GWは「逗子海岸映画祭2019」へ行こう!海辺で映画を楽しむアートな野外イベント

2019.04.20 更新

神奈川県にある逗子は、夏になると海水浴客で賑わう海のある街。その逗子の海岸では、毎年ゴールデンウィークに大きなスクリーンが出現して映画を楽しむ「逗子海岸映画祭」が開催されます。日中はグルメや音楽、ワークショップ等が楽しめ、陽が落ちる頃から映画鑑賞がスタートする、親子で楽しめるピースフルな野外映画イベントです。きっかけとなった小さなシネマカフェ「CINEMA AMIGO」と共に逗子のカルチャースポットもご紹介します。

▲2019年に10周年を迎える逗子海岸映画祭

海辺の映画祭!逗子をたっぷり楽しむGW

逗子海岸映画祭の会場となる逗子海岸は、都心から電車で約1時間のJR逗子駅から徒歩約10分。夏になると多くの海水浴客で賑わう、電車で気軽に行ける海岸として人気があります。また、海の近くに住みたい人やスローライフを求めて移住する人が後を絶たない憧れのエリアでもあります。
▲JR逗子駅のほか、京急逗子線の新逗子駅からも歩いて行けます
▲海岸ではマリンスポーツやヨガ、マラソン等を楽しむ人もたくさん

この逗子海岸で毎年GWに開催される「逗子海岸映画祭」は、2019年に10周年を迎える人気のイベントで、2018年には期間中、10日間で16,000人もの来場者になったそう。
▲2019年は4月26日(金)~5月6日(月・祝)に開催!11日間限定イベントです

逗子海岸映画祭の歴史は、移動映画館を世界中でプロデュースしている「CINEMA CARAVAN」が、「自分たちの作品を発表する場を作りたい」「地元の逗子に夏以外にも人を呼びたい」「子どもの頃に経験した逗子海岸での映画観賞を復活させたい」等、様々な思いを持って映画祭を実現させたことに始まります。

「Play with the Earth ー地球と遊ぶー」をコンセプトに、移動式の屋外映画館や自然に触れ合いながら五感をフルに使って様々なカルチャーを体験できる場を提供しています。
▲海辺の映画祭♪11時の開場から来れば、たっぷり1日楽しめます

入場料は一般1,500円、高校生1,000円、 中学生以下無料(中高生は要学生証)、逗子市民500円(要身分証明書提示)※すべて税込。前売りチケットはなく、全てのチケットは、当日の開場1時間前から販売を開始します。毎年、開催期間の後半は売り切れることが多いので、早めに来場するのがおすすめです。

映画祭は日ごとにテーマがあり、上映する映画や飲食店、イベントはそのテーマにマッチするものをセレクトしています。特に映画は、砂浜でどんな映像が上映されていたらワクワクするかを想像したり、今までの人生の中での素敵な出会いをフィーチャーするにはどうしたらいいか等を切り口に選んでいるそうです。
▲日の移り変わりも体感できます。夕日に染まるスクリーンと富士山のコラボは格別!

映画の上映は日没からですが、良い位置で観たい方は早めに場所をキープするのがおすすめ。砂浜に直に座りたくない方は、シートを忘れずに持参してくださいね。

早い時間から来て、会場内だけでなく街中を散策して、気になるカフェやベーカリーに寄ってみるのも逗子海岸映画祭の楽しみ方のひとつ!入退場が自由なので、逗子の街全体を楽しめるのもいいですね。
▲GWの夜の砂浜はまだ冷えるので、防寒はしっかり!

2019年に上映する映画はコチラ!

2019年も、不朽の名作からSNSで一般募集した「逗子海岸映画祭で観たい名作」であげられたもの、ドキュメンタリー等、バラエティに富んだジャンルの映画を上映します。
▲【4月26日(金) OPENING DAY】ダージリン急行(2008年日本公開/監督:ウェス・アンダーソン)
▲【4月27日(土) MEMORIAL DAY】サヨナラCOLOR(2005年公開/監督:竹中直人)
▲【4月28日(日) INDIA DAY】バジュランギおじさんと、小さな迷子(2019年日本公開/監督:カビール・カーン)
▲【4月29日(月) SPORTS DAY】The North Face Selected Films(2019年公開/監督:志津野雷[しづのらい] feat. NAOITO)
▲【4月30日(火)FANTASY DAY】ネバーエンディング・ストーリー(1985年日本公開/監督:ウォルフガング・ペーターゼン)
▲【5月1日(水) MUSIC DAY】ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ アディオス(2018年日本公開/監督:ルーシー・ウォーカー、製作総指揮:ヴィム・ヴェンダース)
▲【5月2日(木) KIDS DAY】父を探して(2016年日本公開/監督:アレ・アブレウ)
▲【5月3日(金) CLASSIC FILM DAY】独裁者(1960年日本公開/監督:チャールズ・チャップリン)
▲【5月4日(土) STREET CULTURE DAY】Sound System(2017年公開/監督:Seb Carayol & Katie Callan)
▲【5月5日(日) BANQUET DAY】黒猫白猫(1999年日本公開/監督:エミール・クストリッツァ)
▲【5月6日(月) CINEMA CARAVAN DAY】Play with the Earth(2019年公開/監督:志津野雷、編集:瀬木 暁)

中でも注目度が高いのが、CINEMA CARAVAN代表の志津野雷さんが監督として指揮をとった、オリジナルの映像作品「Play with the Earth」。なんと、生演奏で作品に音をのせるので、海辺の屋外映画祭ならではのライブ感を楽しめる作品になっているそう。
▲「Play with the Earth」は最終日に上映!

映画だけじゃない!昼は楽しいイベントが盛りだくさん

来場者の年齢層は20代も多いのですが、30~40代の子育て世代が多いのが特徴。小さな子どもを連れていても楽しめる企画が盛りだくさんなんです。この場にいるからできる体験、見える景色、出会う人……SNSやWEBの世界では体験できないリアルが追求できますよ。※以下の写真は2018年以前のもの。
▲イベントを盛り上げるフェイスペイント!

女性ならネイルサロンのあるビューティーブース、男性ならビーチサッカーやマッサージ、子どもならキッズデーのビーチフラッグが大人気!気になる企画がある方は、早めの予約をしてくださいね。
▲海を背景にビーチでモーニングヨガ。日ごろの疲れを癒してリラックス
▲アクティブに動きたい人はこちらはいかが?
▲バザールでお気に入りを見つける楽しみも♪
▲メリーゴーラウンドも!子どもだけでなく、大人もウキウキしちゃう♪
▲予約制のレストランでは、ビーチパーティー気分で楽しめます
▲フードコートも日替わりなので、気になるメニューがあったら即買いがおすすめ!

トークショーやライブもあり、2019年もブロードキャスターのピーター・バラカン氏はじめ著名なアーティストの参加が決定!映像や音楽、アート等を駆使した様々な楽しい企画が予定されています。
第1回開催時より映画祭を応援している竹中直人氏率いる「オレンジ気分バンド」も参加決定!
▲ヨーロッパやアジア等、世界中から人が集まって、準備から制作・片付けまで、全て会場は手作り

映画のすばらしさ、逗子の素敵なところを伝えたいという作り手の思いが伝わってくる、アットホームでピースフルな逗子海岸映画祭。開放感あふれる自然の中で思いっきり映画や音楽、カルチャーを楽しみたい方、GWの予定がまだ決まっていない方は、友達や家族と訪れてみてはいかがでしょうか。

※飲食物の持ち込みは禁止です。
※夜は寒くなるため、昼間が暖かくても防寒具は必須です。ご注意ください。

逗子の人と文化を繋ぐカルチャースポット「CINEMA AMIGO」!映画祭もここから始まった

逗子海岸映画祭が開催されるきっかけとなったのが、2009年に逗子にオープンしたシネマカフェ「CINEMA AMIGO(シネマ アミーゴ)」。オーナーでミュージシャンの長島源(ながしまげん)さんは、映画祭を主催している「CINEMA CARAVAN」の中心メンバーとして活動しています。
▲逗子海岸から徒歩約1分の場所にCINEMA AMIGOはあります
▲約20席ほどのシネマカフェ

元々、東京を中心にミュージシャン・モデルとして活動していた長島さんでしたが、「逗子で気軽に映画を観られる環境を作りたい」「映画を切り口に逗子の他の文化も活発にしていきたい」と考え、民家を改装してCINEMA AMIGOを誕生させました。
▲駅から向かう途中で、看板を発見!
▲JR逗子駅から徒歩約15分で到着

映画のタイトルは週替わりで、1日5回(開始時間 10:00、12:30、15:00、17:30、20:00 ※上映タイトルにより変動有)上映しています。いま上映している作品や今後のスケジュールは、HPのほかに入口でもチェックできますよ。

筆者が訪れた日も、黒板に貼られた今後の予定を見ながら、どれを観るか相談している近所の方がいました。地域に密着したシネマカフェとして、街に溶け込んでいる様子がうかがえます。
▲映画のチラシが貼られているので、内容もチェックできます

さっそく中へ入ってみます!おしゃれな洋風古民家カフェのような外観で、この中で映画が観られるなんて、ワクワクします。
▲階段を上っていくと、友達の家にお邪魔する気分♪
▲入口も雰囲気たっぷり。次の上映開始時間や、今日の上映予定をお知らせする看板もおしゃれ

映画を観るためには、カフェの席料(大人1,500円、高校生1,000円、中・小学生800円、幼児500円[全て1ドリンク付]、60歳以上1,000円[ドリンク無]。すべて税込)を受付で払い、好きな席に座ります。
▲椅子やテーブルがスクリーンに向かって配置されています

上映中のドリンクは、その場でメニューを見てオーダーが可能。席料に1ドリンクが付いている場合は、飲食店と同じようにスタッフが席までドリンクを持ってきてくれます。
オーダーできるのは、オーガニックコーヒーや果汁100%ジュース等のソフトドリンクのみ。プラス料金を追加することでオーガニック・ワイン(+100円・税込)や逗子の地ビール(+200円・税込)等のアルコールも味わうことができます。

また、フードは隣接するカフェ「AMIGO MARKET」で購入したもののみ持ち込みOK。こちらがお休みの場合は、ドリンクだけの提供になります。
▲「AMIGO KITCHEN」と書かれたバーカウンターでドリンクを提供しています
▲もちろん60歳以上の方も、ドリンク(有料)のオーダーが可能です

時間が来ると扉が閉められ、映画がスタート。上映作品は、新作タイトルのみ。逗子という土地に合いそうなものやオーナーの興味をひくものをセレクトしているそうです。
▲上映中はお静かに……

映画が終了すると、スタッフに感想を伝えて軽い会話をしてから帰宅するお客さんが多かったのが印象的でした。
▲上映終了後。ゆっくり映画を楽しめた様子がわかります
▲受付では、パンフレットも購入できます
▲CDや書籍、Tシャツ、雑貨、フェアトレードチョコレート等も販売されています

CINEMA AMIGOのカフェスペースは、映画鑑賞以外にもレンタルスペース(有料)として貸出を行っており、ライブやDJイベント、クリエイターやアーティストの展示会、トークショー等、様々なイベントを開催しています。
▲ここで開催されている他のイベントも気になります

そういったイベントを通して、逗子を訪れた旅行者や移住者とローカルの人たちがコミュニケーションをとるきっかけとなり、CINEMA AMIGOが人と人のつなぎ役や交差点となる場所になることを願っているそうです。

いつもの都会の映画館ではなく、山も海も身近な環境のシネマカフェ「CINEMA AMIGO」へ、リフレッシュできる日帰り旅行を兼ねて訪れるのがおすすめです。お酒を飲みながら映画を観て、海岸を散策する穏やかな休日……想像するだけでも素敵ですよね。

人が繋がることで多方面に広がっていく逗子のカルチャー

また、CINEMA AMIGOの横にはカフェ「AMIGO MARKET」やフラワーショップ「Le Plaisir(ル・プレジール)」、宿泊施設「AMIGO INN」があります。
▲手前がフラワーショップで白い建物の1階がAMIGO MARKET、2階以上がAMIGO INN

AMIGO MARKETは、曜日等でシェフが替わります。また、地元の食材を積極的に使った添加物や化学調味料不使用のデリプレートやこだわりのお惣菜等が人気で、いつも映画上映前後に寄る人も。CINEMA AMIGOに持ち込めるフードもここで購入できます。カフェのみでもOKなので、いつもお客さんで賑わっています。
▲AMIGO MARKETは、不定休なので営業日はHPでチェックしてくださいね
AMIGO INNはまだオープンしたばかりの新しい宿泊施設。逗子を訪れた人が気軽に泊まれる宿を作りたいと、2019年3月に一軒貸し切りの宿としてオープンしました。毎週、国内外のお客さんが訪れているので、ここに滞在することで新しいカルチャーや繋がりが生まれていくことに期待しているそう。
▲木のぬくもりが印象的な宿泊施設
▲窓から爽やかな陽の光がたっぷり入る寝室
▲宿泊最大人数6名。寛ぎ空間を追求しています。1棟1泊素泊まり12,000円~(税込)

まだまだチャレンジしてみたいことがたくさんある、と話していた長島さん。CINEMA AMIGOを中心に、逗子のカルチャーを発展させていく構想が尽きないそう。
東京や横浜まで行かなくても、映画を堪能できるイベントとスポットがある海の街・逗子は貴重な存在。都会の映画館にはない自由なスタイルで、映画を楽しめます。GWや次の休みには、逗子を訪れてみてはいかがでしょうか。
岸 久美子

岸 久美子

東京在住フリーライター。好きなことは海・山・ビールにワイン、たまにスポーツ観戦。気になる場所には行ってみないと気がすまない性分で、ちょっと暇ができると旅に出るフットワークの軽さがウリ。知らない文化に触れ刺激を受け、一緒に暮らすウサギに癒される日々。(制作会社CLINK:クリンク)

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