「あしかがフラワーパーク」は花とイルミネーションの名所!大藤の絶景も一見の価値あり

2019.04.05 更新

年間通じて、四季を彩る花々が咲き誇る「あしかがフラワーパーク」。特に、毎年4月中旬から約1カ月にわたり開催されるイベント「ふじのはな物語」では、600畳敷きの藤棚や長さ80mの白藤のトンネルが楽しめ「一見の価値ありすぎ!」と評判です。2014年にはCNNで「世界の夢の旅行先10カ所」に日本で唯一選出。世界にも認められたその魅力をご紹介します♪

▲春に見られる大藤の藤棚は感動するほどの大迫力。観光はもちろん、夜間はライトアップするのでデートスポットとしても大人気!

首都圏に隣接!新駅も開業し、アクセスの良さも魅力

「あしかがフラワーパーク」は、栃木県南西部に位置する足利市にあります。首都圏からは車・電車で約90分圏内という近さ。車の場合は東北自動車道・佐野藤岡IC、北関東自動車道・佐野田沼IC、足利IC、太田桐生ICからいずれも約20分以内の好アクセスです。
▲栃木県内で2018年に35年ぶりに開業したJR新駅の「あしかがフラワーパーク駅」

電車の場合は2018年4月に開業したJR両毛線「あしかがフラワーパーク駅」を利用するのが便利。毎年、藤やイルミネーションの時季になると周辺道路が車で大混雑していましたが、電車であれば駅から徒歩約3分でスムーズに入園できますよ♪
▲改札前の階段には、パークのシンボル・藤が描かれています

「あしかがフラワーパーク」の前身は昭和43(1968)年、市内の別の場所で開業した「早川農園」。当時は「250畳の大藤」が評判でしたが、都市開発のため平成9(1997)年、現在の場所へ大藤と共に移設されました。

もともと湿地帯だったこの場所に250トンを超える炭を敷き詰め、土壌の浄化、活力向上を促進。樹木医、造園家などが一丸となり努力を重ねた結果、当時不可能とされていた大藤の移植にも見事成功し「あしかがフラワーパーク」としてオープン。以来、日本屈指の花のテーマパークとして年間150万人以上が訪れています。(HPより)
▲正面ゲートでは鮮やかな花々が訪れる人たちを温かく迎えます

ゲートを入るとそこはショッピングハウス。両側にお土産ショップや花売り場があり、ついつい寄り道してしまいます。ここは帰りにゆっくり見るとしてそのまま真っ直ぐ進んで行くと、入園券売り場と園内への入り口です。入園料は花の開花状況などで変動するので、公式ホームページなどで事前に確認しておくのがおすすめですよ。

季節ごと、8つのテーマに応じて彩られる園内

9万4,000平方メートルもの園内には、花や植物はもちろん、レストランやショップ(※繁忙期のみオープン)、休憩所などもあるので、のんびりと散策することができます。
▲園内は東京ドーム約2個分の広さ。ゆっくり歩いて1時間半ほどでぐるっと1周できる感じです

四季折々、見頃の花に合わせ8つのテーマでイベントを開催している同園では、1年間どの時季に行っても精一杯、そして華麗に咲き誇る花々を楽しめます。
▲1月初旬~2月末のテーマは「早春」。250カ所の雪囲いの中で冬咲きボタンなどが早春の優しい光に照らされます(写真提供:あしかがフラワーパーク)
▲3月上旬~4月中旬は「春の花まつり」。2万球のチューリップが園内を春色に染め上げます

百聞は一見に如かず……絶対に見てほしい壮観な大藤の姿!

そして、例年4月中旬~5月中旬に開催される「ふじのはな物語」では600畳敷きの藤棚を持つ3本の大藤をはじめ、世界でも珍しい八重の大藤棚や白藤のトンネルなど350本以上の藤の花が咲き乱れます。その美しさを一目見ようと、全国からはもちろん、海外からもたくさんの人たちが訪れるのです。
▲見頃になると頭上の藤棚から藤の花が降ってくるような迫力があります(写真提供:あしかがフラワーパーク)

園のシンボルである4本の大藤は、先にも説明した通り以前の場所から移植されたもの。平成9(1997)年当時でおよそ樹齢130年だった大藤の移植は不可能だと多くの専門家が匙を投げた中、日本初の女性樹木医・塚本こなみさんは決してあきらめず、2年がかり、延べ2,000人もの手により移植を実現。日本で初めての成功例となったそうです。
▲珍しい「八重の大藤棚」も移植され、この地で咲き誇っています(写真提供:あしかがフラワーパーク)
▲移植当時、300畳ほどだった大藤の藤棚はこの地で成長を続け、現在は倍以上の大きさに(写真提供:あしかがフラワーパーク)

2019年現在で樹齢約150年、幅35m、花の房は長いもので2mほど……この地で伸ばした枝葉の生命力もまた「奇蹟の大藤」と言われる由縁なのかもしれません。
▲夜にはライトアップされ、水面に映るその姿も幻想的です(写真提供:あしかがフラワーパーク)

大藤以外にも、例年4月中旬~5月中旬にはうす紅、紫、白、黄色といった鮮やかな藤の花が見頃を迎え、園内は藤の香りであふれます。
▲長さ80mもの「白藤のトンネル」は、大藤4本と共に「栃木県天然記念物」に指定されています(写真提供:あしかがフラワーパーク)
▲日本では栽培が難しいとされている「きばな藤」も見事に咲いています(写真提供:あしかがフラワーパーク)

藤の時季がピークを迎えたのち、例年5月中旬~6月上旬までは500種2,500株のバラ、クレマチスなどが楽しめる「レインボーガーデン」、例年6月上旬~下旬には20万本の花菖蒲と1,500株のあじさいが咲く「ブルー&ホワイトガーデン」、例年7月上旬~9月下旬までは昼夜スイレンが咲き誇る「水辺に浮かぶ花の妖精たち」、例年10月上旬~11月下旬には30万本のアメジストセージで埋め尽くされる「パープル&ローズガーデン」がそれぞれ開催されます。
▲「レインボーガーデン」では時季によって藤とクレマチスの色鮮やかな共演が楽しめるかも(写真提供:あしかがフラワーパーク)
▲約1,500株の熱帯性スイレンを鑑賞できる「水辺に浮かぶ花の妖精たち」(写真提供:あしかがフラワーパーク)

冬には圧倒的スケールなイルミネーションで幻想的な光の花が咲き乱れる

2001年から始まり例年10月下旬から翌年2月上旬まで開催されている「光の花の庭」は、2012年に日本夜景遺産より「関東三大イルミネーション」に、2017年には夜景観賞士の投票により「日本三大イルミネーション」に認定されるほど。東日本最大級である約450万球のイルミネーションで園全体が彩られ、きらびやかなその光の世界に誰もが心を奪われます。
▲「光と花の庭」開催時期には園全体が、まるで宝石箱をひっくり返したような美しさ……(写真提供:あしかがフラワーパーク)

期間中は、クリスマスや新年に合わせ3つのテーマで変化するイルミネーションが楽しめます。11月下旬までは見頃を迎えたアメジストセージ、11月下旬~12月下旬にはクリスマスファンタジー、新年には冬咲きボタンと、本物の花と光の融合を楽しめるのもここならではの魅力です。
▲アメジストセージと光が融合し、彩りと輝きがあふれる光景になります(写真提供:あしかがフラワーパーク)
▲例年11月下旬からはクリスマス仕様のイルミネーションがお出迎え。サンタが登場するイベントもあり子供たちにも人気です♪(写真提供:あしかがフラワーパーク)

もちろん、藤の花もイルミネーションに包まれます。花房をイメージした電飾が咲き広がるストーリーを演出した「奇蹟の大藤」は、その輝きこそが生命力だと感じるほど、見ごたえがあります。
▲花房のように垂れ下がる藤色の電球は約25万球!風に揺られる様がまるで本物のような「奇蹟の大藤」(写真提供:あしかがフラワーパーク)

白藤やきばな藤にも光の花が咲きます。実はイルミネーションの企画・製作・運営にあたっているのは花木を管理するスタッフの皆さん。そのため花びらの形1つにもこだわりがあるとか!
▲電球を1つずつ手塗りし、あえてムラのある仕上がりでリアリティを演出している「きばな藤のトンネル」(写真提供:あしかがフラワーパーク)

季節を越え、生命の息吹を傷つけないよう丁寧に施されたイルミネーションという魔法で輝き咲く藤の花々。スタッフの皆さんのたゆまぬ努力があるからこそ、訪れる人たちの笑顔も輝きます。

ここでは花も団子も♪園内で味わえるグルメも外せない!

園内にはレストランやテイクアウトコーナー、フードテラスなどがあり、ここでしか味わえないグルメもたくさんあります。

200人収容のレストラン「ウェステリア」では、地元や旬の食材を使った和洋食、ソフトドリンク、アルコールなど幅広いメニューが揃います。
▲花の庭園やイルミネーションを眺めながら食事ができるレストラン「ウェステリア」

その他にも園内には和食が楽しめる「あじさい」、とちおとめを使ったスイーツなどが味わえる「マロニエ」など、グルメスポットがたくさん!季節限定メニュー(数量限定)も登場し、園内の花々同様、その時季一番旬なグルメを味わうことが出来ますよ。
▲「ふじのはな物語」開催期間、「あじさい」で人気のメニュー「四色蕎麦」(880円)(写真提供:あしかがフラワーパーク)
▲レストラン「ウェステリア」では同期間、藤の花のように上品な「大藤御膳」(2,200円)が味わえます(写真提供:あしかがフラワーパーク)
また、園内入り口すぐにあるテイクアウトコーナーでは地元グルメがずらり。ここでしか味わえないメニューもあるので、散策前でも後でも途中でも……ぜひ立ち寄るべし!
▲テイクアウトコーナーでは「佐野ラーメン」「みみうどん」「ひもかわうどん」「ポテト入り焼きそば」など「地元麺」が充実

筆者はそのネーミングが気になり「みみうどん」(650円)をチョイス!せっかくなので、フラワーステージが見渡せるテーブルにて味わうことにしました♪
▲こちらが「みみうどん」。花を眺めながらまさに「お花見気分」でいただきます~!

みみうどんとは、足利市のお隣・佐野市の郷土料理。お正月に食べられていたそうで、「悪魔の耳」になぞらえた耳の形をしたうどんを食べることで、魔除けになると言われていたそうです。
▲「悪魔の耳」とは思えないほどプルップルで可愛らしい耳でした(笑)そして「肉うどん」でもいけるほど、お肉もたっぷり入っていましたよ~

お腹も満腹になり、食後のデザートを求める筆者の目に飛び込んできたのは、「当園一番人気!藤の香りのソフト『藤ソフト』」の文字!これは食べないわけにはいきません。
▲じゃ~ん!「藤ソフト」(400円)。アイスクリームが藤の花でコーンが幹で、 まるで藤の姿のようにも見えます

一口食べると口いっぱいに広がる甘いような、爽やかなような、優しいような香り。「あぁ、これがきっと藤なんだなぁ」と納得するような味。花を眺め、花を味わい大満足でした♪

帰りにはショッピングハウスで限定お土産や四季の花々をチェック!

園内を存分に楽しんだ後には、家でもその余韻に浸れるようお土産探しのスタートです!
▲正面ゲート入ってすぐのショッピングハウスにはお土産ショップとフラワーショップが……多彩な商品に目移りしそうです

やはりこちらでも目立つのが藤関連の商品。食べ物から雑貨まで、その種類の多さにびっくり。その中でも不動の人気商品は、園内のみで製造販売しているこちら!
▲お土産ランキング1位の「ふじのはな物語」(12個980円、8個650円)

同じく自家製の「藤まんじゅう」(12個980円、8個650円)も人気に肩を並べています。

どちらも箱にはもちろん、まんじゅうを包むフィルム、さらにはまんじゅう上面にも藤の花が施された、まさに藤尽くしの逸品です。
▲藤まんじゅう(左)は国内産こし餡が、ふじのはな物語(右)は4色の藤に見立てた鮮やかなこし餡が包まれています

肝心のお味はというと、どちらもしっとりしたカステラ生地となめらかで甘さ控えめの餡の相性が抜群でした。ちなみにふじのはな物語の4色の藤は、うすべに藤が桜餡、むらさき藤が皮むき小豆餡、白藤が白餡、きばな藤が栗餡で表現されていて、見た目も鮮やかでした。

雑貨も盛りだくさん!女性に嬉しいコスメ系や子供が喜びそうなグッズまで、やはり藤カラーが揃います。
▲女性に人気のコスメ系は見ているだけで藤の香りがしてきそう……

その中でも人気なのが藤のハンドクリーム。藤のはちみつ入りのクリームは、塗ったとたんにしっとりとなじみ、その心地よい香りに癒されます。
▲香りも魅力の「藤のハンドクリーム」(500円)。「藤フェイスマスク“ふじますく”」(1,000円)とセットで藤ビューティーに♪
▲ご当地ベア「藤ベア」(2,200円)にも胸キュン

続いてフラワーショップもチェック!定番の花から多肉植物、ガーデングッズまでがずらりと並んでいます。

中でも一番人気は「アジサイ」。色や形、模様が多彩でボリュームもあることから贈り物としても喜ばれるそうです(※季節により販売)。
▲「実は母の日のプレゼントにもアジサイという方が多いんですよ」と花卉(かき)販売担当の小林さん
▲貴婦人がダンスを踊っているような気品あふれるアジサイ「ダンスパーティー」(2,000円~)
▲見ているだけでほっこりさせられる「ハートカップル多肉寄せ」(500円)もこちらでしか買えないオリジナルです

見て、食べて、買って……色鮮やかな花々に囲まれ、自然と心も彩られる「あしかがフラワーパーク」。精一杯咲き誇る花々の姿に季節の移ろいを感じ、きっと元気と笑顔がもらえるはずですよ!
※記事内の料金・価格はすべて税込です
yuka

yuka

栃木が大好きで、大学卒業まで県内を出たことのない「栃木箱入り娘」。地元の魅力を知ってもらうべく県内の出版社、テレビ局、新聞社などに勤務。好きなことは直売所&日帰り温泉巡り。おいしい野菜と気持ちいい温泉のためならどこまでも行く。モットーは「思い立ったら即日!」

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