石川と岐阜を結ぶ「白山白川郷ホワイトロード」で大自然の絶景を満喫する爽快ドライブ!

2019.08.02 更新

石川県白山(はくさん)市と岐阜県大野郡白川(しらかわ)村を結ぶ「白山白川郷ホワイトロード」は、全国から人々がドライブに訪れる人気スポット。例年6月から11月上旬にかけて開通となり、新緑や紅葉のシーズンには多くの車や人で賑わいます。今回は岐阜県側からのルートをドライブしながら、その見どころをご紹介します!

▲紅葉シーズンの「栂の木(とがのき)台駐車場」(画像提供:石川県観光連盟)

岐阜県から石川県までの新緑ドライブ

「白山白川郷ホワイトロード」(以下、ホワイトロード)は、白山国立公園内にある全長33.3km(有料区間24.5km)標高差1,000mのドライブコース。金沢や加賀温泉郷、世界遺産の白川郷や飛騨高山にも近く、道中も四季折々の景色を楽しむことができます。

東海北陸道・白川郷ICから車で約5分。ホワイトロードの始点となる馬狩(まがり)料金所にやってきました。
▲普通車の通行料金は片道で1台につき1,400円、往復は2,200円(税込)

ホワイトロードに入り車を進めていくと、みるみるうちに標高が高くなっていきます。とにかく緑が濃い!思いっきり深呼吸したくなる気分ですが、まだまだドライブははじまったばかりです。
▲大きなカーブが続きます

まずは「情報ハウス」で情報をゲット!

10分ほど走り連続するヘアピンカーブを抜けると、まずは標高1,200m地点にある「蓮如(れんにょ)茶屋」に到着しました。この地域に仏教(浄土真宗)を伝えたとされる蓮如上人が布教のために歩いた道筋に建てられたことから名付けられています。

軽食からお土産まで揃う「蓮如茶屋」はホワイトロードで唯一の休憩スポット。しかし、この日はあいにく閉まっていました。残念。
▲蓮如茶屋の営業時間は、6~8月は7:00~18:00、9月~11月は8:00~17:00。11月11日~翌6月上旬まで休業しています
蓮如茶屋の隣にある「情報ハウス」では、ホワイトロードに関する映像や、近隣マップなどが紹介されています。
▲各種パンフレットも揃っているので、旅の下調べにも便利
「蓮如茶屋」がある駐車場からさらに階段を上ると、樹齢300年ほどの見事なブナの原始林が残された「ブナのこみち」が整備されています。少し散歩してみましょう。
▲「白川郷展望台」と書いてある階段を上っていきます
▲「ブナのこみち」の看板を目印に、進んでいきましょう

背の高いブナが現れてきました。あちらこちらから鳥のさえずりが聞こえ、おとぎの国に迷い込んだよう。
▲この日はあいにくの天気で人が少なく、ブナの原生林をひとりじめ

「ブナのこみち」はゆっくり歩いて15~20分のコース。天気によっては足元がぬかるんでいることもあるので、ヒールのある靴よりスニーカーが便利です。
▲途中の「白川郷展望台」からの景色。山の天気は変わりやすいので、雨でも突然視界が開けることがあります

トレッキングも楽しめる「三方岩岳」

次にやってきたのは、標高1,445mとホワイトロードで最も高い場所に位置する「三方岩駐車場」。
▲「蓮如茶屋」からさらに車で10分くらいの場所にあります
▲梅雨の時季にもかかわらず場内にはまだ雪が!標高の高さがわかりますね

こちらの駐車場内の展望台からも、素晴らしい景色を眺めることができます。
▲思わず「やっほー!」とさけびたくなるような景色です

三方岩駐車場からは標高1,736mの「三方岩岳」に向けたトレッキングコースもあります。山の稜線沿いを歩くので平坦な道が多く、初心者の方におすすめ。駐車場から「三方岩岳」は片道1時間弱のコースなので、気軽にトレッキングを楽しめます。

トレッキングの際は車道を歩いて駐車場まで戻ることができないので、下山する場所に同行者の車を停めておくか、歩いてきた道を戻りましょう。
▲夏〜秋にかけて、珍しい草花を見ることもできます

トレッキングコースの途中にある分岐点から岐阜県側に向かうことも可能です。こちらはちょっと急なので、足腰に自信のある方はぜひ!

日本三霊山の一つ、白山をのぞむ「栂の木台」と「白山展望台」

山々を縫うように車を走らせていくと、車窓から緑のグラデーションを楽しむことができます。
▲真っ青な空と深い緑の山々。まるで絵画のようです

三方岩駐車場から5分ほどのトンネルの途中には県境が。岐阜県から石川県に突入です!
ホワイトロードでぜひ眺めたい絶景が、標高2,702mの「白山」。富士山、立山とともに日本三霊山の一つで、古来より信仰の山として親しまれています。

三方岩駐車場から10~15分ほど車を走らせた場所にある「栂の木台」と「白山展望台」は白山を一望できるビュースポットなのです。
▲「栂の木台」は県境付近の石川県側に位置する駐車場。周辺にはブナの原生林が広がります

先ほどご紹介したトレッキングルートにもつながっている「栂の木台」。ここから徒歩25分の場所にある「ふくべ谷上園地展望台」からは白山山頂部や三方岩岳が遠望できます。
▲思わず「やっほー」と叫びたくなる「ふくべ谷上園地展望台」

栂の木台からさらに5分ほどの場所にある「白山展望台」からは白山の主峰である御前峰(ごぜんがみね 標高2,702m)、大汝峰(おおなんじみね 標高2,684m)、剣ヶ峰(けんがみね 標高2,677m)がくっきり見えるはずなのですが……。
しかし、あいにくの天気。
残念ながら、この日は見えませんでしたが、天気の良い日は下の写真のように見えるそうです。
▲白く見えるのが白山!大パノラマの景色が広がります(画像提供:岐阜県観光連盟)

混浴や足湯も楽しめる日本の滝100選の「姥ケ滝」

「白山展望台」からさらに15分ほど車を走らせると、「蛇谷(じゃだに)園地」に到着しました。ここでは石川県で唯一、日本の滝100選に選ばれた「姥ヶ滝(うばがたき)」までの遊歩道が整備されており、清流を眺めながら散策できます。
少し急な階段を降りて遊歩道へ。このあたりもブナやミズナラの天然林が広がっています。
20分ほど歩くと、滝と「露天風呂」の看板が見えてきました。
岩肌をつたい、なだらかに落ちる落差76m、幅100mの「姥ヶ滝」。まるで白髪の老婆が髪を振り乱したように見えることがその名の由来となっています。
▲とても老婆とは思えないほど、優美で繊細な流れ

さらに「姥ヶ滝」の向かいには天然の温泉「親谷(おやだに)の湯」があり、滝を間近に眺めながら混浴露天風呂や足湯を楽しむことができます。
▲泉質はナトリウム-炭酸水素塩・塩化物泉。これを目当てに訪れる人も多いそう
▲タオルは要持参。脱衣所は簡易的なものしかないのでご注意を(画像提供:石川県観光連盟)

滝と温泉。なんて贅沢なロケーションなのでしょう!
▲足湯につかりながら滝を眺めていると、時間を忘れそう

ロングドライブの疲れも癒えること間違いなしですね!入浴料は無料ですが、閉門時間に間に合うようお気をつけください。

紅葉の時季こそベストシーズン!?

ホワイトロードは紅葉シーズンもおすすめです。紅葉の見頃は、例年10月上旬から11月上旬頃。標高の高いところは10月上旬から色づきはじめ、少しずつ低い場所へと広がっていきます。
▲雄大な山肌に木々が色づき、息を呑むような美しさです(画像提供:石川県観光連盟)
▲蛇谷園地から7〜8分の場所にある「ふくべの大滝」。落差が86mもあり、この滝の上にもうひとつ滝があることから「ふくべ(ひょうたんの意味)」と名づけられました
▲「ふくべの大滝」から車で3分ほどの場所にある、長さ70m、高さ45mある「蛇谷(じゃたに)大橋」。紅葉シーズンの眺めは格別です

さらに秋の紅葉シーズンには「モーニングタイム」と称し、早朝からの通行も可能です。詳しい日程は白山白川郷ホワイトロード公式ページでご確認ください。
運が良ければこんな雲海を見ることもできますよ!
▲真っ白な雲海と鮮やかな紅葉のコントラストが美しいです(画像提供:岐阜県観光連盟)

春は新緑と真っ白な白山、夏は避暑とトレッキング、秋は紅葉と雲海など、季節ごとにさまざまな楽しみ方がある「白山白川郷ホワイトロード」。たまには思いっきり自然を感じに、ドライブに出かけてみてはいかがでしょうか。
石原藍

石原藍

ローカルライター。 大阪、東京、名古屋と都市部での暮らしを経て、現在は縁もゆかりもない「福井」での生活を満喫中。「興味のあることは何でもやり、面白そうな人にはどこにでも会いに行く」をモットーに、自然にやさしく、心地よい生き方、働き方を模索しています。趣味はキャンプと切り絵と古民家観察。

※本記事の情報は取材時点のものであり、情報の正確性を保証するものではございません。最新の情報は直接取材先へお問い合わせください。
また、本記事に記載されている写真や本文の無断転載・無断使用を禁止いたします。

こちらもおすすめ

もっと見る
PAGE TOP