日本唯一の常設ミッフィーカフェが岩手に!ミッフィーに会いに行ってきた

2019.03.17 更新

岩手県釜石市にある「ミッフィーカフェかまいし」。オランダ生まれのうさぎのキャラクター・ミッフィーをテーマに、作者のディック・ブルーナ氏やオランダ大使館の協力のもとに誕生した公式カフェです。日本では期間限定で開催されることの多いミッフィーカフェですが、常設の公式カフェは日本ではここだけ。ミッフィーをイメージした料理や限定グッズもたくさん揃うミッフィーカフェへ遊びに行ってきました。

岩手県釜石市にミッフィーカフェができた理由

岩手県沿岸に位置する釜石市は、人口約3万5千人の地方都市。かつて製鉄業で栄えた街で、市内に残る鉄鉱石の採掘跡や高炉跡などが、2015年7月に「明治日本の産業革命遺産  製鉄、製鋼、造船、石炭産業」の構成要素としてユネスコ世界遺産に登録されました。また、「ラグビーワールドカップ2019日本大会」の会場のひとつとなっており、市内のあちこちでラグビーの旗やポスターを目にすることができます(2019年3月現在)。

そんな魅力盛りだくさんの街・釜石にあるのが、今回遊びに行くミッフィーカフェです。
▲JR釜石駅外観。盛岡駅から釜石駅まではJR東北本線で約3時間

釜石駅からミッフィーカフェまでは、歩いて15分ほど。その道中でもたくさんのミッフィーに出会えるそうです。そこで、釜石駅前にある観光案内所で「ミッフィーストリート」の情報と地図をゲットして、カフェへと向かいました。
▲駅から2分ほど歩くと大きな絵本のオブジェを発見!ミッフィーワールドはもうここから始まっています
▲さらに歩いていくと…おや?また何かありますよ
▲歩道にはこんなにかわいいミッフィーのプレートがありました

約1.5kmにおよぶのミッフィーストリートに、ミッフィーカフェまでの距離を示したプレートが18枚設置されています。図柄は全部違うそう。全種類探したくなりますね!
▲マンホールにもミッフィーが!

ミッフィーがデザインされたマンホールに歓声を上げていると、その右手にカラフルな窓の建物が見えました。「ミッフィーカフェかまいし」に到着です!
▲2階建ての「釜石情報交流センター」の1階がミッフィーカフェです

そもそも、なぜ釜石市にミッフィーカフェができたのでしょうか。きっかけは、2011年に発生した東日本大震災だったそうです。ミッフィーの作者であるディック・ブルーナ氏と親交のあった日本人の記者の呼びかけに応じ、ブルーナ氏の著作権を管理するオランダ・メルシス社から被災地の子ども達に、2粒の涙を流したモノクロのミッフィーのイラストと直筆のメッセージが寄贈されました。

その後、「ミッフィーが本来のカラフルな姿になるように、色を失った被災地が彩りをとりもどせたらいい」という被災地の方々の願いから、被災地の一つであった釜石市にミッフィーカフェの構想ができ、オランダ在住のブルーナさんの快諾によって2015年に、ミッフィーカフェができたのです。
▲カラフルな入り口

ではさっそくカフェの中に入りましょう!

カフェの中は、右も左もミッフィーだらけ!

▲たくさんのミッフィーの絵本が出迎えてくれます。カフェの中で読むこともできる

お店に一歩入ると、ずらりと絵本が並んでいます。小さい頃に読んだことがあるものも見つけて嬉しさ倍増!棚の上のぬいぐるみ、壁のイラスト、などなど大小様々なミッフィーに埋めつくされています!
▲大きなぬいぐるみも店内のあちこちに
▲本やぬいぐるみのほかにも、さまざまなグッズが並びます

インテリアはオレンジ、イエロー、グリーン、ブルーのミッフィーカラーでまとめられていて、ほんとうにミッフィーが登場する絵本の世界のようです。
▲窓から見える景色もミッフィーカラーに
▲天井にあるオブジェも世界観にぴったり

かわいい、そして美味しい!お皿の上にも絵本の世界が

かわいすぎる店内に目移りしてしまいますが、まずは席について食事を楽しむことにします。
▲日当たりの良い窓際の席でいただきます!
▲席からの眺めも絵本の一場面のようです

ドリンクや食事、デザートなど約40酒類のメニューの中には、ミッフィーのかわいらしいビジュアルが盛り込まれているものがたくさん!まずはお店で一番人気の「オランダプレート」(1380円・税込 ※コーンスープ付)からご紹介します。
▲花をかたどった目玉焼き、オランダ国旗など細かい演出もうれしい

ディック・ブルーナ氏の故郷であるオランダの家庭料理をイメージした、こちらのプレート。オランダでよく食される大ぶりな肉団子「へハクスバレン」がメインです。うさぎ型の白いご飯は、目と口もついていてミッフィーそのもの!お花の目玉焼きやオランダの国旗など、見ているだけでもわくわくしてしまいます!食べるのがもったいない!

こちらのシェフは、釜石市内でハンバーグが評判の洋食店を経営していた大和田宣之さん。ハンバーグ風にアレンジしたヘハクスバレンは、とても柔らか。ナイフを入れるごとに肉汁がジュワッと溢れます。ボリュームもたっぷりで大満足の味わいでした。
▲へハクスバレンの下には、マッシュポテトのようなオランダの郷土料理「スタンポット」がしかれています。ヘハクスバレンと一緒に食べるとソースの味が優しくなり、食べ応えもアップ
▲ワンプレートで盛られたマカロニグラタンやナポリタンも、ヘハクスバレンと丁度いいバランス

セットのコーンスープはクリーミーな味わい。しかも飲み進めると、カップの底にもかわいいミッフィーが!絵柄は飲みほしてみてのお楽しみです。
▲スープの中にも…

最初、ごはんが少ないかな?と思いましたが、ナポリタンもついているのでボリュームは十分。大人のための「お子様プレート」をイメージしたというだけあって、ワクワクしながら食べられました。
▲大人も食べたくなってしまう?!「お子様プレート」(730円・税込)

子ども向けのメニューももちろんあります。ミッフィーの形のお弁当箱のフタを、そーっとあけると……中にはハンバーグ、ナポリタン、そして食べられないほどかわいいミッフィー型のごはん。お子さんと、こんなプレートランチを食べたら素敵な思い出になること間違いなしです。
▲お食事の後はドリンクとデザートで楽しいひとときを

食後のドリンクは、フォームミルクたっぷりの「カフェラテ」(レギュラーサイズ350円、ラージサイズ400円・ともに税込)をオーダー。ココアパウダーで描かれたミッフィーが目を惹く、スイーツと一緒にぜひとも注文したい一品です。
▲ほろ苦いラテはパフェと一緒に
▲デザートには、こんなかわいいパフェも

人気スイーツのパフェは、旬のフルーツを使っているため、季節ごとに内容が変わるのだそう。3月ごろまでの期間限定パフェはイチゴ(930円・税込 ※季節によって価格変更あり)。生のイチゴの下に隠れた赤いカキ氷のようなグラニテは、パティシエ考案の本格派。さらにグラス下部に注がれたオレンジ味のさっぱりとしたジュレ、甘さ控えめの生クリームが絶妙な味わいです。ミッフィーの形をしたホワイトチョコレートとイチゴアイスも添えられ、いろいろな味が楽しめます。
▲歓声が上がりそうな「デザートプレート」(1,080円・税込)

デザートプレートは、時期によって変わる3つのミニスイーツがプレートに盛られた豪華な一品。夢の中で雲の船にのるミッフィーをイメージして作られています。ミッフィーの絵本の世界を楽しめるスイーツです。
▲大人はオランダのビール「ハイネケン」も楽しめますよ(中550円、大800円・ともに税込)

洋食店を経営していたシェフの大和田さんが作るメニューは、ひとつひとつ丁寧に作られた本格的な味。「ミッフィーが主役のカフェですが、遠方からいらっしゃるお客様も多いので、料理も満足してもらえるものをお出ししたいですね」と大和田さんは語ります。
キュートなミッフィーのモチーフと、ひとつひとつのメニューの美味しさにお腹も心もいっぱい!大人も子どもも一緒に楽しめるお料理が多いのも嬉しいですね。

おみやげにミッフィーグッズを。ここでしか買えない限定品も

店内では、ミッフィーグッズも多数販売されています。ここでしか買えないグッズもあるので、ぜひチェックしてください。
▲ラガーシャツを着たミッフィーカフェかまいしオリジナルぬいぐるみ(大1,800円、小1,200円・ともに税込)

両方買って並べたくなってしまうラグビーボールを手にしたミッフィーのぬいぐるみは、W杯開催を記念して作られた同店オリジナル。ラグビーの街釜石市ならではの一品で、おみやげにも喜ばれそうですね。
▲シンプルでシーンを選ばず使える同店限定のマグカップ(1,000円・税込)
マグカップの底面にミッフィーの口と同じ×印が描かれているこのカップ。飲み物を飲むとミッフィーになれる、というユーモア溢れるアイテムです。大人も子どももかわいいティータイムを過ごせそう。
▲ランチバッグ(900円・税込)とトートバッグ(1300円・税込)も人気

料理とグッズだけじゃない。こんな楽しみ方もできちゃう

食事をして、買い物をしたら、ぜひ隠れミッフィーを探してみましょう。店内のあちこちにミッフィーのシルエットがありますよ。
▲エレベーター前にも、ミッフィーのシルエットが
▲こちらもよくみるとミッフィーが隠れています。ミッフィーの大きな耳、わかりますか?

店内には貴重な展示物も満載です。サンバイザーをした元気なミッフィーは、クロスステッチデザイナーとして活躍する大図まことさんの作品。
▲作品名は「手作りの人参ブラウスでお散歩ミッフィー」

実はこちら、世界で活躍するクリエイターがペイントや装飾を施し、世界中で一つだけのミッフィーを60体作るというチャリティー企画「ミッフィーアートパレード」に出品されたうちの一体。同店のオーナーでもあるシェフ大和田さんのコレクションで、世界的にも貴重な美術品です。

明るく可愛らしい雰囲気の黄色いワンピース姿のミッフィー。同店が開店したとき、店頭でお客様をお迎えした大きなぬいぐるみのミッフィーが着ていたのも偶然黄色いワンピースだったことから、運命を感じて購入を決めたのだそう。
▲店内にはミッフィー生みの親、ブルーナ氏のポートレートも

カフェの壁には、ミッフィーカフェかまいしが生まれるきっかけになった一通の手紙も展示されています。
▲メルシス社からの手紙。ミッフィーカフェかまいし内に展示されている

大和田さんのお話によると、20代後半~40代の女性や、ファミリーのお客さんが多く、岩手県内はもちろん日本全国、海外からのお客さんもいらっしゃるそうです。ミッフィーの絵本で育ち、また子育てをしながらミッフィーの絵本を我が子に読んでいる、という方も多数いるとか。大人になって、また戻りたくなるのがミッフィーの世界観なのかもしれませんね。

あなたもミッフィーカフェかまいしで、夢のようなひとときを過ごしてみませんか?
© Mercis bv
菅原茉莉

菅原茉莉

岩手在住。盛岡発のwebマガジンLITERS運営。イベントを企画し、写真を撮り、記事を書く保育士です。 (編集/株式会社くらしさ)

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