予約殺到のクッキー缶は宝石箱のよう!「恵那 銀の森」は森の散策と買い物が楽しめる食のテーマパーク

2019.08.03 更新

岐阜県恵那(えな)市の森の中にある「恵那 銀の森」(以下、銀の森)は、カフェやレストラン、パティスリーやマルシェなどが集まる、グルメをコンセプトにしたテーマパーク。「食べる」「買う」だけじゃない「銀の森」の多彩な魅力を紹介します。

▲国産どんぐり粉を使った大人気のクッキー缶「プティボワ」

恵那山の麓にあるおいしい楽しいテーマパーク

2011年にオープンした銀の森は、恵那の定番観光地「恵那峡」に行く途中にあり、車なら中央道自動車道・恵那ICから約5分、電車ならJR恵那駅からタクシーを使って約5分で到着します。名古屋からなら車で約1時間です。
▲第一駐車場から入口に向かうと看板がお出迎え!
銀の森の園内にあるのは、①カフェ&レストラン「森の食卓レストラン」、②「PATISSERIE GIN NO MORI」、③本格割烹「五節會(ごせちえ)」、④和菓子店「美栗舎(みくりや)」、⑤和惣菜と出汁の専門店「竈(おくど)」、⑥セレクトショップ「銀の森ショップ」、⑦テイクアウト専門店「健美一福(けんびいっぷく)」、⑧産直野菜売り場「銀の森マルシェ」の全8店舗。すべてのお店を「銀の森コーポレーション」が運営しています。
▲園内マップ。左下が入口です(写真提供:銀の森)

まずは遊歩道を歩いて「森の食卓レストラン」へ向かいます!
▲園内の散策は無料。「森の食卓レストラン」と「五節會」以外のショップは出入り自由です

まずはイタリアンのランチセットをいただきます!

「森の食卓レストラン」は、2019年4月にランチメニューがイタリアンビュッフェ形式からコースメニューにリニューアルしています。
▲広々とした店内。テーブル同士の間隔も広いのでゆったり食事できます(写真提供:銀の森)

ランチは、大人が2,160円、お子様ランチが1,404円。季節の食材を使った重箱アンティパスト(前菜)とパスタやピザから選べるメイン、サラダ、スープがセットになったコースです。
▲この日のメインは、パスタ2種類、ピザ2種類から選べました。筆者は一番人気というピザ「フレッシュバジルのマルゲリータ」をセレクト!
重箱アンティパストは、季節の食材を使った8種類。この日は写真左上から時計回りに、花白豆とベーコンのトマト煮、豚の角煮、アマゴと野菜のマリネ、フリッタータ、モロッコインゲンの黄身酢かけ、トマトのアンチョビソースがけ、茄子の揚げ浸し、季節の野菜入り鶏団子でした。
▲ピザは自分でカットしていただきます!

焼き立てのピザは、薄めの生地がカリカリで香ばしくておいしい!アンティパストは、味も食感も多彩で食べる楽しさがあります。スープはお代わり自由。お腹もいっぱいになりますが、気分的にも大満足のランチでした。
▲店内以外にもオープンエアのテーブル席もあり、どちらでも好きな方を選べます

ランチタイム(平日11:00~14:00、土・日曜・祝日10:30~14:00)以外にも、カフェメニューが用意されているので、園内を散策した後の休憩に使うのもオススメです。

ランチ後にはフレッシュジュースでひと休み!

ランチを楽しんだ後は、散策しながら園内に点在するショップに立ち寄りましょう。まずは、園の入口にある「健美一福」へ。
▲写真では文字が隠れていますが、大きな看板に「健美一福」とあります

「健美一福」は、スイーツやジュース、コーヒー、パニーニなどを売っているテイクアウト専門店。果実たっぷりのフレッシュジュースの他、自家製のジンジャーシロップや梅を使ったジンジャーエールや梅ジュースが特に人気だそうです。
この日の筆者のチョイスは、小松菜たっぷりの「緑の健康ジュース」(430円)。ニンジンやバナナ、パイナップルも入り、見た目と違って青臭さは全くなく、爽やかな甘さで超オススメ。お店のジュースの中でもリピート率No.1というのも納得のおいしさでした!
▲園内には各所に休憩できるベンチがあります
▲小川のせせらぎも心地よいです
▲ここからは「銀の森コーポレーション」広報の石松さんに案内してもらいながら散策します

早速、石松さんが遊歩道の上を指さします!
▲遊歩道の日除けになっている頭上の植物は葡萄でした!しかも実がなっています

「アジロンという品種の葡萄です。アジロンは実が落ちやすく栽培しづらいので、幻の葡萄とも言われているんですよ。収穫の時期には遊歩道が甘い香りでいっぱいになります。銀の森ではこの葡萄を使った濃厚な100%ジュースも作っています」と石松さん。
▲遊歩道を歩いていると、かわいい陶器の人形があちらこちらに!

ちなみに銀の森は、現会長・渡邉大作氏の祖父と父が始めた豆腐店が始まりで、大作氏が事業を引き継いだ後、冷凍おせちの製造を始め「銀しゃり本舗」という名前に変更。2011年7月の銀の森オープン後に、社名も「銀の森コーポレーション」になったそうです。

「森の食卓レストラン」の前菜が「重箱アンティパスト」となっていたのは、見た瞬間に華やかさを感じられるおせちがコンセプトだったんだと納得!

森の中に佇むオシャレな洋菓子店

しばらく歩くと……。
▲「洋菓子のお店」と書かれた看板が!
▲かわいい入口!覗いてみると……
▲店の真ん中に銀色の木が生え、青い床と壁が超オシャレな店内です

ここ「PATISSERIE GIN NO MORI」は、森で採れる木の実や果物を使った焼き菓子のお店。特に人気なのがどんぐり粉を使った焼き菓子の詰め合わせ「プティボワ」です。
▲筆者も当日は買えなかった「プティボワ」(写真は180mmサイズ缶)

「プティボワ」のクッキーは、国産のどんぐり粉を使い、どんぐり粉特有の苦みとほろほろとした食感が特徴です。クッキー缶は150mmサイズと180mmサイズの2種類あり、150サイズ(3,240円)には14種類、180サイズ(5,940円)には19種類のクッキーが詰まっています。
▲中に入っているクッキーの見本もありました(試食でなくて残念)。ヘーゼルナッツやレーズン、胡桃、木苺などの他、山椒やクマ笹、黒胡椒を使ったクッキーもあり、見た目にも多彩です!

「プティボワ」は、贈答用のお菓子として大人気で、現在は店頭で販売できる数がごく僅かなんだそう。フラッと訪れても買えない場合があるので、事前に電話で確認するのがオススメです。
▲「プティボワ」以外に、パイやコンフィチュールもあります

店内のオシャレすぎる雰囲気は、スイーツ好きじゃなくてもぜひ体験してほしいです。特にどんぐりの形のライトがかわいいので必見ですよ!

栗の産地だからこそ、栗にこだわる和菓子店

次にやってきたのは和菓子店「美栗舎」。もともと恵那市は、全国的に知られるほど有名な良質な栗の産地。そんな自然の恵みをたっぷりと使った和菓子を売っているのが「美栗舎」です。
▲木の香りのする風通しのよい店内。建物にも栗の木を使用しているそう

和菓子はおみやげ用に買えるだけでなく、店内の喫茶スペースでお茶と一緒に楽しむこともできます。
▲「和菓子付 冷やし抹茶セット」(594円)

この日のセットの和菓子は「栗きんとん水まんじゅう」でした。金箔の乗った透明な生地の中に栗きんとんが入っていて、見た目にも涼やか。しっとりとした水まんじゅうと甘さ控えめの栗きんとんの相性が抜群で、筆者は手土産(1個216円)として即購入しました。

珍しい出汁の専門店も!試飲できるのはもちろん……

遊歩道を挟んで「美栗舎」の向かい側にあるのが、和惣菜と出汁の専門店「竈」と本格割烹「五節會」です。
▲正面が「竈」の入口。右が「五節會」の入口

まずは「竈」に入ってみます。
▲商品が並んでいる陳列台の奥に……
▲大きくて赤いかまどが!

ここは、和惣菜と出汁の専門店ならではの試飲と試食ができるのが特徴です。
▲まずは出汁の試飲。この日は「竈出汁」「減塩竈出汁」「野菜出汁」の3種類
▲和食好きの筆者はテンションUP!

どの出汁も本当に旨みたっぷり!特に野菜出汁は、タマネギ、ニンニク、ニンジン、セロリが煮込まれ、ほんのり甘みがありそのままスープとして飲めると思ったほど!いずれもティーバックで売っていて、家庭でも簡単においしい出汁を取れるのが嬉しい。筆者は一番シンプルに出汁の旨みを濃く感じられた「竈出汁」(10g×30袋入/1,944円)を自宅用のおみやげにしました。
▲出汁の隣りには「辛子高菜」と「大葉味噌」の試食コーナーも!

どちらも白いご飯のお供に最適!季節によって試食できるものが変わるそうなので、季節ごとに訪れてみたいとも思いました。
「竈」の隣りの「五節會」は、お正月のおせちなどに見られる節句の文化や風習をコンセプトにした本格割烹。おせち料理にヒントを得た創作料理やコース料理など和の真髄を堪能できるそうで、結婚の顔合せや法事などで使う人も多いとのことです。
▲「五節會」店内。料理長のこだわりは掛け軸や生花にも表れていました(写真提供:銀の森)

芝生の上で遊べるピクニックエリアも!

竈を後にして、さらに遊歩道を歩いて行くと……。
▲遊歩道の途中に「ピクニックエリア」という芝生エリアがありました!
▲ウッドデッキでひと休み。目の前に見えるのがこの地域で寝観音とも呼ばれている笠置山だそう

遊歩道をひと回りし、「森の食卓レストラン」に隣接する「銀の森ショップ」にやってきました。
「銀の森ショップ」は、園内にある工場で作られた和洋菓子やご飯の副菜の他、全国のこだわりアイテムが集められたセレクトショップ。「美栗舎」「竈」「GIN NO MORI」で売っていたものの一部もここにあります!

そして、たくさんありすぎて迷ってしまう!という方のために……。
▲売れ筋BEST10コーナーがあるので参考になりますよ。第1位は筆者も買った「竈出汁」でした!

また、試食コーナーが各所にあるので、実際に味わってから選べるのも嬉しいポイント。
▲まずはスイーツの試食。左が「ガトーフロマージュ」(1,458円)、右が「真っ赤な果実のアップルパイ」(2,160円)です
▲試食用にひと口サイズにカットされた「ガトーフロマージュ」をつまようじでパクリ!

渡邉会長自らがオーストラリアに出向いて入手したチーズを使った「ガトーフロマージュ」は、濃厚だけど後味サッパリで食べやすく、ついもう一口と手が伸びる味。売れ筋BEST3になるのも分かります。
▲甘みの強いふじりんごを1.5個分使ったアップルパイ。こちらも試食はひと口サイズになっています
▲こちらはジャムの試食。左から「桃ジャム」「苺ジャム」「ルビージャム」(各150g/594円)。「ルビージャム」はピンクグレープフルーツのジャムです
▲そしてドレッシングの試食も!写真左から「木の子」「トマト」「ブロッコリー」(各518円)
▲売れ筋BEST2の「マルゲリータ」(1枚497円)以外にも豊富に揃う冷凍ピザ
▲パッケージがかわいいオリジナルブランド「カリテレモン」の焼き菓子「れもんさんのおうち」(248円~)

他にも、お酒やつまみ、お米、アイス、はちみつなど、「銀の森ショップ」に揃うアイテムはとにかく種類が豊富。見てまわるだけでも楽しめること間違いなし!
最後に「健美一福」の隣りにある「銀の森マルシェ」に立ち寄ります。
▲店頭にも野菜の入ったカゴがならんでいます

ここは、“新鮮・安心・安全”をキーワードにして、地元で採れた野菜や果物が並ぶ直売所です。
▲色とりどりの季節の野菜が棚やカゴに並んでいます

生産者の名前が入った野菜や果物は、道の駅で売っているようなスタイルなのですが、筆者が何より驚いたのはその値段の安さです。キュウリ3本で80円とか、ナス4本で150円とか、近所のスーパーではありえません!(生産者や日によって価格は変わります)
▲これだけ買っても約1,000円!

形は不ぞろいですが、新鮮で、安くて、(後日食べたら)おいしくて、このマルシェ目当てにまた行きたいと思うほどでした!
ということで「銀の森」の全8店舗をまわってみました。
「おいしいもので人のしあわせをつくりなさい」というのが渡邉会長の口ぐせだそうで、それをスタッフ全員が心に留めてお客さんと接しているような雰囲気が、個人的にはとても印象的でした。

定番商品も季節によって変わる商品も、森の遊歩道も、大人気のクッキーも、ゆっくりじっくり味わって楽しめるものばかり。ふらりと訪れて元気になれるのはもちろん、慌ただしい日常に疲れた時なら心も体も癒される、そんな食のテーマパークです。今度の週末、訪れてみてはいかがでしょうか?
▲森の食卓レストランにはキュートな顔出しパネルも!
※記事内の料金は全て税込です。
澤井敏夫

澤井敏夫

愛知県・清須市在住のライター。情報誌の編集制作、音楽事務所でのマネジメント業務を経て独立。読書と落語鑑賞とヨガが趣味。

※本記事の情報は取材時点のものであり、情報の正確性を保証するものではございません。最新の情報は直接取材先へお問い合わせください。
また、本記事に記載されている写真や本文の無断転載・無断使用を禁止いたします。
PAGE TOP