GWの北海道を旅するなら行っておきたい名所はここだ!観光の合間に楽しめるおすすめ体験も

2019.04.11 更新

例年、ゴールデンウィーク頃から桜の見頃を迎える北海道。雄大な自然から春の訪れを感じられるおすすめのシーズンです。今回は、見どころがいっぱいの広~い北の大地から、GWの時期に足を運びたい5つの観光スポットをピックアップ!北海道ならではの体験の数々もご紹介します!

▲春の北海道を散策すれば、希少なエゾリスの姿を見られるかも

おすすめスポット1.芝桜で春の訪れを実感!「ひがしもこと芝桜公園」【網走エリア】

▲「網走湖」など見どころいっぱいの網走(あばしり)エリア

北海道の東部に位置する網走エリア。オホーツク海に面し、冬には流氷が岸壁まで流れ着くなど厳しい寒さでも知られますが、雄大な知床(しれとこ)連山を望む風景や、網走湖、能取(のとろ)湖などの北海道らしい大自然を楽しめるエリアでもあります。一年を通して多くの観光客が訪れる網走エリアの春は、雪解けを迎え一気に咲き始める花々が魅力です。
このエリアでおすすめの観光スポットは、網走市街から南に車で約45分離れた網走郡大空町にある「ひがしもこと芝桜公園」です。こちらでは5月上旬から名物の芝桜が敷地一面に咲き誇り、訪れる人を魅了します。
開園期間は毎年5月3日~9月30日。芝桜が見頃を迎える5月中旬頃は360度、芝桜のピンク色に染まります。
▲芝桜が植えられているのは約10万平方メートルにも及ぶ。まるで絨毯を広げたかのような一面のピンク

芝桜の開花時期には「ひがしもこと芝桜まつり」(2019年は5月3日~6月2日)が開催され、オホーツクの海産物や乳製品などご当地グルメも楽しめます。
▲ファミリーで楽しめる釣堀ではヤマメなどが釣れる

また園内にはゴーカートや釣堀、足湯などの施設もあり、大人も子供も1日中楽しめます。日帰り入浴ができる温泉施設のほかオートキャンプ場もあるので、キャンプでの利用もできますよ。
▲芝桜を眺めながら入れる足湯。心も体もぽかぽかと温まる

園内は芝桜を愛でながら歩ける歩道が整備されており、1時間ほどの散策を楽しめます。また、まつり期間中は遊覧車も運行予定。ぜひ丘の上まで登って、山を包み込むような芝桜を眺めてみてください。
そんな「ひがしもこと芝桜公園」から車で約30分の場所に、北海道の自然を馬と一緒に楽しめるスポットがあります。オホーツク海を見下ろす丘の上にある「網走原生牧場観光センター」では、大自然を散策するホーストレッキング体験を行っています。海、山、湖と、様々な自然の風景を楽しめる網走エリア。乗馬をしながら散策ができるなんて、なんとも北海道らしい特別な体験ですよね。
▲潮風に吹かれてオホーツク海の砂浜を進む「海コース」

この牧場では行き先別にコースを設定しています。GWの時季は「海コース(約90分)」「湖コース(約70分)」「森林コース(約50分)」「林間コース(約20分)」と、「満喫コース(約120分)」の5つのコースから選べます。
▲ザバザバと水の中を進んだり、ちょっとワイルドな体験もできる「湖コース」

案内をしてくれるのは経験豊富なガイドたち。乗馬初体験の人にも馬の扱いや乗馬のサポートはもちろんのこと、雄大な自然の風景や見どころを教えてくれます。行き先によって違った風景を楽しめるのも魅力の一つ。リピーターが多いというのもうなずけます。
▲木漏れ日を浴びながら森林浴でリラックスできる「森林コース」

乗馬用の馬たちは放し飼いでストレスフリーに飼育されているので、とても穏やかな性格です。
またこの体験では写真撮影のサービスも。乗り慣れない馬の上で自撮りをする必要はありません。美しい風景をバックに、かっこよく馬に乗る姿をガイドが撮影してくれるのでお任せしちゃいましょう。
なお、この体験は小学校高学年から参加が可能。家族みんなで体験できておすすめです。

おすすめスポット2.野生動物の痕跡と大自然を感じる知床五湖【知床エリア】

▲自然の絶景はもとより、野生動物を発見することもできる知床エリア

知床は2005年に世界自然遺産として認定されている、北海道を代表する観光スポットです。手つかずの原生林にはエゾシカやヒグマなどの野生動物が多く生息。冬場は人間を寄せ付けない過酷な自然環境ですが、GW~夏にかけては大自然の美しい姿を見ることができます。

このエリアで行っておきたいおすすめのスポットは「知床五湖」。観光客が足を踏み入れることができるエリアには散策路が整備されており、湖と知床連山の絶景を楽しめるんです。トレッキング初心者にもおすすめです。
▲なだらかで段差がない「高架木道」。子供や高齢者も歩きやすい

知床五湖は「一湖」から「五湖」まで、数字の名前がついている湖の総称です。ここには「高架木道」と「地上遊歩道」の2つの散策ルートがあります。

高架木道のルートは往復約1.6km。「一湖」は湖畔まで行くことができ、周囲に高い木がなく見晴らしが良いので、存分に絶景を楽しめますよ。シーズン中はいつでも誰でも歩くことができ、家族連れにもおすすめです。
▲美しい景観だけでなく、自然の営みも感じることができる「地上遊歩道」

一方、地上遊歩道は2ルートあり、長い方は全周約3km。5つの湖を全て見ることができますが、人数制限があり、時季によっては、約10分間のレクチャー受講が義務付けられています。レクチャー受講が必須なのは春先~5月9日までと、8月~10月中旬頃までです。
また、その期間中でも特に5月10日~7月末は「ヒグマ活動期」のため、レクチャー受講とともに知床五湖登録引率者(専門のネイチャーガイド)の引率も義務付けられています。
▲ヒグマの爪跡が残る木。地上遊歩道を歩けば、このような野生動物の痕跡を見つけられることも
▲島がぽっかりと浮かぶ「三湖」。エゾシカが泳いで渡ることもあるとか

専門知識のあるネイチャーガイドと一緒なら、貴重な野生動物の痕跡を見つけられたり、自然について興味深い話をいっぱい聞くことができます。知床観光の醍醐味を余すことなく味わうことができそうですね。もちろん同伴が義務ではない時季でも、ネイチャーガイドの依頼は可能ですよ。
▲一人では気づかないこともガイドが随時案内してくれる

そんな知床でネイチャーガイドを依頼するなら斜里郡(しゃりぐん)にある「知床ネイチャーオフィス」と「知床清里町ウエネウサルみどり」(こちらの施設は8月以降のみ)がおすすめ。こちらでは知床五湖の地上遊歩道を全周するガイドツアーを実施しています。先程ご紹介した知床五湖の魅力を余すことなく味わうことができますよ。
また「知床清里町ウエネウサルみどり」では、一日で知床エリアの主要な絶景スポットを巡るコースも人気です。「知床五湖」のほか、雪解けを迎えた春は水量が多く迫力満点の「オシンコシンの滝」や、展望台からの眺めが美しい「プユニ岬」など、ガイドブックで見たことのある写真映えする絶景スポットを見てまわることができる欲張りな体験です。
▲清里町にある「神の子池」。コバルトブルーに輝く水に、化石のように沈む倒木が神秘的

この体験は、例年、雪解けを迎える4月下旬~10月末にかけて開催しています。JR知床斜里駅に朝集合し、夕方まで観光地を巡ります。
▲春は桜が咲くことで知られる「さくらの滝」。7〜8月はサクラマスが遡上し滝をジャンプする姿も見られるそう
▲オホーツクの海岸線が美しく見える「プユニ岬」は、夕日の名所としても有名。知床八景の一つにも数えられる

他にも真っ直ぐに伸びた道がまるで空に昇っていくように見える「天に続く道」や、7月でも雪が残るという羅臼(らうす)岳が間近に見える「知床峠」にも足を運びます。各地でネイチャーガイドから知床の自然について詳しく解説してもらえるので、知床を一度訪れたことがある人にもおすすめですよ。

おすすめスポット3.観光客でいっぱいの超人気スポット旭山動物園【旭川・富良野・美瑛エリア】

▲広大な田園風景が広がる美瑛(びえい)。北海道の中でも特に人気が高い観光地

北海道の中央部に位置する旭川・富良野・美瑛エリア。富良野のラベンダー畑や美瑛の丘陵地など、北海道らしい風景がいっぱいで、王道の北海道観光を楽しみたいならおすすめです。

このエリアで注目したいのは、言わずと知れた人気スポット「旭山動物園」です。まずはここを軸に旅の予定を立てるという人も多いのではないでしょうか?
▲水中を元気に泳ぐカバの姿も間近に見ることができる

動物が本来持っている生態を引き出す”行動展示”という手法で爆発的に人気が高まった旭山動物園。連日多くの観光客でにぎわいますが、実は開園直後に来場するのがベストなんです。例えば、カバなど昼間は寝てしまう夜行性の動物でも、朝一番なら夜の元気な姿を垣間見ることができるんです。
▲ホッキョクグマのもぐもぐタイム。水中に餌が撒かれるので、豪快にダイブする姿を見ることができる

また、動物たちの「もぐもぐタイム」も要チェック。餌を食べるタイミングは最も野生的で動物らしさが見られる瞬間です。「もぐもぐタイム」の時間は公式ホームページにも公表されているので事前に確認し、見てまわる順番を決めておくといいですね。ただし場所によっては入場制限があるので早めに場所を確保するつもりで行動しましょう。
逆に「もぐもぐタイム」を外すことでゆったりと見学できる場合も。人気の「あざらし館のマリンウェイ」などは、多くの見物客が他の「もぐもぐタイム」を見に行っている間に足を運ぶのがおすすめです。
▲ペンギンが飛ぶように泳ぐ姿を360度見渡すことができる水中トンネル

「ぺんぎん館」をゆったりと見学したいなら、ここでも狙い目は近隣の「あざらし館」や「ほっきょくぐま館」で「もぐもぐタイム」が開かれている時間帯です。
大変人気の旭山動物園。事前に攻略法をチェックして、いきいきとした動物の姿を一つでも多く見られるといいですね。
旭山動物園がある旭川から車で約1時間のところにある富良野。北海道で非日常体験をしたい人には、「レジャーガイド遊び屋」が開催する「ナイトウォッチング」がおすすめです。GW頃から開催されているこの体験では、都会では見ることができないような、息をのむほどの美しい星空を見上げたり、野生動物の気配を感じることができるんです。
▲真っ暗な中で、富良野の街の夜景だけが美しく輝く

田園風景の広がる富良野の夜はとても静か。聞こえてくるのは木や草が揺れる音だけ。街灯の明かりが少ないこともあり、辺りは真っ暗で静寂の世界です。まるで大自然に一人取り残されたような夜の富良野で、自身の感覚を研ぎ澄まし、自然の気配を感じてみましょう。
▲天気が良ければこんなに美しい星空も

この体験は19:30~21:30の2時間。もちろん子供の参加もOKなので、家族旅行の思い出にもぴったりです。北海道の遊び方を知り尽くしたガイドが案内してくれるナイトウォッチング。思い出深い体験になること間違いなしですよ。

おすすめスポット4.静かでゆったりと流れる時間を満喫!釧路湿原【釧路エリア】

▲地平線の彼方まで広がる「釧路湿原」

北海道東部に位置する釧路エリア。特別天然記念物の「タンチョウ」や阿寒湖の「マリモ」など、貴重な動植物の生態を見ることができる自然豊かなエリアです。

このエリアに行ったらぜひ足を運びたいのが日本で一番広い湿原といわれている「釧路湿原」。湿原の中には特別な許可がなければ直接足を踏み入れることはできませんが、展望台や遊歩道から絶景を楽しむことができます。また、カヌーでも湿原の様子を間近で観察することができるんです。
広大な湿原の中を蛇行しながら流れている釧路川。野生動物に遭遇しやすいこともあり、国内でも有数のカヌーの聖地といわれています。
「塘路(とうろ)ネイチャーセンター」では釧路川の魅力を間近に感じることができるカヌーガイドツアーを行っています。この体験はガイドが舵を取ってくれるので、経験や年齢にかかわらず参加できるのはもちろんのこと、カヌーに揺られながら景色を楽しんだり写真撮影ができるのもうれしいポイントです。
▲春はカヌーの上からお花見も。四季折々の景色が楽しめる

音もなく進むカヌー。聞こえてくるのは静かに流れる川の水音と、草が風で擦れる音。耳をすませば、水鳥が羽ばたく音や湿原の中に潜む野生動物の鳴き声など動物の気配を感じることもできます。
▲タンチョウなど貴重な野生動物に出合えることもカヌーの魅力の一つ

時間が止まったように感じるカヌー体験。肩から力が抜けてリラックスできますよ。非日常体験の醍醐味を味わってみてください。
この釧路湿原の最深部には「キラコタン岬」という1万5千年ほど前から人の活動の痕跡が点在する”湿原の秘境”があります。一度は絶滅したと考えられていた特別天然記念物のタンチョウが再発見された地というエピソードがあるほど、手つかずの自然が広がっています。
ここからは蛇行する雄大なチルワツナイ川を見下ろす絶景ポイントもあり、まさに釧路湿原散策の最終目的地。ただしここを訪れるには特別な許可が必要です。
▲人工物がまったく視界に入らない大自然に感動

「塘路ネイターセンター」では、釧路湿原でのカヌー体験と「キラコタン岬」へのトレッキングの両方が楽しめるプライベートツアーを開催しているんです。
▲カヌーは1艇(通常2名)ごとに、1名の専属ガイドが同乗。舵取りはガイドにお任せ

午前中はカヌーを体験。塘路湖から阿歴内(あれきない)川を抜け、釧路川本流へ合流します。野鳥のさえずりや変化に富んだ景色が楽しめるコースです。ランチは、ガイドによる北海道の食材を使ったアウトドアクッキング。特製ダッチオーブンを使った料理に気分が上がります!
▲太古の昔から変わらない秘境「キラコタン岬」の眺望が楽しめる

ランチの後はトレッキング。いよいよ特別な許可がないと入ることができない「キラコタン岬」へ向かいます。多少の高低差はありますが、トレッキング初心者でも十分歩ける内容です。カヌーだけではわからない、釧路湿原の立体的な魅力を楽しみましょう!

GW頃の釧路はまだ寒い日が続きます。上着など防寒装備は必須です。

おすすめスポット5.ランプとガラスの輝きにうっとりする北一硝子 三号館【小樽エリア】

▲街灯のランプが灯り、倉庫群がライトアップされたロマンチックな「小樽運河」

明治時代から商都として栄えた小樽は、当時から残る石造りの建物や倉庫が立ち並び、レトロな雰囲気が人気の街。札幌から電車で約30分とアクセスが良いこともあり、夜のライトアップを目当てに多くの観光客が訪れます。
小樽で注目のスポットは石造りの倉庫を再利用した「北一硝子 三号館」。館内に所狭しと並べられたガラス製品にランプのやさしい灯りが反射し、幻想的な雰囲気を醸し出しています。こちらに来店するおすすめの時間は毎朝8:45のオープン直後。スタッフがランプを一つひとつ点灯していく作業が、まるでランプに命を吹き込む儀式のようです。
▲スタッフが手作業で石油ランプを点灯していく

店内には167個のランプがあり、すべてを点灯するまで約20~30分。なんとも幻想的な光景に、うっとりとしてしまいます。
ランプをすべて点灯するまでは壁面の照明がついていますが、営業中は照明が消され、ランプのほのかな明かりだけでフロアを照らします。
北一硝子は、石油ランプの製造販売業として明治34(1901)年に創業。電気が普及していなかった時代ですので石油ランプは生活必需品。その当時の雰囲気を今に伝えるため、この演出を施しているそう。
館内には喫茶スペースもあり、モーニグコーヒーとスイーツを楽しむことができます。人気のメニューは「びっくりシュークリーム」でなんと直径15cmというビッグサイズ。朝食には十分なくらいのボリュームで、2~3人でシェアしても良さそうです。
街並みが観光客に人気の小樽ですが、「ニセコ積丹小樽海岸国定公園」として、北海道で唯一の海域公園にも指定されており、その海岸の景観も小樽の魅力の一つです。
「小樽ファンクルージング」では、そんな海からしか見ることのできない絶景スポットを見学できるクルージングを行っています。
▲鍋の取っ手「つる」に似ていることから名付けられた「つるかけ岩」

小樽北部の高島港を起点に断崖絶壁が続く「オタモイ海岸」や神秘的な「青の洞窟」を巡るAコース(80分間)と、小樽市を8つの地区に分けて代表的な景観を選定した「小樽八区八景」にも選定されている「恵比須島」などを巡るBコース(60分間)がおすすめです。
▲海から望む「オタモイ海岸」の絶景(Aコース)

「オタモイ海岸」は、標高200m前後の急峻な崖と奇岩が連なる迫力満点の景観が魅力。昭和初期には「龍宮閣」という遊園地があり多くの人でにぎわっていた痕跡を見ることもできます。
▲「青の洞窟」。その日の天候によって海面の色が変わるという神秘的なスポット(Aコース)

「青の洞窟」ではアクアブルーに輝く海辺の洞窟の中をボートで通り抜けます。シャッターチャンスがいっぱいです。
▲「恵比須島」は立入禁止区域になっていて陸から近づくことはできない。海からなら間近に迫ることも(Bコース)

「恵比須島」はJR函館本線の車窓から見ることもできる巨大な岩山。「小樽八区八景」の一つでもあり、この辺りのランドマークとして親しまれています。
クルージングの後は陸に戻ってBBQも楽しめます(要予約・別料金)。海を見ながら、北海道の海の幸に舌鼓を打つというのもいいですね。GWの家族旅行にもぴったりの体験です。
春を迎えたばかりのGWの北海道。まだ寒さが残りますが、冬にはできなかったアクティビティやアウトドア体験が続々と開催される時季でもあります。長期の連休を利用して、家族や気の置けない仲間と一緒に北海道を旅してみてはいかがでしょうか?
ぐるたび編集部

ぐるたび編集部

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