限定バウムクーヘンもずらり!「マダムシンコ」箕面本店で、人気の秘密とマダムの正体に迫ってみた

2019.03.05 更新

通信販売でも人気のバウムクーヘンで知られる「マダムシンコ」。鮮やかなピンクとヒョウ柄のデザインや、現会長のマダムシンコさんを連想する人も多いのではないでしょうか。今回は大阪府箕面(みのお)市にあるマダムシンコ本店を訪れ、本店限定スイーツや、そこでしか見られないパフォーマンスを楽しんできました!シンコ会長にお話も伺ってきましたよ。

外観は意外とアッサリ。でも店内は……!

2006(平成18)年に喫茶店としてオープンしたマダムシンコ。現在は箕面本店の他、同じく箕面市内にある彩都(さいと)店、そして大阪市内にある大丸梅田店の3店舗を構えています。
▲北大阪急行電鉄・千里中央駅、もしくは阪急電鉄・北千里駅からバスに乗り「今宮」下車。南へ徒歩8分ほどで本店に到着します(写真提供:マダムシンコ)

本店というからには大きな店舗を想像していましたが、意外にもコンパクト。外壁はピンクをアクセントに白と黒でスタイリッシュにまとめられ、シンプルな印象です。

しかし一歩店内に足を踏み入れると、そこにはピンクとバラ、ヒョウ柄で飾られた、「マダムシンコ」の華やかな世界が広がっていました!
▲オリジナルの食器やカトラリー、ちょっとした贈り物にちょうどいいカットバウムなどの品々が所狭しと置かれた棚
▲目の前のショーケースには、定番商品の「マダムブリュレ」をはじめ、各種バウムクーヘンがずらり。種類豊富なケーキも並んでいます
▲カットバウムやマドレーヌなどを詰めた「アソート」も販売。お菓子の組み合わせを自由に変えることもできる

マダムシンコといえば「マダムブリュレ」。他にもおすすめバウムがずらり!

まずは、マダムシンコを代表するバウムクーヘン「マダムブリュレ」をチェック。メープルシュガーとフランス産カソナード(赤砂糖)を、バウムクーヘンの上からたっぷりと染み込ませキャラメリゼした、一番人気のスイーツです。
▲「マダムブリュレ」(1,500円・税抜)は、香ばしいキャラメルの香りとふわっとした食感が特徴のバウムで、いくらでも食べたくなります(写真提供:マダムシンコ)

おいしい食べ方は3つ。1つ目は常温で、上にかかったキャラメルが自然に溶けた状態でいただく方法。2つ目がレンジでほんの少し温め、できたてのフワフワ食感を楽しむ方法。そして3つ目が家に帰ったらすぐ冷凍庫へ入れ、冷たく凍ったままでいただく方法です。店長の永田さんは「私のおすすめは冷凍」とこっそり教えてくれました。

「冷やしてもカチカチに固くならないように工夫しているのです。カットした後に冷凍すれば、出してすぐ食べられますよ。特に夏はひんやり冷たく、締まった感じの甘さがたまらないんです」(永田さん)
▲ヒョウ柄のジャケットがお似合いの店長・永田さん

ちなみに、永田さんが持っているのは、注文を受けてから作られるという店舗限定の「丸ごと一本バウム」(7,000円・税抜)。長さは約30cm!「インパクト大なのでパーティなどで喜ばれます」と永田さんは教えてくれました。

他にも店舗限定や季節限定など、バラエティ豊かなバウムがずらり。その中から現在イチオシの商品をいくつかご紹介していただきました。
▲店舗限定の「バースデークーヘン」(2,400円・税抜)。月替りのデコレーションは、パティシエの錦織(にしこおり)さんが毎月考え製作しています

取材した1月のバースデークーヘンは、イチゴとフランボワーズの赤がとっても鮮やか。「お客様の期待以上のものを作って、喜んでいただけるようアレンジを考えます。工程の一つ一つをおろそかにせず、感謝の気持ちを忘れず作っています」と錦織さん。
▲季節限定の「とろキャラチーズバウム」(1,700円・税抜)(写真提供:マダムシンコ)

半熟チーズスフレをのせてオーブンで焼き上げた「とろキャラチーズバウム」は、ホワイトデーに合わせて3月1日から5月31日までの季節限定商品(ただし売切れ次第終了)です。バウムの中からとろけ出る甘いキャラメルソースと、塩味のきいたチーズスフレの相性が抜群なのだとか。
▲三段重に各種バウムや焼き菓子、オリジナルフォークをアソートした数量限定の「2019年スイーツお重」(9,000円・税込)も店舗限定販売

マダムシンコでは、シュークリームも他店とは一味違います。なんとコーン形のシュー生地に、メープル風味のカスタードクリームをたっぷりつめています。こちらは注文を受けてからクリームを注入する本店と彩都店のみの限定商品。本店に足を運んだら、ぜひとも購入したいですね。
▲「キングコーン」(500円・税抜)。さくさくのシュー生地にはカラメルと粉砂糖がまぶされています(写真提供:マダムシンコ)

基本のバウムクーヘンをはじめ、季節や行事ごとにさまざまなアレンジを加えたスイーツがそろうマダムシンコ箕面本店。だから、いつ行っても新しいスイーツに出合える楽しみがあります。

隣の喫茶スペースで、マダムブリュレをゆっくり味わう

販売スペースのすぐ隣は喫茶室になっています。ここでは、キャラメリゼしたての「マダムブリュレセット」をいただけるんです。
▲吹き抜けの天井と大きな窓で、とても開放的な喫茶室
▲2つのテーブルと椅子が用意されたテラス席もあります。希望すれば年中利用できます

「マダムブリュレセット」(1,100円・税抜)は、焼きたてのマダムブリュレに日替わりスイーツ2品、選べるドリンクが付いたセット。最後の仕上げのキャラメリゼは、お客さんの目の前でパティシエ自ら実演してくれます。このパフォーマンスは箕面本店のみで実施!この日の担当パティシエは福(ふく)さんです。

さあ、ワゴンに乗ってマダムブリュレがやってきましたよ!
▲マダムブリュレセットは、パティシエ自らワゴンで提供してくれます

さっそく取り出されたヒョウ柄のバーナーから、勢い良く火が噴射されます。
▲バウムの真上から、バーナーの火を1分近く当ててカラメルを焼いていきます
▲熱でカラメルがふつふつ!そしてとろとろに。それとともに砂糖の焦げた、甘く香ばしい香りが周囲にふわあっと広がります!
▲お皿に盛り付け、目の前に出されます。この日の日替わりスイーツは、アールグレイのムースとチョコレートケーキ

さあ、いただいてみましょう。ほんの少し時間を置いて、カラメルがパリパリになったら食べ頃です。
▲思いのほかパリパリの状態のカラメルに、ぐっとフォークを入れます。すぐ下の層のバウムクーヘンが、すっと切れていきます

「まずは一口!」。パリパリのカラメルとふわふわバウム、2つの異なる食感が楽しめます。甘くほろ苦いカラメルは、しっかりした卵の味がどこか懐かしいバウムクーヘンと相性抜群!「お母ちゃんの味」を目指しているとのことで、気取らずどこか素朴な感じもします。お好みでさらにメープルシロップをかけても良いですね。
▲エレガントなフォークやお皿もマダムシンコのオリジナル。ノーベル賞授賞式の晩餐会のカトラリーを手がける、日本の有名メーカーが手がけたものだそう

日替わりスイーツのアールグレイのムースは、間に木苺のジュレとチョコレートムースをサンド。ほんのりした木苺の酸味とチョコの甘さがアールグレイの風味でうまくまとめられていました。チョコレートケーキもシンプルでおいしい。

「喫茶室で召し上がったお客様から『美味しかった』という言葉をもらったり、『家族と食べるから買って帰るね』と購入していただけると、本当に励みになります。ああ、おいしく召し上がっていただけたのだと思うと、うれしいですね」とパティシエの福(ふく)さん。
▲喫茶室のメニューの裏にはシンコ会長自筆のメッセージが

他にも、「ケーキセット」や「フレンチバウムセット」、「マダムのフォンダンセット」など、魅力的なメニューがいっぱい。喫茶室で味わってみてくださいね。

お店の名前にもなっている「マダムシンコ」とは?

マダムシンコとは、現会長のマダムシンコさんのこと。ご自身の名前をそのままブランド名にしています。
▲マダムシンコのオリジナルカップソーサー。裏にはシンコ会長が描いた自身の肖像画がデザインされています

銀座でクラブを経営していたというシンコ会長。バブルが弾けたことで大阪に帰り、焼肉屋をオープンするも、お店が火事の被害にあってしまったそう。困り果てていたある日、雑誌に出ていた和カフェのフランチャイズ募集の広告が目に留まり、すがる思いでスイーツの世界に飛び込んだそうです。

そして2006年に自身の手でバウムクーヘンを作り販売、2007年にマダムブリュレの完成に至ります。「ブリュレしたバウムクーヘンが評判になり、マダムブリュレは大ヒット。通信販売でも人気となりました。マダムブリュレに続く2作目を出しなさいとよくアドバイスされますが、今のマダムシンコがあるのはマダムブリュレのおかげ。これからも大切にしていきますよ」と語ってくださいました。
▲一番人気のマダムブリュレを手に。「バウムにもうひとひねり加えたい」「お金持ちの食べ物というイメージだったバウムクーヘンを庶民の味にしたい」という想いからシンコ会長自らが考案した商品だそう(写真提供:マダムシンコ)

「苦労も、悔しい思いもたくさん経験しました。だからお客様が来てくださることが、どれほどありがたいことか。今も街を歩いて、マダムシンコの紙袋を持っている人を見ると感謝の言葉とともに手を合わせます」(シンコ会長)。
▲店舗では、シンコ会長の著書も販売している。永田店長が私物として持っている本には、シンコ会長のメッセージとイラストが

文章やイラストも書き、店内の装飾も手がけるシンコ会長。一本筋の通った考え方や信念が、華やかな店内に息づいているように感じられました。

スイーツのお店なのに、「よし!明日も頑張るぞ」とたっぷり元気ももらえるマダムシンコ箕面本店。シンコ会長が生み出したマダムブリュレの美味しさをぜひ現地で確かめてみてください。
國松珠実

國松珠実

大阪エリアの女性ライターズオフィス「おふぃす・ともとも」所属。人と話すのが好きで店舗や企業取材を得意とする。また旅行好きが高じて世界遺産検定1級を持っている。 編集/株式会社くらしさ

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