東京下町エリアのおすすめ観光スポット&グルメ10選。江戸情緒を満喫しに行こう!

2019.03.04 更新

江戸の情緒が感じられ、どこか昔懐かしい風情が残る東京の下町エリア。その一帯は、江戸時代に町人の街だったこともあり、商店や飲食店が多いのも特徴のひとつ。「浅草寺(せんそうじ)」や「浅草花やしき」など歴史あるスポットは、今もなお東京観光の目玉として国内外の観光客であふれています。今回はそんな東京下町のおすすめスポット&グルメをご紹介します。

浅草名物の食べ歩きが楽しい!浅草寺・仲見世界隈

下町の代表的な街の一つが「浅草」。国内外から多くの観光客が訪れる日本有数の観光地です。浅草観光で誰もがまず訪れるのが「浅草寺」。創建はなんと628年で飛鳥時代にまで遡ります。以来、度重なる火災に見舞われますがその都度再建され、現在に至るまで「浅草観音」の名で庶民に親しまれてきました。
▲連日観光客でにぎわう仲見世商店街

その浅草寺の総門で浅草のシンボルともなっている「雷門」から、浅草寺の境内まで伸びる参道「仲見世」は日本で最も古い商店街の一つです。飲食店や土産物店など約90のお店が立ち並び、活気あふれる下町情緒を感じることができます。
この中から、食べ歩きにちょうど良いお店をいくつかご紹介します。
【木村屋本店】
浅草名物と言えば人形焼。こちらの店は明治元年創業という老舗で、初代店主が浅草の名所にちなんで考案した「五重の塔」、「雷様」、「提灯」、「鳩」の4つの型と味を、今も頑なに守り続けています。
▲かわいらしい箱に入っていてお土産にもおすすめ

【浅草九重(あさくさここのえ)】
食べ歩きグルメの定番あげまんじゅうのお店「浅草九重」。その場で揚げているので熱々でサクサクの食感が楽しめます。味はこしあん、黒ゴマ、抹茶など数種類。リーズナブルでボリューム感もあり、小腹が空いた時にちょうどいい品です。
あげまんじゅうは1個から買うことができます。スタッフの手際の良さにつられて、ついたくさん買ってしまうことも。

他にも魅力的な食べ歩きグルメがいっぱい。食べ過ぎにはくれぐれもご注意ください!

プロのガイドにお任せ!人力車で優雅に巡る浅草散策

浅草界隈を効率良く巡るなら人力車がおすすめです。この辺りは「浅草寺」の他にも「東京スカイツリー」など見所の多いエリア。人力車なら道に迷ってしまったり、歩き疲れてしまうという心配もありません。プロのガイドでもある俥夫(しゃふ)が案内してくれるので、浅草の魅力を存分に満喫できますよ!
▲芸者さんたちの事務所とも言える「浅草見番(けんばん)」。風情のある外観が目を引く

「浅草人力車 吉兆屋」では単に”移動手段”としての人力車ではなく、グルメや縁結びスポット巡りなどのコンセプトに沿った7つのコースを用意しています。人力車を引く俥夫は浅草を知り尽くしていて、下町情緒溢れる街並みや地元で人気のグルメ、穴場の絶景スポットなどに連れて行ってくれます。
人力車に乗ると目線は地上2mくらい。自動車を見下ろすほどの高さなので見晴らしが良いのも魅力。また、国会議事堂の椅子と同じ生地を使用している座面は柔らかくて座り心地が良く、動き出しても安定感は抜群です。
▲職人さん手作りの人力車はレトロな柄でフォトジェニック。周りの観光客から注目の的に
▲撮影スポットでは人力車を停めて俥夫が撮影してくれる

コースによって行き先があらかじめ決まっていますが、気さくな俥夫から「このお店のメンチカツがおいしいんですよ」とか「このお店では津軽三味線の演奏が聞けるんですよ」といった地元ならではの情報を教えてもらえるのも、人力車の魅力の一つ。
また、行きたい場所やお店があれば臨機応変にコースを調整してくれるのもうれしいポイント。思い出に残る東京下町観光にするなら大変おすすめの体験です。

自分とは思えない!絢爛豪華な花魁姿に大変身

浅草・雷門の目の前にある「スタジオ七色」では、華やかな着物をまとう花魁(おいらん)に変身することができます。本格的なのは衣装だけでなく、ヘアメイクや撮影も。プロが手掛けたら自分もこんなに変われるのかと思うほどの体験ができます!
振袖は、オーソドックスからモダンなデザインまで100着以上の中から選ぶことができます。またヘアセットは、地毛をアレンジすることもできますが、地毛に花魁髷(おいらんまげ)や付け毛を取り付けたり、ショートカットの人はカツラを装着することもできます。
▲こんなモダンな柄の振袖も

ポイントは派手めの髪飾り。こちらではかんざし、花飾り、櫛など平均して20種類以上もの髪飾りを一度のセットで使用することも多いそう。プロのヘアメイクさんに相談しながら好みのものを選んでいきましょう。
▲なりたい花魁のイメージを伝えれば、プロのヘアメイクさんが仕上げてくれる

広々としたメイクルームでさっそく花魁に変身していきます。たくさんの髪飾りをつけたカツラはずっしりと重みを感じますが、すぐに慣れますよ。
先ほど選んだ振袖を着付けてもらったら、帯と打掛(うちかけ)を選んで準備OK!いよいよ撮影です。
撮影スタジオも細部までこだわりがいっぱい。本格的なセットに囲まれ、花魁の世界へと引き込まれていきます。撮影では、花魁特有の座り方や手の動き、表情の作り方までカメラマンから教えてもらえます。
扇子やキセルなどの小道具も使いながら、5パターンほどのポーズで40~50ショットを撮影し、このうち3枚をもらえます。もちろん、すべての撮影データが入ったUSBを購入することも可能です。
体験時間は約2時間半。花魁になりきって非日常の世界観を味わってみませんか?友達や家族に自慢したくなる一枚が撮れること間違いなしです!

下町で噂の「どじょう鍋」に挑戦!名店・飯田屋へ

散策や体験でお腹が空いたら、東京下町の名物グルメはいかがですか?

古くから下町の庶民に親しまれてきた郷土料理の一つ「どじょう鍋」。どじょうはうなぎにも匹敵するほどの高い栄養価で、夏の暑さを乗り切るためのスタミナ食として人気です。
▲どじょう料理の老舗の飯田屋。「どぜう」の看板が目を引く

つくばエクスプレス・浅草駅からすぐのところにある「飯田屋」は明治35(1902)年創業のどじょう専門店。どじょうはそのまま鍋で煮込んで食べるのが一般的ですが、こちらでは頭と骨を取った「ほねぬき鍋」が、初心者向きで人気です。他にもどじょうとゴボウを煮込んで卵でとじた「柳川鍋」や蒲焼でいただく「どぜう丼」など、多くのどじょう料理をいただけます。
▲どじょうはスーパーでは見かけない食材。お店でしか食べることができない
▲飯田屋のどじょうは井戸水で2、3日かけて泥抜きをするので臭みがない

どじょうは夏が旬。例年7~8月にはどじょうの卵も食べられます。プチプチとした食感がアクセントになり、ひときわ美味しくいただけますよ。
毎週水曜の定休日以外は11:30からランチ営業も行っています。リースナブルにどじょうを味わうならおすすめの名店です。

レトロな魅力が満載の遊園地「浅草花やしき」

江戸時代から娯楽の街として親しまれてきた浅草には、日本最古の遊園地があるのをご存知ですか?その名も「浅草花やしき」(以下、花やしき)。決して広くはありませんが、ちょっとレトロな雰囲気で大人から子供までほっこり遊べる遊園地です。最新のアトラクションが目玉の遊園地とはまた違った魅力があり、まだ行ったことがないという方におすすめです。
アクセスは、東京メトロ銀座線・浅草駅から徒歩約5分。つくばエクスプレス浅草駅から徒歩約3分の場所にあります。
▲花やしきがオープンしたのはなんと1853(嘉永6)年。花園として開園されたのが始まり

絶叫マシンからお化け屋敷まで、アトラクションは全22種類。縁日コーナーやステージでの催しなども楽しめます。
そして花やしきの名物といえばパンダカー。今や全国の遊園地などで見ることができるパンダカーですが、花やしきが商標登録を取っているのだとか。お土産ショップではパンダカーがデザインされたTシャツやパーカーなど、数々のパンダカーグッズが揃っています。
▲ノソノソと動くパンダカーは動画での撮影もおすすめ

レトロなアトラクションといえばメリーゴーランドも外せません。このメルヘンな佇まいが遊園地の王道で、SNS映え間違いなしです。
▲どの構図で撮影しても可愛く映るのがメリーゴーランドのいいところ

絶叫系アトラクションもおすすめ。花やしきには日本現存最古のローラーコースーターがあるんです。最高時速はたったの42km/hですが、密接する建物スレスレの距離を走るので、独特のスリルを味わうことができますよ。
▲昭和28(1953)年生まれのローラーコースター。2019年でなんと66年目の大ベテラン!

初めて訪れてもどこか懐かしく感じられる「花やしき」。日本最古というだけあって、誰もが子供の頃に連れて行ってもらった遊園地の思い出と、重ね合わせることができる素敵な場所です。

江戸の職人になりきって、伝統工芸の江戸切子に挑戦

東京メトロ・浅草駅からすぐ近く。雷門からもほど近い隅田川沿いにあるガラス細工の工房「創吉」では、江戸切子体験ができます。江戸切子とは、この地域に江戸末期から伝わるガラス細工の技法で、伝統工芸にも認定されています。
こちらでは約90分の体験でオリジナルグラスを一つ作ることができるんです。
▲江戸切子は光に当ててみると、その文様がいっそう美しく見える

江戸切子はグラスに刻まれた繊細な文様が特徴ですが、こちらでは等間隔に切り込みが交差する矢来文(やらいもん)や菊の花を模した菊花文(きっかもん)など、豊富なデザイン見本の中から作りたい文様を選ぶことができます。
▲伝統的なデザインばかりでなく、こんなハート型の文様も

十数種類のグラスから一つ選び、デザインをグラスに下書きしていきます。実際に彫刻をする前に、練習用グラスを使って練習できるので、初めての方も安心です。繊細な作業ですが、プロの職人が指導してくれるので小学3年生から参加可能。できあがった作品はそのまま持ち帰ることができ、普段使いもOK。東京観光の記念としても最適ですね。

江戸から東京へ。庶民の生活をフィーチャーした「江戸東京博物館」

JR両国駅から徒歩3分。「江戸東京博物館」は、江戸時代から今日までの約400年に及ぶ、東京の庶民の生活や文化を知ることができる博物館。常設展だけでも、じっくり見ていたら丸一日かかりそうなほど見応えたっぷりの内容です。
▲高床式の倉をイメージしたというユニークな外観

展示は大きく「江戸ゾーン」と「東京ゾーン」に分かれています。
入口を入ると、まず「江戸ゾーン」がスタート。日本橋界隈の街並みを再現した大規模なジオラマや、江戸庶民の生活を疑似体験できる展示がいっぱいです。
▲精巧な人形たちで表現された江戸の町。いきいきとした人々の様子がうかがえる
▲体験展示では千両箱を持ち上げたり、田畑に撒くための肥桶(こえおけ)の天秤棒を担ぐコーナーも

他にも江戸時代の本屋とも言える「絵草紙屋(えぞうしや)」を再現したコーナーがあり、草双紙(くさぞうし)や錦絵といったさまざまな印刷物について学ぶことができます。江戸時代にタイムスリップしたかのようなリアルな再現模型の数々に大人も子供もわくわくします。

一方、「東京ゾーン」は明治期の社交場である鹿鳴館(ろくめいかん)や銀座の煉瓦街などを再現。明治維新後、江戸から東京に変わり近代国家として発展していく様子を展示しています。
▲西洋の建築様式が目立ち始めた明治期の東京。こちらは朝野(ちょうや)新聞社の復元建物

明治後期に浅草に建てられた12階建ての高層展望塔「凌雲閣」の10分の1模型や、盛り場としての浅草界隈の賑わいなど、東京の娯楽文化に関する展示も見応えがあります。
▲高度経済成長期の団地の様子。50代以上の昭和世代には懐かしく感じられる

展示物の一つひとつが庶民の目線で構成されているので、現在の私たちの生活にもつながっていることをリアルに実感できるのが、江戸東京博物館の楽しいところ。歴史の授業は苦手だった!という方も楽しく巡ることができます。

親子丼の元祖「玉ひで」で鶏料理に舌鼓!

▲創業は江戸時代の宝暦10(1760)年。当時より江戸屈指の人気店だったそうで文献にもその名が残っている

日本橋人形町にある鶏料理の名店「玉ひで」。親子丼の元祖としても有名なお店で、開店前から、親子丼目当てのお客さんが連日長い列を作っています。
▲親子丼が生まれたのは明治時代。当時の女将が鶏すきの割下で玉子を煮てご飯と一緒に食べるお客さんを見て思いついたそう

大人気の親子丼の玉子は、数百種類の中から玉ひでの親子丼に合うものを厳選し、一人前にLLサイズを2個も使用しています。また鶏肉は、東京のブランド鶏「東京軍鶏(しゃも)」のもも肉と胸肉を使用。こだわり抜いた食材を惜しげもなく使った一皿です。出汁の香りとつゆのやさしい味わいがするどこか懐かしさを感じる親子丼です。
▲皮やつくね、もも肉、むね肉、手羽肉を一度に楽しめる「軍鶏の鶏すき」

もう一つの名物は「軍鶏の鶏すき」。夜のコースでしか食べることができないメニューです。こちらは席で仲居さんが特製の土鍋で調理してくれます。軍鶏肉は美味しさにこだわって、契約農場から頭も足もついた状態で仕入れ、お店でさばいているそう。軍鶏肉の美味しさを満喫できます。
▲夜のコース限定の「玉五(たまご)プリン」も絶品

下町の風情が残る日本橋人形町で、風格のある鳥料理の老舗「玉ひで」。ここでしか味わえない本物の味を堪能してみてはいかがでしょう。

下町グルメの代表格・深川めしの名店を食べ比べ

東京メトロ・門前仲町駅周辺の深川エリアは、江戸時代より「富岡八幡宮」の門前町として栄えてきました。当時この辺りには干潟が広がっており、漁業が盛んだったそう。深川めしはそんな漁師たちが、船上で簡単に食べられる料理として生まれました。あさりとネギなどを一緒に炊き込んだものが一般的ですが、他にもいろいろな種類があります。
▲江戸情緒を感じる店構え。「深川宿 富岡八幡店」ではその日の朝に仕入れたばかりの新鮮な国産あさりを使用している

富岡八幡宮の正面鳥居をくぐってすぐ左側にある「深川宿 富岡八幡店」では、炊き込みタイプとぶっかけタイプの深川めしを食べ比べるセットが人気。
▲左側が炊き込みタイプ、右側がぶっかけタイプの深川めし

炊き込みタイプはさっぱりとした上品な味わい。あさりのやさしい味わいを感じることができます。一方、ぶっかけタイプはご飯にあさりの味噌汁をかけたもの。一口であさりの濃厚な旨みや磯の風味を感じることができます。どちらも甲乙つけがたい美味しさです。
▲「門前茶屋」は魚介の炉ばた焼きでも有名なお店

門前仲町駅からすぐの「門前茶屋」では蒸籠(せいろ)蒸しの深川めしをいただくことができます。
▲注文を受けてから蒸し上げる深川めし

専用の高温高圧蒸し器で、密封状態のまま一気に蒸し上げるので、あさりが硬くならず芳醇な味わいが増すそう。一口食べると、柔らかいあさりと出汁のきいたご飯の味わいが同時に口の中に広がります。

多彩であり、それぞれこだわりのある深川めし。東京の下町を散策するなら外せないご当地グルメです。

屋形船でもんじゃ&東京の夜景を同時に楽しむ!

料理に舌鼓を打ちながら景観も楽しめる屋形船は、東京下町での粋な遊びの一つ。
▲提灯の灯りで風情のある屋形船。中は座敷になっており60名まで乗船可能

「千羽丸(せんばまる)」は、本場月島のもんじゃをいただける屋形船として観光客に人気です。月島近くの桟橋を出航し東京湾へ。レインボーブリッジをくぐってお台場を巡る約2時間のコースで東京の景色ともんじゃを楽しみます。
出航して程なくレインボーブリッジが。右手側にはライトアップされた東京タワーも見えます。出航して約10分で観覧車やフジテレビ社屋、自由の女神像などが見えるお台場の沖に到着。ここで船を停泊させていよいよお食事タイムです。
▲全席鉄板付きテーブルを完備。揺れも少なく宴会も盛り上がる

もんじゃの本場・月島出身のスタッフが焼いてくれるので、もんじゃ初体験という観光客も安心です。ちなみにこのコースは食べ放題&飲み放題!もんじゃのほかにお好み焼きや焼きそばもオーダーできるので、味を変えて楽しむこともできるんです。しかも野菜やお肉など鉄板で焼きたいものを持ち込むのもOK!ワインやウイスキーなど好みの飲み物を持ち込むのも自由です。(ただし飲み過ぎにはご注意)
▲スタッフのヘラさばきに見とれているうちに、美味しいもんじゃが焼きあがる

スタッフの進行に合わせ、居合わせた船内のお客さん全員が一緒になって宴会を楽しめるのも屋形船ならではの楽しみ方。誕生日や結婚記念日のサプライズ企画もみんなで盛り上げてくれます。
▲お客さん全員で乾杯!船内の盛り上がりは最高潮に

東京湾コースの他にも、浅草コースなどもあります。昼間の乗船では遠くまで景色が見えるので、宴会ではなく観光重視の方におすすめ。お酒が飲めない人でもしっかりと楽しめそうですね。
高層ビルが立ち並ぶ大都会、東京。しかし今回ご紹介したように、古くから庶民の間で受け継がれてきた下町の文化が色濃く残るのもまた、東京の一面です。江戸の風情を感じる街並みを歩いて、江戸っ子のみなさんとふれあいながら名所やグルメを堪能してみませんか?
ぐるたび編集部

ぐるたび編集部

学びや刺激・感動のある旅サイト「ぐるたび」の編集部。選りすぐりの旅グルメ&観光情報レポートを発信していきます。

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