宮崎・青島温泉で海の絶景を堪能できる日帰り入浴施設3選

2019.03.24 更新

宮崎市の南東部に位置する青島エリアは、県内有数の人気観光地。橋を渡って行ける「青島」だけでなく、その対岸にある青島海岸も、さまざまな見どころにあふれています。海岸沿いには、「美肌の湯」と呼ばれる微炭酸の湯が特徴の温泉施設も点在。そこで今回は、青島エリアの日帰り温泉を厳選してご紹介します。青島や日向灘(ひゅうがなだ)の絶景はもちろん、景勝地「鬼の洗濯板」を間近に望めるところもありますよ。

▲「ANAホリデイ・イン・リゾート宮崎」の展望温泉大浴場

鬼の洗濯板が目前に広がる!ホテル「青島サンクマール」

まずご紹介するのは、青島海岸線の先端「戸崎鼻(とさきばな)」に位置するホテル「青島サンクマール」。JR青島駅を降り、バスで約10分。なんと「鬼の洗濯板」に囲まれ、太平洋を一望できる場所に同館は立っています。
▲ホテルを取り囲む鬼の洗濯板。その荒々しい景観に「おおっ」と声が出るほど

鬼の洗濯板とは、大昔に隆起した砂岩と泥岩が、長い年月をかけて波や海水に浸食されてできたもの。洗濯板のように波状の凹凸がある表面の様子から、この名が付けられました。青島から巾着島までの約8kmに渡る海岸線で見ることができます。
▲国の天然記念物に指定されている鬼の洗濯板

そんな鬼の洗濯板を間近に望みながら温泉に浸かれるのが、こちらの特徴。日帰り入浴は、中学生以上600円、3歳~小学生400円(ともに税込)。営業時間は10:30~21:00(最終受付20:00まで)です。
▲波打つ太平洋と洗濯板を同時に見ることができる「展望大浴場」

地下1,400mから湧き出る天然自噴温泉は、微炭酸の炭酸水素塩・塩化物温泉。加水により44度に調整されており、冷え性や疲労回復効果が期待できるそうです。ちなみに青島温泉は炭酸水素イオンの含有量が日本屈指。だから美肌の湯と呼ばれるのです。心までポカポカと温まるようなこちらの温泉は、最上階の3階にあり、お湯に浸かりながら海だけでなく鬼の洗濯板もしっかりと見渡せます。
▲鬼の洗濯板を間近に見られる「離れ貸切露天風呂」

プライベートな空間でゆっくりしたいときは、1組60分・2,310円(税込)で利用できる「離れ貸切露天風呂」がおすすめ。

海側に設けられた木製の塀に小さな扉があり、開けてみると鬼の洗濯板が一面に!自然の力強さに圧倒され、思わずスタンディングしてしまいたくなります。ちなみに、この絶景が見られるのは1日2回の干潮時のみ。洗濯板が海に沈む満潮時にはサーフィンを楽しむ人たちで賑わうので、入浴時のスタンディングはくれぐれもご注意を。
▲畳張りの休憩所も

大浴場には畳が敷いてある休憩所もあります。仕切りがあるのが、ホテルのちょっとした心配り。人目を気にせずゴロンと寝転んで、ほてった体を冷ますことができますよ。

温泉から上がったら、宮崎の郷土料理で舌鼓

お風呂でゆっくりくつろいだ後は、お腹が空きますよね。青島サンクマールには、日帰り客でも旬の味覚や宮崎ならではの郷土料理をいただける食事処があります。
▲施設2階にある食事処「くろしお」。海に面した席は個室で、それ以外はのれんのかかった半個室になっています

ランチでは「海鮮丼」(1,300円・税込)や「刺身定食」(1,100円・税込)などがいただけますが、せっかくならばディナーで味わえる「宮崎郷土料理会席」(4,800円・税別)がおすすめ。「みやざき地頭鶏(じとっこ)」の水炊きや「冷汁」などからなる会席です。
▲宮崎の郷土料理を中心に約10品をいただける「宮崎郷土料理会席」(4,800円・税別)

他にも、宮崎牛溶岩焼きと宮崎牛のしゃぶしゃぶを同時に味わえる「宮崎牛会席」(6,800円・税別)や、海の幸と山の幸がふんだんな「旬の幸会席」(3,800円・税別)もあります。会席料理注文の場合は、入湯料が無料になります(前日まで要予約)。
▲宮崎の土産品を揃えたエントランスにある売店

お土産を購入するなら1階のエントランスにある売店へ行ってみましょう。青島のお土産といえば、地元で手づくりされている「ういろう」。もち粉を材料にした、筆者のような宮崎人はふと思い出した時に食べたくなるなつかしいお菓子です。日帰りの際は、帰宅途中に食べるおやつとして買っていくのもおすすめ!
▲包み紙が可愛らしい青島名物「ういろう」(1包400円・税込)
▲1包に小分けで白と黒のういろうが3切れずつ入っています

鬼の洗濯板のダイナミックな風景を望みながら入浴できる「青島サンクマール」の天然温泉。自然の不思議に思いをはせるなら、ココがおすすめです。

「水平線」という名の露天風呂も!「青島グランドホテル」

2つ目にご紹介するのは、JR青島駅から徒歩約7分の「青島グランドホテル」。観光名所である「青島神社」から徒歩約10分のエリアにあります。客室98室・最大400人が宿泊でき、プロ野球の読売巨人軍が春と秋の宮崎キャンプで利用しているホテルとしても知られています。
▲ホテルから海に向かって右奥に見えるのが青島神社のある青島です

こちらの日帰り入浴は、中学生以上550円(タオル付600円)、小学生300円(ともに税込)で13:00~21:00受付。8階の屋上に露天風呂が2カ所、地下1階に室内大浴場が2カ所あります。今回は、スタッフの方から「絶景温泉ならぜひ露天風呂を」ということで露天風呂のみご紹介いたします(上記の料金で露天風呂・室内大浴場の両方入浴できます)!
▲収容人数15名の展望露天風呂「輝潮(きちょう)」

展望露天風呂の「輝潮」は青島を一望できる最高のロケーション。太陽の光でキラキラと輝く海を眺めながら入る温泉は、疲れた体をほぐしてくれるだけでなく、明日の活力まで与えてくれるようです。

2016年秋には浴槽の周りの床を木製から全面畳敷きにリニューアル。「以前は温泉のとろっとした成分で滑りやすかったのですが、畳を利用することで改善し、足にやさしいとお客さまに大好評です」とスタッフの方が教えてくれました。
▲山側も見ることができ、このフロアで一番広いお風呂となっています

泉質は炭酸水素塩・塩化物温泉。28.5度の冷泉を加温して、42度に調整しています。肌を包み込むようななめらかな湯でありながら、微炭酸なのでシュワシュワ感があるのが特徴です。
▲屋上8階の北側に位置する展望中露天風呂「水平線」。収容人数は10名

もうひとつの露天風呂「水平線」は、親子でもゆったりと寝転ぶことができる中サイズ。青空の下、その名の通り水平線を見ながら日頃の疲れを癒すことができそうです。潮風を感じながら温かい湯に浸かれるなんて贅沢ですよね。
なお、露天風呂の輝潮と水平線は男女入れ替え制となっています。
▲収容人数4名で洗い場が2カ所ある、屋上8階の家族露天風呂「青島」

よりプライベートな入浴を楽しみたい人には、家族露天風呂「青島」がおすすめ。家族、恋人、友人などゆっくりと楽しめる空間で、眺めの良い休憩室も完備されています。1組50分・2,700円(税込)。要当日予約で13:00~フロントにて受付をしています。

巨人ファン垂涎の「ギャラリー」が新装オープン

こちらのホテルを訪れたらぜひ見たいのが、1階エントランスにある読売巨人軍の展示コーナー。1959(昭和34)年から宮崎でキャンプを行っている読売巨人軍。2019年で宮崎キャンプ60周年を迎えたことを記念し、2018年12月に「ジャイアンツギャラリー」がリニューアルオープンしました。
▲読売巨人軍が優勝した年の試合写真や、宮崎キャンプ時の写真を展示

約26平方メートルのスペースに、巨人が優勝したメモリアルイヤーや宮崎キャンプでの選手たちの様子を撮影した写真を100枚以上も展示。ショーケースには選手たちから提供されたユニフォームやバットなども展示されていて、チームの歴史を振り返られるコーナーになっています。
▲長嶋茂雄終身名誉監督のサイン入りユニフォームも

今回のリニューアルを機に新たに寄贈された展示品もあるとのこと。宿泊者以外でも無料で観覧することができるので、チェックしてみてください。

毎年2月から始まる各球団のキャンプシーズンはもちろん、その他の時期にも楽しめる日帰り温泉とギャラリーを目当てに、「青島グランドホテル」を訪れてみては?

リゾートスパで優雅なひととき「ANAホリデイ・イン・リゾート宮崎」

最後にご紹介するのは、1939(昭和14)年に開園した遊園地「こどものくに」に隣接するホテル「ANAホリデイ・イン・リゾート宮崎」。JR子供の国駅から徒歩7分ほどです。日帰り温泉のほか、タイ式リラクゼーション、レストランでの館内施設やサーフィン体験などのアクティビティも楽しめるホテルです。
▲リゾート感たっぷりなオレンジ屋根の建物と白いアーチ型の建物からなるホテル
▲エントランスの大きな階段が特徴。4階分の吹き抜けになっていて開放感があります

こちらの日帰り入浴は、中学生以上1,080円、小学生以下540円(ともに税込)、3歳以下無料で、11:00~21:00に受付しています。

「展望温泉大浴場」はホテルの3階にあり、男女別。どちらも内湯ですが、最大入浴人数は約35人と広々としています。
▲展望温泉大浴場からは海を望める

大きな窓からは青い海と空が望め、開放感のある温泉となっています!水平線も見ることができ、自然を満喫できますよ。

温湯は加水で約40度。泉質は弱アルカリ性炭酸水素塩泉で、神経痛、筋肉痛、五十肩、慢性消化器病などに効くとされています。体の疲れもよくほぐれると、日頃から通う地元の常連客も多いとか。
▲大きな窓で眺めがよく、風が吹きぬける「露天風岩風呂」

展望温泉大浴場の隣にある岩風呂は、あくまでも「露天風」なのですが、木材で屋根をしつらえ、常時窓から潮風が入るように工夫されています。目の前には松林が広がっているので、温泉浴と同時に森林浴もしているような気分になれますよ。

日本屈指の炭酸水素ナトリウムイオン含有量を誇っているお湯は、ちょっとぬるっとした肌触りで、上がると肌がしっとり。最近、乾燥気味で調子がイマイチだった筆者の肌も元気を取り戻してくれた感じがします。本当に毎日入りたいくらいのお湯だと思いました。
▲美容効果も期待できそう!

アメニティが豊富で、シャンプー、コンディショナー、ボディソープ、クレンジングリキッド、化粧水、乳液などが用意されているのもうれしいポイント。これなら旅の途中でも、何も持たずに手ぶらで入浴できますね。

絶品スイーツにバイキング!癒しのリラクゼーションも

温泉から出たら、2階のカフェ&バー「リップル」でひと休み。こちらでは、青島神社の「御神塩」をまぶした塩シュークリームをいただけます。カスタードと生クリームの両方がつまったダブルシューは、上品な甘さで何個でも平らげてしまいそう。青島の「長友味噌醤油」で造られている醤油を使用した「青島醤油のダブルクリームシュー」もあります。
▲ホテルのオリジナルスイーツ「青島の結晶 塩シュークリーム」(1個・170円)。お皿に盛り付けて提供されるドリンクセットは420円(すべて税別)

さらに癒されたいなら、館内にあるタイ式リラクゼーション「THE COCOTHAI SPA(ザ ココタイ スパ)」で身体をほぐしてみませんか。

「タイ古式マッサージ」「ボディオイルマッサージ」「フットマッサージ」「ヘッドマッサージ」の4種類ありますが(種類・時間により料金が異なる)、今回はタイ古式マッサージをご紹介します。脚から全身へ指圧とストレッチでコリをほぐしてもらえ、施術後は身体がふわっと軽くなるのを実感。日頃のストレスからも解き放たれますよ!
▲まずは足浴でリラックス。今回はローズの香り
▲身体が伸びてとても気持ちがいい!

こちらでは、日帰り客でも夕食バイキング(18:00~21:00L.O.)をいただくことができます。料金は、中学生以上4,000円、小学生2,800円、3歳以上の未就学児1,852円(すべて税別)。会場となる180席の広々としたレストラン「ラグーンテラス」の窓からは、ラグーンを模した水が流れる空間やワシントニアパームが見えリゾート地の雰囲気満載です。
▲高い天井に一面ガラス貼りの大きな窓から明るい日差しが差し込む
▲シェフが目の前で天ぷらなどを揚げてくれます
▲地元でとれた海産物はもちろん、宮崎の郷土料理もずらりと並ぶ

新鮮な魚介類や宮崎名物の「チキン南蛮」「ういろう」なども提供されるバイキング。和洋中の多彩なメニューを常時50品ほど用意しています。シェフが調理する様子をお客さんはワクワクした様子で目を輝かせながら見ていました。
▲隣接する「青島アクティビティセンター」では「サーフィンスクール」など約20種類の体験が可能です

泊まることはできないけど、手軽にリゾート気分が味わいたい!そんな時には「ANAホリデイ・イン・リゾート宮崎」に立ち寄って、浸かって、遊んで、食べて…。レジャーとリラックスをいっぺんに楽しんでみませんか。
以上、青島の日帰り温泉3施設をご紹介しました。青い海に奇岩の絶景、そして肌と心が喜ぶ温泉に、南国だからこそのリゾート感。宮崎人である筆者も知らない魅力がたくさんありました。青島で非日常を感じ、心休まるひとときを。ぜひぜひ遊びにいらしてください!
新名有佳

新名有佳

フリーランスライター。宮崎県出身。生まれた頃から海や山、自然に恵まれた宮崎県北の日向市で過ごす。高校時代は福岡で暮らし、都会と地元の違いを体感。故郷では「当たり前」だったことに価値があると気づく。通信制の短大で学びながら、地域活性化に取り組む。ローカルフードをこよなく愛す。 (編集/株式会社くらしさ)

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