「瀬戸内国際芸術祭2019」の観光拠点にピッタリ!岡山・宇野で訪れるべきおすすめスポット

2019.04.11 更新

岡山県南部にある玉野市宇野は、瀬戸内海に面したノスタルジックな港町。宇野港はかつて本州から四国へ渡る玄関口として栄え、近年では「瀬戸内国際芸術祭」(以下、瀬戸芸)が行われるアートな島々へのアクセスの良さが人気です。今回は、通りすぎるだけの町にしておくにはもったいない、宇野の魅力的なスポットとおすすめの過ごし方をご紹介します。

「瀬戸芸行くなら『宇野』一択」と断言したくなる港町

▲瀬戸内国際芸術祭2016の作品。JR宇野みなと線アートプロジェクト(宇野駅)/エステル・ストッカー

JR岡山駅から宇野みなと線の各駅停車で約1時間、もしくは両備バスの玉野渋川特急線で約50分の場所にあるJR宇野駅。そこから徒歩5分の宇野港からは、直島(なおしま)などへの直通フェリーが毎日運航しています。直島までは約20分。本州側からアートな島々へアクセスするなら宇野港から行くのがアクセス的にも◎。今回は瀬戸芸旅の拠点を宇野に設定した場合の過ごし方をご提案します。
▲大型フェリーが行き交う宇野港

島だけじゃない、瀬戸芸は港からもはじまっている!

▲「宇野のチヌ」(淀川テクニック作)
▲「舟底の記憶」(小沢敦志作)

香川県と岡山県にある12の島と2つの港で開催される瀬戸芸。その会場のひとつが宇野港です。港の周辺には「宇野のチヌ」など、瀬戸芸の作品が徒歩圏内に点在しています。瀬戸芸を目いっぱい楽しむなら、宇野港周辺の作品を見ておかない手はありません。
▲宇野駅のロータリーの先にある「愛の女神像」(ドルヴァ・ミストリー作)

宇野が独自に取り組んだ「七つの女神プロジェクト」から生まれた作品「愛の女神像」も人気です。2011年ごろから、なにやら2人で触ると恋愛成就のご利益があるとの噂が立ち、多くのカップルが鑑賞に訪れています。女神の左尻にタッチしながら願いを込めると良いようです。フェリーの待ち時間などにピッタリの作品ですね。

廃墟感溢れる外観、中のシンプリーさが魅力の「HYM Hostel」

早速フェリーで島に向かいたいところですが、大きな荷物を持ったままだと移動が大変。宇野港周辺の宿をおさえておけば、荷物も預けられてとっても楽ちん。ということで瀬戸芸トリップにおすすめのホステルをご紹介します。
▲ホステルのほか、1階にはカフェやハンバーガー店も入居する「東山ビル」

宇野港から南に海沿いを5分ほど歩くと現れる「東山ビル」は、築50年超で「経年変化の賜物!」と讃えたくなるアートなビルです。その2階より上にあるのが「HYM Hostel(ヒム ホステル)」。チェックインは15:00以降ですが、コインロッカーはいつでも利用できます。
▲一室限定のHYM 4G(ダブルベッドルーム)。素泊まり、バス・トイレ共用、大人1名利用時 税込6,380円~

客室に入るとシンプルでありながら美しい、その機能美に感激するはず。築50年以上ではあるものの、中は清潔にリノベーションされており、部屋からは瀬戸内海も望めます。
▲夏の時期は毎年屋上でビアバーを開催

宿泊する人の8~9割は外国人という国際色あふれるヒムホステル。2階のラウンジや3階の卓球台付きプレイルーム、屋上など快適な共有空間を自由に使えるので、旅人同士での交流が生まれることも。時々ヨガなどのイベントも開催されるので、飛び入りで参加するのもおすすめです。

地元民おすすめ!唸る旨さのハンバーガー店「#8 wire」

▲東山ビル1階左側に入居する、カントリーな外観のハンバーガーショップ

フェリーの出航までに時間がある場合は腹ごしらえといきましょう。筆者が心からおすすめしたいのはヒムホステルと同じビル内にある「#8 wire(ナンバーエイト ワイヤー)」。良い意味でハンバーガーの認識を改めたくなる、めちゃ旨な一品があなたを待っています。
▲全6席の店内は木目調で居心地がよい
▲お店の看板メニュー「#8(ナンバーエイト)」税込1,100円

全5種類あるバーガーのうち、今回はお店の看板メニューである「#8」をご紹介。かぶりついた瞬間、牛肉100%のジューシーなパテと塩っ気の絶妙なバラベーコンがお出迎え。それぞれ2枚入っていてボリューミーですが、女性でもさくっと完食できてしまいます。自家製の軽いバゲットサンド風バンズと旨味の深いトマトソースが最後まで飽きずに食べさせてくれますよ。
▲お店の目の前には、穏やかな瀬戸内海が広がる

店内が混んでいても心配無用、テイクアウトしてすぐ目の前の堤防に座って食べるか、東山ビル2階のラウンジ(19:00まで入場自由。イベント時除く)で食べるというのもありです。
▲瀬戸内国際芸術祭 2016の様子。(写真提供:Shintaro Miyawaki)

ここで一旦宇野の町とはお別れ。正午過ぎのフェリーに乗り込んで直島へ向かい、島の各地に点在するアート作品や美術館の展示を堪能しに行きましょう。

大人の上質な焼鳥が楽しめる「炭 ハバキ」

▲炭 ハバキの入口。隠れ家的でシンプルなつくり

直島を19:00前に出発するフェリーで帰ってきたら、晩ごはんにもおすすめしたい名店があるんです。宇野駅から徒歩2分ほどの場所にある「炭 ハバキ」(以下、ハバキ)では、ここでしか味わえない、洗練された焼鳥を楽しむことができます。
▲雰囲気のよいカウンターに座ると、どんどん期待が高まる

ハバキは美味しいお酒に合う焼鳥が味わえる小粋なお店。隠れ家的な外観ゆえ、地元では知るひとぞ知る大人なお店として愛されています。
▲「グラスワインA」の白 税込750円と、「プレノワールもも」単品 税込300円

奈良県産の「プレノワール」は身のしまった弾力が特徴で、そのもも肉はとってもジューシー。ハバキの串の8~9割は塩焼きなので、さっぱりとした白ワインと一緒に味わうとその美味しさをよりよく楽しめます。また、単品だけでなく、おまかせ5種・8種の場合にも焼きたてを1本ずつ提供してくれるありがたさ。できるだけ1番おいしい状態で食べられるように心配りがなされています。
▲焼き台には高知県産の上土佐備長炭(白炭)を使用。遠赤外線効果でじわじわと中まで火を通していく

ハバキの味を支えているもののひとつは炭。高知県産の上土佐備長炭は遠赤外線効果があり、火力のムラを抑え安定しています。火のもちがよく温度も高すぎないので、“焼く”というよりは鶏肉自体の水分で内側からじっくり“茹でる”イメージなんだとか。
▲「はつ」単品 税込200円。歯ごたえがあるのに柔らかい風味豊かな一本
▲「つくね」単品 税込250円。外はサクッ!中はしっとりな食感。バルサミコ酢入りのソースがアクセントになっている
▲「小かぶ」単品 税込250円。野菜の串ものもおすすめ。甘みが際立ち、火の入り方が絶妙

ハバキで扱っている鶏肉は3種類。鶏肉本来の深みがある「大和肉鶏(奈良県産)」や、歯ざわりが非常によい「京赤地どり(京都府産)」、まろやかな風味の「プレノワール」です。その日の仕入れ状況によって提供する品種は異なるそう。基本的には塩焼きで。店主がそれぞれの串に合うブラックペッパーや山椒、削り節をかけてくれるなど、こまやかな味の違いが楽しめます。

店主の尾崎さんは、1つの素材につき、様々な刺し方や焼き方を何十回も試しているんだそう。そのため、要となる「焼き」を担うのは尾崎さんのみ。お客様のペースに合わせ、次の1本を一番美味しい状態で差し出したいというこだわりからです。
▲「刺し盛り」 税込1,500円(上)と、「むね肉とチーズのカルパッチョ風」税込 1,500円(下)

そしてハバキで忘れてはいけないのが地鶏のお刺身。リーズナブルな「刺し盛り」などがおすすめです。写真上・左は、ごま油と絶妙にマッチしてフワフワととろけるような食感の「きも」。写真上・中2つは、臭みがなく弾力のある「むね(左)、ささみ(右)」。写真上・右3つはコリコリとしながらも固くない、やめられなくなる歯切れの良さが特徴の「ずり(上)、脾臓、ハツ(下)」。地鶏の刺身に開眼すること間違いなしです。
▲モダンでシックな店内はカウンター席が7席、テーブル席が18席の全25席。おひとり様からグループまで対応可

次の1本が恋しくてたまらない、そんな待ち時間も至福のひとときになるハバキ。カウンター越しに、まるでお寿司を楽しむかのように1本ずつ上質な焼鳥を堪能してください。

旅の疲れを癒す「瀬戸内温泉 たまの湯」

▲立派な門でお出迎えしてくれる「瀬戸内温泉 たまの湯」

1日の終わりは温泉で旅の疲れを癒しましょう。宇野駅から徒歩5分ほどの場所にある「瀬戸内温泉 たまの湯」(以下、たまの湯)は露天風呂がおすすめ。日中には瀬戸内の穏やかな潮風、多島美、情緒あふれる海景を目前に楽しめます。

営業時間は10:00~23:00(最終受付22:00)。遅い時間にも温泉を楽しめるのがありがたいです。入館料は一般の中学生以上で1,600円(土日祝は1,900円)、小学生以下で650円(土・日、祝日は750円)となっています(すべて税込)。
▲露天風呂では潮風が感じられ、最高に気持ち良い

たまの湯の泉質は、カルシウム・ナトリウム塩化物泉で保湿・保温効果が高い天然温泉。肌がすべすべになる美肌・美人の湯と評判です。しっかり温まったら湯冷めしないうちに宿へ向かいましょう。

美味しいコーヒーと朝食には「BOLLARD COFFEE」

▲東山ビル1階右側。素敵な雰囲気のカフェ

翌朝のスタートには「BOLLARD COFFEE(ボラードコーヒー)」がおすすめ。こちらのお店では、東京の「OBSCURA COFFEE ROASTERS(オブスキュラコーヒーロースターズ)」で焙煎された豆を使用した高品質のコーヒーを味わえます。
▲無骨でおしゃれな、コンクリートが打ちっ放しの店内。全9席
▲トーストにバナナとゆで玉子、ディップとドリンクがついた「ご近所のおいしいを集めたモーニングセット」 (税込780円)

モーニングセットは、岡山県備前市の名店「&BREAD」の食パンや、地元で採れた平飼い卵のゆで玉子など、瀬戸内をはじめ、ご近所でとれる食材をメインに使用。特に外国の方はバナナを慣れた様子でカットし、パンにのせて食べる姿がとてもナチュラルなんだそう。
▲「プレーンとうふマフィン」などのブレッドメニューも豊富

目の前は海だし、店内はオシャレ、メニューは全部おいしそうで、コーヒーの匂いが素晴らしいとくれば、おのずとテンションの上がる空間です。
▲BOLLARD COFFEEのハンドドリップコーヒー(ブラジル)レギュラーサイズ(税込400円)

BOLLARD COFFEEのコーヒーを片手に今日は次なる島へ。宇野港からは直島だけでなく、豊島(片道約40分)や小豆島(片道約1時間30分)にもフェリーが就航。早起きが得意なら早朝6時台のフェリーに乗って、混雑する前に作品を独り占めするのもおすすめ。気になる島で素敵なアートトリップをお楽しみください。

滞在する拠点の町が楽しいと、アートな旅も最高になること間違いなし。そして次は宇野を目当てに旅したくなる。そんなポテンシャルにあふれた宇野をぜひ訪れてみてください。
ココホレジャパン

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