「世羅高原農場」の夏のひまわりは必見!春夏秋の絶景すぎる広島花名所へ行ってきた!

2019.07.24 更新

広島県へ旅行しようって考え中の人に、とっておきの絶景スポットをご紹介します。それが広島県のほぼ中央に位置する世羅(せら)郡世羅町の「世羅高原農場」。もう、絵本の世界に迷い込んだような素晴らしい眺めで、まさに“花名所”の言葉がぴったり。花摘みやクラフト体験、それにご当地グルメも味わえますよ。

元気がもらえる夏のひまわり絶景!

やってきたのは広島市内から車で約1時間20分の「世羅高原農場」。広島県東部の尾道市からは車で約50分の高原地帯で、標高500m前後の台地に形成された自然豊かな場所です。
▲世羅高原農場のエントランス

まず、入口で入園料(中学生以上800円、4歳以上400円 ※ともに税込)を支払って園内に。全国に花の名所はたくさんありますが、ここの魅力は何といっても春夏秋の花が楽しめること。それぞれ見頃の期間だけ開園していて、訪れるたくさんの人の目を愉しませています。
8月上旬~下旬には「ひまわりまつり」が開催されます。
▲夏は青空に映える黄色いひまわり

まぁ、見てくださいよ、昨年の「ひまわりまつり」のこの咲きっぷりとロケーション。スカッと抜けた青空や周囲の緑に映えて「ザ・夏!」っていう花絶景が広がっています。
広大な敷地が黄色で埋め尽くされる景色は、そりゃ美しいのなんの。
▲目を移せばイエローカーペットが一面に

世羅高原農場はなだらかな斜面と起伏を利用した敷地で、場所によっては見渡す限り黄色に埋め尽くされた景色を楽しむこともできます。さて、ここに咲いているひまわりは何本あると思いますか?数えてみましょう……、って絶対ムリムリ。何と約50種で110万本ですよ、110万本!これは筆者が知る限り、おそらく西日本最大級のスケールです。
▲ひまわりの迷路でスタンプラリー

「ひまわりまつり」では4歳~小学生の入園者はスタンプラリーのカードがもらえ、クリアするとプレゼントもあります。楽しそうでいいなぁ、大人にもやらせてくれればいいのに……と思っていたら、けっこう親のほうが熱くなっていたりすることもあるそうです。……でしょうねぇ。
▲併設農園の採れたてとうもろこしも

世羅高原農場には野菜農園も併設されていて、夏はそこで採れたとうもろこしを販売しています。採れたてだから生で食べても大丈夫ですが、もちろん焼きとうもろこしもおすすめ。ひまわりを眺めながらとうもろこしにかぶりつくなんて、夏ならではの醍醐味ですよね。
▲風鈴の絵付けで想い出づくり

他にも風鈴の絵付け体験(税込500円)や花摘み(税込1本100円)など、1日を楽しく過ごせる催しがいっぱい。2019年の「ひまわりまつり」は8月3日(土)~25日(日)に開催予定で、8月11日(日・祝)の「山の日」からお盆明けまでは約600本のひまわりを使った高さ約4mもある「ひまわりタワー」が入口に登場しますよ。

農場内の設備を知っておけば楽しみ倍増!

世羅高原農場はもともと葉タバコの生産組合として1978(昭和53)年に創業。畑が荒れないようにと緑肥にひまわりを植えたところ、次第に見物の人が集まるようになり、1995(平成7)年から花の観光農園として営業するようになりました。
▲「花はみんなをしあわせにする」と、代表理事の吉宗誠也(よしむねせいや)さん

「高原ならではの特徴あるロケーションで、たくさんの笑顔が生まれる花をお届けしたい」と語ってくれたのは、代表理事の吉宗さん。
春はチューリップ、夏はひまわり、秋はダリアを栽培し、今では年間の来場者数は約20万人。2020年には述べ入場者数が300万人に達する見込みというほどの人気ぶりです。
▲2019年で開園から25年。入場者数も年々増加

「その年にしか見ることができない花景色をお届けできるよう、毎年趣向を凝らしているんです」と、吉宗さん。そのためリピーターも多く、農場内の設備も年々充実しているそうです。
▲野球のグラウンドがすっぽり10面も納まる広い敷地

農場の総面積は約15万平方メートル。広島カープがホームグラウンドにしている「MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島」のグラウンド面積が約1万2,000平方メートルなので、驚きの広さです。一部は準備用地になっているものの、そのほとんどが花で埋め尽くされるんですから、そりゃあ花絶景にもなるわけです。
▲2007年に出来た「みはらしの丘」

毎年の目玉になっているのが、約1万5,000平方メートルもある「みはらしの丘」。斜面にせり出した展望台から見下ろす花畑で、取材したGWはちょうど「チューリップ祭」の開催期間中。20万本のチューリップを使った花絵が描かれ、2019年のテーマは「40周年を祝う花火」でした。
▲10万人近くが来園する「チューリップ祭」

「チューリップ祭」は例年4月中旬~5月中旬で、約300種75万本が植えられています。色とりどりで何だかウキウキした気分になりますよね。
▲広い範囲を見渡せる展望台も新登場

奥に見える展望台は2019年新登場の「フォレストデッキ」。園内のほぼ中央にあり、広範囲を見渡せる絶景スポットです。
▲木陰の休憩スペース

「フォレストデッキ」の横にはテーブルやベンチを置いた休憩スペースも。周辺や園内の随所には芝生広場もあり、レジャーシートを広げてピクニック気分を満喫している人もたくさんいました。
▲写真映え間違いなしの木製ブランコベンチも

メルヘンチックな時間を過ごしたいなら、花畑の中にある木製ブランコベンチやハンモックがおすすめ。園内の随所にあるので、お気に入りの場所を探してみるのも楽しそうですね。
▲ユラユラしていると寝落ちしてしまいそう

こちらは林の中に張られたハンモック。木陰なので、そよ風が気持ち良さそう。目を閉じたら最後、絶対に眠っちゃいますよ、これ!
▲「花つみコーナー」は随時移動

開園期間中は、園内のどこかで必ず花摘み(税込1本100円)が行われています。摘むといってもチューリップは球根ごと抜き取るので、家に持ち帰って長く楽しむことができます。いろんな品種や色があるので、どれにするか迷いそうですね。
▲春はビオラや菜の花なども

2019年の「チューリップ祭」では、入口からすぐの場所に新しく「高原四季の畑」も登場しました。ここには春が見頃のビオラやネモフィラ、ムスカリ、菜の花などが植えられていました。
▲秋は約550品種7,500株のダリアを楽しむことができる

そして、例年9月中旬~10月下旬には「秋のダリア祭」が開催されます。
▲カラフルな花絵も登場する

可憐な花やゴージャスな花など、その多様さはまさに百花繚乱。
▲約1カ月半の期間中、絶え間なく咲き続ける

2019年の「秋のダリア祭」は9月14日(土)~10月27日(日)の予定です。

ここでしか味わえないご当地バーガー!

園内で花を楽しみながら「何か食べたいな」と思ったら手軽なグルメも用意されています。
▲ワンハンドグルメのテイクアウトショップが並ぶ

「フォレストデッキ」の横では、ハンバーガーやフライドポテト、ソフトクリームなどを販売するショップが軒を連ねていました。
▲世羅町の味が詰まった「世羅高原豚×ゆり根ミルフィーユバーガー」(税込700円)

世羅町では2018年から町内の9店舗がそれぞれの「せらバーガー」を開発して、地域の農産物の魅力を発信しています。その内のひとつがバーガーショップで販売されている「世羅高原豚×ゆり根ミルフィーユバーガー」。脂の甘みが特徴の「世羅高原豚」をカリッと焼き上げ、トマトやレタス、ベビーリーフなどと重ねてゆり根のピクルスものっかっています。
▲特産のゆり根を使ったソースがポイント

食べてみるとチーズ入りのゆり根ソースがビックリするほど美味しく、香ばしい豚肉とも相性バッチリ。ゆり根ならではの甘さもあって、シャキシャキの野菜やゆり根のピクルスは食感のアクセントにも申し分なし。手軽とはいえ充分に満足できるランチになりました。
▲ルックスにも惹かれた「農場焼き」(1串税込400円)

こちらもオリジナルの「農場焼き」。世羅高原農場に咲く桜、チューリップ、ひまわり、ダリアの形をしたカステラ焼きで、しっとりきめ細かい生地には町内産の高級卵とハチミツがたっぷり練り込まれています。

あっ、そういえば桜のことはまだ紹介していませんでしたね。
▲シダレザクラも楽しめるように整備中

実は隣接した3万平方メートルの丘に2012年から「千本桜の丘」の整備が始まっていて、2019年4月にプレオープンしたんです。2020年からはシダレザクラを中心に約850本が楽しめるようになるそうで、来年以降が楽しみですね。
▲花を眺めながらのんびりできる「花カフェ」

フォレストデッキやバーガーショップのある中央エリアから緩やかな斜面を下ると、オープンテラスがある「花カフェ」も。
▲「本日のハーブティー」(税込410円)

花を眺めながらハーブティーでほっと一息なんて、優雅で癒やされますねぇ。店内にはハーブや花に関する雑貨もたくさんあり、自由に使える授乳室も設置されています。
▲オリジナルの小物づくり体験も

花カフェでは歯ブラシ立てや箸置き、キーホルダーなど、ドライフラワーを使ったクラフト体験(税込500円~)もできます。予約不要で所要時間は20分程度。プレゼントにも喜ばれると思いますよ。
▲花畑の散策は1時間30分〜2時間が目安

言うまでもありませんが、とんでもなく広い敷地なのですべてを見て回りたいなら歩きやすい靴で。主な園路は舗装されているのでベビーカーや車いすでも大丈夫ですが、花畑の中はもちろん土。花にぐ~っと近づくなら、少しの汚れは気にならない服装がおすすめですよ。

町内にはバラや芝桜の姉妹園も!

初春から晩秋にかけて、いつでも世羅町内のどこかで花が楽しめるようにと、世羅高原農場には2カ所の姉妹園もあります。
▲初夏と秋に開園する「そらの花畑 世羅高原 花の森」

世羅高原農場から車で約6分の場所にあるのは、イングリッシュローズに特化した「そらの花畑 世羅高原 花の森」。2019年は5月23日(木)~7月15日(月・祝)に「ローズフェスタ」を開催予定で、9月下旬~11月上旬にも「秋のローズフェスタ」が予定されています。
▲135品種7,100株を平面的にレイアウト

多彩な花形を見比べるエリアや香りの違いを楽しめるエリアなど、イングリッシュローズの特徴と魅力を活かした工夫もいっぱい。優雅でゴージャスな時間が過ごせますよ。
▲芝桜の名所「Flower Village 花夢(かむ)の里」

また、世羅高原農場から車で約20分の「Flower Village 花夢の里」では、例年4月中旬~5月上旬に約45万株もの芝桜が見頃になります。巨大な花絵もあり、見応え満点!
▲例年4月下旬~5月中旬にはネモフィラも

幻想的なブルーで目を楽しませてくれるネモフィラも見逃せませんよ。澄んだ青空の下では美しさも格別。心が洗われるような気分です。春はこちらにもぜひ行ってみてくださいね。
たくさんの花たちに囲まれると、幸せな気分になれますよね。皆さんもぜひ世羅町(世羅高原農場とその姉妹園)におでかけください。花好きの方なら感動すること間違いなしですよ。

※本記事に掲載している花写真の一部は、2018年以前に撮影されたものです。
廣段武

廣段武

企画から取材、撮影、製作、編集までこなすフリーランス集団「エディトリアルワークス」主宰。グルメレポートの翌日に大学病院の最先端治療を取材する振り幅の大きさと「NO!」と言わ(え?)ないフレキシブルな対応力に定評。広島を拠点に山陽・山陰・四国をフィールドとして東奔西走。クラシックカメラを語ると熱い。

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