと季節のフルーツ。これらが一気にテーブルに並びます。目の前のカラフルな食卓に胸が躍る!パンやコーヒーの香りも鼻腔をくすぐり、もうたまりません!

半熟卵の隣には「エッグカッター」が置かれています。半熟卵の殻を割るためのアイテムです(上の写真はすでに割った後です)。
▲エッグカッターを卵にかぶせ、ボールを2度ほどコツン、コツンと落とします。その振動で殻に切り込みが入り、上部がパカッと外れます
▲遊び心あふれるエッグカッターで割った卵は、兵庫県の北丹波の健康な地鶏から産まれた濃厚な味。豊岡市で作られた「誕生の塩」をかけていただきます

ヨーロピアン・ブレックファーストは、生野菜のサラダがないのが一般的だそう。ロワゾー氏のメニューにも生野菜サラダはありませんでしたが、「やはりお野菜が食べたい」というお客様の希望に応え、「飲むサラダ」が登場しました。野菜やフルーツをふんだんに使った、酵素たっぷりのジュースです。
▲見ているだけで元気になりそうなビタミンカラーが効いた「飲むサラダ」。たとえば真ん中の赤いジュースには、紫キャベツやトマトなどが入っています

おすすめのいただき方をご紹介

焼きたてのクロワッサンやパン・オ・ショコラ、フィナンシェなどの種類がそろうパン類。ハード系のパンには、たっぷりのバターとシャンボンブランというハムをのせて食べるのがおすすめです。
▲トマト、パセリ、プレーンと3種類あるバターのうち、プレーンをチョイス。ハムの塩味がバターでまろやかに。歯ごたえのあるパンと一緒にしっかり味わえます

栗の花の蜂蜜や、季節のフルーツで作られた生コンフィチュールは、ぜひヨーグルトと合わせて食べてみましょう。
▲甘い蜂蜜やコンフィチュールと、少し酸味の強いヨーグルトを合わせて。最高の相性を考えた、ホテルオリジナルの味です

コーヒーと牛乳は、それぞれピッチャーで出されるので、ブラックでいただくもよし、自分好みの味のカフェ・オ・レでいただくもよし。牛乳は、兵庫県北部の丹波・但馬地方の乳牛から搾った低温殺菌牛乳です。
▲ホテルオリジナルの食器は、デザインにアルファベットの「BL」が隠れています。BLとは、ベルナール・ロワゾー氏の頭文字。リスペクトの気持ちが、さり気なく込められています

朝食目当てに宿泊する人も多い神戸北野ホテル。常連のお客様からも「いつまでも変わらないおいしさ」と定評があります。しかし山口さんは、ベルナール・ロワゾー氏から受け継いだ朝食メニューを、あえて少しずつ変えているそう。

「もちろん基本スタイルはそのまま。その中で、フランスから取り寄せていた食材を地元の旬で新鮮なものに変えたり、お客様の声や流行の味も取り入れています。食材や味には時代が反映されるため、ずっと同じものを使い続けていると、古いと感じられてしまうからです。その時その時で、いつもおいしいと言っていただけるよう、少しずつ進化させています」(山口さん)。

神戸北野ホテルの「世界一の朝食」のおいしさの秘密は、これだったのですね。
神戸らしさを満喫できるモーニング、いかがでしたか?神戸を訪れた際には、朝のすがすがしい空気とともにさまざまな味が楽しめる、こだわりあるモーニングを味わってみてはいかがでしょうか。

※記事中の価格表示はすべて税込です
國松珠実

國松珠実

大阪エリアの女性ライターズオフィス「おふぃす・ともとも」所属。人と話すのが好きで店舗や企業取材を得意とする。また旅行好きが高じて世界遺産検定1級を持っている。 編集/株式会社くらしさ

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